日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

野菜”は本当に健康にいいのか?

2012-04-30 07:52:18 | 船井幸雄氏

<船井幸雄.comより転載> 

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“野菜”は本当に健康にいいのか?
 
藤原 かおり

 皆さんこんにちは。最近は新緑が目立ちはじめ、初夏のような陽気になってきました。
 そしてもうすぐゴールデンウィーク♪心身ともにリフレッシュしたいですね!
 船井本社『船井幸雄.com』事務局&『船井メールクラブ』事務局の藤原かおりです。

 さて、健康ブームの昨今、健康や美容のことを考えると、「食」を大切にし、野菜をしっかりとることに行きつく人は多いのではないでしょうか。
 実際最近は、肉食を疑問視する考えも多く、これまでにないほど「野菜」に注目が集まっているように思います。
 私も野菜を食べると体調がいいし、お肉よりもやっぱり野菜の方がカラダによく、それが無農薬、有機栽培だったりしたら、もう「まちがいない!」と思っていました。

 しかし、本当に野菜は体によいのでしょうか? 体に良くて害がなく、安全、安心な“本物”と言えるのでしょうか? 

 というのも最近、恐ろしい話を聞いたのです。
 スーパーや八百屋などでは、いろどりよく、大きさや形も均一な野菜がズラッときれいに並べられています。
 しかし、「自然の賜物の野菜がなぜこんなにも大きさや形が揃っているのか?」と考えたことはあるでしょうか? 多くの人は、「野菜はきれいで当たり前」と思っているのではないでしょうか?(私もそうでしたが・・・)

 実は、現在スーパー、そして外食産業で出回っている野菜はほとんどが(有機栽培のものも含めて)「F1種」というタネが使われているそうです。
 「F1種」は人工的に異なった性質の種を掛け合わせて作った種のことで、一代目は、「雑種強勢」という、両方の良い面が表に出る性質が働き、野菜の生育がよく、大きさや形、収穫の時期が揃うようになるのだそうです。まさに、大量生産、大量消費にうってつけのものでしょう(「F1種」については、船井勝仁のコラム「「天律時代」の到来に向けて」の2011年8月1日号8月11日号でも紹介しています)。
 しかし、魔法は「一代限り」で、F1種の野菜から種を採って蒔いても、二代目以降は親と同じ性質を持つ野菜にはならず、採種はほとんどされないので、実質一代限りなのだそうです。
 市場に売りやすい野菜を大量に作れるF1種は農家にとっても都合がよく、また種苗業者にとっても、毎年種を買ってくれることになるので、まさに好都合なのだそうです。
 私たちがふだん口にするのは、ほとんどがこのF1種からできた野菜です。

 確かに、「F1種」は人工的に掛け合わせて作られたものとはいえ、これだけなら、「まあ、仕方がないことかな」と思えるかもしれません。

 しかし実は、このF1種を作るときに都合のいいものとして使われているのが、「雄性不稔(ゆうせいふねん)」という、ミトコンドリア遺伝子の突然変異によっておしべを持たずに生まれてきた野菜(個体)の性質を利用する方法なのだそうです。
 これは簡単に言えば、野菜を人工的に“無精子症”にする技術なのだそうです。
現在の「F1種」を作る時には、ほとんどこの技術が使われているそうです。
 この「雄性不稔のF1種」からできた野菜を食べ続けることの健康への影響は本当にないのか? 子孫を作れない野菜ばかりを食べていて、人間に影響がないなんてあり得ないのではないのか?
 ・・・と、この「雄性不稔」に対する危機感をひと一倍強く持たれているのが、野口のタネ/野口種苗研究所 代表の野口勲さんです。

 野口さんの会社(タネ屋)では、F1種ではなく、何世代にも渡って育てられる「固定種」を販売されています。
 そして、『タネが危ない』(日本経済新聞社)などの著書もある野口さんには、「船井メールクラブ」の4月19日にご執筆いただき、会員様から大きな反響をいただきました。
 野口さんは、昨今の「草食系男子」流行りの風潮も実は、このおしべ異常をベースとしたF1種からできた野菜が影響しているのではないか・・・と考えられています(可能性は大いに考えられるでしょう)。

 「それじゃあ、安心して食べられるものなどないじゃないか」という声も「船井メールクラブ」の会員様からいただきましたが、残念ながら、それも一つの現実なのかもしれません。

 しかし少なくとも、人口がどんどん減り、需要よりも供給が上回る現代、大量生産に最適な、この「雄性不稔」の技術を使ったF1種を作る方法は見直す必要があるように思います。
 野菜や「F1種」の実態を多くの人が知り、人類の永続を阻む可能性のある技術に対しては、
「No!」という姿勢を一人ひとりが持つことが求められているのかもしれません。

<転載終わり>

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 スーパーなどで販売されている野菜の90%以上がF1種と言われています。F1種には「雄性不稔」の問題がありますので、できれば避けたほうがいいと思います。ただ、避けたいといっても市販の野菜のほとんどは、F1種ですので避けようがないのが現実です。

 ひふみ農園では、できるだけ野口種苗さんから種を購入して栽培していますので、安全なのですが、固定種は野菜の形が均等になりません。曲がった大根や人参、ほうれん草などが結構できてしまいます。するとユーザの方から、形が奇怪だとか形がヘンだと言われます。均一な形の良い野菜を要望しているのは結局ユーザさんなので、生産者はF1種を使うということになるのだと思います。F1種はモンサントが画策しているといっても、ユーザが望まなければ売れません。結局ユーザさんは真っ直ぐな大根のほうがいいわけです。「雄性不稔」の問題はすぐには表面化しませんので、誰も気付きません。気付いた時には無精子病になっていたということになる可能性がありますが、それもF1種が原因だとは特定できません。

 今日はこれからひふみ農園丹波篠山で実習会が開催されます。関西で初めてのひふみ農園がスタートします。定員の20名の皆さんが今日は集まり、畝の作り方や種の蒔き方、苗の定植までやりたいと思います。

 昨日は、群馬のひふみ農園サークル太田の活動日でした。耕運機を掛けて、畑らしくなりました。いよいよサークル太田も進んでいます。5月3日は長野の小諸でもスタートします。全国にどんどんひふみ農園サークルができてきました。今年はどれだけ増えるか楽しみですね。

 

 

・船井幸雄.com

 


小沢一郎、無罪判決の裏側

2012-04-29 05:22:02 | 政治・社会

<オルタナティブ通信より>

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小沢一郎、無罪判決の裏側


 1986年、日本の代表的な軍事産業であり原子力発電所のメーカーである三菱重工が、1000億円もの多額のCB=転換社債を発行した。

この莫大な金額のCBは、バブル景気に乗り完売するが、CBは株価と連動して価格が上昇する。この1000億円のCBは発売されて2週間で額面100円が206円に上昇し、2倍の価格になった。

 三菱重工は自衛隊・防衛省(当時は防衛庁)への戦車等の兵器販売、原子力発電の推進で、自社に「優遇措置」を取ってくれた自民党政治家達に、このCBを発売前に100億円分、販売していた。自民党は100億円が2週間で、206億円になる、「大儲け」を手に入れた。

自民党の三菱重工への「優遇措置」とは、他の企業の兵器を購入せず三菱重工の兵器を購入し、また値引きを要求せず、三菱側の「言い値」で防衛省が兵器を購入した事を指す。

また、原子力発電所建設については、原子力発電の技術的に危険な面に「うるさい事を言わず」、その建設費への補助金等も三菱側の「言い値」で自民党政府が支払いを行った、と言う事である。

つまり国民の税金を「湯水のようにムダ使いした」という事である。

 自民党は三菱重工の系列である三菱銀行から100億円借り入れ、CBを購入し、2週間後、206億円で市場で売却し、106億円もの利益を得た。

これは事実上のワイロであり、こうした「不正な資金が自民党の活動資金となってきた」。

この106億円の内、最も多額なワイロを受け取っていた政治家が、日本に原子力発電を初めて導入した中曽根康弘であった。日本に原子力発電を導入し、日本国民を放射能汚染の危険性に直面させながら、三菱重工に原子力発電所の建設工事を「与えた」見返りに、中曽根は三菱重工から、ワイロを受け取っていた。

 東京地検は、このワイロ問題を摘発しようと捜査に乗り出したが、その捜査を警察組織の最高権力者である最高検察庁検事総長の河上和雄が「捜査の停止命令」を出し、自民党政治家達のワイロ受け取りを「見逃した」。

「自民党の各派閥のリーダー全員が、このワイロを受け取っており、事件として立件すると自民党の政治家の大御所・全員を逮捕する事になり、自民党が潰れる」という理由であった。

検事総長の河上和雄は捜査官達を、「お前達は自民党をツブシ、野党に政権を、渡す気か?」と怒鳴り付け、捜査は打ち切られた。

犯罪者の摘発は「どうでもいい」、自民党以外の野党には「絶対に政権を渡さない」、これが、日本の検察=東京地検の「至上命令=仕事」である事が明確に出ている。

 どの政党を政権与党にするかは、国民が選挙で決める事であり、「たかが」警察の最高権力者でしかない検事総長「ごときに」国の政治の方向を決定する権利・資格等、一切無い。

警察こそが国を動かし、国民が、何を考え、どのように選挙で投票するかを警察が左右して良い、という傲慢と、民主主義の基本さえ理解していない、日本の検察・東京地検の無知から来る支配欲・権力欲が、ここに露骨に出ている。

 現在の、小沢一郎の政治資金疑惑で、「自民党以外の野党であった民主党が政権に就いたため、民主党政権を打倒する目的で」、検察が、民主党・小沢一郎の元秘書等を「逮捕して見せ」、民主党のイメージダウン=次期選挙での敗北を「画策している」、その悪質な情報操作、国政への介入・恫喝は、「余りに露骨で、低劣」である。

「お前達は自民党をツブシ、野党に政権を、渡す気か?」と怒鳴り付け、「犯罪者を見逃した」のが、検察の最高権力者=検事総長=河上和雄であった事実、「国政を自分達の思うがままに左右する事が、検察の最高レベルの仕事、至上命令」と検事総長が考えている事実を、日本国民は、明確に記憶に留めなくてはならない。

この河上和雄が、現在、日本テレビの解説員として、また日本テレビの顧問弁護士として、TVに出演し、小沢一郎の摘発に関し、東京地検の捜査が正しい等々と解説を加えている事が、今回の「小沢問題の本質を良く物語っている」。

犯罪者を見逃す事を生業としてきた元・検事総長=インチキ警察の代表=河上和雄は、「自民党をツブシ、野党に政権を、渡したままにしておけるか」と正直に話すべきであろう。

パチンコ業界を警察が支配下に置き、その利益の「ウワマエを警察官僚が自分の懐に入れる」ための組織=社団法人遊技産業健全化推進機構を「作ってくれた自民党への恩返し」が、小沢一郎・摘発の「真意」であるとも正直に語るべきであろう。自民党のワイロ犯罪を見逃す返礼として、社団法人遊技産業健全化推進機構の代表理事に座り、「利権の甘い汁を吸い続けているのが」、この元検事総長・河上和雄である。この元・検事総長自身が、パチンコ業界と自民党から受け取っている「裏金」こそ、明るみに出し摘発しなければならない「日本国家の、ガン細胞」である。
 
