喜多院法興寺

住職のひとりごと

暗闇の濁流8km流された女子中学生救助

2009-08-11 06:39:07 | Weblog
時事通信
 {台風9号の接近に伴う豪雨の影響で多くの死者を出した兵庫県佐用町では、鉄砲水に流された女子中学生が間一髪、住民らに救助された。

 消防団に所属する男性(45)は9日午後10時半ごろ、同町上月にある自宅から偶然外に出た際、「助けてー」という女の子の悲鳴を聞いた。しかし、辺りは真っ暗な上に激しく雨が降り続き、女子生徒の姿は全く見えない。近隣住民らに呼び掛け、懐中電灯を照らしながら、声を頼りにしばらく探し歩き、自宅から約100メートル離れた田んぼ付近で女子生徒を発見した。

 生徒は何かに必死にしがみ付いている状態で、男性らは「すぐ行くから待っとけ」と声を掛けた後、胸まで水につかりながら何とか救助した。

 生徒はすり傷などはあったものの、意識ははっきりしていたという。「大丈夫、立てるか」と尋ねると、ほっとした表情を浮かべ、歩くこともできた。男性は「消防団員として当たり前のことをしただけ。女の子が助かって何よりだ」と話した。

 救助後、女子生徒を一時預かったという電気店経営の男性(49)によると、女子生徒は約8キロ離れた自宅近くから流されて来た。男性の娘と同級生といい、生徒は姿を見掛けると、安心したのか涙を流していたという。} 

 普通だと濁流に呑み込まれたら、生きて救助は難しい。今回は奇跡的に闇夜の中で偶然にも消防団の男性が、女の子の悲鳴を聞いた。声が聞こえるが真っ暗で何も見えず。近所の住民と協力して、女の子を発見救助した。女の子は自宅から約8キロも流されて、救助された。