宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

復活のアトラクス_VC200Lを載せてみた

2014-04-28 18:54:00 | 撮影機材
VC200Lを載せてみました。


VC200Lはレデューサを付けるとオフアキが入らないようです。
いつも1800mmF9ではたまらないので、無理にオフアキを入れることも
無いかと思いました。バランスウェイトも軽減できるので8cmF5アクロ
をこんな感じで付けてみました。SuperStarならこんなに大きなガイド鏡
は不要なのですが、まあ、何処に向けてもガイド星が見つかるのは
精神衛生上良いのでは?と思います。

レデューサを付けてオフアキを使うには、冷却CCD+12mm以下の薄型オフアキ
が必要です。デジイチでは無理。
APSCワンショットカラーのStarShoot V2.0なら楽勝で使えますが、
当面は外付けガイド鏡でやってみます。

私のモノクロ冷却CCDは2/3インチと小さいため、VC200Lではチョット焦点距離
が長すぎます。10cmF6ニュートン鏡筒での撮像環境は既に確立されているため、
これを使い続けることにしました。

復活のアトラクスは90S赤道儀システムと比べると、相当にデカイです。


90SシステムでひたすらL画像を撮っている最中はヒマです。
NarrowBandの場合は更にヒマです。
そこで、その時間を使ってVC200L + K-5Ⅱsでも撮影しようと思っています。

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復活のアトラクス_スーパーピラー完成

2014-04-25 20:07:00 | 撮影機材
ひのきピラーの天端をチェンソーでトリミングしながら水平を
出しました。始めに足部の水平を出しておき、ピラーを立てて
5Kgのバーベル錘を載せ、水準器で水平が出るまでトリミング
しました。




大変だったのはバーベル錘に穴を空けたり、M8タップを立てたり
する作業でした。鉄鋳物なので快削材なのですが、キリコが真っ黒
になります。何故かM8タップが物凄くきつくてまいりました。
M8_P1.25なので下穴は6.8mmなのですが、今回は7mmで空けました。
それなのにタップが折れるかと思うくらいギッチギチでした。
ひのきピラーへは100mmのコースレッドネジ8本で締結。
まあ、メチャクチャ丈夫です。

アトラクス側にも5Kgのバーベル錘を付けたのですが・・・


アトラクスのおへそがφ30mmなので、最低限30.2mmの穴が必要ですが、
28mmシャフト用とは言っても、そこはただの鋳物の錘。
穴径が適当で入りません。
まず、φ30.2mm以上になるようにフライスに載せてフライカッターで
ボーリングしました。これは思ったよりもすんなり完了。

しかし、

アトラクスを裏から締結するM12ナットを4mm程度沈ませる必要があり、
このフライス加工が難儀しました。
小型フライスの載物台に対してバーベル錘は大きすぎました。
しかも非力なので0.3mmずつしか削れません。
たったこれだけ掘るのに1時間以上かかってしまいました。
大きな工作機械が欲しい~!

自然素材ゆえ、金物が当たる箇所も平らではありません。
ノミと木工ヤスリで丁寧に面出ししました。
ここを適当にやってしまうと、各部ネジを締め付けた時にヨレて
精度が出ません。




何度も合わせ直します。


これで良いでしょう。


アトラクスとはM8X8本で締結します。
屈折などを使う場合のピラー延長もココで行います。


さて、

次はモータ+ドライバ関連とコントローラなのですが、
さてどうしたものか? 実はまだ未定なのです。(V)o¥o(V)

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復活のアトラクス_スーパーピラー偏

2014-04-23 19:56:00 | 撮影機材
30cmF4クラスを載せるには、このくらいやった方が良いでしょう(^^♪




アトラクスがちっこく見えますよ。
ピラー重量は45Kgぐらいじゃないでしょうか。
このピラーはですね、8年前に山から伐り出して来た88年生のヒノキ丸太です。
背割りを入れて8年間陰干ししたビンテージ物です。
だから、もう暴れないし強度もイイ感じに上がっています。φ220mm!

