喜多院法興寺

住職のひとりごと

メルトダウンで水漏れ「循環注水冷却」に変更

2011-05-19 06:22:10 | Weblog
5月18日付 よみうり寸評 読売新聞
 {〈過ちては改むるにはばかることなかれ〉で見直しは当然だ。が、東京電力の工程表の見直しには首をかしげることが少なくない。
◆原発の安全神話などもう崩れたが、単純にも神話を信じていた側からみると、今ごろ「メルトダウン」は3・11の発生後早い時期に起きていたと聞かされても???と思うばかりではないか。
◆そんな重大なことを東電の専門家集団が今ごろ知ったなんて、まるで〈芋の煮えたもご存じない〉だ。知っていたなら許し難い隠蔽といわれても仕方ない。
◆不都合な事態に目を向けず軽く見ていたなら、最初の工程は失敗すべくして失敗したことになる。原子炉の格納容器を水で満たす「水棺」方式は断念に至った◆〈覆水盆に返らず〉だが、大量の水を注ぎながら大量の水漏れに気づくのも遅かった。「水棺」の代わりに汚染水を浄化して原子炉に戻す「循環注水冷却」に
◆皮肉に見ればこれは覆水を盆に返す方式だ。収束へ重要な冷却方式を変えても、収束の時期は見直さない。これも分かりにくい。}

 原発事故に関する情報はすべて開示すると、政府は国民にそう約束してきたが、信用できない。今ごろ「メルトダウン」は3・11の発生後早い時期に起きていたと聞かされても、外国の政府が自国民を強制的に退去させたことを見ると、外国はこの事を察知していた。知らされないのは日本人だけだったのか。国民が何も知らされないうちに、汚染水を海に放出した措置は、「米国政府の強い要請」によるものだったという、こんな話を聞くと、呆れてものが言えない。こんな東電も政府も信じることが出来ない。