喜多院法興寺

住職のひとりごと

「AIJ投資顧問」のでたらめの話。

2012-03-24 06:30:21 | Weblog
3月23日付 よみうり寸評
 {運用を任された巨額な年金資産のほとんどを消失させたのだから、事は深刻かつ重大だ。多数の厚生年金基金を顧客にした「AIJ投資顧問」のでたらめの話。
◆あれやこれや、あきれるばかりだが、23日、証券取引等監視委員会がやっと強制調査に着手した。容疑は金融商品取引法違反(契約に関する偽計)という。
◆早くから運用に失敗、長く損失を出し続けているのに安定した運用益をあげていると虚偽の説明を続け、顧客を増やしてきた疑い。刑法犯として告発に進展すれば、早い話が詐欺に等しい。
◆AIJが顧客から集めた資金の総額は約1500億円、うち約1200億円を運用損などで消失させた。2000年代前半から損失は始まっている。
◆英領ケイマン諸島のファンドを通じた投資などのため露見が遅れ、金融庁の業務停止命令は先月24日。証取委の強制調査も含め、顧客にしてみれば「遅すぎる」
◆虎の子の年金を扱う契約に〈偽計〉とは〈誠〉がなさすぎる。誠は〈真言〉。ウソが年金泥棒の始まりになった。}

 AIJ投資顧問の企業年金基金に少なくとも1200億円超の損失が発生することが23日、証券取引等監視委員会の検査結果で判明した。今までなぜ発覚しなかったか信じられない。このAIJ投資顧問に企業年金会社に天下った社保庁の役人たちが、この投資を勧めたのではないかとも言われる。財務基盤の弱い中小規模の基金では、運営が維持できないケースが出る恐れがある。どう見ても、監督官庁の監視が甘いことが、被害を増大させた。AIJ投資顧問会社はうんようの失敗を隠し、運用益をあげていると虚偽の説明を続け、顧客を増やしてきた、これは詐欺師の手口だ。







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