黒くて丸いのは5Kgのバーベル錘。
28mmバー用なので穴径が30mm弱でした。
アトラクスの台座はφ30mmのおへそにM12のタップが切ってあります。
ほぼピッタリですが、少しだけリーマーで仕上げないとなりません。
鋳物の文字が出っ張っていて邪魔なので、これはフライスで削ります。

足は90mm角、長さ1mの防腐処理角材です。
レベラーねじはM12で、裏からスリーブナットを入れてあります。
グラインダーで先っちょ丸め加工をしてあります。
Z金物ワッシャーとナットで固定もバッチリです。

何をするにも三脚すら無いのでは効率が悪すぎます。
と言うことで、始めにスーパーピラーを作った次第です。

あ、

玄関から・・・出せない(V)o¥o(V)

コメント (2)
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次のテーマはコレです。

2014-04-22 21:15:00 | 撮影機材
ニュー・アトラクスのジャンク(爆)が来ました。


モータも駆動回路もコントローラもバランスウェイトも無い。
三脚台座すら・・・ない。(V)o¥o(V)

何がどうなってうちに来たのかは謎ですが、
調べた結果、ウォームホイルとベアリングは大丈夫のようです。
実は半年以上前から転がっていたのですが、手付かずでした。
これにCCA250や30cmF4クラスが載るように改造したいと思います。
しかも、車で移動できるようにする。
鏡筒は当面VISACになるでしょうが、冷却CCDが2/3インチと小さいために
手強いのです。とても90sではやる気になりません。

写っている黄色いのは三脚じゃなくて、ピラーの一部として使います。
先日ホームセンターで買って来たカラー単管パイプを切断したもの。
バランスウェイトはバーベルの錘で、1枚2.5Kgを6枚買いました。
15Kgなり。1枚864円ですよ。
アトラのシャフトはφ25mmですが、この錘はφ26mmバー用。
丁度良いのがあるものですね。

自動導入をどうするかとか・・・

さて、どうなることやら。

コメント (2)
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2013年の夏に撮影したHubble Palette三点を再処理しました。

2014-04-15 19:08:00 | 天体写真(冷却CCD)
最近ようやくHubble Paaletteのコツみたいなものが掴めてきました。
NarrowBandと言えども標高が高い所で撮った方が良いに決まっています。
NGC7000は標高1140mの有間峠で完結、IC5067はHαのみ1140mで撮影し、
S2とOⅢは有間ダム湖畔の標高300mでの撮影です。
共に透明度、シーイングが良好でした。
vdb142は4.5等星のガーネットスターがやっと確認できる程度のぼやけた
空で、標高450mの林道で撮りました。2日かけて8時間40分も露光しました
がこの程度です。
元ネタが過去ログに埋もれていますので貼り直しました。

http://sky.ap.teacup.com/eti_forest/375.html


http://sky.ap.teacup.com/eti_forest/371.html


http://sky.ap.teacup.com/eti_forest/361.html


標高2000m以上で地上から隔絶された独立峰で撮れば、
日本の空でもかなり改善されるでしょう。(ジェット気流の弱い季節)
中途半端に標高が高くても、高原のように周りの地面も高いと地表熱
の影響で解像度が下がります。だから富士山五合目で撮ると実に抜け
が良い画像が撮れますが、入笠山だとイマイチぱっとしません。
同じ理屈で奥秩父よりも有間峠の方がNarrowBandには向いている気
がします。もっと言えば、スカイツリーの上とか良いかも(V)o¥o(V)
やっぱり島が一番かなあ~?

その前に、私の場合は作品を撮ろうと思っていない所が問題かも。
複数晩撮ってもカメラの回転角は一致していないし、露光も適当。
そんなことではNarrowBandの世界には入って行けませんね。

Hubble Paletteの最低条件。

S2 = 5時間 -+
Hα= 2時間  |合計10時間
OⅢ= 3時間 -+

これは私の10cmF6 Newtonianの場合です。
20cmF4クラスなら合計5時間で済むことになります。
この差は大きいです。ジプシー撮影で複数晩やらないと完結できない
のでは、効率が悪すぎます。やはり黄色いヤツが必要でしょう。
同じことが4時間で完結できそうです。


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K-3のでっかい版だった645Z

2014-04-15 13:15:00 | 撮影機材
出たか





SONY製素子。
LV+チルト付きだす。
Automatic Transmissoin機能が何気に嬉しい。

笑っちゃうのが35㎜フルサイズ機を徹底的にコケ落としている点。
よっぽど悔しい思いをして来たんでしょうね。そりゃそうだ。
ってこたあ~よ、35㎜フルサイズ機は出さないってことだな。
まあイイヤ。
ならばK-02が早急に必要なんじゃーないでしょうか?

