宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

自作フラットナー・レデューサーの本領発揮

2012-10-16 16:40:00 | 天体写真(PENTAX K-5 LimitedSilver)
今週末に来るであろうK-5Ⅱsとの比較のため、K-5として
最高の絵を撮っておく必要がありました。
先日作ったフラットナー・レデューサーとLPS-P2を組み込み、
栃本広場で撮って来ました。
M31


M45


NGC6960付近


--------------------------------------------

<撮影データ>

撮影日時:2012年10月15日 19:24:10~01:31:58
撮影地:栃本広場
星空指数:70点(撮影中にモヤ?発生あり)
気温:8℃

カメラ:K-5LS
撮像鏡筒:MIZAR 10cmF6 Newtonian -> F5.23
       (フラットナー・レデューサー使用)
フィルタ:LPS-P2

露出時間:ISO3200 , 7min X 8 , 56min Total
ダーク画像:***
フラット画像:***
フラット用ダーク画像:***

赤道儀:TS-90S
ガイド:5cm fl=250mm + SSAG + PHD

画像処理:PDCU4 , CS5

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入笠山天体観測所にて

2012-05-22 20:56:00 | 天体写真(PENTAX K-5 LimitedSilver)
5月18日夕~19日明け方にかけて入笠山へ行って来ました。
昨日は金環日食があったので、前後しますが今日アップします。
予想通り気温が低くなり、-2.3℃まで下がりました。
今回は90S赤道儀をスライディングルーフ(2F)まで持って行き、
他の赤道儀の隙間にセッティングしました。
しかし、赤緯軸グリスが固くなってモータが脱調して使えなくなった
ため、赤緯方向のガイド修正をOFFにしなければなりませんでした。
だから星像が丸くありません。う~ん情けない!

隙間にセッティング


撮影中はコタツに入れます。


K-5はISO800と1600の間に解像度ジャンプが明らかにあります。
よって、今回は全部ISO800で撮影しました。

しつこくもM65,M66,NGC3628 , 900sec X 2


しつこくもM51 , 600sec X 2


M8 , 600sec X 1


<共通データ>

撮影日時:2012年5月18-19日 20:05:33~02:46:11
撮影地:入笠山天体観測所
星空指数:入笠山として70点
気温:-2.3℃
カメラ:K-5_RAW
レンズ:10cmF6反射
感度:ISO 800
WB:Auto
トリミング:2倍(1200mm相当)

赤道儀:TS-90S
ガイド:50mm , fl=250mm + SSAG + PHD Guidingによる自動ガイド

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金環日食

2012-05-21 17:03:00 | 天体写真(PENTAX K-5 LimitedSilver)
なんと晴れました!
埼玉県入間市は朝から良い天気で、全行程を撮影できました。




今回も家族総出+ご近所の方沢山で観測。


ピンホールレンズの実験




間接撮影も


あ~、やっと終わった。なんてラッキーなんでしょ。
昨年の皆既月食も最高の条件で観察できましたが、今回は本当に
ピンスポットの条件だったのではないでしょうか?
撮影は適当ですが、子どもたちに良い経験をさせてあげられたこと
が一番大きいですね。

コメント (2)
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入笠山で撮影した天体です。

2012-05-01 02:43:00 | 天体写真(PENTAX K-5 LimitedSilver)
28日夜半~29日未明にかけて撮影したものです。
今、手元に画像処理PCが無く、ThinkPadとPaintShop Pro X
でのとりあえず画像です。今回初めてPaintShop Pro Xで
いつもcs5でやっているプロセスをまねてみましたが、
ほぼ同じような感覚で出来るんですねえ~。
大昔からこのソフトを便利に使っていましたが、本格的な
画像処理はいつもPhotoShopを使っていたので、こんなに
使えるとは思いませんでした。
SDカードのオマケでフル版のダウンロード権が付いて来た
ものですが、なんか得した気分。