<転載終わり>
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 自民党はアメリカイシヤの庇護の下で、50年間散々好き勝手にやってきました。自民党から政権を奪取した立役者が小沢一郎氏だったわけですから、当然小沢一郎を目の仇にしているというのが、一連の小沢事件の真相だと思います。小沢一郎もそれなりにダーティな部分はあるのでしょうが、自民党よりはマシだということだと思います。
 
 
*昨日は新宿で中矢代表と清水さんの講演会がありました。あいにく私は仕事でいけませんでしたが、講演会の内容を21時頃に、ひつき仲間が電話で教えてくれました。皆さん懇親会と、二次会でかなりいい気分だったようで、剣道6段のFさんから、川越のKさん、川越のYさん、浦和のKさん、国分寺のOさんへと代わる代わる電話で教えてくれました(笑)。お陰で講演会の内容は概ね分かりました。持つべきものはひつき仲間です。電話から仲がいいのが伝わってきました。
 今日は、川越のKさんとYさん、岩槻のGさん、芝公園のKさんがひふみ農園赤城に来られ、作業を楽しむそうです。今日は女性ばかりですね。
 また、副島先生とその門下生60名の方々が、バスと乗用車でひふみ農園福島に見学に来られます。本来ならば私がお迎えしなければなりませんが、あいにくひふみ農園丹波篠山の実習会のため、お迎えができません。現地のWさんが対応していただけることになっています。
 更に、ひふみ農園サークル千葉の皆さんも、今日明日は農作業に汗を流すそうです。全国のひふみ農園では、このゴールデンウィークは多くの仲間が集まるようです。それぞれ特徴のある農園ですので、色々と交流すると面白いですね。丹波篠山の実習会には、茨城から参加される方もいます。実習会と旅行をセットにして楽しんでいるようです。
 
 
 
 


 
 

最新刊『闇の終焉と地球元年』(ヴォイス)が発売されます。

2012-04-28 05:34:30 | 日月神示の実践

<ベンジャミン・フルフォード氏ブログより>

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ベンジャミン・フルフォードの国内外 金融・経済・政治の裏事情レポート

【 ★ 新刊発売のお知らせ 】

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4月24日(火) 最新刊『闇の終焉と地球元年』(ヴォイス)が発売されます。
 
『日月神示』研究の第一人者、中矢伸一さんとの対談です。日本における代表的な預言書とされる『日月神示』に“石屋”と呼ばれる存在が数多く登場することを知った時には驚きました。内容を見ると、その石屋とは、間違いなくフリーメーソン(石工)を指しています。他にも、今の世界情勢やこれからの日本の未来についてなど、僕が持つ情報と中矢先生が研究する『日月神示』とが、不思議とリンクするのです。
 
地球人類の過去、現在、未来、我々個人が何をどの様にしていくべきなのか・・・、中矢さんとは現実世界の話から不思議な話しに至るまで、時間をかけて大いに話しました。是非、読んでみて下さい。宜しくお願いします。

闇の終焉と地球元年

<転載終わり>

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 昨日本屋で中矢代表とフルフォードさんの著書を購入しました。隣に副島先生との対談が載っている『日月神示建て直しの「超」暗号』が平積みになっていましたので、どちらも購入しました。これから読みます。

 また、今日はエクボの清水さんと中矢代表の講演会があるのですが、仕事で参加できません。川越のKさん、後で内容を教えてくださいね!

 

 


「小沢無罪の判決を受けて」副島隆彦氏

2012-04-27 20:02:27 | 政治・社会

<学問道場より転載>

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小沢無罪 の 判決を受けて
 
 

副島隆彦です。 昨日(26日)は私も、小沢一郎に対する東京地裁の無罪判決をテレビで見ていた。NHK以外は、ほとんど現場からの実況の報道をしなかった。日本のテレビ、新聞は、いよいよ腐りきっている。

それでも、まだ社会部(サツ回りを中心とする実社会の事件を追いかける)には、まともな判断力のある記者たちが残っているだろう。それに期待するしかない。

 小沢一郎への政治裁判、政治弾圧、裁判所・検察庁まで使った違法裁判への、かろうじての無罪の判断があって本当に良かった。 これで、まともな神経をしている小沢派の政治家(国会議員)たちを中心にして、それを支える私たち日本国民の努力が、少しは報われた。私も言論人の端(はし)くれとして、これまで3年間、ずっと、小沢無罪を主張してたくさんのことを書いてきて嬉しく思う。

(転載貼り付け始め)

「 小沢被告に無罪判決 陸山会事件」

産経新聞 2012年4月26日 10:14  

 資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の判決公判が26日、東京地裁で開かれ、大善文男(だいぜんふみお)裁判長は無罪を言い渡した。求刑は禁錮3年。平成21年5月に導入された強制起訴制度による判決は2例目で、いずれも無罪となった。

 無罪判決が相次いだことで、検察審査会や強制起訴をめぐる議論に影響を与えそうだ。小沢被告は、元秘書らと共謀し、陸山会が平成16年10月に支払った土地取得費計約3億5200万円を、16年分ではなく17年分の政治資金収支報告書に支出として記載した、などとして強制起訴されていた。

 小沢被告は「検察が違法な捜査を行い、検察審査会を誘導した」と無罪を主張。(1)検審の起訴議決に基づく起訴の適法性(2)虚偽記載の有無(3)元秘書との共謀の有無-が争点となった。

 小沢被告に「収支報告書の内容を報告し、了承を得た」とする元秘書らの供述調書がほぼ唯一の直接証拠だったが、東京地裁は2月、取り調べに「利益誘導や圧力があった」として大部分を退けた。


 「 全面戦争で検察完敗…小沢氏に軍配 強制起訴は「適法」 」

産経新聞 2012年4月26日

 小沢一郎民主党元代表は初公判から一貫して、起訴議決を出した検察審査会ではなく、捜査を担った検察への批判を繰り広げた。「検察VS小沢氏」の構図となった法廷。裁判所は審理の末、今回の起訴議決に基づく強制起訴を「適法で有効」とし、強制起訴の効力に関して初めてとなる司法判断を提示。一方で、捜査を「謀略」と指弾した小沢氏側に軍配を上げて無罪とし、検察当局には衝撃が広がった。

 「今回の事件は民主党の政権交代が現実味を帯びた状況下で、小沢つぶしを画策した検察の謀略だ」 昨年10月6日の初公判の意見陳述。小沢氏は冒頭からこう切り出し、検察との対決姿勢を鮮明にした。

 小沢氏は政治資金収支報告書の処理には関与していないことを強調し、東京地検特捜部について「国民から何の負託も受けていない一捜査機関が、議会制民主政治を踏みにじった。憲政史の汚点として後世に残る」と強く非難した。

 法廷での検察批判は続き、先月19日の最終意見陳述でも「不当捜査で得た調書を提供して検察審査会の議決を誘導した。私はいかなる点でも罪に問われる理由はない」と主張。弁護側も最終弁論で「立件に失敗した検察が、検審を欺いてまで小沢氏を起訴しようとした」と、裁判長に公訴棄却を求めた

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 問題はこのあとだ。さあ、これからどうするかだ。 奇妙な静けさが日本全体を包んでいる。小沢一郎への憎しみを込めて、蠢(うごめ)いてきた官僚どもと、テレビ・新聞を支配している人間たちと、さらにその上にいる首謀者たち( 法務省・警察庁・裁判所・検察庁までも人事面からあやつって来た者たち)は、きっと一様(いちよう)に白けて、言葉を失っているはずである。あれほど強引な、筋の通らないことをテレビで喚(わめ)き続けて、それで自分たちの違法言動のかずかずを国民から見抜かれているのだから。

 私たち小沢一郎の政治改革を強く支持してきた国民は、総大将の小沢一郎のこれからの動きを注視して、政治勢力としての結集を作って、再度の巻き返しを行なってゆくべきだ。あの三年前の2009年8月末の「民主党マニフェスト革命」の大勝利にまで、日本国を引き戻さなければいけない。 

 しかし今の日本国内に広がっているのは奇妙な静けさだ。国民は皆黙ってうつむいている。私たちは、200万人、300万人の渦を作って日比谷公園に結集して、日本の改革を予定通り進めてゆくだけの気力と熱気を奪われている。この奇妙な政治的な、膠着(こうちゃく)状態、対峙拮抗線での静けさと空虚感をこそ警戒しなければいけない。

 見苦しく登場した野田佳彦首相は、このあともまさしく自分の政治生命である消費税増税の国会審議に向けて突進しようとしている。せめて、「(小沢無罪に対して)厳正な司法(部)の判断を尊重する」というぐらいの首相声明ぐらいは発表できなかったのか。それぐらいの事もできない、小兵(こひょう)の男を、アメリカにあやつられたままに、私たちは自分たちの首相として上に置いている。

 敗戦以来、67年にもなるのに情けない被占領国の属国の国民だ。 戦争に負けると、それでおしまいなのではなく、さらに支配・占領が何十年も続くのだ、と、私たちは自分自身の人生にまで影響を与える外側の大きな枠組みというものを否応(いやおう)なく知らされる。 

 野田佳彦は、この4月21日に、ホテル・オークラで開かれた「米欧日三極(さんきょく)委員会、トライラテラル・コミッション」という 日本を政治、経済の両面であやつるための非公式会議で、首相として演説していた。前の菅直人だけでなく、彼までもジェラルド・カーティスがあやつって育てて、日本の首相にするという、アメリカの裏指導者たちの根回しで、10年前から(いや20年前から)計画的に実行されてきたことだったのだな、とよく分かる。

 消費税の増税も出来ず、TPPへの日本の参加表明も出来ない(30日の日米首脳会議で、そう日本側は打ち出すらしい。オバマは、即座に野田を見捨てるだろう)ということになると野田政権の先はもうない。 だが、消費税増税の法律は通せなくても それを「既定路線にする」ことまではやらされて、アホの野田たちは使い捨てにされる。日本国民にこれだけ嫌われたままのお払い箱である。もう少し自分の頭の使いようはないのか。

 私たちは、法務省・検察庁”赤レンガ組”(東大法卒のアメリカが育てた法律官僚たち)と私大出だが宗教団体が動かす検察官・裁判官たち を 道具として使った、アメリカによる 小沢一郎への政治弾圧で、私たち日本国民の貴重な3年間(民主党政権になって、2年10ヶ月だ)を空費させられた。

その間に、新興5大国(ブリックス)を中心にする新興国がどんどん国力を付けてきている。 欧と米の先進国の金融システム崩れのだらしなさ(金融バクチをやり過ぎての自壊現象)に引きづられて、かつアメリカにあまりに国民の資金を強制的に差し出させられ奪われるものだから、私たちの日本も疲弊しきっている。 

 2010年の9月14日の民主党代表選挙で、計画的な不正選挙が行われて、小沢一郎 200票 に対して、菅直人 206票 という クーデターで菅直人という愚劣な男が居座った。 あのときの勢力伯仲で分かったことだが、小沢一郎と鳩山由紀夫を支える民主党の国会議員は、200人弱にまで切り崩されている。70人ぐらいの衆参の議員が反改革の方に回ってしまった。

