宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

HyperStar for C-11でいろいろ

2020-11-17 17:50:00 | HyperStar for C-11関連

C-11+m4/3カメラでこれが撮れるってのは、凄いことです。
ただし、今回もバックフォーカスを間違え、+1.24mmも
長くなっています。よって、HyperStarの実力はもっと高いです。
次回こそリベンジせねば!!

M31 , G240 , 30X60s , 30min Total , DarkAndFlat


M42_HDR , 16m45s Total


IC434 , G240 , 16X60s , 16min Total , DarkAndFlat


NGC2244 , G240 , 9X60s , 9min Total , DarkAndFlat


強風で撮った画像が殆ど使えず・・・たった9分じゃね~

NGC7000 , G240 , 30X60s , 30min Total , DarkAndFlat


ぴ、ピンボケたぞ( ̄▽ ̄)

NGC7635 and M52 , G240 , 30X60s , 30min Total , DarkAndFlat


これもピンボケ。
そもそも、どれもこれもフォーカスバック+1.24mmのミスによって
ダメダメな画像です。モチベーション維持が難しい。
この程度の画像であれば、60mmF5のAPO鏡筒で撮れます。
いや、周辺減光やハンドリング難易度を考えると屈折の方が良いかも。
C-11は光軸がダダ動く鏡筒ですから、HyperStarでF2にした場合は
大変に厳しい条件となります。HyperStar自体に光軸調整機構と
写野回転機構が備わっていますが、撮影中には触りたくないですよねえ~。
でも、指向方向によって確実に光軸が狂ってしまいます。
それから、
以前にも書きましたが、HyperStarの取付けネジ径が大きいため、
副鏡セルガイドに”ピチッ!!”っとくっ付いてしまいます。
そうなると・・・取れません。
何せ、副鏡セルガイドごとクルクル回転しちゃいますから。
ええ、補正版の中心で無残にもかじり付いたHyperSatarと副鏡ガイドが
クルクル回って取れないのです。
解決するには、ドライヤーでHyperStarの大きなネジ部を加熱し、
少し大きくしてから回します。
それでも取れなければ・・・補正版ごと一旦外し、股に挟んで

グイッと( ̄▽ ̄)! イヤ、これ本当ですから。

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撮影日時:2020/11/08-13
撮影場所:入笠山天体観測所 標高1810m
天候:晴、弱風、結霜なし、後・・・強風
気温:1℃~-5℃
星空指数:80
シーイング:3/5-

撮像鏡筒:C-11+HyperStar, F2.0 , fl=560mm
カメラ1:ZWO-ASI294MC_Pro (Sony IMX294CJK Back Side Illuminated CMOS 4/3inch)
FilterWheel:***
コマコレクター:HyperStar for C-11

Gain:each
冷却温度:-0℃
露光:each
Dark:each
Flat:each
ファイルフォーマット:Fits

赤道儀:SkyMax改E-ZEUSⅡ仕様
ガイド:60mmF4ガイドスコープ + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3
極軸合わせ:***

ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:SharpCap3.2_Pro
現像ソフト:SI7
微調整:PhotoShopCC_2019
撮像用PC:Lenovo C340 Win10_64bit , USB_3.1C

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・HyperStarのバックフォーカスを間違えた。 +1.24mm ( ̄▽ ̄)!またかよ!

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30cmプライム撮影の結果いろいろ3

2020-11-16 19:41:00 | 天体写真(冷却CMOS)

やはり30cm鉄板プライム。
シュミカセとは安心感が違います。

M42HDR , G240 , 10X15s+5X30s+1X60s , 6min Total , NoDarkAndFlat


突然の強風で枚数が稼げませんでした。

IC434付近 , G390 , 20X180 , 60min Total , OnlyDark


改めて、どうやって良いか分からない程、凄いエリアですね。

M33 , G390 , 10X180s , 30min Total , OnlyDark


NGC1977 , G390 , 12X60s , 36min Total , OnlyDark


M1 , G390 , 4X60s , 4min Total , OnlyDark


NGC2264 , G390 , 30X180 , 1h30min Total , OnlyDark


これは結構決まりました。
やはりデジタル現像を掛けるなら、このくらい露光しないとダメみたい。

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撮影日時:2020/11/08-13
撮影場所:入笠山天体観測所 標高1810m
天候:晴、弱風、結霜なし、後・・・強風!
気温:1℃~-5℃
星空指数:80
シーイング:3/5-

撮像鏡筒:30cmプライム鏡筒, F4.0 , fl=1200mm
カメラ1:ZWO-ASI294MC_Pro (Sony IMX294CJK Back Side Illuminated CMOS 4/3inch)
FilterWheel:***
コマコレクター:旧パラコア2inch

Gain:each
冷却温度:-0℃
露光:each
Dark:each
Flat:each
ファイルフォーマット:Fits

赤道儀:SkyMax改E-ZEUSⅡ仕様
ガイド:60mmF4ガイドスコープ + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3
極軸合わせ:***

ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:SharpCap3.2_Pro
現像ソフト:SI7
微調整:PhotoShopCC_2019
撮像用PC:Lenovo C340 Win10_64bit , USB_3.1C

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30cmプライム撮影の結果いろいろ2

2020-11-16 18:32:00 | 天体写真(冷却CMOS)

NGC7626付近 , G390 , 10X180s , 30min Total , OnlyDark


反転


いったい、どれだけの銀河が写っているのだろう・・・
フラットを撮らなかったのが痛い。

Stefan5 , G390 , 7X180s , 21min Total , OnlyDark


約3億光年の彼方にある銀河です。
粉銀河は数十億光年の彼方にある訳で・・・

NGC7331 , G390 , 6X180s , 18min Total , OnlyDark


風強くガイド大ブレにて途中で終了・・・

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撮影日時:2020/11/08-13
撮影場所:入笠山天体観測所 標高1810m
天候:晴、弱風、結霜なし
気温:1℃~-5℃
星空指数:80
シーイング:3/5-

撮像鏡筒:30cmプライム鏡筒, F4.0 , fl=1200mm
カメラ1:ZWO-ASI294MC_Pro (Sony IMX294CJK Back Side Illuminated CMOS 4/3inch)
FilterWheel:***
コマコレクター:旧パラコア2inch

Gain:each
冷却温度:-0℃
露光:each
Dark:each
Flat:each
ファイルフォーマット:Fits

赤道儀:SkyMax改E-ZEUSⅡ仕様
ガイド:60mmF4ガイドスコープ + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3
極軸合わせ:***

ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:SharpCap3.2_Pro
現像ソフト:SI7
微調整:PhotoShopCC_2019
撮像用PC:Lenovo C340 Win10_64bit , USB_3.1C

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コメント (2)
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30cmプライム撮影の結果いろいろ1

2020-11-16 12:09:00 | 天体写真(冷却CMOS)

NGC253_HDR , G390 , 10X180s+10X60s , 40min Total , OnlyDark


NGC891 , G390 , 10X180s , 30min Total , OnlyDark


等倍切出し


NGC7293 , G390 , 8X180s , 24min Total , OnlyDark


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撮影日時:2020/11/08-13
撮影場所:入笠山天体観測所 標高1810m
天候:晴、弱風、結霜なし
気温:1℃~-5℃
星空指数:80
シーイング:3/5-

撮像鏡筒:30cmプライム鏡筒, F4.0 , fl=1200mm
カメラ1:ZWO-ASI294MC_Pro (Sony IMX294CJK Back Side Illuminated CMOS 4/3inch)
FilterWheel:***
コマコレクター:旧パラコア2inch

Gain:each
冷却温度:-0℃
露光:each
Dark:each
Flat:each
ファイルフォーマット:Fits

赤道儀:SkyMax改E-ZEUSⅡ仕様
ガイド:60mmF4ガイドスコープ + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3
極軸合わせ:***

ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:SharpCap3.2_Pro
現像ソフト:SI7
微調整:PhotoShopCC_2019
撮像用PC:Lenovo C340 Win10_64bit , USB_3.1C

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M74

2020-11-15 19:21:00 | 天体写真(冷却CMOS)

M74 , G390 , 8X180s , 24min Total , OnlyDark


これはテスト撮影です。
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撮影日時:2020/11/08-13
撮影場所:入笠山天体観測所 標高1810m
天候:晴、弱風、結霜なし
気温:1℃~-5℃
星空指数:80
シーイング:3/5-

撮像鏡筒:30cmプライム鏡筒, F4.0 , fl=1200mm
カメラ1:ZWO-ASI294MC_Pro (Sony IMX294CJK Back Side Illuminated CMOS 4/3inch)
FilterWheel:***
コマコレクター:旧パラコア2inch

Gain:each
冷却温度:-0℃
露光:each
Dark:each
Flat:each
ファイルフォーマット:Fits

赤道儀:SkyMax改E-ZEUSⅡ仕様
ガイド:60mmF4ガイドスコープ + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3
極軸合わせ:***

ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:SharpCap3.2_Pro
現像ソフト:SI7
微調整:PhotoShopCC_2019
撮像用PC:Lenovo C340 Win10_64bit , USB_3.1C

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レーザだけで光軸を合わせると・・・

2020-11-15 18:23:00 | 撮影機材
これは観測所の25cmF5.6ニュートン鏡筒の光軸合わせ
Before-Afterです。

Before(レーザだけで光軸が合ったと勘違いした場合)


こんなにメチャクチャな設定でも、レーザは戻って来ます。

After(コリメーションアイピースで再調整)


まだ十分ではありませんが、かなり改善されました。
スパイダーの調整代が足りず、これ以上は安易に追い込めないため、
ここまでとしました。尚、撮影はコリメーションアイピースの
ピンホールにPanasonic DMC LX7手持ち撮影ですから、
実際よりもズレて写っています。傾きを変えると結構変わります。
ただ、調整は眼視でやりましたので、もっとちゃんと調整されています。

