喜多院法興寺

住職のひとりごと

箱根駅伝で日体大予選会から30年ぶり総合優勝

2013-01-05 10:06:30 | Weblog
1月4日 よみうり寸評 読売新聞

 {どん底から頂点へ実に見事な復活劇だ。新年恒例の東京箱根間往復大学駅伝競走で前回19位の日体大が優勝した◆走者が次々に失速した前回。過去最低の順位に加え、次の走者がタスキを待たずに繰り上げスタートする屈辱を味わった。出場60回を超える強豪校の伝統は深く傷ついた◆リベンジ(雪辱)を合言葉に挑んだ今年。5区の山登りで主将の服部翔大(3年)が前年優勝の東洋大を逆転し往路を制した。復路は首位でタスキをつなぎ東京・大手町にゴールした◆その直後、チーム全員が整列しコースに一礼。「みなさんに支えてもらったから」と話す姿がさわやかだった◆それもそのはず。別府健至監督がこの1年指導してきたのは、あいさつやトイレのスリッパをそろえるといった生活の基本。練習前にグラウンドも清掃する◆「当たり前のことをいかにきっちりやるか。見えないところを徹底することで、ダレた雰囲気がなくなった」。低迷した状況からどう立ち直るか。日本再生のヒントをもらった気もする。}


 新春恒例の第89回箱根駅伝は3日、復路(神奈川・箱根町芦ノ湖駐車場-東京・大手町=5区間109・9キロ)が行われ、往路優勝の日体大がトップを守ったまま、30年ぶり10回目の総合優勝を果たした。予選会からの総合優勝は1997年の神奈川大以来、16年ぶりの快挙となった。日体大は7区高田、8区高柳、9区矢野、3人が区間2位と堅実な走りを見せ、2位との差をじわじわと広げた。前回19位に終わった日体大チームを立て直すために別府監督はあえて3年生の服部翔大選手をキャプテンに起用し、チームの立て直しに着手、選手全員に奮起を促した事が総合優勝につながった。今年もブログを更新するよう努力したい。




「景気屋シンちゃん」安倍内閣を識者が命名

2012-12-28 06:22:38 | Weblog
12月27日 よみうり寸評 読売新聞

 {〈危機突破内閣〉は〈二度と失敗はしないぞ内閣〉だろう。安倍晋三新首相のそんな思いが見える◆自民党のキャッチフレーズ〈日本を取り戻す〉で言えば、〈民主党政権で失われた日本を取り戻す〉と同時に〈第1次安倍内閣の失点を取り戻す内閣〉だ◆経験と反省を生かすなら首相の再登板もいいかもしれない。戦後唯一の先例、吉田茂氏の再登板以来64年ぶり。第1次吉田内閣は1年だが、1年5か月後に再登板した第2次~第5次は6年2か月の長期政権だ◆第2次安倍内閣の顔ぶれには〈お友達内閣〉と揶揄やゆされた轍てつを踏まない覚悟が見える。麻生、谷垣氏の総裁経験者に加えて総裁選を争った石原、林両氏も入閣◆この安定感、バランスと同時に政策通の若手登用で清新さもアピールした。初入閣は10人。女性2人の入閣は党四役の2人に続く。この顔ぶれで危機を突破する◆何よりも景気回復が旗印。産経紙にはかつてのテレビドラマ「ケーキ屋ケンちゃん」をもじり「景気屋シンちゃん内閣」の名も出ている。}

 新内閣を発足させた安倍晋三首相。景気対策などで期待を集める一方、今回の組閣に批判的な意見もある。漫画家の弘兼憲史氏(65)。かつて人気を博したテレビドラマ「ケーキ屋ケンちゃん」をもじり、「景気屋シンちゃん内閣」と名付ける。森永卓郎氏(55)は、構造改革路線を目指した小泉内閣(平成13~18年)の再来とみて、「小泉構造改革再現内閣」と命名する。経済評論家の勝間和代氏(44)は「経済再生必勝内閣」と命名。「パフォーマンスのうまい人ばかり集め、実力のない『ショーウインドー内閣』だ。政治評論家の森田実氏(80)は手厳しい。民主党みたいに期待はずれとはならないように少しでも景気が良くなることを願う。


 

放射性セシウム光らせ、確認できる検出薬を開発

2012-12-24 06:31:14 | Weblog
 読売新聞
 {放射性セシウムを光らせ、目で確認できる検出薬を開発したと、独立行政法人物質・材料研究機構(茨城県つくば市)のチームが発表した。