「次の選挙で落ちたくなかったら、言うことを聞け」消費税増税派の方に、つぎつぎと転向していっている。 だから、今の民主党を内部から立て直すことは至難の技だ。 

 私たちは、あんなに愚劣な菅直人や仙谷由人や前原誠司(それから、すべての松下政経塾出の政治家たち)や野田佳彦を 見てしまった。国民の多くが、自分たちの期待を裏切った者たちに二度と投票することはない。 それで、つぎの政局(せいきょく)が表れた。

その予想は、今日から全国の本屋に並ぶ私の新刊書の「欧米日 やらせの景気回復」(徳間書店刊)に書いたので読んでください。

私たちはしぶとく次の闘いに挑まなければいけない。こんなに国民と共に歩むことを知っている指導者がいるのだから、彼らを支えて困難の中を生きてゆくしかない。若者たちに職を与えなければいけない。夢を与えなければいけない。国民の失業率を減らすことこそは政治が一番大事にすべきことだ。そのためには、本物の正しいケインズ主義の成長経済の政策を実行しなければいけない。

 私は、次の局面で、橋下徹=竹中平蔵 の 恐ろしい 本物の 日本にも遂に出現したファシズムの政治勢力が台頭することを一番警戒している。今、このように書くことはまだ時期早尚であり、なかなか理解を得られないだろうが、私としてはやはりこのように書いておくしかない。

 私は、2009年8月のあの民主党マニフェスト選挙に勝利した時の、あのときの国民の正しい熱気と期待に戻るべきだと、それこそが、私たちの今の指針だ、と強く思う。

 私が、今でも念じるように 覚えているのは、若い民主党の政治家たちが、自分のネットに一様に書いた、以下の政治改革、公務員制度の改革の 大きな方針だった。

  「今、多くの国民は、官益を断ち民主党の改革を信頼してくれてい る。 現 在4800の公益法人に28000人の官僚が天下っている。そしてここに総額5兆9000億円の税金が毎年投入されている。この数字は年々自己増殖ばかりであり、中央省庁所管の独立行政法人(独法、どっぽう)の101法人は、完了による天下り先の温床だ。ここに毎年12兆5000億円の税金が投入されている」


上記と同じ内容の文章を、細野豪志(ほそのごうし)だけでなく、若手の民主党の政治家たちは書いて表明していた。 そして今は見難く変質し尽くした野田佳彦も言っていたことなのだ。それを 最近は「野田の過去のシロアリ退治」として、植草一秀氏が証拠を掴んで言っているのである。

 人間は恥知らずに変節できるし、言っていたことをコロリと変えて、どんどん豹変することこそ、政治家の常であると、諦(あきら)めきった民衆はいつも、がっかりして遠くから眺めるように見ている。 

 アメリカに命令されてやらされる、日本国民は誰も望まない増税などよりも、上記のシロアリ退治(官僚天下り退治)の政治を、私たちはもう一度、今の民主党にやってもらわなければいけない。 それには、政権の大臣(デージン)さまになった途端に、見苦しく変節した者たちを厳しく公然と叱責して、3年前の「2009年8月民主党マニフェスト」の「国民の生活が第一」の原点に戻って、日本改革を日本国民の手に取り戻さねばならない。 

 最後に、以下に載せるのは、森ゆうこ議員が、「(ジェラルド・カーティスは呼ばれて)どうして自分たちの記者会見は出来ないのだ」として書いた「日本外国特派員協会へ要請文」である。 外国人記者クラブの記者たちは、白けたような顔をしていただろう。

 自分たちが所属する世界各国からの報道機関(その実態は、アメリカのグローバリスト=地球支配主義者=のメディアが大半である)への記事の書き方を気にしていただろう。自分の上司や経営陣であるグローバリストたちに逆らえるほどの、本物のジャーナリスト魂をしている人間は、ここの白人記者たちにはもう残って居ないだろう。

(転載貼り付け始め)

参議院議員 森ゆうこ

2012/04/25

 外国人特派員協会の記者会見は実現しなかったが、下記の文書と衆参両院議長に提出した要請文を、特派員全員に配布して頂けることになった。


日本外国人特派員協会 会員各位

議会制民主主義の危機 「小沢裁判の違法性について」

 東京第五検察審査会の「起訴議決」による「小沢裁判」が明日4月26日、判決を迎える。一昨日我々は、別紙のとおり、衆参両院議長に対して「検察審査会の実態調査を目的とする法務委員会秘密会の開催について」の要請を行った。2日間で集まった136名の国会議員の署名を添付したところである。

 密室で行われた11人のくじで選ばれた国民による「起訴議決」の違法性については、別紙要請文に述べたとおりであるが、その審査の資料は東京地検特捜部が作成した「捜査報告書」である。昨日発売された週刊誌「週刊朝日」に、その一部が暴露されたが、検察は証拠がなくて小沢氏を起訴出来なかったにも関わらず、犯罪事実が確定されたと記載している。これは、捜査当局による「有印公文書偽造」であり、明らかに犯罪である。

 一人の政治家を有罪にするために、密室で、しかもいわば法律には素人の審査員を「起訴議決」に導くために、ねつ造された報告書が提出されたことが判明した以上、この裁判はただちに取りやめるべきであり、「捜査報告書」のねつ造に関わった関係者は厳正な処分を受けるべきである。またこれは組織的でなければ行い得ないことである。

 そうであるとすれば、日本国憲法に規定された正当な選挙で選ばれた国民の代表であり、国権の最高機関の一員である国会議員、しかも、そのような謀略がなければ総理大臣になったであろう人物を、捜査当局が不当に弾圧できることになり、これは、我が国の民主主義の根幹を揺るがすものである。

 日本のマスメディアは、このような事実を正しく報道しないばかりでなく、メディアスクラムによってその謀略に加担してきた。私は、真実を国民や世界に知らせるために、日本外国人特派員協会会員各位のご協力を切にお願いするものである。

2012年4月25日

前文部科学副大臣参議院議員 森ゆうこ

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。上記の森議員の 文の中の、「 「起訴議決」の違法性については、別紙要請文に述べたとおりであるが、その審査の資料は東京地検特捜部が作成した「捜査報告書」である。・・・・「捜査報告書」のねつ造に関わった関係者は厳正な処分を受けるべきである」 が、重要な箇所である。

 昨日の小沢無罪の判決では、この 検察庁の取り調べ検察官が、上司と上層部に書いて上げた「捜査報告書」という内部文書(当然、公文書である)が、捏造によるものであることを裁判所が認めた。その捏造文書を作成した田代政弘(たしろまさひろ)特捜部検事だけでなく、それを共同で作成したと推測がつく、東京地検特捜部の部長だった 佐久間達哉や、上田主任検事や、大鶴基成(おおつるもとなり)高検検事までを逮捕して刑事裁判に掛けなければいけないということである。

 さらにはその文書があがって来ていたわけだから、その内容を了解していた 伊藤鉄男最高検次長、岩村修二・東京地検検事正(地検のトップ)そして樋渡利秋(ひわたりとしあき)検事総長たち が、知っており、かつ証拠隠滅していないかが、これから犯罪捜査されなければいけない。 

 小沢無罪でボロボロになっている検察庁内部 と 法務省”赤レンガ組”の 犯罪を、ここで隠蔽(いんぺい)され押しつぶされることなく、すべてを表に出して彼ら法律官僚たちを裁判に掛けることである。

 同じく「検察審査会」なる 最高裁に所属する 奇っ怪になってしまった国家機関を違法に動かした裁判官たちも取り調べを受けて、処罰されなければいけない。

副島隆彦拝
 
 
<転載終わり>
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 小沢一郎氏が無罪判決となりましたが、当然の判決だと思います。もし小沢氏を有罪とするのであれば、それ以上に罪の重い自民党の議員たちを先に有罪にしなければなりません。
 小沢氏が無罪となったことで、アメリカの言いなりの官僚や検察はどう思っているのでしょうね。今回小沢氏を有罪にするには、あまりに無理があったわけですが、ネットでその動向を監視する市民が大勢いたため、露骨なこともできなかったのでしょう。
 
 イシヤの面白いところは、表向きは民主主義を標榜しているところです。本当は裁判もへったくれもなく、即有罪にしたいところでしょうが、表向きは民主主義なので、露骨なことはできないということのようです。
 
  これでイシヤさんたちは、ずいぶんやりにくくなったに違いありません。
  
 
・学問道場
 

揺るがぬプーチンが目指す世界秩序とは?

2012-04-24 07:42:04 | 政治・社会

<金貸しは国家相手に金を貸すより転載>

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2012年、新興国はどう動く?(10)~大統領選圧勝!揺るがぬプーチンが目指す世界秩序とは?~

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(大統領に再選したプーチン)


『ロシア大統領選の行方⇒プーチン降ろしを扇動しているのは誰か?』に続き、ロシア第2弾です。


前回の中東第二弾では、世界は、イラン戦争を始めたい戦争屋ロックフェラー、中東民主化運動を仕掛け市場拡大を狙う金融屋ロスチャイルド、金貸し支配から脱却し世界覇権を狙う新興勢力ロシア・中国という三つ巴の均衡状態となっている現状が明らかになってきました。


3月4日の大統領選で、プーチンは見事4年ぶりに大統領に返り咲きを果たしました。
金貸し支配を受けていないロシア、次にプーチンはどう動くのか?


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■予想通りのプーチン圧勝
加熱する反プーチンデモの影響、マスコミからは得票率が過半数を割り決選投票へもつれこむとも言われましたが、蓋を開ければ見事再選を果たしました。


【結果】
1位 プーチン             63.6%
2位 ジュガーノフ(共産党)      17.2%
3位 プロホロフ(ロシア3位の大富豪)  8.0%
4位 ジリノフスキー(自民党)      6.2%
5位 ミローノフ(公正ロシア)      3.9%   


マスコミの報道に反して、オリガルヒ排除と強いロシアを掲げるプーチン氏の支持基盤は磐石であることが改めて示されました。


同時に、米国主導の反プーチンキャンペーンという逆境を乗り越えたプーチン。当選スピーチでの涙にはとても感慨深いものがありました。


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(当選スピーチ)


プーチン再選により、最短6年次期大統領再選で最長12年の長期政権が誕生しました。プーチンの事実上の部下であるメドベージェフ政権も含めると、合計24年もの長期政権が誕生したことになります。


この長期政権で、ロシアはどんな一手を打って来るのか非常に気になります。
プーチン氏が大統領選に向けて発行してきた7つの政策論文をもとに、ロシアの外交戦略を明らかにしたいと思います。






■プーチンの掲げるユーラシア連合構想とは?

