日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

「逆ニクソンショック(金本位制への回帰)」 朝倉慶氏

2011-07-27 05:57:48 | 船井幸雄氏

 <船井幸雄.comより転載>

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逆ニクソンショック(金本位制への回帰)

これから金本位制導入が始まる!?
  米国内、ないしはメキシコからきな臭い動きが出てきました。どうも金本位制の導入に備えた準備が始まってきた模様です。現在、世界は経済的な行き詰りを見せ始めていますが、近年中に世界をあっとさせるようなドラスティックな発表が米国からあるかもしれません。現在、そのような大変化を起こすための下準備が水面下で誰にも気づかれないように行われてきている模様です。

 金本位制とはどんなものか? なぜ今、金本位制なのか? そしてどのうような変化が起こってきているのか? 見てみましょう。

 金本位制とは通貨を金とリンクさせるということです。1971年のニクソンショックが起こるまでは、ドルは金本位制で1トロイオンスは35ドルで取引されることが決まっていました。1ドルは360円、世界各国の為替レートはドルとの固定相場で決まっていましたから実質、世界はドルを中心とした金本位制の下にあったわけです。そして金本位制の下では、常にドルは金と交換することができるわけです。金はその量に限度がありますから、当然ドルの発行量に制限がかかるわけです。今のような止めどのないドルを発行すれば、それに応じた金が存在していませんから、必然的にドルは暴落を起こしてしまいます。米国が放漫財政をすればするほど、世界各国の投資家や国家は手に入れたドルを金に変えようとしますので、米国からは金が流出して結果としてドルを担保するはずの金がなくなり、通貨暴落を引き起こすわけです。このように、金本位制の下では放漫財政や通貨の垂れ流しはご法度です。金の準備がないのに通貨であるドルを発行するというのは不可能なわけです。となると金本位制は常に金の量に通貨発行が縛られるわけですから成長を目指す経済には大きな制約となります。反面、現在のような通貨の無限な発行はできませんので、健全な経済といいますか、マネー刷り過ぎによる問題は起きません。

かつて金本位制を放棄した理由は?
 では1971年、時の米国大統領、ニクソンはなぜ、いきなり金本位制を放棄して、ドルと金の交換停止という乱暴な政策を一方的に発表したのでしょうか?
 世界中の人達からみると余りに身勝手で横暴だと思いませんか? 今までは金とリンクしていたドルを一方的に制度を変えて、金との交換を停止して、ドルを勝手に印刷するというのですよ? どの国とも相談することなく、1971年8月15日に突如、発表されて、翌日からその体制になったのですから驚きでしょう! 世が世なら戦争か国交断絶ものでしょう。だって当時だって世界中の人達がドルを大量に保有していたわけですよ。
 「そんなこと知らない、自国の通貨ドルだから自分達で方針は決める、素直に従え!」ですよ! こんな不条理が許されますか! しかしそのようになったのです。以後、ドルは金とリンクすることなく、自由に発行できるようになり、世界はその米国の決定に従って、金本位制から変動相場制に移行しました。今でこそ、円ドルやユーロなど毎日のように為替取引がなされていますが、1971年までは固定相場制でその大きな変化点はこのニクソンショックにあったわけです。
 ではなぜ、ニクソンはこのような乱暴な政策を行ったのでしょうか? 
 言わずと知れた米国の国益のためです。
世界の事なんか知ったことか! 米国のために行ったのです。当時の米国は今のギリシアではないですが、酷い状態に陥っていたのです。
 第二次世界大戦後は世界の中心となって政治的にも軍事的にも経済的にも覇権を握ってきた米国でしたが、終戦後、25年以上も経つと、敗戦国であった日本もドイツも驚くような発展をしてきました。それとは対照的に米国はベトナム戦争の泥沼状態から抜け出すことができず、膨大な戦争の出費と国内のインフレに悩まされてきていたのです。これが今のような経済ですと、解決方法は単純で国債発行、ないしは中央銀行によるマネー増刷でこれによって危機を切る抜けるわけです。まさに今の日本や米国、世界そのもののようですね。しかし当時は金本位制の下にあったので、マネーを刷ることができないわけです。
 下手にマネーを刷れば、危ないと思った世界中の国々が手に入れたドルを即座に安全な金に換えようと米国に殺到してあっという間に米国内の金は枯渇してしまいます。このような金本位制の下では放漫財政は許されませんから、勢い、今のギリシアのように泣くなく健全財政を目指そうとするわけです。
 当時、あの米国がですよ、公務員給料を凍結したり、それでも収まらないインフレに対しては物価統制令などを行ったのですから驚きです。まさに今のギリシアをみていると当時の米国と重なるのですが、借金が膨らみすぎて、どうにもならないわけです。今のギリシアも膨大な借金がユーロという通貨の呪縛にあって、異様な緊縮財政を取るしかない状況に追い込まれています。自国の通貨であったドラグマを放棄しましたので通貨を自由に印刷できないのです。当時の米国も同じで金本位制の下で異様な緊縮財政を強いられたのです。悲劇的なことにあの米国が幾ら緊縮財政をしても経済は良くなるはずもありません。一向に上向かない経済に世界各国は懸念を抱き、次々と米国にドルを持ち込んでは金との交換を始めたというわけです。

