宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

バッテリーシステムのダウンサイジング

2023-07-31 12:00:10 | オフグリッド発電への道

バッテリーシステムばかり作ってどうすんじゃ!

 

・・・って話は置いておき。

 

アレコレ、ダウンサイジングしたのであった。

上からジャンクションボックス、バッテリーボックス、ドライエアボックス です。

コンテナケース11番と7番ですから、かなり小さいです。

手前が今回作ったポタ電、その奥が25番ケースに入った1536Wh電源+1200Wインバーター。

右は前回組んだ90D26L X 2台並列システム(バッテリーは屋外設置)。

ソーラー充電中。

電圧、電流計も装備。

使ったLiFePo4バッテリーはXZNYの18Ahを2台並列接続して36Ah(460Wh)です。

DC12V系出力は3連シガーソケットとΦ5.5標準ジャック。

正弦波インバーターはGIANDELの300Wタイプ。

460Whあるので、SkyMaxシステムでも1晩イケそうです。

 

<懸案事項>

 

ソーラーチャージコントローラはALL POWERS社の20A品。(2セット目の購入)

前回は90D26L X 2台並列だったので開放型鉛バッテリーでした。

今回はリン酸鉄リチウムイオン電池です。

RENOGY社のROVERシリーズでは一切トラブルがありませんでしたが、

このALL POWERS 20Aの設定をB03 = LiFePo4 とすると過電圧アラートで

インバーターが落ちてしまうのです。この時、電圧計には20Vなどパネル電圧

がそのまま出力されてくるような感じです。

満充電近くの14.5V以上になると発生します。

1台目がどうだったかなんてメンドクサくて確認したくありませんが、

実は1536Wh電源に付けてあるDOKIO社の20Aチャージャーでも同様の挙動を示すんです。

なので、

ALL POWERS も DOKIO も B01 = 鉛蓄電池 の設定にしてあります。

それでも14.2Vまでは上がるので、LiFePo4としては満充電になりませんが、

80~90%辺りで充電がフロートへ移行するので、かえってバッテリーには良さそうです。

 

なんでえ~??

 

と考えたところで、この安価(2,000円程度)な中国製品には無意味でしょう。

まあ、

鉛バッテリー用のつもりで使う分には便利なチャージャーではあります。

中・は・同・じ・で・す・か・あ・~( ̄▽ ̄)

 

-----  追記 -----

 

B03(LiFePo4)設定のまま、充電電圧設定をデフォの14.6V -> 14.4Vに再設定すると

14.4Vのままフローティング充電になるようです。14.5V以上の設定ではダメです。

満充電の14.5Vになると、突然20V(RENOGY 100W G3 パネル電圧)なんて電圧が

出て来ます。こうなると、GIANDEL 300Wインバーターの上限電圧16Vを大幅に

越えてしまうので、インバーターがエラーダウンしてしまいます。

まあ、

しばらくB03_14.4V設定で運用してみます。

怪しいならB01に戻します。

 

-----  追記 -----

ALL POWERSのサポートにメールでアレコレ聞いていましたが、

らちが明かないのでバラシてみました。

基板は美しく、特に問題個所も発見できませんでした。

そして再組立てしたらアラ不思議!

B03設定デフォ14.6Vでも正常に動作するようになりました。

実はLOAD出力が全く出て来ていなかったのですが、これも出るように

なりました。

 

なんで?

 

だからあ~

 

何でって考えたって無駄だって!

基板をアチコチテスターで当たりましたが、修正などは行っていません。

この手の安価なチャージコントローラを常設チャージャーとして使うのは

怖いですねえ。RISK OF FIRE ですね!

基板のバージョンは  2019/11 Ver,2.0  でした。

案外古いのねえ~。

まだリン酸鉄リチウムイオン電池が出始めの頃ではないかと。

う~ん、

2,000.-円で十分に楽しませてくれる奴ですな。

 

 

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ドライエアはバスタオルで良し!

2023-07-31 11:12:55 | 撮影機材

望遠鏡へ乾燥空気を送り込みたいからシリカゲル・・・

   |

   +ー>コレ、実はあまり効果が期待できません。

 

実はバスタオルが最強だったりします。

 

箱の底にΦ6程度の穴を数個空け、ふた側をソコソコ密閉するだけです。

本当はブクブクも使いたくありません。

流量少なく、配管が長いとパワー不足になります。

箱をエアチャンバーに改装し、DC12Vファンで加圧してバスタオル越しのドライエアを

送り出すように改良したいと考えています。

一番下がドライエアユニットです。

SkyMaxだろうが90sだろうがドライエアは必須です。

しかし今までの箱は大きすぎる上、統一性も無く使い難い物でした。

今回の機材整備で箱の大きさを統一しました。

 

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DesignSpark PCB11でArduinoシールド基板などを作る

2023-07-26 16:42:51 | ノンジャンル

天文用途でもイロイロ使えるArduinoシールドを作りました。

まあ、単なるアイソレートIO基板ですけど。

 