プーチン氏は「我々は強力な超国家的統合モデルを提案し、それは現代世界の極の1つとなるとともに、ヨーロッパとダイナミックなアジア太平洋地域を結び付けることが出来る効果的なつなぎ役となるだろう」と記している。つまり、ロシアが主導する関税同盟を旧ソ連地域で発展させ、大西洋から太平洋まで広がる大経済圏となる「ユーラシア同盟」を形成するというものだ。ユーラシア同盟は、EU(欧州連合)をモデルとし、統一通貨や中央銀行が導入され、参加国の生産ポテンシャルをはじめ、輸送ポテンシャル、インフラポテンシャルを結集することで、大きな利益を生むものと強調されている。(参考

 

ベラルーシ、カザフスタン、ロシア間で深い経済的、政治的統合を行う構想のこと。キルギス、タジキスタンなども興味を示しており、その他にもバルト三国・モルドバ・グルジアを除く旧ソビエト連邦の共和国であった国々、および旧ソ連との関係が深いモンゴル国が候補国とされる。(参考


(ユーラシア連合構想)


アメリカのドル、EUのユーロに対する第三の経済圏の構築 を目指しています。現段階では具体的な話が進んではおらずあくまでも“構想”という位置づけです。しかし、今まで暗黒地帯だったロシアに東西を繋ぐ新シルクロードが開かれれば、EUや中国にとっても決して悪い話ではありません。


現状の参加国は旧ソ連諸国に留まっている状態ですが、今後どこまで参加国を拡大できるかはロシア次第と言えるでしょう。






■もう一方の大国である中国とはどう付き合うのか?

 

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(プーチンと習近平)

「中国経済の成長は脅威ではなく、実務協力の巨大なポテンシャルを包含する呼び水であり、『中華の風』を追い風としてロシア経済の『帆』で受けるチャンスだ」とプーチン氏はみなしている。 (参考


ロシアは、中国に対して敵対するつもりがないことを明確に示しています。むしろ、中国とEUを結ぶ『ユーラシア連合構想』を提案することで、中国との関係強化の姿勢を示しています。また、この中ロの関係強化は、双方にとっても外交上有効なカード として、欧米からの様々な譲歩を引き出す上で利用できます。


■欧州ロスチャイルドには経済的連携を容認
欧州ロスチャイルドや、欧州貴族に対しては、国内で勢力を拡大させることは許さないが、国内企業との接触に対しては容認する姿勢を見せています(参考


プーチンは、

「ロシアは大欧州の不可分かつ本質的な一部である。ロシアが、大西洋から太平洋に至る、単一の経済的人的空間の創出を提唱しているのもそのためだ」(参考


と述べています。

 


欧州に対しては、中国同様、ユーラシア連合構想を提示し、経済的な協力関係を前進させていく姿勢を示しています。


■米国に対する厳しい姿勢
一方、米国に対しては厳しい姿勢を崩していません。

ロシアのプーチン首相が、「アメリカとNATO北大西洋条約機構のミサイル防衛システムのヨーロッパ配備の目的は、ロシアのミサイル防衛システムと核兵器の無効化であり、イランと北朝鮮が脅威であるという主張は、口実以外の何ものでもない」と表明しました。(参考
ロシア中部のセリゲル(Seliger)湖畔で行われた与党支持・青年運動組織「ナーシ(Nashi)」のサマーキャンプを訪れたプーチン氏は、青年らを前に行った講演のなかで、「あの国(米国)は借金暮らしをしている。だが、収入に見合った生活をせずに、責任の重さを他国に移している。いわば『パラサイト(寄生生物)』のような生き方だ」と、米国を批判した。(参考


米国の仮想敵を作り出す戦争経済や、ドル暴落に対する無責任さに対する批判。さらに、再三ロシアの資源獲得を画策する米国資源メジャーに対しては、強権発動で白紙撤回するなど米国に対しては一貫して厳しい姿勢をとり続けています。



■中国と欧州を取り込みながら米国の締め出しを図っている

「ロシアはBRICSのパートナー国との協力に優先的意義を付与しており、これからも付与していく。このユニークな機構は、一極支配から、より公正な世界秩序への移行をきわめて明瞭に象徴している」(参考

 

以上のように見てくると、ユーラシア連合構想を引き合いに、主に中国・EUと経済的な連携をとりながら、アメリカの締め出しを画策しており、ドル一極支配体制へからの脱却を推進 していることが読み取れます。


この提案は、ユーロ危機を抱えるEU、米国債100兆を抱える中国にとっては、アメリカよりロシアのほうが将来的な経済の安定性、地政学上も有利なことは間違いなく、決して悪い話ではありません。


こうなれば、取り残されたアメリカが世界共認を無視して武力行使を踏み切るのを、阻止することが目下の課題となっていきます。


ロシアの考える新秩序とは、これまでのアメリカによる一極支配からの脱却を第一段階として考えているのでしょう。







■日本への期待のまなざし

 

では最後に日本に対してはどのような態度をとっているのでしょうか?

【東日本大震災】露プーチン首相、欧州経由で日本にガス供給増を提案 - MSN産経ニュース

北方領土を「日本領」と記載…プーチン首相の公式サイトで

 

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(北方領土)

大統領就任直後から北方領土の解決に向けた提案がなされ、さらにガスパイプライン構想や、LNGの輸出増量計画、さらには日本とロシアを結ぶ鉄道構想など、日本に対して積極的な関係構築姿勢を示しています。


現状、これに対する日本政府の正式な見解は示されていません。


しかし、大局的に見ればアメリカは衰退する。一方、ロシアはエネルギーを武器にその影響力を拡大しており戦略を誤らなければ、世界秩序の要になることはほぼ間違いない状況です。


対米従属路線から離脱して、日本の将来を創っていくための大きな転機が訪れています。もちろん、対米従属を続けて来た日本が180°の方向転換するには時間がかかることを、プーチンも十分承知の上の提案なのでしょう。


その状況が分かっているからこそ、政策論文には日本について言及せず、北方領土についても早急な解答は求めていません。


ロシアからの上記の提案は、まさに『アメリカからの離脱の意思』を問われているのです。


野村證券について

2012-04-20 05:52:12 | 政治・社会

<学問道場より転載>

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副島隆彦です。  私は、4日前に情報をもらって、野村證券への金融庁の営業停止に処分のことを聞いて、かつ倒産、破綻が間近いと聞いた。

そのあと「週刊実話」という週刊誌の最新の記事が別の人から送られたきた。それを以下に転載します。

 私が、昨年の年末の12月23日に、野村證券は潰れるだろう、と時事通信の記事を理由にしてこの「重たい掲示板」(略称、重掲、おもけい)に書いたらネットで大騒ぎになって、私の言論の信ぴょう性が問われた。私は、他のいくつもの経済雑誌とかの記事が、「ガリバー野村はもう危ない」と載せていたので、根拠のない報道なら、そっちの方が叩(たた)かれるべきだろうと思ったが、なぜか私、副島隆彦に矛先が向かってきた。

 その理由が、なかなか振るっていて、「それは今は、副島先生の方が影響力があるからですよ」とのことだった。そういうものかね。私は、自分が“咬(か)ませ犬”のように利用されただけだと、分かったから不愉快だった。

私は、やがて破綻して解体されてゆく野村證券の可哀そうな社員たちに何の恨みもない。つぶれてゆく会社の従業員たちとその家族の悲惨さを思うと不憫(ふびん)である。だがどうにもならない。

 それは金融業界というのが、この10年、とんでもなく、国民に迷惑をかけて投資資金を大損させ、その損害者、被害者の数は、おそらく5百万人に及ぶだろうということを知っているからだ。一番、罪深いのは、やはり野村證券である。

 おそらく200万人ぐらいの顧客に、一人頭、数千万円ずつの損を与えただろう。それならやはり、つぶれるしかない。社会的な使命を終えた、というやつである。多くの人のお金(資産)に現実の打撃を与えて、恨みと憎しみを買ったら、もう存在できない。それが世の定めだ。

 私が、この野郎、と怒るのは、野村の幹部たちよりも、金融庁とその親分の財務省官僚どもに対してである。お前たちが、その片割れであり、真の共犯者なのだ。アメリカの手先になりつくして、日本の資産家や投資家たちをひどい目に遭(あ)わせたのだ。 

 昔ながらに、地道(じみち)に客に株式を買わせて、買ってもらって、その手数料で生きていればよかったのだ。株式なら、じっと持ってればその会社の努力があるから、いつかは値上がりする。ところが、そうではなくて、わけのわからない投資信託(ファンド)のたぐいを山ほど勧めて買わせて、それが、危険極まりないデリバティブたちだったから、それで客に大損をさせた。 国家ぐるみの詐欺だ。財務省と金融庁のOB幹部たちをこそ、根こそぎ逮捕して、裁判に掛けなければいけないのだ。

「野村に行政処分が近い」の記事は、このあとすぐ載せるが、私、副島隆彦が、この10日間ずっと集中しているのは、大阪の橋下徹(はしもととおる)のことである。 なかなか、たいしたやつだ。どこまででも暴れさせてみせてくれ。その 巧妙な二枚舌、三枚腰の、とんでもない謀略政治手法を、私は冷酷に解剖する。

 ただし、今の日本に広がり充満する、就職できない若者たちの激しい怒りと怨念が、「こんな国になんか一度、全部、壊してくれ」という熱気が、橋下徹への熱狂的な支持となって、現れていることは、私にも肌身で分かる。それは痛いほど分かる。だから国民の広い層の橋下人気の、その現象の分析を、政治学研究として徹底的にやらなければいけない。橋下を背後からあやつるアメリカの大きな力をこそ冷酷に見抜かなければならない。 

 ここの「今日のぼやき」に、中田安彦研究員が、今の日本で一番の、最高に素晴らしい 橋下徹研究を載せている。この、

 学問道場 今日のぼやき 「1296」番 橋下首相を誕生させようと目論む、関西財界ネットワークの正体とは   2012年4月3日 
中田安彦筆

をしっかり読んでください。そうすればあなたは今の日本の焦眉(しょうび)の政治課題 を正確に理解したことになります。

副島隆彦拝


(転載貼り付け始め)


「 嫌われ者 野村ホールディングス「消滅」秒読み 」

週刊実話   2012年4月14日号

 金融界の重大関心事だった増資インサイダー疑惑が、ついに「事件」として炸裂した。市場の番人の異名を取る証券取引等監視委員会が3月21日、大型の公募増資に絡んで内部情報に基づくインサイダー取引を行ったとして、中央三井アセット信託銀行に課徴金を課すよう金融庁に勧告したのだ。

 課徴金そのものは、不正利益の中から中央三井が得たファンド報酬額に沿って算定されることから、わずか5万円の納付命令にとどまっているが、投資のプロが公募増資のインサイダーで摘発されたこと自体が「前代未聞の大事件。監視委は一昨年の夏以降、執念の内偵の末にやっと摘発にこぎ着けた。当然、次のステップが視野にある」と市場関係者は打ち明ける。

 インサイダー取引が 表面化したのは中央三井アセットの株式運用担当者。国際石油開発帝石が2010年7月に公募増資を行った際、主幹事を務めた野村證券の営業担当から事前に情報を入手し、国際石油開発帝石株を空売り(保有していない株式を証券会社などから借りて売り、下落してから買い戻して返す投資手法)、運用する海外投資家向けファンドに約1400万円の利益をもたらしたという。

 現行法ではインサイダー情報を入手して利益を得た者は処罰の対象となる半面、組織を含めた情報提供者は罪に問われない。しかし、関係者は「情報を漏らしたのが野村の女性営業員」だったことに驚きを隠せない様子で語る。

 「証券会社は、企業の増資やM&Aなどを担当する投資銀行部門と、投資家に株式などの売買を勧める営業部門の間 に情報の壁を置くほど情報管理を徹底させている。それにもかかわ らず、野村の女性営業員が本来ならば知り得ない増資情報を入手し、これを漏洩した事実が明らかになったのは言語道断です。