M104 ソンブレロ銀河 , ISO 800


M4 , ISO 800


M13 , ISO 800


M27 , ISO 1600


M17 , ISO 3200


<共通データ>

撮影日時:2012年4月29日 00:08:45~03:18:00
撮影地:入笠山1800m付近
星空指数:入笠山として60点
気温:5℃
カメラ:K-5_RAW
レンズ:10cmF6反射 , 1200mm相当にトリミング
感度:ISO 800 , 1600 , 3200
露出時間:300 sec X 2 Compositeなど
WB:Auto
赤道儀:TS-90S
ガイド:80mm , fl=400mm + SSAG + PHD Guidingによる自動ガイド

AutoGuide Para : R.A. Aggressiveness -> 100
DEC. Guide Mode -> OFF
Calibration Step -> 500 ms
Min.Motion -> 0.15
Gain -> 95%
Force Calibration -> checked!

----------------------------------------------------

画像処理:PaintShop Pro X

今回は極軸がとても良く合っており、赤緯モータの無い90S
赤道儀でもバッチリ追尾が決まりました。

--- 5月1日追記 ---

いつも通りPhotoShop cs5 で処理したものを貼っておきます。
1000mm相当にトリミングです。

M104


M4


M13


M27


M17


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600mmノータッチ検証

2012-04-28 08:02:00 | 天体写真(PENTAX K-5 LimitedSilver)
栃本広場へ行ってニセPモーションの検証データを取って
来ました。晴れたのが3時からだったので薄明中です。
結論から言うと、総合的に±3”程度の赤道儀となりました。
トリミングしなければ流れているのが分からない程度です。

M57 , ISO 800 , 300sec


M13 , ISO 800 , 300sec


M13 , ISO 100 , 600sec


90S赤道儀のPモーションは10分なので、10分露出すれば
ニセPと合わせた総合的な追尾エラーとなります。
トリミングしなければ何とかなる程度なので、±3”程度には
なっていると思います。

M57のピクセル等倍切り出しも貼っておきます。
これはまったく流れていません。


今回はテスト撮影なので、どれも1枚画です。
ISO 800は、とてもキレイですね。

<共通データ>

撮影日時:2012年4月28日 03:36:24~03:56:35
撮影地:栃本広場
星空指数:栃本広場として80点
気温:10℃
カメラ:K-5_RAW
レンズ:10cmF6反射
感度:ISO 800
露出時間:300 sec X 1 , 600sec X 1
WB:Auto
赤道儀:TS-90S
ガイド:ノータッチトラッキング

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ニセPモーション修正後のテスト撮影

2012-04-25 00:17:00 | 天体写真(PENTAX K-5 LimitedSilver)
昨晩は雨でしたが、夜半からの晴れ間を期待して
奥秩父まで行って来ました。23時から朝までは快晴。
初めに行ったニセPモーション測定は後日検証します。

M51


M64


NGC4565


M16


低空は水蒸気が多かったので色ムラが出ています。
K-5 , DAL18-55->18mmF4.5 , ISO800 , 420sec X 1


<共通データ>

撮影日時:2012年4月24日 01:10:54~03:37:03
撮影地:栃本ヘリP
星空指数:栃本ヘリPとして95点(低空に水蒸気あり)
気温:7℃ → 5℃
カメラ:K-5
レンズ:10cmF6反射、1200mm相当にトリミング
感度:ISO 3200
露出時間:300 sec X 4 Composite
WB:Auto
画像処理:cs5

赤道儀:TS-90S
ガイド:80mm , fl=400mm + SSAG + PHD Guidingによる自動ガイド

<AutoGuide Para.>

R.A. Aggressiveness -> 100
DEC. Guide Mode -> OFF
Calibration Step -> 500 ms
Min.Motion -> 0.15
Gain -> 95%
Force Calibration -> checked
コメント (2)
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1000mm相当にトリミングしてみました

2012-04-18 19:48:00 | 天体写真(PENTAX K-5 LimitedSilver)
たった10cmでここまで撮れるなんて感動的だなあ~










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オートガイダーのテスト撮影

2012-04-18 18:06:00 | 天体写真(PENTAX K-5 LimitedSilver)
三峰ヘリP着22時。想定外に良く晴れていました。

・赤緯軸ドライブは無し
・極軸望遠鏡での一発セッティングのみ
・トリミング無し
・AGテストの為、ピンは詰めていない

さて、どんなモンでしょうか?