最近は機械系CADと電子基板製作系CADがシームレスに連携していて便利です。

組込み制御用マイコンボードもArduino系の出現によって敷居が下がりました。

一番は中国の基板製作メーカが非常に安く、早く、正確丁寧な対応で

ガーバ―ファイルを受け入れてくれるようになったことですね。

 

Arduinoシールド基板回路図

こんな回路図を書きますと、自動的にPCBレイアウトを作成してくれます。

それをアレコレ修正するとこうなります。

無料のGerberViewerソフトってのがWebブラウザから使えます。

これが便利でして、これが無いと自信をもってガーバーデータを入稿できません。

装置組み込み用の3Dデータを出力出来ます。

これは連携しているDesignSpark Mechanical 6.0用のデータ。

制御ボックスを設計する際に、場所の取り合いがハッキリします。

 

これは、今日1日で設計したLED調光基板です。

回路図を描くー>Translate to PCBでPCBレイアウトを生成するー>修正後にGerberFileセットを出力する

ー>中国の基板メーカへ入稿するー>数日で作ってくれる・・・の流れです。

DesignSpark PCB11に含まれる3D_Viewerの方がリアルです。

但し動作がモッサリしていて使い難いですけど・・・あっ、自分のノートPCが遅いのか・・・

3月末までは無料で使えたDesignSparkシリーズですが、4月以降はサブスクになりました。

ホーム (rs-online.com)

RSは日本でのサービス開始初期から使っていますけど、今となっては高いしチョットずれている

感じの商品ラインナップなんですよね。

電子部品は秋月やDigi-key、マルツオンラインの方が良いです。

機構部品はミスミ、モノタロウが便利よね。

先日はミスミのFRAMESで装置ガードを組みましたが、大変便利でした。

MISUMI FRAMES(アルミフレーム筐体設計ソフト)かんたんガイド | MISUMI(ミスミ) (misumi-ec.com)

これをイチイチ設計するのはお事だよね。

ミスミ様さま。

 

んで、

 

話しは戻るけど、サブスクになってしまったけど、

やっぱり基板CADは便利ってお話です。

ArduinoでもPICでもオペアンプでも何でも来やがれって感じです。(^^♪

良い時代じゃあ~~

 

 

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GN-26s遠征記

2023-07-22 18:40:29 | 撮影機材

2015年4月にオーバーホールしたGN-26sでの遠征記。

GN-26S赤道儀オーバーホール中_その1 - 宇宙(そら)を見上げて (goo.ne.jp)

GN-26S赤道儀オーバーホール中_その2 - 宇宙(そら)を見上げて (goo.ne.jp)

GN-26Sオーバーホール中_その3 - 宇宙(そら)を見上げて (goo.ne.jp)

GN-26S改_電気系統改造完了 - 宇宙(そら)を見上げて (goo.ne.jp)

300FN on GN-26S 理想の移動型撮影システム完成 - 宇宙(そら)を見上げて (goo.ne.jp)

これは三峰ヘリポート駐車場です。

これは埼玉県民の森駐車場

PENTAX K-3で撮ったアレコレ。(三峰にて)

ヘタレ接眼部の強化。

300FN搭載時。

GS300RC搭載時。

この鏡筒、カッコ良いのですが遠征向きではありませんでした。

観測所に設置するには良いと思いますが、アチコチ手入れが必須ですね(-_-メ)

一応、当時K-1で撮ったM42中心部を載せておきます。

解像感は流石です!

さて、

今日はやや涼しいので、季節外れですが300FN + SW_CCF4 + K-1フルサイズで撮ったM42を載せておきます。

やや涼しめの色合いにて・・・

 

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VISACと冷却CCDの頃

2023-07-22 18:07:05 | 撮影機材

関東平野を見下ろす有間峠より(台風19号で総崩れになって以来、復旧見込み無し)

明るいですけど、ここの雰囲気が大好きでした。

たいして視界も広くないし、熊やカモシカとも遭遇しましたが、

一人でぼーっとするには良い所でした。

 

VISACは良い鏡筒でした。

オフアキや専用接眼部を作って撮像を楽しみました。

このころは冷却CCDが主流でした。

ナローバンドは1カット30分とかやってましたね。

オフアキとNewAtlux_E-ZEUSⅡ改で快調に撮影していました。

 

・・・していました・・・ばっかりになってしまいましたが、

人生終わりにする訳ではなく、単に遠征に行けなくてネタ切れ中( ̄▽ ̄)

 

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ワンショットカラー冷却CCDの方が色が濃ゆい件

2023-07-22 17:28:40 | 撮影機材

30cmプライムにSSPRoV2ワンショットカラー冷却CCDと、

ASI294MC_Proを付けて撮像した過去画像なのですが、どうやっても

CCDの方がイイ色が出るんですよねえ~

ワンショットカラー冷却CCD_Sony ICX413AL(APS-C)

ワンショットカラー冷却CMOS_ZWO ASI294MC-Pro

撮像機材(昭和機械_30cmF4プライム鏡筒+旧パラコア2インチ)

ワンショットカラー冷却CCD_Sony ICX413AL(APS-C)

赤いHⅡ領域の描画が一発でこの色!