 情報管理がルーズだった何よりの証拠で、ことによると他の営業員も関与していた可能性だってある。当然、監視委はインサイダーの闇に切り込むでしょうし、これでパンドラの箱が開いたら野村の信頼は失墜します」

 今回のインサイダー摘発に際し、当の野村は「まことに遺憾。当局の調査に全面的に協力する」とのコメントを発表したが、2010年9月に同社が主幹事を務めた東京電力の公募増資を巡っても、大掛かりなインサイダー取引疑惑が囁かれている。

「東電だけではありません。あの当時は日本板硝 子、相鉄HDなどでも増資インサイダー疑惑が公然とくすぶり、海外の投資家から『日本はインサイダー天国だ』と非難された。これに危機感を募らせた監視委が解明に向けて調査を開始したのですが、海外のヘッジファンドを含め関係者の口は予想外に堅い。

 そのため膨大な売買の中からコツコツと疑わしい関係を洗い出し、やっと摘発の第1号にこぎ着けた。従って第2弾、第3弾はもちろん、証券会社に対しても業務改善命令だけでなく、刑事罰の対象にも加えるよう金融庁に働きかけています」(証券記者)

 ただでさえ野村ホールディングス(HD)と傘下の野村證券は、オリンパス、AIJ投資顧問など、OBの救い難いマネースキャンダルで世間から白い目で見られている。そこへインサイダーの追い打ちで厳罰を与えられれば信用失墜を招き、業績不振の泥沼にはまる。

「その場合、米格付け会社のムーディーズは躊躇することなく野村をジャンク債に格下げする。野村HDの古賀信行会長、渡部賢一グループCEOなどが恐れるシナリオです」と、前置きして野村ウオッチャーが喝破する。

 「去年の11月、ムーディーズは野村が海外事業の収益悪化から7~9月決算で最終赤字(460億円)に陥ったのを見届けると、格付けを引き下げの方向で見直すと発表した。その直後に英フィナンシャル・タイムズ が『傘下の野村不動産 と野村総合研究所を売却するのではないか』と“フライング報道”したこともあって、野村がキャッシュ不足で悲鳴を上げているとの憶測が広まった。

 まさにそれを追認するかのように、ムーディーズが3月16日、野村HDの格付けを投資適格の最低水準まで引き下げた。増資インサイダー摘発の前だったおかげか、ジャンク債の烙印を押されなかったのは不幸中の幸いといえますが、もしもそうなったら国際的にも信用は地に堕ち、野垂れ死にが現実味を増してきます」

 かつては証券界のガリバーとして君臨した野村HDが、いまや存亡の危機に直面しているのだ。「野村の屋台骨が怪しくなってきたのはリーマンの欧州とアジア部門を買収するなど、身にあまる投資にのめり込んだこと が大きい。今さら元に戻れず、といってこのままでは立ち行か なくなる。

 だからこそ金融庁はメガバンクの傘下に入るよう水面下でプッシュしている。実際、野村首脳がメガバンク首脳と密かに接触した姿が目撃されています。その後、どこまで交渉が進んだかは明らかになっていませんが、増資インサイダー摘発を機に金融庁が野村に決断を迫っている、とのアングラ情報が飛び交っています」(金融情報筋)

 とはいえ、野村にも意地がある。だからこそ金融庁が描くシナリオに反発し、単独での生き残りを模索しているとの見立ても一部にある。これまではHDと傘下の野村證券はトップが兼務してきたが、4月からはHDと実働部隊である証券のトップを別にしたのが好例だ。しかし、野村ウオッチャーは冷やや かに言う。

 「金融庁と監視委は表裏一体で野村包囲網を敷いている。メガバンクを駆け込み寺にさせる方針を決めている以上、最後のあがきを認めているだけでしょう」

見えてきた野村の命運は、果てしなく暗い。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝
 
<転載終わり>
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 久しぶりに副島先生が野村證券について書かれています。野村證券は厳しい状況のようですね。日本の富裕層200万人に対して、一人につき数千万円(5,000万~6,000万円)のファンドを販売し、損を出させたそうです。野村としてもアメリカの言いなりの財務省から圧力を掛けられやったことなのでしょうが、当然責任はありますので、倒産も仕方ないと思います。我々庶民はファンドを5,000万円も買えないので、他人事ですが、当人としてはたまったもんではないですね。
 
 4月17日に副島先生より携帯にお電話をいただきました。4月末ころにひふみ農園福島に、学問道場の門下生の60名の皆さんと一緒に、見学に来られるとのことでした。あいにく私は翌日にひふみ農園丹波篠山の実習会なので、副島先生にお会いすることはできませんが、ウチの農園のメンバーは集まるようです。
 そのお電話の中で、5月に赤城にも一度来られるとも言ってくださいました。詳しくはお話しはできませんが、先生も野菜などを少し栽培されておられるそうです。ですので、その日はスーパー活緑を差し上げようかと考えています。相当野菜が元気になるので、先生もきっとびっくりされると思います。
5月に副島先生が赤城農園に来られる日程が決まりましたら、オーナーさんにはご連絡したいと思います。ご期待ください。
 
 いよいよ明日は、ひふみ農園赤城の実習会です。関東のオーナーの皆さんが集まり、作業をされます。明日はウチで種から栽培したエンドウがありますので、皆さんに植えていただきます。昨日、目黒のSさんと神流のOさんが、エンドウを畑からポットに300個ほど移してくださいました。大変な作業で、感謝です。また、もう遅いですが、ジャガイモもありますので、まだ植えていないオーナーさんは植え付けるとよいと思います。尤も、今年は遅かったので、まだ大丈夫だと思います。
 
 月に一度開催される実習会は、オーナーさんの他には、ひふみ友の会会員さんも参加できます。長靴や運動靴、軍手、タオルがあればOKです。後は全て農園にありますので。トイレも洗面もすぐ近くにありますので、問題ありません。
 明日は皆で楽しくやりましょう!
 
 
 

 

・学問道場


神社巡りとひふみ農園福島実習会

2012-04-16 07:44:10 | 日月神示の実践

 

  4月7日第7回の神社巡りサークルの活動で、神田明神に参拝しました。商売の神様として初詣に訪れる企業も多い有名な神社です。今回は38名の方々が集まり、今までで最多となりました。これもリーダーのSさんの地道な努力のお陰と思います。何度も下見を兼ねて参拝されています。当日は快晴で、気温は21度まで上がり、正に最高の天気でした。桜が満開で、花見も兼ねることができ、ラッキーでした。

 

 

 

 神田明神の本殿の更に奥に、ご神職が神事を執り行う部屋がありました。今回はSさんが交渉してくださり、何とその部屋で三種の神事を行うことが許されました。先ず最初は正式参拝をさせていただきました。ご神職の方が大祓詞(おほはらえのことば)を奏上され、その後ひふみ農園赤城のAさんが玉串を奉納されました。 

 その後、ご神職の方々の前で、「ひふみ祝詞」を全員で奏上しました。数千年あるいは数万年前からあると言われるひふみ祝詞は、長い間封印されてきましたが、岡本天明さんの表した「日月神示」により復活しました。ですからご神職の方といえども、ひふみ祝詞をご存知の方はほとんどいません。3名のご神職はどのような想いで、私たちのひふみ祝詞を聞かれていたのでしょうか。3月に大阪の枚岡神社で、中東宮司さんの前でひふみ祝詞を奏上した以来の出来事でした。神社で正式にひふみ祝詞が奏上されたことなど、今までほとんどなかっただけに、拙い私たちのひふみ祝詞ではありますが、もしかしたら大きな出来事なのかも知れません。この機会を与えてくださった神田神社のご神職の方に深く感謝いたします。また、交渉していただいたSさんにも感謝です。その後、恒例のアワ歌と、わの舞をさせていただきました。これで、三種の神事の完了です。

 その後、境内で38名が思い思いに探索しました。それから神田神社を出て、御茶ノ水駅まで歩き、総武線で飯田橋に行きました。そこから徒歩5分で東京大神宮に到着しました。ところがこの神社は縁結びで雑誌などで有名になってしまったため、本殿での参拝に並ぶ人の行列ができていました。ほとんど若い女性かカップルでした。参拝の行列に並んでいたら1、2時間はかかってしまうので、残念ですが参拝は諦めました。そして、東京大神宮を出て、徒歩10分で靖国神社に到着しました。ところが、今度は花見客で大混雑していました。靖国神社の広い参道全てに人が溢れていました。出店もあり、神社参拝というより、花見のほうが大きいように感じました。何とか本殿に近寄りましたが、参拝はできませんでした。遠くから気持ちだけですが、参拝させていただきました。

 その後はSさんと千葉のKさんが予約してくれた居酒屋で、懇親会を行いました。枚岡神社の中東宮司さんに教えていただいた「弥栄」で乾杯しました。その後は、思い思いの話しに花が咲きました。17時からの宴会は同じ店で、3次会まで続き、気が付いたら0時近くになっていて、びっくりでした(笑)。

 また、昨日は第1回目の「ひふみ農園福島」の実習会が行われました。何とか福島を支援しようという有志の方々が、前日の14日(土)から田村市に来てくださいました。東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬から総勢15名が馳せ参じてくださいました。地震と原発で未曾有の被害を受けた福島を応援できればという想いで来てくれました。最近では風評被害の方が大きくなっていますので、私たちが福島に入り、地元の人たちと共に、野菜や米を栽培することで、少しでも正しい情報を発信できればと思い、始まりました。田村市船引のひふみ農園の農地は、0.32μSvという放射線量でした。全く問題にならない線量です。

  14日は滝桜で有名な三春町に泊まりました。「三春の里」というとてものどかな宿泊施設でした。本館とコテージに、男性8名、女性7名で3部屋に分かれて泊まりました。早速お風呂に入り、さっぱりしました。その後はいよいよお待ちかねの夕飯です。私たち15名は五穀野菜を主食としていて、一日二食ですから、夕食は普通のコースではなく、レストランで自分の好きなものを注文しました。皆さん天ざるやそば定食を注文していました。そして今回も、「弥栄」で乾杯しました。各自生ビールやソフトドリンクを2、3杯は飲んだと思います。その後夜は男性の部屋に集まり、一番遅いグループは3時まで話しに花が咲いていたそうです(笑)。予め郡山のドンキで、焼酎ボトル3本、缶ビール30本、ウーロン茶4本、ワイン1本、さきいかなどのツマミを多数買っておきましたので、結局かなり余ってしまいました。今回は5台の車に分乗したので、高速代とガソリン代を割り勘して、交通費と宿泊費、飲み代も全部込みで、一人12,000円くらいで済みました。毎回田村まで来るのは無理としても、時間と予算があれば、なるべく多くの方々にひふみ農園田村に来ていただけるといいと思います。

