アスコのスカイルック160Bという赤道儀をOHしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/ee/8be76b5b3d0b1b71ac1a84db437788f1.jpg)
1975年くらいに販売されていた機材です。
シンクロナスモーターで追尾を行い、微動は赤経も赤緯も
タンジェントスクリュー式です。
ベアリングは極軸に小さいボールベアリングが2個だけ。
赤緯軸はメタル受け、タンジェントスクリューなどのウォームネジ
も全てメタル受け。
・超絶高精度なハメ合い。
・キチンと吟味された材料を適材適所使い分けている。
良い機械と言う感じでした。
完全に、ビス1本まで分解洗浄。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/42/8d1d90764adbeb114f0c235811ea3f57.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/e5/fe3cab2b42aed93f31b74d0994b7c923.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/14/f118215e282ccb5f3c330ae84a08437a.jpg)
目盛環のアルマイトも腐食しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/98/bbf8fb18f28cf587a8cc2bd18a409419.jpg)
ベアリングは極軸に小さいのが2個だけ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/8b/f2ef9a9d07c0c163945eeca19a86b3be.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/6f/760c93fd7d38b51ec39c3dd772ff960b.jpg)
とにかく、軸などの篏合精度が半端なくピッタリ。
赤経軸、赤緯軸は言うに及ばず、例えばこのアイドラーギア。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/dd/36d8416a1fcc2111c3034de355711f82.jpg)
全くガタ無し!
バラすにも組むにもドライヤーでギアを加熱しないと抜けないし、入らない。
極軸とウォームホイールなんて、一発カジったらオシマイ。
赤緯軸はベアリングを使っておらず、トップの羽子板から
バランスウェイトシャフトまで通しで1本加工物。
これをメタル受け部に真っ直ぐに入れなくちゃいけない・・・
テーパーローラーベアリングなんて、本当に簡単ですよ。
ベアリングを使わないで高精度を出すには、
使用する金属の種類と場所をキッチリと考えて設計しないとダメ。
温度変化で全く動かなくなるか、ガタガタになる。
赤道儀なのだから、尚更ですね。
固着したグリスは、接着剤かと思うほどにガッチリくっ付いています。
何処かにセットビスでもあるのか?本当に接着されているのか?
ビクともしない場合でも、パーツクリーナーを流し込んで根気よく
溶かして行きます。ドライヤーで加熱してみます。
すると、
ある時、突然にスルリ~っと抜けたりするんです。
タンジェントスクリューもOH。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/87/3d8ba86692c3cb59631041bafb7dea7f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/9c/39502c63532ef339590e5146976e6ca4.jpg)
目盛環は旋盤で咥えてトリートメント。
アルマイトが剥がれない、ギリギリでなんとか再生。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/45/3a34f3a6e6f4598ca7923a8dc441e01a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/48/0bf890d3ba993afe52a40e150e73aa01.jpg)
鏡筒を載せる羽子板を新規で製作。M8X35mmピッチタップ穴11個付き。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/e9/b67abf68460b671ab5e0b6e5cfdb2fbe.jpg)
依頼主さん思い出の自作鏡筒に、少し加工をさせて頂きました。
こうすれば、手を放しても鏡筒が落ちません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/a2/2323616e3429d715f344d194f879f0a5.jpg)
鏡筒の固定はM8ボルト付きローレットツマミを旋盤で薄く加工。
これで工具レスになりました。
ちなみに、角型鏡筒だとアリミゾ+アリガタは使い難そうです。
今後の改造時には、10mm板を1枚挟む必要がありますが、
丸い鏡筒や、タカハシ規格の鏡筒バンドであればそのまま付きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/d8/536684d86fed68b4922441fbdeb5265b.jpg)
薄くしたのは、光路を妨げないようにするため。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/11/667c1f71e1198862f9f9ac47d57ee06f.jpg)
ええ感じだわ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/be/1e388779e9fcfb8f2d7640fc082ecf69.jpg)