*Automatic Transmissoin、K-5Ⅱsでも使えるようにしておくれ!


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デジイチで銀河の色が出ないので・・・

2014-04-11 15:38:00 | 天体写真
何故かデジイチで撮ると銀河の色がモノトーンになりがちです。
赤い星雲も結構写るK-5Ⅱsでもあまり出ません。
本気で枚数を稼いでいないから?

モノクロ冷却CCDで気合撮りしたつもりで再処理したM31ですが・・・



どうなんでしょう?
海外オヤジはこういうの多いですよね~。あまり好みではありません。
元画像、データはココ↓
http://sky.ap.teacup.com/eti_forest/384.html

まあ、画像処理でイジクリ倒せばデジイチ画像でもこんな色が出せる
と言うことは解りました。

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三峰ヘリポート遠征_その3

2014-04-09 23:01:00 | 天体写真(PENTAX K-5Ⅱs)
M106周辺は完全に月没後の撮影です。
シーングが良く、ガイドも安定していて1時間車内で寝られました。

M106周辺 , 4X900s=60min Total


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撮影日時:2014年4月9日 2:27:44~3:13:14
撮影場所:三峰ヘリポート駐車場
気温:3℃
シーング:5/5
透明度:3/5
カメラ:PENTAX K-5Ⅱs
撮像鏡筒:10cmF5.23 Newtonian( 卍スパイダー)
感度:ISO800
画像処理:SI7でRAW処理→cs5で処理
赤道儀&ガイド:高橋90s + SSAG + PHD
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三峰ヘリポート遠征_その2

2014-04-09 21:36:00 | 天体写真(PENTAX K-5Ⅱs)
M51は完全に月明中撮影、マルカリアンの銀河鎖は撮影途中で月没という
中で撮影しました。フラットが上手く当たらずにムラになってしまいました。

M51 2倍トリミング , 5X300s=25min Total


ピクセル等倍切出し


マルカリアンの銀河鎖 2X600s=20min Total


シーングは最高レベルでしたが、ピントが少し甘いようです。
光軸は合っています。
電動フォーカサーの必要性を感じました。


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撮影日時:2014年4月8日 23:54:12~1:42:44
撮影場所:三峰ヘリポート駐車場
気温:3℃
シーング:5/5
透明度:3/5
カメラ:PENTAX K-5Ⅱs
撮像鏡筒:10cmF5.23 Newtonian( 卍スパイダー)
感度:ISO800
画像処理:M51はPDCU4現像→cs5で処理
       マルカリアンはSI7でRAW処理→cs5で処理
赤道儀&ガイド:高橋90s + SSAG + PHD
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三峰ヘリポート遠征_その1

2014-04-09 13:27:00 | 天体写真(PENTAX K-5Ⅱs)
いや、ホント久し振りの三峰ヘリポートですよ。
月没が1時42分ってことで夜中にノコノコ行って来ました。
まあ、明け方の夏物先撮りが出来ればいいかな?程度のお散歩です。





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撮影日時:2014年4月9日 3:39:42~3:50:38
撮影場所:三峰ヘリポート駐車場
気温:3℃
シーング:5/5
透明度:3/5
カメラ:PENTAX K-5Ⅱs
レンズ:SAMYANG 85mmF1.4(4.0)
感度:ISO800
露光時間:5分の1カット勝負
画像処理:PDCU4現像→cs5で処理
赤道儀:高橋90sノータッチトラッキング
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K-5ⅡsとSAMYANG 85mmF1.4(4.0)の組合わせは、相変わらず惚れぼれする
解像感と発色です。四隅までバッチリ点像のドシャープ画像。
今年こそは2000m以上の山に持ち込んでアンタレス周辺を極めたいと
思っています。

月が明るいこんな日にゃあ誰も居ないだろうと思っていましたが、
お一人いらっしゃいました・・・ツワモノです。

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