 15日(日)はいよいよ本番当日です。私たちは10時に三春の里をチェックアウトして、船引のひふみ農園田村を目指しました。途中ガソリンを入れても30分で着きました。早速農作業の服装に着替えて、いざ本番です。皆さん長靴と農作業用のズボンに履き替えています。農作業の出で立ちを見ると、皆さんのやる気が伝わってきました。ひふみ農園赤城で1年以上農作業をやっているベテランばかりなので、どんどん畝ができて行きます。前日の雨で、土が重かったですが、そこは技術でカバーです。特に、赤城の常駐のAさんとSさんが大活躍してくれました。ベテランの皆さんといえども、関東と東北の土質の違いに、少々手間取っていましたので、AさんとSさんの鍬の使い方は勉強になったと思います。関東チームの底力はたいしたもんです。皆で仲良くやっているので、楽しいのが一番ですね。中に入れずにいる新人の千葉や町田の方には、お母さんのような久喜のTさんが、「はい、バンバンやって!」と声を掛けています(笑)。そして、各自小さな声で「ひふみ祝詞」を唱えながらやっています。10本の畝に小松菜やほうれん草、カブ、大根、人参の種を蒔きました。農地の持ち主のWさんからいただいたジャガイモを切って、草木灰を付けて植え付けました。1週間で発芽しますので、次回が楽しみです。一人一区画もいいですが、共通農園を共同で作業するのも、面白いと思いました。

 1時間15分で10畝完成しましたので、一休みです。農園から徒歩1分のところで、住民センターがあるので、そこを無料で使わせていただきました。30畳の畳の部屋が使えたのでとてもゆっくりできました。Wさんから生体エネルギーの水をいただきましたが、とても爽やかな水でした。また、たくあんと白菜、キュウリの漬物は美味しかったです!ヘンな甘みがなくて、自然の味がよかったです。

 その後、中矢代表をお迎えしまして、一緒に農作業を再開しました。更に、畝を立て、種蒔きをしました。新人も慣れてきたのか、動きがスムーズになりました。笑いが絶えない農作業は本当に楽しいです。白けている人もおらず、全員参加が何よりです。心の底から楽しいと思いました。栃木から来られた方は小学一年生の息子さんと一緒に、ジャガイモを植えつけていました。さいたま市のGさんは高校生の息子さんと一緒に種蒔きをやっていました。6月2,3日の田植えでは、大勢のお子さんも来てもらい、皆で手で植えたいと思います。

 *ここのところ、会社の決算とひふみ農園の実習会の前準備などでいろいろ忙しくしていて、ブログの更新がままなりません。今週もあまり更新できませんが、よろしくお願いします。

 


野菜のうまみは、きびしい環境で増大する

2012-04-11 05:26:11 | 農業

<自然の摂理から環境を考えるより転載>

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 ~野菜のうまみは、きびしい環境で増大する~

野菜のうまみと、ビタミンなどの栄養素はどう関係しているのでしょうか?


前回の【気象シリーズ】「日本の局地気候と農業 ~奈良県・宇陀でおいしい野菜が採れるのには理由がある~」では、野菜のうまみの一要素として「甘み」(糖分)を取り上げました。その追求の中で野菜の「甘み」(糖分)は気候の寒さや寒暖の差という、植物にとっては「逆境」ともいえる環境のもとで、より多く生成されることがわかりました。


【奈良県の大和野菜】
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※奈良県・斑鳩小学校さんからお借りしました


でも、野菜のうまみは「甘み」(糖分)だけではありません。


今回は気候と野菜のうまみを探る第2弾として、糖分と同様に野菜のうまみを形成しているビタミンCやカロテン(カロチン)といった栄養素を取り上げてみます。

 

m207抗酸化物質の効用は植物も人間も同じ


植物だけでなく、われわれ人間の体内でも抗酸化物質は重要な役割を果たしています。


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理化学研究所さんからお借りしました


最近は「放射性物質から身を守る」という視点からも抗酸化物質が注目されていますが、活性酸素が体内のたんぱく質や脂質・DNAなどを酸化させ、老化を促進したり、身体の機能に多大な影響を与えてしまうため、抗酸化物質がこの活性酸素を除去、あるいは作用を弱める働きをしているのです。


しかし植物と違って、人間や多くのほ乳動物はビタミンを自分でつくることができません。ですから、ビタミンをつくる能力を持っている植物、微生物を摂取することで、生きているのです。


参照:
m061日本ビタミン学会

 

m207ビタミンなどの栄養素も逆境下で増える


外圧環境からのストレスで活性酸素が生成され、それと連動して抗酸化物質が生成されているとすれば、野菜の中の糖分が逆境下で増えたのと同じように、ビタミンCなどの抗酸化物質も厳しい環境下で増えてもおかしくありません。


実際、栽培技術を工夫して外圧環境に変化を加えることで、栄養価の高い作物を作る事例があります。以下、その代表例を3つ紹介します。


<越冬(雪下)にんじん>

一般的ににんじんは7月~8月に種まきをして11月~3月に収穫しますが、青森など積雪の多い地域で、秋に収穫するにんじんをわざと畑に残し、雪の下で越冬させて春に収穫するという農法があります。雪の中でにんじんは凍ることもなく、ちょうど良い条件で貯蔵されるため、おいしいにんじんが育ちます。東北農業試験場の調査では、越冬後の方が糖とビタミンEの含有量が増える、という結果が出ています。


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助安農場さんからお借りしました


<寒じめホウレンソウ>

外の環境と切り離されたハウス栽培でも野菜のおいしさをアップさせる農法があります。冬、ハウスの中で育てたホウレンソウを収穫前にあえて外気に晒します。10日~14日以上寒さに晒しながら育てることで、糖と一緒にビタミン、ミネラルの含有量も増え、しかも有害成分である硝酸およびシュウ酸の含有量は逆に減少するため、おいしいホウレンソウを作ることができます。


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北海道農業研究センターさんからお借りしました


<塩(フルーツ)トマト>

一般的に野菜の生育において塩分は害になりますが、あえて水分が少なく塩分の多い厳しい環境で栽培することで、糖のみならずビタミンやミネラルが凝縮した栄養価の高いトマトが育ちます。もともと高知県の農家の方が、災害で海水をかぶってしまったハウスで、トマトがとてもおいしく育ったのを発見したことから生まれた栽培法です。今では全国各地で様々な工夫がされて栽培されており、最近では震災後に塩害農地の復興方法として話題になりました。


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司こだわりの逸品さんからお借りしました


このように、糖分だけでなく、ビタミンなどの栄養素についても厳しい環境下で数値が増え、結果として野菜のうまみが増していることがわかります


また同様に、野菜のうまみ成分の代表格と言われるグルタミン酸(アミノ酸の一つ)も、長期生育(≒長期間自然外圧に晒す)による熟成過程や、寒い環境のもとで増大することがわかっています。とりわけハクサイやトマトに顕著です。


参照:
m061 「野菜のビタミンとミネラル」(2003年・女子栄養大学出版部・辻村卓ほか著)
m061 「蘇るおいしい野菜」(2000年・宝島社・飯田辰彦著)
m061 「『うま味』の成分」日本うま味調味料協会
m061 「氷温熟成」広島県商工会連合会
m061 「冷え性」脂質と血栓の関係
m061 「グルタミンとグルタミン酸」脂質と血栓の関係

 

m207まとめ


以上、類グループの類農園がある、高地野菜で有名な奈良県・宇陀では「なぜおいしい野菜が採れるのか?」という疑問から出発して、日本の局地気候と農業というテーマで、2回にわけて野菜のうまみと気候の関係を調べてきました。


そこからは、
★逆境が野菜の甘みや栄養素を増大させる
★「寒暖の差が大きい」という逆境下にある高地野菜では、甘みや栄養素が増す
★死ぬか生きるかの微妙なバランスの上で野菜のうまみは生成される
という自然の摂理が見えてきました。


自然は絶妙なバランスの上に成り立っていますから、野菜のおいしさが増すからといって、「逆境」に晒し続ければいいわけではなく、厳しい環境が続くとむしろ野菜は枯れてしまうわけで、まさに“両刃の剣”です。


だからこそ、自然相手の農業は「観察」が決定的に重要であり、日々環境と植物の呼応(やりとり)を暖かく見守っているお百姓さんたちの力には、敬意と感謝の念が湧いてきます。


そんなお百姓さんたちに感謝しつつ、体に良い、おいしい野菜をたくさん食べていきたいですね☆

ではまた☆☆☆

<転載終わり>

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★逆境が野菜の甘みや栄養素を増大させる
★「寒暖の差が大きい」という逆境下にある高地野菜では、甘みや栄養素が増す
★死ぬか生きるかの微妙なバランスの上で野菜のうまみは生成される
という自然の摂理が見えてきました。 

 

 ひふみ農園の野菜は美味しいとよく言われますが、上記の環境で育ってきたから美味しいともいえるようです。昨日中矢代表が言われたように、ひふみ農園では水は控えています。また、赤城山ろくは、日本でも有数の日照時間の長い地域ですので、雨が少ないのです。ですので野菜は必死で根っこを土に伸ばしてきます。普通の栽培方法ですと、すぐに大きくなるのですが、ひふみ農法や奇跡のりんごの木村式自然栽培ですと、先ず根っこを土に張りますので、普通の野菜よりはじめは小さいです。しかし根っこは普通の野菜よりも大きく長いのが特徴です。ウチの野菜は皆根っこが大きいです。そして根っこも甘くて美味しいのです。

 また、ひふみ農園赤城は高原ですので、寒暖の差が大きい地域です。それで甘みや栄養素が増すのかも知れません。

 更に地球(テラ)サイエンスのライフグリーンを3000倍~5000倍に薄めて与えていますので、とても美味しくなるのです。

 ただ、この記事にもあるように、厳しい環境ですので、枯れてしまったりする場合もたまにあります。そうならないよう、いつもよく見てあげることが大切だと思います。10日前に定植したキャベツやブロッコリーの苗は、風で枯れてしまったようです。水分はあるのに、あまりの強風が連日吹いたため、1%くらいが枯れてしまいました。途中で茎が折れたり、葉っぱが飛ばされたものもありました。

 また、記事に写真が出ていますが、寒締めほうれん草と普通のほうれん草はまったく形も味も違います。ウチのほうれん草はハウスで栽培せずに、露地で栽培していますので、今収穫しているのは皆寒締めほうれん草になっています。関東ではちじみほうれん草といって、市販では普通の2倍の値段で販売されています。普通のほうれん草は茎が長いのですが、寒締めほうれん草は地面に這うように平べったくなっています。それで、野菜セットを定期的に購入されているお客さんからは、形がヘンだとか、奇怪だとか言われています(笑)。ただし、甘みはとてもあるので、旨いと評判です。ひふみ野菜は形はヘンですが、味はいいと評判です。

 今はまだ生産が追いつかないため、日本弥栄の会会員さんだけに販売しています。今後福島や丹波篠山、千葉でも生産しますので、一般の皆さんにも販売できるかと思います。

 

・自然の摂理から環境を考える


『玉響』リニューアル記念パーティー開催のご報告と、「ひふみ農園」の宣伝など

2012-04-10 22:40:40 | 日月神示の実践

<日本弥彦栄の会より転載>

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『玉響』リニューアル記念パーティー開催のご報告と、
「ひふみ農園」の宣伝など

4月1日に東京の青海で開催された『玉響』リニューアル記念パーティーには、およそ70名近い会員さん(年間購読者)と、約10名の来賓ゲスト、そして出版関係の皆様が勢ぞろいし、大盛況のうちに終了しました。
ゲストでお越し頂いたのは、㈱船井本社代表取締役の船井勝仁さん、エクボ㈱代表取締役の清水美裕さん、「ガイアの法則」で有名な千賀一生さん、前世リーディングが大好評の高橋善則さん、山口敏太郎さんご夫妻、㈱ま水倶楽部代表取締役の加納善雄さんといった多彩な顔ぶれでした。
前日にあたる3月31日、関東では大荒れのお天気で、風雨が強くて大変だったのですが、この日はうってかわって快晴となり、海沿いの瀟洒なイタリアンレストランを貸し切ってのパーティーは大賑わいで、皆さんそれぞれ大いに楽しんでくださったようでした。

会員さんの間では、すでに知り合いになっている方が大勢いるので、会えば自然と話に花が咲きます。
3時間というと、けっこう長いイメージがありますが、それこそアッという間にお開きになってしまいました。

私は終了後に会場を後にしたのですが、会員さん同士が誘い合って、参加者の半分くらいが2次会にくり出し、さらに10名ほどが残って3次会まで盛り上がったと聞きました。

皆さん、すごいパワーですね!

