朝日新聞
{栃木県鹿沼市で16日夕、豪雨で水没した軽乗用車の女性が死亡した事故で、県警が110番通報を受けたにもかかわらず、別の場所からの通報と勘違いし、警察官を現場に出さなかったことが24日分かった。市消防本部も119番通報を受けながら、情報の混乱から出動しなかったことが明らかになっている。
県警によると、16日午後6時21分、同市千渡の派遣社員高橋博子さん(45)から「車内に水が入ってきてドアが開かない」と通報を受けた。その2分前にも、通行人の男性から「軽乗用車が流されている」との通報があった。
しかし、通報を受けた通信指令課員は、南東約1キロ離れた高架橋下で起きた車2台の水没事故に関する通報と勘違いした。新井美雄・地域部長は「的確な受理ができずおわびする」と謝罪した。}
消防も警察も通報を受けながら、出動しなかった。謝罪すればすむ問題ではない。豪雨で水没した軽乗用車の女性は、頼るべき警察にも見放されて、苦しみながら死亡した。場所を間違えたでは、納得いかない。
{栃木県鹿沼市で16日夕、豪雨で水没した軽乗用車の女性が死亡した事故で、県警が110番通報を受けたにもかかわらず、別の場所からの通報と勘違いし、警察官を現場に出さなかったことが24日分かった。市消防本部も119番通報を受けながら、情報の混乱から出動しなかったことが明らかになっている。
県警によると、16日午後6時21分、同市千渡の派遣社員高橋博子さん(45)から「車内に水が入ってきてドアが開かない」と通報を受けた。その2分前にも、通行人の男性から「軽乗用車が流されている」との通報があった。
しかし、通報を受けた通信指令課員は、南東約1キロ離れた高架橋下で起きた車2台の水没事故に関する通報と勘違いした。新井美雄・地域部長は「的確な受理ができずおわびする」と謝罪した。}
消防も警察も通報を受けながら、出動しなかった。謝罪すればすむ問題ではない。豪雨で水没した軽乗用車の女性は、頼るべき警察にも見放されて、苦しみながら死亡した。場所を間違えたでは、納得いかない。