喜多院法興寺

住職のひとりごと

メタボは肥満、建築のメタボリズムは意味がちがう

2011-10-10 06:42:58 | Weblog
10月10日付 編集手帳 読売新聞
 {「メタボ」は、今では動脈硬化をおこす危険性の高い肥満を示す言葉として定着している。英語のメタボリック・シンドローム(代謝症候群)の略だ。
◆しかし、建築の世界で「メタボリズム」(新陳代謝)は、別の意味を持つ。1960年、東京で世界デザイン会議が開かれたのを機に、日本の建築家らによる「メタボリズム・グループ」が結成された。
◆南極観測隊昭和基地のプレハブ住居やカプセル型の住居などがメタボリズムに分類される。環境に適応して次々と姿を変えていく建築や都市の姿を示す言葉には、新しいコミュニティー作りに向けた建築家らの熱い思いが込められていた。
◆それから半世紀、先日開催されたUIA(国際建築家連合)2011東京大会では、メタボリズムが改めて取り上げられ、震災後の街づくりに向け活発な議論も交わされた。
◆被災地の業者は、裏山で伐採した竹やシートなどを素材に集会所を造り、子供たちに笑顔が戻った逸話を披露、建築には心が大事だと訴えた。コミュニティーを大切にする日本の建築家の伝統は新陳代謝を繰り返しつつ、引き継がれていくにちがいない。}

 メタボ気味な私にとって、建築の世界では建築の世界で「メタボリズム」(新陳代謝)は、別の意味を持つ事を初めて知った。環境に適応して次々と姿を変えていく建築で、震災後の街づくりに裏山で伐採した竹やシートなどを素材に集会所を造り、喜ばれたと言う。伝統的な日本の集団生活を大事に、引き継がれる事であろう。


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