私自身は、じつはあんまり人が集まる席というのは苦手でして・・・。
こんな会を主宰していながら、そうなんですね。
できれば、主宰者として前に出て挨拶したり話をしたりといったことも、避けたい性格なのですが、自分の会なのだから、私がまとめ役として中心に立たないといけないというのもあって、時々こういうパーティーとか懇親会とかも企画するんです。

でも、「場」を設定したら、あとは勝手に盛り上がって頂くというのがいいんですね。
私は傍目で、皆さんが楽しんでいる姿を眺めていたり、私がいなくても、自分たちで集まって盛り上がったという話を聞くのが嬉しいのです。

まあ、私も参加すればしたで、もちろん楽しい時間を過ごすことはできるんですが、いろいろなご質問(とくに初対面の方)に答えたりすることもあり、日月神示の話とか真面目にしなければいけないことも多く・・・。
そもそもお酒が苦手ということもあります。
お酒を飲むと気分が高揚するとか、気が大きくなるとか、気がゆるむとか・・・言いますけど、そういうことは、私は「まったく」ないんです。
ただ赤くなって、ボーッとしているだけ。
みんな、なんでお金を払ってまでこんなもの飲むんでしょうか。
(ある意味、羨ましくもあります。)

ともかく、酒自体が嫌いということもありますし、あるいは喧噪が嫌なのか、人が密集しているところが合わないのか、ワーッと人が集まってお酒を飲んでいる席は、あんまり好きではないんです。
そんな私が、数千人も集まる「会」を主宰しているというのは、何とも不思議ですね。
苦手なものだから、逆にやらされてしまうのでしょうか。

話は変わりますが、ようやく春を迎え、本格的な野菜作りのシーズンとなりました。
6日はオフィスに「ひふみ農園」の横堀幸一さんが来て、打ち合わせをしたのですが、この日は千葉県の土気というところで、「ひふみ農園」有志の集いがオープンしたそうです。
メインの赤城農園のほかに、福島県田村市でも今月から始まりますし、丹波篠山でもスタートします。
一気に「ひふみ農園」は4箇所に増えました。
岡山でも、もう間もなく始まるというお話でした。

「ひふみ農園」で採れる「ひふみ野菜」は、今のところ原則として会員限定で販売しています。まだ出荷できる量がそれほどないためですが、農地が広がり、収穫量が増えれば、一般売りも可能になるでしょう。

「ひふみ野菜」は、無農薬・無化学肥料はもちろんのこと、肥料さえほとんど与えません。
水も、本当に必要でない限り、やりません。
こうすると、丈夫で美味しい野菜が育つのです。
従来の農法ですと、とにかく肥料を与えすぎてしまいます。
そうすると、自分で養分を摂らなくても、外部からどんどん与えられるから、野菜は「生命力が弱く」なってしまうのです。
だから、虫に食われやすくなる。そうすると、農薬が必要になる。
見た目は綺麗でも、美味しくないし、健康にもよくない。悪循環になるわけです。

「ひふみ農法」は、地球サイエンスの資材を少し使うだけで、誰でも「テキトー」に「ラク」に出来てしまう農法です。
だから、頭文字をとって「テ・ラ」サイエンスというのだと、私は冗談で言っています。
農園には「ひふみ祝詞」が流れ、虫たちと共存しています。
虫たちはもちろんいますが、互いに共生関係にあるようで、作物はほとんど食われません。不思議ですねえ。これこそ、「日月神示の実践」だと私は思います。

「ひふみ野菜」を食べた方は、皆さん一様に驚きます。
とにかく濃厚な味で、甘くて、美味しいのです。
「別次元の野菜」と言われる表現は、的を射ていると思います。

当面は会員限定ですが、皆さんも機会があればご試食ください。
そしてできれば、お近くの「ひふみ農園」に参加されてはいかがでしょうか。
こういうものの延長線上に「ミロクの世」があるんだろうなあ、ということが、体感できると思います。

<転載終わり>

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 4月1日の昼から東京ビッグサイトの近くのおしゃれなレストランで、「玉響」リニューアル記念パーティが開催されました。大勢の会員さんと、ゲストの方々が来られていました。私はいつも45分くらい前には着くようにしているのですが、当日家を出かけようとしていた矢先に、副島先生からお電話をいただきました。今月にオープン予定のひふみ農園福島に、学問道場の会員さん60名と一緒に見学に来られるということでした。ひふみ農園は田村市にありますが、副島先生の学問道場も田村市にあります。たまたま同じ市だったとは、とてもご縁を感じます。放射線の話しや原発に関する話しで、あっという間に30分以上経ってしまいました。あわてて家を飛び出したのですが、何と開演10分前になってしまいました。会場付近に到着したのはいいのですが、今度はお店が見つかりません。焦って探していると、船井勝仁社長も同じくキョロキョロと探されていました(笑)。その内、4月6日にオープンしたひふみ農園サークル千葉のWさんとも合流し、更に京都から来られた会員さんでバレエの先生のMさんとも合流しました。皆で探してようやくたどり着きました。

 今回のパーティはいつもながらのメンバーの他に、結構若い方が多かったです。4月7日(土)の神社巡りでも、若い方がずいぶん参加されていました。弥栄の会の会員さんも少し若返りモードになったようです。

 ひふみ農園赤城も、若返りモードになってきました。昨年2月からは29歳のY君が東京から来て、赤城に常駐しています。また、明日は22歳の方が見学に来られます。お母さんが弥栄の会の会員さんで、埼玉に土地を持っておられます。その息子さんが明日赤城に見学に来られることになりました。行く行くは埼玉のご自分の農地で無農薬・無肥料のひふみ農法を実践したいようです。

 ただ、農業はやったことがないので、赤城で修行をしたいということのようです。先ずはどのようなことをやっているのか、見てもらいます。明日実際に見てみて、イメージと違っていて、見送りになることもあるかも知れません。

 その際には、7日の神社巡りのときに知り合った女性の方に声を掛けることになるかも知れません。神社巡りで初めてあった方なのですが、三次会の席でひふみ農園で農業をやってみたいと言われました。この方も若い方なのですが、農業を是非やってみたいそうです。ただ、女子寮はまだ無いので、今すぐにスタートしてもらうのは無理かと思います。もう少し拡大して、余裕ができたら実現するかも知れません。

 このように若い方がひふみ農園で働きたいと言ってくださるのは、とても有望だと思います。日本の農業従事者は、平均年齢65歳以上が全体の70%も占めているのです。ひふみ農園の平均年齢は現時点で43歳ですから、全国平均より相当若いことになります。

 今回は、中矢代表から大変なご評価をいただきましたが、確かに言われている内容の通りです。無農薬・無化学肥料は当たり前で、この一年間は天然の有機肥料すら与えていません。腐葉土も全く与えていません。全体的に水は不足気味なため、根っこがとても長くなります。水分を必死で吸うために、根が大きく長くなる傾向があります。自分でもよくこんな過酷な条件で、あれだけ美味しい野菜ができるものだと感心しています。先日ひふみ農園福島のWさんが赤城にお見えになったとき、土地のレベルに比べて、野菜がとても頑張ってると言われました。

 そうは言っても、失敗も結構あるものです。3月上旬には、「野菜セット」に入れたジャガイモがピリピリして渋い感じがすると3名の方から言われました。2月までは全く問題なかったのに、3月に入ったら、どうもジャガイモが発芽モードに入ったため、渋くなったようです。ジャガイモは発芽する前に、シカやイノシシに食われないように、自分でピリピリ渋くなるそうです。スーパーなどの市販のジャガイモは発芽してピリピリ渋くならないように、予め化学薬品に漬け込むそうです。そうすることにより、ジャガイモは発芽しなくなるそうです。発芽モードにならなければ、ピリピリしませんので、ユーザーは美味しいと言うわけです。ひふみ農園では健康に害のある化学薬品は一切使っていませんので、今回はお客さまにはご迷惑をおかけしてしまった次第です。ひふみ農園丹波篠山のPさんから教えていただいたのですが、ジャガイモを密封した箱に入れ、その中にりんごを2個くらい入れておくと、ジャガイモは眠っている状態になり、発芽することはないそうです。今年もし秋にもジャガイモを作るなら、りんごを試してみたいと思います。

 その他、形に拘る方にはひふみ野菜は評判はよくありません。ひふみ野菜はあまり形が良くありませんので、形を重要視する方には不向きな野菜です。ただ、キャベツやブロッコリーなどは形も味も良かったですので、工夫次第では形も良くできる可能性はあるかと思います。

 今月はかなりイベントが多く、準備も結構時間がかかります。こんな具合です。

1日 「玉響」リニューアルパーティ

6日 ひふみ農園サークル千葉 オープン

8日 神社巡りチーム関東(神田明神、東京大神宮、靖国神社)

14日 ひふみ農園福島オープン準備

15日 ひふみ農園福島実習会

17日・18日 ひふみ農園丹波篠山土作り

21日 ひふみ農園赤城実習会(神社巡りサークル「チーム関西」松尾大社)

28日又は29日 ひふみ農園福島見学者の対応

30日 ひふみ農園丹波篠山実習会

 来月からは料理サークルがいよいよスタートします。ひふみ野菜を使った料理を研究し、その後味わいます。場所は大宮の施設を検討しています。家庭科教室のような実習室で開催します。ひふみ野菜とスーパーの市販の野菜の比較も行います。また、大豆ミートの調理方法も研究します。先ずは、ひふみ農園の会員の方や神社巡りの会員の方にご案内します。料理が苦手な若い男性方もひふみ料理を覚えてみませんか。包丁の使い方も教えますよ。研ぎ方も。お子さんに大豆ミートを使った中華料理やラーメン、ハンバーグ、コロッケなどを食べさせたいとお考えの方、是非ご参加ください。その他、赤城の会員さんの中には、綾部の若杉おばあちゃんの料理を習った方もいますので、その秘密を教えてもらいましょう。リーダーは赤城のSさんです。サブリーダーは浦和のKさんです。Kさんは桜沢一如さんグループの料理教室に通ってます。どうぞご期待ください。

 

・今週の一言


300万の戦死者を出した大戦を引き起こしたのは「国民の支持」であった。

2012-04-08 06:35:20 | 政治・社会

<株式日記より転載>

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300万の戦死者を出した大戦を引き起こしたのは「国民の支持」であった。
80歳以上の日本国民の「民意」で夫や兄弟や息子を死なせたのだ。


