喜多院法興寺

住職のひとりごと

福島原発、何時になるか終息が見えない

2011-04-06 06:26:54 | Weblog
4月5日付 よみうり寸評 読売新聞
 {〈苦渋の決断〉だという。東京電力が自ら放射能汚染水を海に放出したのは〈緊急避難〉だともいう。
◆これをしないと高濃度の汚染水の保管場所が確保できないからで、より高度の危険を避けるためだという。が、その高濃度の汚染水そのものもピットと称する立て坑から漏れ続けているのだから、まことに始末が悪い。
◆それは映像を見ると、漏れるというよりは噴出しているような勢いだ。これを止めるのが先決。で、コンクリートを流し込んだ。紙おむつなどに使われる高分子の吸水材を投入した。
◆さらに新聞紙、おがくずまで使って亀裂を塞ごうとしたが、うまくいかない。放射能を防ぐのに新聞紙という対比は何とも???だ。最前線の苦闘はわかる◆が、政府にも東電にも司令塔が見えない。対策は道筋が見えない。後手後手で試行錯誤にしか見えない。先が見えないから、評価が低くなるのも当然だろう。
◆本紙の世論調査だと、原発事故をめぐる政府の対応は「評価しない」が61%、説明は「適切」がわずか24%だ。}

 国民の誰しもが、福島原発の終息を願いながら、テレビ新聞を見ている。東京電力の人達が過酷な現場で頑張っているのは、十分承知している。しかし、することなす事、後手後手で、タンクが満タンだから、自ら放射能汚染水を海に放出した。しかし、今もって高濃度の汚染水が垂れ流されている。東電で出来ないのであれば、原発先進国の力を借りて早く、何とかしてもらいたい。