日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

ウェブボットの「広域自給自足経済圏」 ヤスの備忘録より

2010-07-26 07:07:27 | 日月神示の実践
 <ヤスの備忘録より記事転載>
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前々回は政府が6月18日に閣議決定した「新成長戦略」の内容を一部解説した。それには以下のような記述がいたるところに見受けられる。

「それぞれの地域資源を最大限活用する仕組みを地方公共団体と住民、NPO 等の協働・連携により創り上げ、分散自立型・地産地消型としていくことにより、地域の自給力と創富力を高める地域主権型社会の構築を図る「緑の分権改革」を推進し、地域からの成長の道筋を示すモデルを構築する」

つまり、今回の「新成長戦略」は、日本の各地域を「地域主権型社会」として再編成し、それらを「分散自立型・地産地消型」の自立した経済圏とするところにポイントがある。

このイメージはどこかで見たことがないだろうか?そう、それはウェブボットの「広域自給自足経済圏」やコルマンインデックスの「持続可能な経済」、またLEAP/E2020の「地域共同体への回帰」など、このブログで何度も紹介してきた脱消費社会のイメージにきわめて近いのである。もしかしたら、このような社会の実現が近いのかもしれない。

前々回のメルマガはこのようなことを解説した。

 <転載終わり>
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 昨日は13:30より品川で開催された、中矢伸一氏とヤスの備忘録の高島康司氏のジョイント講演会に参加しました。13:15開場ということだったので、13:00に行ったのですが、既に40名くらいの方が来ていました。みんな早いなあ、とびっくりしました。
 
 高島氏の講演内容はコルマン・インデックスやウェブボット、LEAP/E2020などを引用しながら、1.過去の歴史 2.現状 3.未来予測 の3部構成で進められました。
 
 先ず、過去30年の歴史について語られました。日本の製造業はご存知の通り、下請けや孫請けによって成り立っています。この下請制度により日本の製造業は徹底的に無駄をなくして、コストを削減させてきました。
 その日本のコスト削減によって、1980年代にはアメリカの製造業は日本に完敗したとのことです。確かにそのころは、Japan as Number one ともてはやされたものでした。要は、アメリカの製造業が、日本に負けてしまって、どうにもならなくなったということです。

 もう製造業では喰えない状況で、アメリカは考えました。アメリカという世界一の市場を、世界に開放しようと。すると、日本を始めてとして中国や欧州もアメリカの市場に売り込みをかけてきました。
 それと平行して、アメリカは基本的には国内での製造は止めて、極端に安い中国などの労働力を使うことにしました。誰でも知っているように、生産拠点を中国に移しました。そうなると、今まで世界を圧倒してきた日本と、米中連合の対決となったわけです。

 日本の下請制度 VS 米中グローバル生産システム という構図になりました。その結果は日本人なら、誰でも知っているように、日本の完敗となり、今に至っています。それでこの20年間、日本は不景気にあえいでいるのです。失われた10年は、20年に延長されてしまい、「何とかならないのか」と多くの日本人は考えるのですが、良い案は見つかりません。

 高島氏は、米中グローバル生産システムには、日本はもう勝てないのではないかと言われていました。確かに時給50円という中国の労働力には、日本は勝てないのではないかと思いました。
 高島氏は、日本人が時給100円くらいで働けば、互角に闘えるだろうと言われていましたが、時給100円で働く日本人はいるわけはありません。そうなれば、米中グローバル生産システムには、日本は今後も勝てないということになります。

 そうなると、今度は日本が考える番です。そこで日本は、上記の「新成長戦略」を考えることになりました。

 「新成長戦略」とは、日本の各地域を「地域主権型社会」として再編成し、それらを「分散自立型・地産地消型」の自立した経済圏とすることだそうです。

 つまり、日本政府は地産地消型の社会を目指すと言っているわけです。これはすごいことですね。日本の製造業を伸ばすとことも当然目標なのでしょうが、将来的な大きな目標としては、ウェブボットの「広域自給自足経済圏」やコルマンインデックスの「持続可能な経済」、またLEAP/E2020の「地域共同体への回帰」と同じような社会を目指すことになるようです。びっくりです。

 こんなことは日本のマスコミは報道しませんので、私は全く知りませんでしたが、水面下で日本政府は、地産地消型の社会を目指しているようなのです。ほんとかなぁと、疑ってしまいますが、どうもホントのようです。

 江戸時代のような環境に優しい循環型の社会をいよいよ日本政府は目指すようです。「江戸に戻れ」ということのようです。

 高島氏も言われてましたが、江戸時代はとても住みやすいよい社会だったそうです。私たちは、日本の歴史では江戸時代は封建的で、士農工商で差別が大きくあり、農民は過度な年貢を取り立てられて、悲惨な生活をさせられていたと習ってきましたが、どうも実際は逆だったようです。これもアメリカの歴史の捏造のようです。

 まだまだ高島氏の講演は続きますが、今日はこれくらいにしておきます。また次回ご紹介させていただきます。

 


 ●ヤスの備忘録
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