喜多院法興寺

住職のひとりごと

福島原発から20キロ圏内が警戒区域でもう帰れない

2011-04-23 06:38:39 | Weblog
4月22日付 よみうり寸 評読売新聞 
 {自分の家、自分の土地であって、そうでない。きょう22日午前0時から〈立ち入り制限〉の表示が〈立ち入り禁止〉に変わった。
◆福島第一原発から20キロ圏内に〈避難指示〉が出た日から着の身着のまま、もう40日以上も避難所生活の人たちは、避難指示区域が〈警戒区域〉に変わったため許可なしには帰ることもできない。
◆白樺(しらかば) 青空 南風……あの故郷(ふるさと)へ帰ろかな 帰ろかな――。「この歌を歌って今回ほど共感と喝采をもらったことはない」と〈北国の春〉の歌手千昌夫さん
◆この春ほどだれもが〈故郷〉を強く意識した春はなかったのではないか。壊滅的に姿を変えた故郷、去ることを強制された故郷、避難所で遠く思う故郷。
◆そんな折、避難所を訪れた菅首相。「早く原発を抑えてくれ」「早くうちへ帰らせてくれ」「もう限界」と怒号に包まれた。ボタンのかけ違い、間の悪いパフォーマンスを見るようだった。
◆「全力をあげる」。最高指揮官の胸を打たない言葉を聞き、空(むな)しい振る舞いを見るたび悲しくなる。}

 避難所を訪れた菅首相に、「早く原発を抑えてくれ」「早くうちへ帰らせてくれ」「もう限界」と怒号に包まれた。東京電力の清水正孝社長も福島県内の避難所を謝罪のために訪れた。「ご迷惑をおかけしています」と手をついて謝罪するも、女性から。「段ボールの上に寝る気持ちが分かりますか」詰め寄られた。菅首相も東京電力の清水正孝社長も最高トップでありながら、ボタンのかけ違いの対応のまずさに憤慨していた。

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