 人体や環境への悪影響がないことを確認できれば実用化を目指す。原発事故の除染などに役立てたいという。

 同機構の有賀克彦主任研究者と森泰蔵博士研究員らが、市販の3種類の試薬を使って開発した。この検出薬はセシウムを包み込む性質を持ち、セシウムを含む土などにかけて紫外線を照射すると、青緑色に光ることを確認した。

 地面や植物の表面など、数ミリ・メートルの小さな範囲でも検出でき、家の中や庭などでも活用できそうだという。

 この検出薬はカリウムなども光らせるが、色の違いでセシウムと区別できるとしている。}


 市販されいるニトロベンゼンなどの3種類の薬品を混ぜて開発したというが、セシウムが目で確認できるとはすごいことだ。これからの東京電力福島第1原発事故で汚染された土壌の除染作業の効率化にも役立つと期待される。すごい発明だと思う。





朴新政権が誕生で両国関係の修復を期待

2012-12-21 06:29:19 | Weblog
12月20日 よみうり寸評 読売新聞


 {〈準備された大統領〉――韓国大統領選を制した 朴 パク 槿 クン 恵 ヘ 氏のこと。女性大統領も父子2代の大統領も韓国ではいずれも初めてだ◆〈運命の娘〉――波乱に満ちた半生を思うとこんな名で呼びたくもなる。1952年生まれの60歳。11歳の63年、父 朴 パク 正 チョン 煕 ヒ 氏が大統領に当選。仏留学中の74年、父を狙撃した流れ弾が当たり、母の 陸英修 ユクヨンス 夫人が死亡した◆それから、朴大統領が暗殺された79年10月まで母に代わってファーストレディーを務めた。その時から〈準備された大統領〉の道が運命だったかもしれない◆自身が暴漢にほおを切られたこともある。今回の高い投票率75%超は野党・ 文在寅 ムンジェイン 候補に有利かとも見られたが接戦を制した◆父朴正煕政権の遺産は正負ともに巨大といわれる。〈 漢江 ハンガン の奇跡〉と呼ばれる高度成長を生み出した父の娘は正に、親日派、独裁者の娘とされるのは負に働く◆その正負を克服して朴新政権が誕生する。新年は日韓そろって新政権の年になる。ともに未来志向で両国関係の修復を期待しよう。}


 韓国大統領選で次期大統領となった、セヌリ党の朴槿恵氏)は20日午前、ソウル市内の党本部で会見し、日韓間の懸案である竹島(韓国名・独島)や日本の朝鮮半島統治時代の慰安婦問題などを念頭に、「正しい歴史認識を土台に東アジアの和解、平和が拡大するよう努力する」と対日認識の原則を示した。朴氏は選挙戦で、日韓関係の重要性について強調してきたが、大統領選を制した後の初会見では今後の安倍晋三政権との日韓関係構築に向け、自らの立場を強調したものとみられる。日韓両国が協力して、北朝鮮と向かい合ってもらいたい。






民主党の大敗で閣僚の8人が落選

2012-12-18 06:36:32 | Weblog
12月17日 よみうり寸評 読売新聞

{議席数の急降下、急上昇を例えればジェットコースター、政界地図の色分けならオセロゲーム。これぞ浮沈の激しい小選挙区制の選挙だ◆それにしても民主党の惨敗ぶりは目をおおうものがある。前回、政権交代選挙で民主党が獲得した衆議院の議席は308、自民党は119だったのに比べ今回、民主党は57に転落、自民党は294。まさに大逆転選挙◆東京18区で菅前首相が落選、辛うじて比例で復活したのは象徴的だ。選挙戦の 辻 つじ 立ちで菅氏が支持を呼びかけても聴衆はまばらですげなかった◆自民党圧勝というよりは民主党政権3年3か月の評価が地に落ちた結果だ。藤村官房長官、田中真紀子文科相はじめ財務、総務など閣僚8人の落選は前代未聞◆第3極の「維新」は躍進したが、「未来」は惨敗。嘉田由紀子代表が卒原発を唱えても、その顔に隠れた中身は元民主党の小沢一郎氏一派と見透かされたからだ◆圧勝の自民党にも笑顔は少ない。失敗すれば次の選挙でまたジェットコースターが動く恐れを知るからだ。}