しかし・・・そろそろ床がヤバイ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/af/b1180cecaf2ec6262d9f06c47e824024.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/ee/8be76b5b3d0b1b71ac1a84db437788f1.jpg)
1975年くらいに販売されていた機材です。
シンクロナスモーターで追尾を行い、微動は赤経も赤緯も
タンジェントスクリュー式です。
ベアリングは極軸に小さいボールベアリングが2個だけ。
赤緯軸はメタル受け、タンジェントスクリューなどのウォームネジ
も全てメタル受け。
・超絶高精度なハメ合い。
・キチンと吟味された材料を適材適所使い分けている。
良い機械と言う感じでした。
完全に、ビス1本まで分解洗浄。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/42/8d1d90764adbeb114f0c235811ea3f57.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/e5/fe3cab2b42aed93f31b74d0994b7c923.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/14/f118215e282ccb5f3c330ae84a08437a.jpg)
目盛環のアルマイトも腐食しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/98/bbf8fb18f28cf587a8cc2bd18a409419.jpg)
ベアリングは極軸に小さいのが2個だけ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/8b/f2ef9a9d07c0c163945eeca19a86b3be.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/6f/760c93fd7d38b51ec39c3dd772ff960b.jpg)
とにかく、軸などの篏合精度が半端なくピッタリ。
赤経軸、赤緯軸は言うに及ばず、例えばこのアイドラーギア。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/dd/36d8416a1fcc2111c3034de355711f82.jpg)
全くガタ無し!
バラすにも組むにもドライヤーでギアを加熱しないと抜けないし、入らない。
極軸とウォームホイールなんて、一発カジったらオシマイ。
赤緯軸はベアリングを使っておらず、トップの羽子板から
バランスウェイトシャフトまで通しで1本加工物。
これをメタル受け部に真っ直ぐに入れなくちゃいけない・・・
テーパーローラーベアリングなんて、本当に簡単ですよ。
ベアリングを使わないで高精度を出すには、
使用する金属の種類と場所をキッチリと考えて設計しないとダメ。
温度変化で全く動かなくなるか、ガタガタになる。
赤道儀なのだから、尚更ですね。
固着したグリスは、接着剤かと思うほどにガッチリくっ付いています。
何処かにセットビスでもあるのか?本当に接着されているのか?
ビクともしない場合でも、パーツクリーナーを流し込んで根気よく
溶かして行きます。ドライヤーで加熱してみます。
すると、
ある時、突然にスルリ~っと抜けたりするんです。
タンジェントスクリューもOH。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/87/3d8ba86692c3cb59631041bafb7dea7f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/9c/39502c63532ef339590e5146976e6ca4.jpg)
目盛環は旋盤で咥えてトリートメント。
アルマイトが剥がれない、ギリギリでなんとか再生。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/45/3a34f3a6e6f4598ca7923a8dc441e01a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/48/0bf890d3ba993afe52a40e150e73aa01.jpg)
鏡筒を載せる羽子板を新規で製作。M8X35mmピッチタップ穴11個付き。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/e9/b67abf68460b671ab5e0b6e5cfdb2fbe.jpg)
依頼主さん思い出の自作鏡筒に、少し加工をさせて頂きました。
こうすれば、手を放しても鏡筒が落ちません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/a2/2323616e3429d715f344d194f879f0a5.jpg)
鏡筒の固定はM8ボルト付きローレットツマミを旋盤で薄く加工。
これで工具レスになりました。
ちなみに、角型鏡筒だとアリミゾ+アリガタは使い難そうです。
今後の改造時には、10mm板を1枚挟む必要がありますが、
丸い鏡筒や、タカハシ規格の鏡筒バンドであればそのまま付きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/d8/536684d86fed68b4922441fbdeb5265b.jpg)
薄くしたのは、光路を妨げないようにするため。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/11/667c1f71e1198862f9f9ac47d57ee06f.jpg)
ええ感じだわ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/be/1e388779e9fcfb8f2d7640fc082ecf69.jpg)
しかし・・・そろそろ床がヤバイ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/af/b1180cecaf2ec6262d9f06c47e824024.jpg)