火星の確認画像


ちなみに、
撮影はOr25mmアイピースにPanasonic DMC LX7手持ちコリメートです。
なかなか中央に来ないし、傾きもアヤシイ。
本当はもっと綺麗です。

この鏡筒は接眼部のガタ、タワミが大きく、レーザ調整には不適です。
なので、コリメーションアイピースだけで光軸を合わせました。

その後、
実際に天体を撮像した画像を見ましたが、星像の乱れは感じませんでした。

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30cmプライム鏡筒の光軸合わせ

2020-11-15 17:43:00 | 撮影機材
30cmプライム鏡筒の光軸が狂っているとのことで合わせました。

光軸合わせ完了後のテスト撮影(ハマル)


右上側が完璧ではありませんが、まあ80点程度で終了。
共同観測所ですから、定期的な機材整備が欠かせませんね。


主鏡洗浄とセンターマークの確認


アリャリャ!? 主鏡が随分とせり出しています。(2mmくらい)
これでは、主鏡脱落防止リングで思いっ切り圧迫してしまいます。


主鏡の9点支持機構の位置は、初めに定量的に決めておく必要があります。




アイマークを書き、安易に動かさないようにしておきます。
結局、主鏡脱落防止リングよりも-0.5mmとしてあります。
つまり、リングには触れていません。
また、
主鏡のサイドサポート6点も少し緩めました。
主鏡がスルスル回転する程度にしてあります。
ここもアイマークを入れておきました。


主鏡の光軸調整は3組のボルトセットで行います。

引きネジ


押しネジ


コリメーションアイピースで機械的なアライメントを詰めます。


スパイダーが光軸に対して直角になっていないかったので、止めネジ
の穴をヤスって1mmくらい拡大しました。

レーザを主鏡センターマークへ落とし、スパイダーをFixします。


これを3セット交互に繰り返して完了です。
厳密には鏡筒と光軸が平行になっていませんが、それで良いのです。
兎に角、接眼部基準で合わせ込むことが重要です。
ニュートンでも同じです。

センターマークへレーザが落ちるようにスパイダーを調整する。


コリメーションアイピースのセンターへレーザが戻るように主鏡を
調整する。これを3セット。


最後は、実際の星像で追い込みます。
機械加工の見た目と、真の光軸が合っている保証が無いからです。
今回は80点で完了させました。それが冒頭の画像です。

<注意点>

レーザは、あくまでも最終手段と現地確認用ツールです。
光軸がメチャクチャでも、接眼部へ単発レーザを戻すことは出来ます。

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HyperStar for C-11リベンジのつもりが・・・

2020-11-15 16:51:00 | HyperStar for C-11関連

超~~~久しぶりに撮影に行って来ましたよ。
この新月期は良く晴れますね!

一年半振りにHyperStar for C-11を使った訳ですが、またしても
しでかしちゃいました。フランジバックを+1.1mmも長く
設定してしまい、本来の星像になっていません。
本来の星像は↓でご確認を。
https://sky.ap.teacup.com/eti_forest/706.html







沢っ山撮影したのですが、流石にF2.0の光学系で1.1mmも間違えては
星像がダメダメです。せめてもの救いは、撮像カメラがm4/3だったこと。

M31 , G240 , 30X60s , 30min Total , Dark_Flatあり


右側はフラット画像ですが、ASI294MC-Pro(m4/3)でこれですからねえ~。
RASA14inchはフジのGFX100でもイイ感じで撮れるので、C-11+HyperStar
ならAPSCくらいは100%光量であってもらいたい。オシイなあ~。
まあ、
一番の問題点はC-11の光軸がフラフラ動くことですけどね。
天頂で合わせて赤道付近へ指向させただけで星像がダメダメに
なっちゃいますから。HyperStarでも直焦点でも・・・
光軸さえ動かなければ、C-11もC-14も良い鏡筒だと思います。

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撮影日時:2020/11/08-13
撮影場所:入笠山天体観測所 標高1810m
天候:晴、弱風、結霜なし
気温:1℃~-5℃
星空指数:80
シーイング:3/5-

撮像鏡筒:C-11+HyperStar, F2.0 , fl=560mm
カメラ1:ZWO-ASI294MC_Pro (Sony IMX294CJK Back Side Illuminated CMOS 4/3inch)
FilterWheel:***
コマコレクター:HyperStar for C-11

Gain:each
冷却温度:-0℃
露光:each
Dark:each
Flat:each
ファイルフォーマット:Fits

赤道儀:SkyMax改E-ZEUSⅡ仕様
ガイド:60mmF4ガイドスコープ + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3
極軸合わせ:***

ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:SharpCap3.2_Pro
現像ソフト:SI7
微調整:PhotoShopCC_2019
撮像用PC:Lenovo C340 Win10_64bit , USB_3.1C

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・HyperStarのバックフォーカスを間違えた。 +1.1mm ( ̄▽ ̄)!またかよ!

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