喜多院法興寺

住職のひとりごと

抜けた跡に歯再生、マウスで実験成功

2009-08-05 06:39:26 | Weblog
読売新聞
 {抜けた歯の跡に新しい歯を再生させることに、東京理科大学の辻孝教授(再生医工学)らがマウスを使った実験で成功した。

 差し歯の代わりに自前の歯を育てる新治療法に道を開く成果だ。論文は米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。

 辻教授らは、マウスの胎児から、歯のもとになる「上皮細胞」と「間葉細胞」をそれぞれ4万~5万個取り出し、コラーゲンの培地で一緒に培養して歯の種となる「再生 歯胚 ( しはい ) 」(直径約0・5ミリ・メートル)を作った。

 この再生歯胚を、大人のマウスの抜歯した跡へ移植したところ、37日後には歯が生え始め、50日後には隣の歯とほぼ同じ高さにまで成長した。

 歯の中心部には、血管や神経もできていた。歯に刺激を与えると、痛みを感じていることを示す物質も脳内に作られ、普通と変わらないほぼ完全な歯が再生されたことが確認された。}

 抜けた歯の跡に新しい歯を再生させることに、マウスを使った実験で成功した。差し歯やインプラントに頼っていた歯に自前の歯を育てる新治療法に道を開く画期的な歯の再生技術だ。この再生した歯は血管も神経も備わり、痛みも感じるという。夢の歯科治療が出現した。