喜多院法興寺

住職のひとりごと

物忘れ、薬で抑えられる?こんな薬が出来たら老人は喜ぶ

2011-01-27 11:37:26 | Weblog
 {ラットの脳で学習や記憶を担う海馬(かいば)に、「インスリン様成長因子(IGF)2」と呼ばれる小型たんぱく質を投与して増強すると、忘却を抑える効果が少なくとも3週間続いたと、米マウントサイナイ医科大の研究チームが27日付の英科学誌ネイチャーに発表した。ヒトでも同様の効果が確認されれば、認知症や高齢化に伴う物忘れの程度を軽くする薬の開発につながると期待される。

 IGF2は、膵臓(すいぞう)で生み出され血糖値を下げるインスリンと構造が似ているが、全身のさまざまな組織で合成され、成長や組織の修復に重要な役割を果たしている。脳では特に海馬に多いが、年を取るにつれて減少する。

 研究チームは、記憶を調べるのによく使われる「恐怖条件付け試験」と呼ばれる方法で実験。ラットは暗い場所を好むが、飼育箱の暗い部分に入った際に足に弱い電気刺激を与えると、このことを覚えている限り、明るい部分からじっと動かなくなる。

 海馬でのIGF2合成量を調べると、電気刺激から20~36時間後に最も多く、記憶が時間の経過につれて固定されるとのこれまでの研究成果と一致。さらに海馬にIGF2を注入して人為的に働きを強めると、注入しない場合に比べ、動かない時間が大幅に長い傾向が3週間後まで続いた。}

歳を取ると、物忘れが多くなる。何事も忘れないように気をつけてはいても、直ぐに忘れてしまう。予定をカレンダーにしるしていながら、忘れてしまう。今は忘れてしまうために、請求書や、案内状の出欠は直ぐに出す。年寄りがせっかちだと言うのはこんな理由があるのか。薬でもの忘れが軽減できたら最高である。 


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