M65,M66,NGC3268


M81,M82


M101


M8,M20(またもや薄明中)


<共通データ>

撮影日時:2012年4月17日~18日 23:09:00~03:54:16
撮影地:三峰ヘリP
星空指数:三峰ヘリPとして70点(凄い夜露!)
気温:5℃ → 0.5℃
カメラ:K-5
レンズ:10cmF6反射
感度:ISO 3200
露出時間:300 sec X 4 Composite
WB:Auto

赤道儀:TS-90S
ガイド:80mm , fl=400mm + SSAG + PHD Guidingによる自動ガイド

<AutoGuide Para.>

R.A. Aggressiveness -> 75
DEC. Guide Mode -> OFF
Calibration Step -> 500 ms
Min.Motion -> 0.15
Gain -> 95%
Force Calibration -> checked

等倍にすると流れているカットが多くありました。
検証の結果、赤緯方向にズレている模様。
計算上は現行デジイチのCMOSでも、極軸を2’角でセット出来れば
8分間は赤緯軸の修正は不要な筈です。 つまり、
旧タカハシの極軸望遠鏡を使い、一発セッティングでは4’角
程度がせいぜいだということですね。

まあ、それでもGA-4のガイドから解放されたので良しとしましょう。

<導入コラム>

今時は自動導入な訳ですが、僕のは古いので目盛環で導入です。
GN170みたいに恒星時目盛環ではないため、適当な天体を入れて
その時角をセットし、直ぐに目的の天体の赤経値に合わせます。
TS-90Sの場合、

赤経=10分 刻み
赤緯=2度  刻み

ひと目盛の1/4まで読めるので、赤経は2.5分(37.5'角)、
赤緯は0.5度(30'角)となります。
一方、
K-5に600mmの焦点距離ですと、視野角は2.26度X1.49度
となり、目盛環の導入でも視野内に入れることが出来ます。
前回、マルカリアンの銀河鎖をファインダーで入れようとしましたが
非常に苦労しました。今回は全部目盛環で一発導入可能でした。
自動導入機でも、高精度な恒星時目盛環が付いている赤道儀が
理想ですね。(メカとして美しい)

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素ノーマル K-5 ではこのぐらいが限界

2012-04-10 21:55:00 | 天体写真(PENTAX K-5 LimitedSilver)
去年の10月26日に撮影したNGC7000を再処理。
素ノーマル K-5 で破綻せずにHⅡ領域を出そうとすると、
この程度が限界のようです。(1200mm相当にトリミング)


<撮影データ>

撮影日時:2011年10月26日 22:47:40~23:50:10
撮影地:三峰ヘリP
気温:5℃ → 1℃
カメラ:K-5
赤道儀:TS-90S
ガイド:80mm , fl=400mm + 3Xバロー + GA-4による半自動ガイド
フィルタ:無し

レンズ:10cmF6 Newtonian , fl=600mm
感度:ISO 3200
露出時間:300 Sec X 8 Composite
ダーク減算:無し
フラット補正:無し
画像処理:Photosop cs5

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薄れゆく銀河・・栃本より

2012-04-03 15:16:00 | 天体写真(PENTAX K-5 LimitedSilver)
天体写真の基本、固定撮影です。
SAMYANG14mmF2.8(4.0) , K-5 , ISO400 , 5min


左は東京の、右は山梨市方面の光害です。
秩父で撮影する限り、この二つから逃れることは出来ません。
いっそ和名倉山の向こう側(一之瀬高原辺り)の方が良いかも
しれませんね。
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