喜多院法興寺

住職のひとりごと

無料特別席のチケットを暴力団に流した

2010-05-27 06:30:11 | Weblog
5月27日付 編集手帳(読売新聞)
 {キュウリとカボチャが相撲見物に行く。木戸番の言うことには、キュウリに相撲は見せられるが、カボチャには見せられない。―キュウリのスモミは聞いたけれど カボチャのスモミはわしゃ知らぬ…

◆「酢もみ」(酢の物)に「相撲見」を掛けている。相撲甚句とは違って、客の素性に文句をつける木戸番はいないが、暴力団のスモミに現役の親方が関与していたとすれば見過ごせない。

◆本来は日本相撲協会の後援者に割り当てられる無料特別席のチケットが暴力団に流れていた。土俵そばのテレビに映りやすい席で、刑務所でテレビ観戦をする組員に向けて組幹部が元気な姿を伝えるビデオレター代わりに使われていたらしい。

◆チケットを仲介した2人の親方は「知人から頼まれた」「暴力団に渡るとは思わなかった」などとして癒着を否定しているが、相撲界では現役の大関が暴力団の野球賭博をめぐる週刊誌報道を受けて、警視庁から任意で事情を聞かれたばかりである。

◆ 口蹄疫 ( こうていえき ) の感染防止で散布されたように、酢には消毒効果があるという。協会は相撲界の隅々まで「酢もみ」の消毒を急がねばならない。}

現役の親方が無料特別席のチケットを暴力団に流した。なぜ土俵のそばの席を求めたのか。刑務所にいる組員に向けて組幹部が元気な姿を伝える為らしい。暴力団に便宜をはかることはあってはならない。これが本当なら、相撲フアンを裏切る重大な問題だ。

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