喜多院法興寺

住職のひとりごと

日本も国民総幸福量で真の豊かさを知ろう

2011-12-19 06:38:41 | Weblog
12月19日付 編集手帳 読売新聞
 {ブータンの国王夫妻の来日を機に、国民総幸福量(GNH)という言葉が日本でも広く知られるようになった。
◆ヒマラヤの秘境の国、ブータンでは幸福を示す尺度として住居、健康、文化活動など多数の指標を設けている。国民の意識調査を行い、その内容を指標ごとに数値化する。指標値が低い分野には、国家予算を積極的に投入するなどして改善をはかってきたという。
◆ブータンにヒントを得た幸福度の指標作りは、フランスやドイツでも3年前から検討されてきた。経済協力開発機構(OECD)などの主催による幸福度に関する国際会議も先日都内で開かれた。
◆「幸福」は個人の価値観に深く根ざしたテーマでもある。これを数値化して政策に生かす作業は容易ではない。それでも「幸福度」が注目されるのは、国内総生産(GDP)だけでは真の豊かさは測れない、と多くの人々が実感しているからだろう。
◆内閣府の研究会も、幸福度指標の試案を発表した。家族や友人との接触度、ストレス、子どもの貧困率など132の指標を挙げている。震災復興など今後の政策に生かせるかが問われることになろう。}

 今まで日本はGDPで豊かさを追求してきたが、毎年、自殺者が3万人もでている。幸せと思っている人は、少ない。ブータンの国王夫妻の来日を機に、国民総幸福量(GNH)という言葉が日本でも広く知られるようになった。昔は日本でも助け合いや共同作用で、農業は成り立っていたが、近年、機械化が進み個人主義が広まった。権利ばかり主張しはじめ、人々の結びつきが無くなった。貧富の差がひどくなり、不幸になる人が増えたような気がする。

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