 この袋小路に陥った米国経済の状況に風穴を開けるためには、革命的な変化が必要でした。世界の誰も考え付かないような、しかもどこの国にも気付かれずに、突如、システムを変える必要があったのです。そしてウルトラCの登場、金本位制の放棄です。ニクソンの突如の発表によって、米国は一気に世界のシステムを変え、ドルを幾らでも印刷できる状況を作り出し、有無を言わせず、世界を従わせたのでした。世に言うニクソンショック、為替相場の変動制はこうして生まれたのです。40年も経って皆忘れてしまいましたが、これほどの大変動が米国国家の国益で、どこの国に相談することもなく決定されたのは驚きではありませんか? ひとえにドルという通貨は米国の通貨であって、米国の政策、ひいては米国大統領の鶴の一声で変えることができるからです。ということは状況が変われば、ニクソンショックの逆、今度はドルを金本位制に戻す、逆ニクソンショックもオバマ大統領の決断によっては可能なわけです。

日本の国家破綻を見越したアメリカの目論見(もくろみ)とは?
 そんな馬鹿な? と思うかもしれませんが、40年前、8月15日には起こったのですよ、それが歴史です。仮にこのように突如、米国が金本位制への回帰を決めるとどうなるでしょう?
 金本位制ですと金を保有している額しか、その国の通貨を発行することができません。通貨が金にリンクしているからです。となると現在8133トン保有で世界一金を保有している米国は金本位制になったとたんに世界一の金持ちになります。一方日本は765トンしか金を保有していませんので、米国の10分の1以下の資金しか持っていないということになります。中国はと言えば1054トン程度ですから国力の割には資産は急減です。日中とも膨大な外貨準備を持っていてもいざ金本位制になれば担保となる金がありません。まさに外貨は絵に描いた餅、紙になりかねないのです。その一方で現在問題となっているユーロ圏各国はドイツ3401トン、フランス2435トン、イタリア2451トンともに大量の金を保有していますので、金融的には米国との釣り合いが取れている感じです。
 このようにいきなり逆ニクソンショックが起これば、発展著しいアジア諸国は貧乏に、欧米諸国は平穏というわけです。
 そんなことが起こるわけがない! 起こせるわけがない! と思うでしょう。その通り今の時代、如何に米国といえどもそんな乱暴なことはできません。そこで、です。どのようにしたら金本位制に持っていくという口実を作れるか? ということがポイントになるわけです。
 金本位制やむなし、という状況を作りだすのです。そこに日本の存在価値があるのです。
 世界は今、金利上昇の波が始まってきています。日本も遅らばせながらこの波に巻き込まれるしかありません。借金1000兆円の日本がブラジルの金利12.5%の4分の1の3%の金利にでもなったら、金利だけで30兆円、税収35兆円の日本国が誰も借金が返せるとは思わなくなるでしょう。そうなると今のギリシアやアイルランドのように信用不安となって金利は加速度的に急騰(国債暴落)となります。国家破綻です。
 米国はそれを待っているのです。仮に日本が国家破綻となればどうなりますか? 円相場は果てしない暴落となっていくでしょう。その場合、世界各国の通貨体制はどうなると思いますか? ユーロだってあのザマ、ドルだって問題だらけ、中国の元など自由に流通すらできないのですから世界通貨になれるはずもありません。おそらく世界中の為替は日本が国家破綻すれば大混乱となって収集がつかなくなることでしょう。しかし日本としてみれば如何に大混乱になろうとも、石油は輸入しなければならないし、食料も輸入しなければなりません。
 では質問です。その時の輸入代金は如何に支払いますか? 円ですか? 駄目です。国家破綻に陥って相場が乱高下する円はそんな状態になったらどの国も貿易決済通貨として取ってくれません! ドルですか? これもだめです。このような大混乱が始まれば、その途中で日本は国家防衛のために円買い、ドル売りの通貨介入をやれる限り行いますからドルの保有など底をついてしまいます! ではどうするの? 世界中大混乱になって為替相場が機能しなくなり貿易はどうなるの?
 ですから指摘したでしょう。米国はその時を待っているのですよ。金です。金の出番ですよ! 日本が国家破綻から収集のつかない混乱となって、それが世界に波及して貿易決済が難しくなってきた時、その時です!
 「これまでのシステムは限界だ! 新しいシステムを作ろう! 金にリンクした通貨体制に戻ろう!」という声が出てくるのです。そして米国が音頭をとって新しい金にリンクした通貨体制を構築するという構図です。これでめでたし、めでたし、金を一番持っている米国は世界一の金持ちに返り咲くというわけです。考えてみれば世界の歴史は戦争や天変地異、国家破綻など数えきれないほどあって、その都度、貿易決済には通貨は使えず、金を使用してきたわけです。紙で作った紙幣は混乱時は再び紙に戻りますので、人類は仕方なく絶対的な価値を有する金を交換手段として使ってきたわけです。二度あることは三度あるどころか人類史に数限りなくあった事がまた起こるだけです。通貨なんてまさに紙、日本円だって第二次世界大戦前は1ドル2円、それが敗戦で1ドル360円、そして今78円、こんなもの信用できますか?