撮像機材(宇治天体精機_SR223+専用フラットナー)

ワンショットカラー冷却CCD_Sony ICX413AL(APS-C)

感度は低いけどダイナミックレンジが広いので、中心が飽和し難い。

撮像機材(ZWO-CN15F4)+SW_CCF4

Sony ICX285AL 2/3inch Mono_CCD_LRGB撮像

撮像機材(ZWO-CN15F4)

最新のワンショットカラーCMOSカメラは濃ゆくなったんかい!?

デジカメはメーカーの画像処理エンジンが素晴らしすぎるので良い色が出ますけど、

ワンショットカラーCMOSカメラは、ど~も苦手よ・・・

うーん、熊った・・・

 

 

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僕の原点、日野金属10cmF6_RFT

2023-07-20 17:17:32 | 撮影機材

43回目の主鏡洗浄。

一度も再メッキをやっていないけど、今でもピカピカなんだ。

ツメのR削りとギリギリチューニングで素晴らしい星像だよ。

10年前にやれることは全部やり、最近は出番が殆どない。

ミザール10cmF6鏡筒を日本一使い倒した男 - 宇宙(そら)を見上げて (goo.ne.jp)

それでもね、この鏡筒を眺めているだけで楽しいのです。

今となっては、この ”すばる望遠鏡方式もどきスパイダー” があまり意味の無いことだと

は知っている。でも、解像度はとても高くなりました。 

ケンコーAC No,3で作ったフラットナー・レデューサー。

APSCまで素晴らしい鋭像を叩き出してくれます。

工夫して工夫して、考えて考えて・・・

それで世界に1台しかない望遠鏡になりました。

当時34,000.-円で買ったRFT望遠鏡。

3,000.-円程度のAC No,3を組み込んで十分に通用する光学系になりました。

F6と言う、無理のないF値も、今となっては十分に明るい。

AC No,3でF5.21まで明るくなり、星像もシャキ!っとしています。

 

あまりお金を掛けなくてもね、天文機材沼は十分に深いものです。

 

毎年1回、主鏡洗浄をやるたびに思うのです。

何でもかんでもクリクリ クリクリ ポチっている自分を戒めるのです。

だから、ポチリヌス菌対策として、とても有効なんです。

 

梅雨時に 清い心を思い出し カビを落として 我が邪念をも水と流す・・・

 

 

真の原点は五藤光学のテレパック50と日野金属のH-100である。

小学校4年生の時、父が買い与えてくれた望遠鏡がテレパック50だった。

初めて見たオレンジ色の星が土星で、宇宙の神秘にハマったのさ。

あれから50年が過ぎたな。

僕は100歳まで現役で生きるので、残量が40年もある。

さて、

あと40回、この鏡を洗い続けることが出来るだろうか・・・

 

  世界の平和を祈る

 

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1級電気工事施工管理技術検定_1次検定合格

2023-07-20 10:03:34 | ノンジャンル

1次検定試験に合格出来ました。

全国で16265名受験し、合格者は6606名。

約40%の合格率でした。

グラフからも分かる通り、受験者の大半は電気工事業者の男性。

東京エリアは2300名程度が受験したようですが、会場は早稲田大学。

一部屋100人程度で割り振られ、多くの部屋を使っていました。

東京エリアって・・・広く関東一円だったのですね。

隣が仙台、新潟、名古屋ですから、あの日は皆大変だったのだなあ~。

さて、

2次検定が10月15日に決まったようで、ここでまた50%程度落とされます。

結局、1発合格できるのは20%程度の国家試験のようです。

学科はやれば出来るレベルですけど、私のようなモノにとっては実務経験を規定レベルまで

持って行くのが難関です。幸か不幸かコロナ禍で現場経験を積めたので1次検定は受験

出来ましたが、2次検定は管理実務経験の記述試験中心で3時間勝負だそうです。

少ない経験でどう持って行くか・・・うーん、2次は相当に対策しないと受かりそうも

ありません。受からなくても”技士補”の資格は得られるので、仕事の役には立ちます。

電気工事は建設業です。

建設業は現場仕事です。

現場仕事がある限り、仕事にあぶれることはありません。

 

天文台を建設するにも、大電流実験装置を開発するにも、電気(強電)の正しい知識と

資格が役に立ちます。一歩間違うと即死するので手抜きは出来ません。

この辺りが弱電系と違う所ですね。

柱は3本くらい立てておかねばなりません。

 

 

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3DプリンターELEGO Saturn 2を買ってみました。

2023-07-05 18:58:05 | ノンジャンル

これです。

三男が3D造形関連が得意なので使ってみて・・・と。

サンプルデータを印刷したのがコレ。

UV硬化レジンなんですけど、凄くしっかりとエッジが立っていてビックリ(◎_◎;)

内部のらせん階段とか手すりとか、機械加工では到底出来ないシロモノがアッサリ。

光造形物を ”プリントする” という表現に違和感バリバリなのですが、

この仕上がりを見せられるとチョット待てよ・・・と。

個人向けでは高価な部類らしいけど、こんな価格の装置でこのレベルが出来るのか。

細かい数字やロゴも綺麗に出ており、素晴らしい出来栄えに感動しました。

良い時代ですね。

 

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