outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

絶滅危惧種のソデグロヅル

2014年04月03日 21時30分39秒 | 野鳥撮影
世界的に特に絶滅が心配される鳥類は三種なんですが、その一つの「ソデグロヅル」が徳島県鳴門市に迷い込んでいると聞いたので、今朝は早くから鳴門まで走りました

教えられた場所に行くと・・・待ってくれてたように・・・居りました。まあ写真を見てください。



大きいです。顔は赤いですが、全体は真っ白。



それなのになぜ「袖黒鶴」と名前が付いたかと言うと・・・この様に羽根を広げると・・・なるほどと納得



実はこのソデグロヅル、夏はシベリア辺りで過ごし、繁殖もしますが冬はインド北部に移動するのが普通なんだそうですが・・・

今まで日本では4か所に迷って飛来してるみたいです。 でも徳島に来たのは初めて。(迷鳥と言う)

徳島に来た時は三羽だったそうですが・・・夫婦の二羽は北へと旅立ったのに・・・この一羽は邪魔者扱いされたのか??残っています

普通ソデグロヅルが「渡り」をする時は「集団」なんだそうですが、三羽でも難しい長旅に一羽だけ残ってしまって大丈夫なのかと心配になります

鳴門辺りのレンコン畑には、キツネも居ないし野良犬も居ないから、一羽だけでも大丈夫でしょうが、仲間が大勢いて危険を知らせ合うのは命を守る上でも大事でしょう。

そんな心配をしながら・・・長い間写真を写しました。頭全体を水中に入れて、餌を食べています



エサはカエルやドジョウなど魚も食べますが、主に「植物の根」だそうで、レンコンの根でも食べてるんでしょう。 次はアップです



よ~く見てると・・・時々空を見てるような・・・



確かに空を見てる



見てると思うでしょ



仲間が来ないかと・・・見てるような気がしないでもありません



水を張ったレンコン畑を右に行ったり左に行ったり、移動してる時に足が水面に出ると、大きいです



正面顔は・・・余り美人ではありません(ソデグロヅルはオスかメスの判定が難しいそうですから、男前でないかも?人間の基準ですが・・・)



一般的に鶴の仲間は長生きで、20年も30年も生きるし、相手が死ぬまで夫婦関係なのが多いそうですから、この一羽は配偶者が亡くなったのか??

それとも・・・まだ相手が見つかって無いのか?? その辺は解りませんが・・・

最近まで一緒だった二羽が戻って来るのを待ってるのか? それとも他の仲間を待ってるのか??



やっぱり空を見てますよね



一羽だけでは危険な動物に襲われる可能性も高いですから・・・



最後のこの写真は「誰か来てよ~・・・」と言ってるみたいに見えました



でも現在世界中に200羽ほどしか居なくなってるそうですから・・・・

可哀想ですが、仲間が来ることはないでしょう。それと・・早く旅立たないと・・・暑くなると体力が持ちませんから・・・心配です

シベリアまでの長い旅が、無事であるように・・・皆さんも祈ってあげてください






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