 今年、初頭、メキシコはいきなり93トンというとてつもない金を購入しました。GDPでは日本の6分の1にしか過ぎないメキシコがなぜこれほどの金を購入するのか? 日本とのGDP比で換算して日本の購入に当てはめれば600トン近い購入で、そのケースでは日本は一気に金保有が倍近くなるわけで、とてもそんな決断は一中央銀行の独自の決定とは思えません。メキシコの突如の金購入には大きな意志が働いているに違いないのです。米州機構、米国、カナダ、メキシコの将来的な金本位制へと向けた布石を打ったと思えばよく、これは裏で米国の意志が働いて行われたことでしょう。折しも米国各州では金や銀を鋳造することや通貨として流通させること、税金を金や銀で支払うことなど、ドルから金へとの流れが州単位で、法制化される動きが活発です。5月からユタ州では金貨を同州の法廷通貨として認めました。バージニア州やモンタナ州でも金を使った独自の通貨を使うことの法案化が検討されています。ジョージア州では金や銀で州税を収めるべし、という法案が提出されています。アイダホ州でも納税にドルを使わずに金貨、あるいは州の通貨を使うべきということで法案化の準備です。ドルから金への流れは止まりません。
 ドルを信用していないのは当の米国民であって、今の通貨体制が崩壊することは彼らが一番身近に感じているのです。用意万端にして日本の国家破綻を待っていると言っていいでしょう。ユーロ危機、米国の財政破綻、それを懸念した円高の到来、一見すると危機は欧米にあるようですが、実は大爆発は日本からなのです。裏での危機管理が完ぺきな欧米は予定通り日本の破綻、それに続く為替相場の大混乱を待って、力強く金本位制への復帰を宣言するのです。