 今回の選挙は誰に投票するか、非常に迷ったのではないか。しかし国民は絶対に民主党だけには入れたくないと思ったのではないのか。どこに投票するかで、しかたなく自民党に投票した結果、自民党が大勝ちし、民主党が大負けした選挙となった。民主党の大敗の原因は色々あるが、国民の期待に応えられず、約束が反故にされ、民主党の分裂騒動や、野田首相は国民は何も頼みもしないのに、財務省の方針に沿った消費税増税を断行した事だ。今回の選挙は国民の怒りに火を付けた結果、民主党が大敗し、閣僚8人藤村官房長官が落選した。自民党が勝利しても、国民の期待に応えられなければ、次の参議院選で大敗するであろう。






美代子容疑者自殺で・監視態勢など検証

2012-12-13 06:39:18 | Weblog
[時事通信社]
 {兵庫県尼崎市の連続変死事件で、県警は12日、角田美代子容疑者(64)が留置場で自殺した経緯について、「管理上のミスがなかったとは言えない」として、詳しく検証する考えを明らかにした。今後、留置場の監視態勢や異常発見後の対応に問題がなかったかなどを調べ、調査結果次第では関係者の処分も検討する。

 留置管理課によると、カメラを設置した上で正面から1対1で監視する方法が最も監視の程度が強いが、プライバシーの問題などから、美代子容疑者には必要ないと判断。(1)精神的に落ち着く(2)異変に気付く可能性がある―などの理由で、カメラのない看守席正面の3人部屋に収容していた。
 1時間当たりの巡回回数については、当初4回としていたが、美代子容疑者が「死にたい」と漏らした翌10月23日から6回に増やしたという。} 

  県警留置管理課が美代子被告を、監視を強化する「特別要注意者」に指定していたものの、要注意者への監視のうち最も軽い態勢を取っていたことがわかった。美代子被告は10月22日、同課員に「もう生きていたくない」と言い、特別要注意者に指定した。しかし美代子被告は3人部屋のまま巡回を通常の1時間4回から6回に増やしただけだった。同課は夜間、2人態勢を取っているが、1人は仮眠するため、女性巡査長が1人で6回、美代子被告の様子を確認した。女性巡査長は午前6時10分の巡回で美代子被告の異変に気付いた。巡査長は約5分間様子を見守った後、同課の巡査部長を呼んだ。美代子容疑者が死にたいと漏らしていたのに、この様な甘い監視でよかったのか疑問が残る。主犯の美代子容疑者死亡で事件が解明できなくなる。






歌舞伎俳優の中村勘三郎さん逝く 57歳

2012-12-06 06:25:22 | Weblog

12月6日 編集手帳 読売新聞

{樋口一葉は随筆に書いている。〈鈴虫はふり出てなく声のうつくしきければ、物ねたみされて 齢 よは ひの短かきなめり…〉(あきあはせ)。鈴虫は鳴き声がひいでて美しいので、妬まれて寿命が短いのだろう、と◆芝居の神様にも嫉妬深い 野暮天 やぼてん がおられるのか。声がよくて姿がよくて、芝居がよくて舞踊がよくて、古典がよくて現代劇がよくて、笑わせてよくて泣かせてよくて、“芸の虫”っぷりがよくて、遊びっぷりがよくて、人柄を誰からも愛されて――◆足りないものは何ひとつない 梨園 りえん の華、中村勘三郎さんが病気で急逝した。57歳は若すぎる◆「平成中村座」公演などで新風を吹き込み、新しい観客も開拓した。60代、70代での円熟を、あるいは円熟を拒絶しての冒険を、装いの改まる歌舞伎座で見たかったファンは無念だろう◆勘三郎さんがかつて父親とも息子とも踊った『連獅子』の長唄にある。 牡丹 ぼたん は百花の王にして 獅子は百獣の長とかや…。歌舞伎界の牡丹となり、獅子となるはずの人だった。死なれてみて惜しくない人などこの世にいないが、許された齢ひのあまりに短き中村屋は格別である}


 歌舞伎界に新風を吹き込み、テレビや映画、時代劇などで人気を集めた歌舞伎俳優の中村勘三郎さんが5日午前2時33分、急性呼吸窮迫症候群のため都内の病院で死去した。57歳だった。勘三郎さんは今年6月に食道がんであることを公表。7月に摘出手術を受け成功。術後経過も順調で病棟内を歩けるほど回復していたという。だが、抗がん剤治療などで免疫力が低下し肺炎を発症、呼吸不全が進行する重篤な事態に陥っていた。57歳は若すぎる死だ。中村勘三郎は寿命が短いのを無意識のうちに察知して、短い間にどん欲に芸の道に奔走し力尽きた感がしてならない。ご冥福を祈りたい。





