喜多院法興寺

住職のひとりごと

大量のがれきで希望の丘

2011-04-19 06:02:37 | Weblog
4月18日付 よみうり寸評 読売新聞 
{〈希望の丘〉――「大量のがれきを有効利用して津波より高い丘をつくってはどうか」と東日本大震災復興構想会議の議長になった五百旗頭真・防衛大学校長
◆震災記念公園にして非常時にはそこに逃げる。膨大ながれきの山は復興の大きな妨げだが、それを利用する。この話を聞いて、欧州の先例を思い浮かべた。
◆第2次世界大戦でがれきの街と化したドイツ・ミュンヘン市の話。ミュンヘン五輪のメーンスタジアム近くの緑の小山、これががれきを積み上げた人工の丘と聞いて、驚いたものだ。
◆今は五輪記念公園の一角になっている。復興構想会議は先週スタートしたばかり。本部やら会議やらの乱立に疑問もあるが、構想が〈希望の丘〉になるといい◆が、
菅首相が原発問題を議論の対象から外すよう指示したのはいただけない。それ抜きでどんな構想を描く? 異論が続出、議論することに転換した。当然だ
◆東電が工程表を発表したが、収束の見通しは心もとない。このもたつきは復興の妨げ、がれきの比ではない。}

膨大ながれきを有効利用した、公園作りは非常に良いことであると思う。災害非常時は避難場所として使える。妙案である。いろいろな会議を立ち上げているが、現場に各省庁の人間が、出向いて意見を集約した方が現実的である。会議会議では何の進展もない。