<転載終わり>
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 日本ではアメリカのデフォルトを気にしてニュースなどの情報を入手していますが、当のアメリカ人は自国がデフォルトするなどとは全く考えてもいないそうです。
 反対にアメリカの国際金融資本は、日本が国家破綻する時期を待っていると朝倉氏は言われています。当の日本人では、自国が破綻すると考えている人は極少数だと思います。
 アメリカが一時的であっても、デフォルトする確率はかなり高くなっているようです。また、日本の国家破綻の引金は、長期金利の高騰だと朝倉氏は言われていますが、今の段階では長期金利が3%に上がる気配はないように思います。
 現状では日本は20年来のデフレですので、長期金利は昨日では1.09%です。確かに長期金利が3%になれば、日本の借金約1000兆×3%で、約30兆円の金利の返済となります。日本の金利が3%になる日が来ないとはいえませんが、現状のデフレ経済の中ではすぐに3%に上がることはないように思います。小麦などは少しづつ値上がりしていますが、長期金利を3%に引き上げるまでの影響力はないようです。
 ただ、朝倉氏の予測は不気味な臨場感があるのが、気になります。
 
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「日本が倒産しそうだ」 船井幸雄氏

2011-07-26 06:39:39 | 船井幸雄氏

<船井幸雄.comより転載>

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2011年7月25日

 

日本が倒産しそうだ

 8月に学研パブリッシングから私の新著『予測はしないほうがいいのだが?』が発刊されます。
 この本の大要につきましては8月に入ってから、本ホームページで発信します。
 ところでこの本の原稿は6月中旬の10日間ほどで書きました。校正ゲラが出てきたのは7月7日です。校正の直前から私の友人の経済予測の「超プロ」朝倉慶さんの新著やT-modelという経済予測の方程式をつくり、ここ2-3年ずばり当てつづけている塚澤健二さんからのレポートを見て、何か胸さわぎがして仕方がなかったのです。
 そこで7月6日に、このホームページで朝倉さんと塚澤さんの見解を急遽まとめて発信し読者に「考えてほしい」とたのみました。
 その胸さわぎが、その後はっきりしてきました。それは、日本の国債が近々急落し、日本の破産するのが、目前に迫っている可能性が高い……ということだったのです。
 私の知っている範囲で言いますと、3.11大震災と原発事故の直後から「日本国債の空売り」をしている欧米のヘッジファンドが多くあります。
 彼らは、必ず到来すると思われる日本国債の価値低下、利回り上昇と円安に賭けているのです。日本は国債をデフォルトせざるを得ないだろう……と見ているのです。
 日本国債の94%は日本国内で日本人や日本企業などに保有されていますから、安全だ……というのは、とんでもない誤解だというのは、少し考えれば分ります。
 日本の貯蓄率はいまやほとんどゼロに近くなっていますし、政府も日銀も財政赤字を減らす手はほとんど打てない状況です。
 これをみて、ここで策を弄してでも一儲けしようというのが欧米のヘッジファンドなどの常套手段です。
 日本の借金が1000兆円あり、さらにふやさねば国の経営が不可能なのに収入はわずか41兆円しかないのです。はっきり言って来年か再来年には日本は倒産しそうだし、それが早まる可能性すらあるな……というのが、胸さわぎの原因だったのです。
そこでいろいろ調べました。
 前記の塚澤さんは、以下のように言っています。「私も心配しています。日本が破産したら日本人は個人資産の1/4以上を失うだろうし、円の価値はいまの1/3~1/4になりそうです。それよりも現代版GHQ設置が問題になります。ネバダレポートが気になりますね。」ということでした。そして以下のようなレポートを送ってきてくれました。

 
船井幸雄様
T-modelコラムBy T-model Investment 塚澤健二

現代版「GHQ設置」は「IMF管理下」?

政府の復興構想会議の提言では巨額財源確保のために基幹税(所得、法人、消費税)による臨時増税の必要性を明記した。

財務省が主張する消費税では、被災地にも一律にかかり復興財源としてはそぐわないとして所得税、法人税の増税を一定期間1割増税を行う案「定率増税」が有力視されている。

ただ、所得税、法人税の低率増税では税収2兆円増程度。震災被害額推計16.9兆円には及ばず、国債増発で補うにしても国・地方の長期債務869兆円でこれ以上の債務増加は避けなければならないのが現状。

そこで、一部浮上しているのが、たばこ税や酒税と合わせて資産にも税をかける「資産税」案。国民の金融資産1400兆円(純資産1100兆円)があり、きわめて魅力的。ただ、憲法に規定されている「個人の財産権」の侵害にあたるため憲法改正がないと無理だが、国家非常事態では超法規的に認められる可能性もある。

