喜多院法興寺

住職のひとりごと

俳優渡哲也さんの謙虚さを見習いたい

2011-04-16 05:59:55 | Weblog
4月15日付 よみうり寸評 読売新聞
 {宮城県塩釜漁港できのう、マグロの水揚げがあったという記事をうれしく読んだ。被災地の漁港で震災後初のマグロ水揚げという.。
◆塩釜は全国有数のマグロ水揚げ港だが、久々のその初セリに威勢のいいかけ声が飛び交い活気づいた。ビンチョウなど17トンが水揚げされ、66キロのメバチに普段の倍近い約38万円の最高値
◆これからは被災地にこのご祝儀相場のような明るい〈震災後初〉が一つ一つ戻ってくる。開幕したプロ野球では、楽天が2勝1敗の好スタート。東北の避難所の人々が喝采していた。
◆「うまいなあと喜んでいただければ。少しでも元気になっていただければ」と石巻市で焼きそばなどの炊き出しをした俳優渡哲也さん。謙虚な言い方がいい。
◆「勇気を与える」。時にそんな言い方を聞く。だれとはいわないが「与える」はやめた方がいい。言ったスポーツマンやタレントに悪気などない。心の広い東北人は気にしないかもしれない。
◆でも、せっかくの支援活動だ。「与える」は周りが注意し言い換える方がいい。}

 宮城県塩釜漁港できのう震災後初のマグロ水揚げで、久々の威勢のいいかけ声が飛び交い、ご祝儀相場で活気づいた。テレビでは芸能人のボランティアで、現地に物資をもって慰問に行き、被災者を慰問している。被災者の気持ちになって、話すことが被災者の人達に心が伝わる。「与える」は相手を見下した言葉なので、俳優渡哲也さんの、謙虚さを見習いたい。