1月28日付 よみうり寸評
{明治から大正にかけ、その生涯を孤児救済にささげた石井十次は、「児童福祉の父」と呼ばれる。岡山や宮崎に受け入れ施設を作り、多くの子供を育てた。
◆20代初めの頃、幼い男の子と女の子を連れた貧しい巡礼の母親に出会う。「二人を抱えて生きていけない」と訴えられ、男の子を預かったのが、救済事業を始めるきっかけだった。明治末期の東北大凶作では800人を超す子供を引き取った。
◆当時に比べ、物質的に豊かになったはずの現代日本。にもかかわらず、親からの虐待や養育放棄で居場所を失う子供が後を絶たない◆そんな10代の子供たちを保護する民間団体の一つが、8年前に発足した「カリヨン子どもセンター」だ。
◆都内のシェルター(緊急避難場所)で個室や食事を提供し、担当弁護士が親との交渉や自立支援にあたる。これまでに200人以上が巣立っていった。
◆神奈川、愛知、岡山、広島……。各地の弁護士らの手でシェルター開設が進む。傷ついた心が癒やされ、明日への希望が見つかることを願う。}
いつの世でも、親を亡くした子供は苦しい環境に置かれらる。明治・大正にかけて生涯を孤児救済にかけたのは石井十次という人がいた。私財を投入しての救済事業はなかなか出来ることではない。伝教大師最澄の言葉に「己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり」があるが、菩薩の心で、子供たちを救済した。経済的に豊かになった現代も、親からの虐待や養育放棄で居場所を失う子供が後を絶たない。今も石井十次のような子供たちを保護しようとする団体「カリヨン子どもセンター」があるという。親がいても虐待や養育放棄する最低の親がいる。彼らは犬猫以下の最低の人間だと思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます