喜多院法興寺

住職のひとりごと

長野の善光寺出開帳を両国・回向院で

2013-04-06 09:19:37 | Weblog
私の所は全国善光寺会加盟寺院と言うことで”東日本大震災復幸支縁”(復興支援)の為に両国の回向院で善光寺出開帳を4月27日~5月19日まで開催のポスターとパンフレットが送られてきた。
 ”東日本大震災復幸支縁”(復興支援)の為にポスターの掲示の依頼であった。皆様は出開帳と言っても、理解できないと思うので、出開帳についてお話しします。寺院が遠方へ出向き、本尊様をご開帳する事を「出開帳」と言います。江戸時代に善光寺本堂が焼失した時に、柳沢吉保に認められた、慶運大僧正が5年の年月かけ、東京の回向院を皮切りに、全国の寺院を回り「出開帳」を行い、復興資金の寄進行脚して、今の善光寺本堂を再建した。

 この時のご本尊は一光三尊阿弥陀如来像(出開帳仏)は絶対秘仏の善光寺ご本尊と同じお姿をした、ご分身仏です。7年に一度行われる「善光寺御開帳」での仏様はお前立本尊様で、今回の「出開帳仏」は普段は見ることが出来ない、貴重な仏様です。

 木造地蔵菩薩立像(おやこ地蔵尊)は復幸支縁願い被災地である陸前高田の松の木で作られた子地蔵様(陸前高田の普門院所蔵)で、東京では初めての公開になります。父地蔵様(善光寺所蔵)でおやこ地蔵尊としての展示は初めてとなります。
 
 木造如意輪観世音菩薩座像は陸前高田市の金剛寺の秘仏であります。この秘仏の如意輪観音様は津波の被害に遭いながら、がれきの中から奇跡的に発見されました。希望の観音様として今回の展示となりました。

 びんずる尊者座像「撫仏」と言われ、病人が自らの患部と同じ場所を触れば、神通力で治して頂くと言われています。被災地復興の祈念のために、善光寺本堂から初めてのお出ましです。

「出開帳特別法要」は毎日1日7回行われ、「出開帳特別大法要」は善光寺の大勧進お貫主・大本願お上人のお導師で決められた日程で行われるという。

この間イベントや東北、信州の物産展など行われるという。

 善光寺出開帳回向院ekoin.or.jp/event201301


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