2012年4月7日 土曜日

自分(たち)は悪くないもん -「軍の暴走」「ムダ」という集団催眠- / 村上 たいき 4月6日

日本が、勝ち目の無い戦争に無謀にも突入していった理由を、多くの人は「軍部の暴走」だと思っているが、実際には「国民の支持」であった。(※1)。戦後、「軍部の暴走」とすることにより「自分はわるくないもん」という人々の心理が透けて見える。これらを矛盾なく正当化するには「日本軍は悪」である必要がある

戦中に東京都が指示した上野動物園の動物投薬殺が、なぜか「ひどい軍人がいやがる飼育員を無理やりやらせた」というストーリーに変更になり「かわいそうな象」として世間一般に受け入れられている。(※2)

裁判で明らかになったが、沖縄での集団自決を思いとどまるように伝えていた赤松大尉が、「沖縄ノート」では「沖縄の一般市民に自殺を強要した日本軍人」とされ、これが世間に受け入れられている。(※3)

慰安婦騒動などは、韓国からはじまるならまだ理解はできるが、日本の新聞が発端になっているのは不思議に思っていた(※4)。日本に名誉ともならないストーリーが日本人が作り広める動機がまったくわからなかった。しかし「日本軍は悪である」ことが日本人にとって大きな免罪符になっているとすると、このことも納得がいく

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今の日本の財政の問題はひとことで言うと、集めているお金より、配っているお金が多いからである。誰が悪いかということをあえて言うなら、増税にも、社会保障削減にも、首を縦に振らない国民のせいである。しかし、今の日本では「悪い奴が俺たちの金を"ムダ"使いしてるから」という話が一番受けいれられている。つまり「自分はわるくないもん」である。(※5)(※6)

facebookやtwitterでも、非常に多くの人は政府や官僚などを批判することを娯楽としている。日本ではとりあえず権力を批判しておけばOKとされるところがある。日本における社会問題は悪い権力者のせいで「自分(たち)はわるくないもん」というストーリーが最も受け入れられやすい。下記は「権威や権力がより尊重される」が「良いこと」と回答した割合だが日本の比率は、ちょっとした異常値である。

これらの「自分たちはわるくないもん」は心地良い響きだが、そろそろ、この集団催眠から醒めて「自分たちの責任で~」という方向に考えてはみてはどうだろうか?日本が良くなるにはそれしかないと思うのだが、どうだろう?

一国の政治というものは、国民を映し出す鏡にすぎません。政治が国民のレベルより進みすぎている場合には、必ずや国民のレベルまでひきずり下ろされます。反対に、政治のほうが国民より遅れているなら、政治のレベルは徐々に上がっていくでしょう。国がどんな法律や政治をもっているか、そこに国民の質が如実に反映されているさまは、見ていて面白いほどです。これは水が低きにつくような、ごく自然のなりゆきなのです。りっぱな国民にはりっぱな政治、無知で腐敗した国民には腐りはてた政治しかありえないのです。
サミュエル・スマイルズ「自助論」より


※1 空気の研究 山本七平
※2 かわいそうなぞう 土家由岐雄
※3 大江健三郎氏の犯罪
※4 慰安婦騒動というたかり
※5 「巨額のムダ」という集団催眠
※6 ムダの削減という集団催眠の背景と実態
※7 強いリーダーはなぜいないのか?



(私のコメント)

昨日の従軍慰安婦問題の続きになりますが、問題の発端は朝日新聞であり歴史教科書問題も朝日新聞か火をつける格好になったのはなぜなのだろうか? 韓国や中国が最初に記事にして抗議したと言うのなら筋が通りますが、歴史教科諸問題も従軍慰安婦問題もいずれも捏造だった。どの教科書も「侵略」を「進出」と書き換えた教科書は無かったし、従軍慰安婦を取り上げた吉田氏の証言は嘘だった。
 
朝日新聞がこのような記事を検証もせずに掲載して、韓国や中国がそれを報道するキャッチボールが行なわれて外交問題となり、日本政府が右往左往して官房機密費から数億円の金を持っていって配って行って謝罪を繰り返すのが狙いだったのだろう。韓国の李大統領が従軍慰安婦を持ち出したのも、来年は大統領選挙がありその選挙資金を、日本政府から引き出すのが狙いなのではないだろうか?
 
もちろん官房機密費や外交機密費は使途が公開されていないからわかりませんが、野党対策に使われたり、中国や韓国政府要人に配られて来たのだろう。6兆円の中国へのODAも数%が手数料としてピン撥ねされて双方の政治家の懐に入っていた。このような金の動きは日米間でもあり、佐藤総理は選挙に金が必要だとしてアメリカ政府に金を要求していた。
 
このようなことはマスコミで報道されることはありませんが、30年以上経った政府文書の公開などで明らかになっている。最近では米軍への思いやり予算やグアムへの移転費用などが臭い匂いがしますが、関連企業を通じて政治資金として政治家に配られれば合法的な資金になる。アメリカも大統領選挙には巨額な資金が必要だから、合法的な外国からの政治資金が配られているはずだ。
 
朝日新聞が火をつけて中国や韓国が騒げば、日本政府から裏金が出るから騒いでいるのであり、出なくなれば騒がなくなるはずだ。このような事が起きる背景には東京裁判史観で日本国民全体が洗脳されてしまった事が問題だ。陸軍が中国に不拡大は大本営の方針であり、現地部隊が暴走したことになっていますが、国内には「暴支膺懲」を煽る朝日新聞があった。ウィキペディアには次のような記事がある。
 
「1937年(昭和12年)の盧溝橋事件以降は特に用いられるようになり、暴支膺懲国民大会が数多く開催された。同年7月21日には日本革新党が日比谷公会堂で開催した[1]ほか、9月2日に東京府東京市(当時)の芝公園で開催された対支同志会主催・貴族院及び在郷軍人会、政財界後援による暴支膺懲国民大会では「抗日絶滅」や「共匪追討」がスローガンとなっており、政財界・言論界の人物が登壇したという」
 
当時は大陸で一旗挙げようという日本人が沢山いて、治安の悪い中国では邦人殺害事件が多発した。中には通州事件のような大規模な襲撃事件が多発した。現在でも中国には多くの邦人が行っていますが、いったん治安が悪化すれば戦前と同じようなことが起きるだろう。そうなれば再び「暴支膺懲」的な世論が起きるかもしれませんが、外交的な抗議はしてもそれ以外には何もしてはならない。
 
戦後においても、北朝鮮も多くの邦人を拉致して行きましたが、外交的抗議はしてもそれ以上の事はしてはならない。中国や北朝鮮が邦人を殺したり拉致監禁をしても、軍事的な制裁は中国や北朝鮮の思う壺にはまることになる。結果的に戦前の日本は中国の挑発に乗って深みにはまりましたが、中国は暗黒大陸であり、邦人が拉致監禁されたり殺されても本人の自己責任と割り切るしかない。
 
尖閣諸島問題で中国人船長が逮捕された時に、中国政府は国内でカメラを持っていた日本人社員をスパイとして逮捕しましたが、たとえスパイとして銃殺されても日本政府としてはどうすることも出来ない。仙谷官房長官は腰を抜かして中国人船長を釈放して中国に帰してしまった。中国在留邦人は中国にいるリスクを覚悟すべきなのであり、日系企業の幹部職員が労働争議で監禁されて日本に帰れない例が続出している。
 
しかし戦前の例で見るようにこれは中国の挑発なのであり、外交的な抗議するか経済制裁で対抗するしかない。戦前においても幣原外交は弱腰外交と国民から批判されましたが、内政不干渉で十分な抗議や制裁を行わなかった為だ。外交と戦争は一体のものであり、日本人は先日も書いたように極端から極端に走ってしまって思考が停止してしまう。現在でも原発推進から原発全廃にまで180度転換してしまう。
 
大戦における問題も、中国の挑発に対して適切な対抗措置をとらねば中国はますます日本を舐めてかかってきた。軟弱な幣原外交から日中戦争にまで転換してしまうのは政府の外交が機能していないためであり、国民も軟弱外交に抗議して強硬路線を新聞は煽るようになり、陸軍は不拡大方針でも引くに引けないようにしてしまったのは国民の世論が強硬になってしまったからだ。
 
さらに日独伊三国同盟や仏印進駐はアメリカとの戦争を決定的にしましたが、アメリカと戦争すればどうなるか国民は考えなかったのだろうか? 当時の国民がどう思っていたかを語る人はほとんどいませんが、文学者の日記などを持ても日米開戦での高揚感が記されたものが多い。多くの国民も真珠湾攻撃で「してやったり」といった感想を持ったのではないだろうか?
 
しかし結果的には一般市民を加えて300万人もの戦死者を出したのは当時の日本国民の自業自得なのだ。私のようなリアリスト派から見ればアメリカがフィリピンを盗った後は日本を狙ってくることは歴史的必然であり、アメリカは日英同盟を分断して外交的に孤立化して中国に引きずり込んだ上で、経済制裁をかけてきた。しかし当時の政治家でそのようなアメリカの意図を見抜ける人がいなかった。
 
当時に私のような天才的戦略家がいれば、ハルノートを受け入れて欧州大戦の状況を見るべきだと考えただろう。石原莞爾中将も天才的戦略家でしたが、当時でも適切な提言をしていた。マリアナ諸島を不沈要塞化して守りを固めればアメリカは日本との戦争を諦めただろう。戦わずして勝つことが一番の上策であり、日本にとっての敵が誰であり、守りを徹底的に固めていれば日米戦争をせずに済んだはずだ。
 
<転載終わり>
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 私たちは大東亜戦争に突入してしまったのは、軍部の暴走と教わってきましたが、この記事では国民の支持があったから軍部が暴走したと言ってます。確かにヒットラーは、いきなり独裁者になったわけではなく、ドイツ人がちゃんと選挙で当選させていますから、国民がヒットラーを支持したと言えます。
 
 日本の政治家は選挙で選ばれていましたが、軍人は選挙は関係ないです。ですので国民が軍部を支持したことは間違いなかったのでしょうが、その当時の朝日や読売は戦争賛成と言ってましたから、多くの国民は新聞の影響を受けたと思われます。今の時代とほとんど同じということです。今は戦争で懲りた人がたくさん生きていますので、いくら朝日や読売が戦争を煽っても戦争にはならないと思いますが、あと50年もして、残っている人がいなくなれば、どうなるか分かりません。
 
 この記事では軍部と国民が出てきますが、実際は朝日や読売新聞という勢力もありました。また、山本五十六などのユダヤのエージェントと言われている軍人や政治家も入っているとなれば、国民の支持や軍部の暴走だけではないと思います。むしろ、朝日・読売連中やユダヤの手先勢力の影響が大きいように思います。
 
 今日はこれから神社巡りサークル「チーム関東」の活動があります。神田明神で正式参拝とひふみ祝詞奏上、アワ歌、わの舞の三種の神事を行った後、飯田橋の東京大神宮を参拝し、その後靖国神社に参ります。この戦争は軍部だの、国民の支持だの、新聞やユダヤの謀略だのが絡み合って起きてしまいました。遊就館に特攻に行く直前の青年の手紙がありますので、読んでみてください。両親や妻子に宛てたものです。何も説明はいらないです。