宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

理想のポータブル赤道儀を目指して・・・

2023-05-28 12:59:14 | SkyMax改イギリス式

ポータブル赤道儀であるからには、総重量を200Kg以下に抑えたいです。

ひとつの到達点がコレ。

何処でもC-14です。

全天死角無しで撮影できるため、TE低空のM16辺りを子午線越えで連続撮像できます。

総重量は170Kg程度です。

今は3D_CADがあるため、場所の取り合いや穴位置透視図、ViewPiont設定などが自由自在。

加工図を描くのも簡単で間違いがありません。

これはノーマルSkyMaxをエルボー型に改造した時のモノです。

青い部分がノーマル部品ですが、20Kgもある赤緯体が鏡筒側にあるため、

C-14を搭載するとバランスウェイトの重量がハンパ無いのです。

長いニュートン鏡筒は手強いです。

これも170Kg程度で許容範囲。

カメラ位置に制約が無いため使いやすいですが、いかんせん鏡筒が長くて風には敏感です。

ニュートン鏡筒を安定運用するためにはイギリス式が最高です。

初期の頃は肉抜きしておらず、総重量が225Kgもありました。

北側ピラーだけで60Kg!・・・基本、鉄ですから・・・

20Kg程抜きます!

楽に遠征が出来る様になりました。

が、しかし!

SkyMaxは赤緯軸の構造が弱いため、30cmニュートンクラスが限界です。

軸が短すぎるしベアリングも小さい。

ここを大改造してウェイトレスのダブル鏡筒化したいな~あと。

そうなるとC-14×2本とか、30cmRC×2本とか、40cmRCを遠征で使うなど妄想が広がります。

 

メンドクサイを楽しむ。

星より機材の真骨頂ココにあり(^^♪

 

コメント (2)
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Askar FRA300_Pro + K-1Ⅱでテスト撮影

2023-05-26 16:34:34 | 撮影機材

5月24日~25日 入笠山天体観測所。

晴れるかなあ~と思ってお山へ行きましたが、ほぼ薄雲り状態。

まあ、今回は他にもイロイロとやることがあったので良しとします。

ヘビーなSkyMaxに6cmのAskar FRA300_ProとK-1Ⅱで撮影。

作りもしっかりした5枚玉ペッツバール鏡筒ってことで、今は無きFSQ130EDのちっちゃい版

かもしれませんね。6cmとしては高価ですけど、ダウンサイジングには良い鏡筒だと思います。

テスト撮影ですから1カット3分で3枚~5枚程度のJPEGコンポジット、かつ、トーンカーブ

程度の処理しかしていません。本当は沢山撮っていたのですけど、殆どは薄雲で真っ白な画像

でした・・・

アークトゥールス付近 ISO3200 , 3X30s

イイ感じの色が出るのはデジイチの良い所ですね。

フルサイズ四隅まで点像、かつ、周辺減光も非常に少ないです。

輝星も美しい。

M100付近 ISO3200 , 3X180s

抜けの悪い空で3カットしか使い物にならず・・・

それでも、何時ものM100がしっかりと写っており、M98、M99、M88などの大きい銀河がハッキリと

分かります。細かい銀河も沢山写っており、チャート的に使っても便利そう。

フラットもダークも撮っていないのでアレですけど、本気撮りでも楽で楽で仕方ないでしょうね。

冷却系モノクロCMOSでLRGBHaO3S2をやってみたくなりました。 コリャ英和。

M13付近 ISO3200 , 3X180s

等光度曲線

ほう、こんなにフラットなんかあ~。

 

以下オマケ

 

ガスの中のカラフルタウン ISO3200 , 5X180s

青馬らしきエリア ISO3200 , 3X180s

この鏡筒の良い所は中心星像を犠牲にせず、フルサイズ周辺まで点像を結ぶところです。

同じAskar鏡筒でも、FRA400やFRA600のスポットダイヤグラムは中心星像が大きいです。

実写では実感できないとの記事もありますが、広写野で使う鏡筒だと思います。

それはそれで良きかな・・・ですけどね!

中心のシャープさではPHQ系が良さそうで、次回の購入候補になっています。

それにしてもAskarブランド凄いですねえ。

最近ZWOブランドでも同じと思われる鏡筒がラインナップされましたが、やや安価に

設定されているようです。

 

 

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