笹子トンネル崩落事故―犠牲者7人

2012-12-03 06:24:37 | Weblog

 3日未明に山梨県の笹子トンネル崩落事故で、落下した天井の下敷きになったワゴン車から5人の焼死体を発見した。これにより、同事故の犠牲者は少なくとも7人となった。この崩落事故は天災ではない。明らかに人災である。何故事前に点検しておけば、このような事故は防げたはずだ。民間になったことで、収益ばかり先行し、保守安全をなおざりにしていなかったのか。 中日本高速道路によると、9月18~20日に実施された点検では、つり金具とトンネル最上部を結合するボルト(直径16ミリ、長さ23センチ)については、天井板から高さ5.3メートルの位置にあるため、工具でたたいて音の異常などを調べる「打音」検査は実施していなかった。亡くなられた人は本当に気の毒でならない。 







東京都知事選告示は9新人の争いに

2012-12-01 06:36:20 | Weblog

11月30日 よみうり寸評


 {〈東京都知事選〉の第1回は1947年(昭和22年)4月。それまで官選だった東京都長官がこの時から公選の東京都知事となった◆以来、今日まで65年で、都知事を務めたのは初代安井誠一郎氏から第6代石原慎太郎氏まで計6人に過ぎない。この間、第5代青島幸男氏以外の5人はすべて2選以上の再選を果たした◆安井氏の3選から順に東龍太郎氏2選、美濃部亮吉氏3選、鈴木俊一、石原慎太郎氏各4選。その4期目の任期途中で辞任した石原氏の後を争う都知事選が29日告示でスタートした◆戦後これまでわずか6人でリレーしてきた都知事のタスキ。ちなみに戦後の首相は33人。とりわけポスト小泉の最近6年は6人が交代、目まぐるしい◆1年交代は論外だが、地方自治体の首長は各党相乗りの支持が多く、長期政権ならいいというものでもない。久々に現職出馬のない選挙になった。石原路線継承か変革かを争う選挙でもある◆投票は16日。衆院選との同日選は初だが、政権党が自主投票というのは情けない。}

 石原慎太郎前知事(80)の辞職に伴う東京都知事選が29日告示され、新人9人による争いが確定した。13年半にわたる「石原都政」の継承か転換かが最大の焦点。投開票日は衆院選と同じ12月16日で、初のダブル選となる。自民党は、石原氏が後継指名した猪瀬氏を支援する。また、「卒原発」を掲げる嘉田由紀子滋賀県知事(62)が代表を務める「日本未来の党」が宇都宮氏支持に回り、脱原発勢力の結集を狙う第三極の動きが都知事選にも波及した形となっている。民主党は候補擁立を断念し、自主投票で臨む。




年末ジャンボ史上最高額の6億円

2012-11-28 06:40:24 | Weblog
11月27日 よみうり寸評

 {26日に売り出された〈年末ジャンボ宝くじ〉の1等4億円と前後賞1億円、合わせて6億円は、いずれも宝くじ史上最高額だという◆では、その宝くじの起こりはいつか。江戸の富くじなどは別として、今の宝くじの起源は、何と戦中にさかのぼる。終戦目前の昭和20年(1945年)7月16日発売の「勝ち札」だった◆戦費調達が目的。売り出し期間1か月の最終日が終戦の8月15日となり、勝ち札は負け札に。これが戦後は戦災復興のためにと一転、名も〈第1回宝くじ〉として、終戦からわずか2か月余の10月29日に発売された◆1枚が10円、1等賞金は10万円が100本、以下は2等1万円、3等千円、4等50円、5等20円。ほかに副賞が純綿の布、はずれ券4枚でたばこ10本がついた◆抽選はその年の11月、東京・日本橋の三越本店1階ホール、5000人が詰めかけたと伝えられる。それから67年の歳月が流れた。賞金の額などこれぞ隔世の感◆だが、いつの世も〈今は夢、今に正夢〉がなかなか正夢にはならない。}

 1等と前後賞を合わせて史上最高額の6億円が当たる「年末ジャンボ宝くじ」の発売が26日、全国一斉に始まった。最高額の年末ジャンボ宝くじとあって、宝くじ売り場は長蛇の列だという。ちなみに1枚300円。1等(4億円)68本、前後賞(1億円)136本、2等(3千万円)204本、3等(100万円)6800本が用意されている。1等と前後賞はそれぞれ昨年の倍額で、合わせて億万長者は204人誕生する予定。販売は12月21日までで、抽せんは同月31日に行われる。