「資産税」導入で思い出すのが、2001年のIMFが日本の財政破綻をシミュレーションした「破産処理計画」、いわゆる「ネバダ・レポート」。2002年国会でも注目を集めたため、ご存じの方も多いかもしれない。その要点は以下の通り。

①公務員の総数30%カットおよび給料30%カット、
ボーナスは全てカット。

②公務員の退職金全てカット、

③年金一律30%カット、

④国債利払い5~10年停止=事実上無価値にする、

⑤消費税を15%引き上げて20%へ、

⑥課税最低限度年収を100万円まで引き下げる、

⑦資産税を導入する。不動産は公示価格の5%を課税、債券・社債は5~15%の課税、株式は取得金額の1%を課税、

⑧預金は一律、ペイオフを実施するとともに第2段階は預金額の30~40%を財産税として没収する。


このレポートから10年が経過したが、公務員制度改革や税制改革、超低金利政策、ペイオフ解禁など段階的に着手、実行されてきている。残されているのは④、⑤、⑦、⑧で「国債暴落」「資産税導入」「預金封鎖」と同義語(「超・国家破産研究リポート」参照)。

今年は1945年の終戦の年とある意味同じようなスケジュールで進んでいる。それで最も気になるスケジュールは8月15日の「終戦」と10月2日の「GHQ設置」。

特に、この「GHQ設置」を現代に置き換えると「IMF管理下」ということになるが、10年前のこの「ネバダ・レポート」は初めから今の日本の財政破綻を見据えたシミュレートだとしたら? 財政破綻寸前の日本もある意味「計画的」ということになるが。

「計画的」かどうかは別にしても、そのタイミングが刻一刻と近づいていることは間違いなく、「IMF管理下」への心構えと覚悟をしておくことにこしたことはないだろう(レポート転載ここまで)。


 ネバダ・レポートのことを、私はよく知っています。
 「まさかの時はこれはよい方法だ。しかし一般日本人は大変だろうな」と思ったことがあります。
 「日月神示」ではありませんが、世界が日本に攻めよせてくるというのはこのことかも知れません。
 国のデフォルトは、いままでに5回くらいありました。最初は1720年6月、ついで1873年というようにそんなにあるものではありません。
 デフォルトまちがいない……と言われたギリシャがEUの支援でまだ破産していないのをみても分るでしょう。
 しかし、いまデフォルトしそうな国が多くあります。
 その中に、しかも最有力候補として日本が入っているのは、国際金融界ではまちがいない事実のようです。
 もう一度「ネバダ・レポート」を読んでみてください。
 そうして知恵ある日本人として真剣にどう対処するべきかを考えてほしいのです。多すぎる役人を減らすのは仕方がないとして、こんなことになれば、一般国民は大変に困ります。よろしくと、お願いしておきます
 こんなことは書きたくないし、こんな予測はしたくないのだが、一向に胸さわぎがおさまらないので、きょうは、やんわりと書きました。御了承ください。
                                           =以上=

(なお、塚澤さんには、今度つくる船井経営研究会のアドバイザーの一人になってもらう予定でいます。この研究会につきましては、船井メディア内の山本までお問い合せください。TEL:03-5769-3271)
<転載終わり>
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 今朝、読売新聞を見てみると、「アメリカ、デフォルト危機迫る」とありました。親米の読売新聞ですら、ついにアメリカのデフォルトを報道せざるを得ないほど、状況は迫っているということのようです。高島ヤス先生の予測された通りの展開になっています。
 このままでは、民主党と共和党は合意できないため、デフォルトになる確率が極めて高くなったようです。
 アメリカも日本も経済危機が迫っています。ではどう対処すればいいのかということになりますが、自分としては、会社や国をあまりあてにしないで、何とか自分の力でサバイブできるようにしてきたつもりです。そうはいっても、その基盤も磐石ではありませんので、国家破綻の波に飲み込まれるかも知れません。ですので、どうなるかは全く判らないので、とにかくどうなっても頑張って生きて行くという決意を固めています。なでしこジャパンのように、諦めない気持ちでいきたいと思います。
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「ひふみ農園の陸稲草刈りその3」カニのブログ

2011-07-20 06:36:22 | 日月神示の実践

 <カニのブログより転載>

 

昨日、赤城のひふみ農園へ行き、みんなで植えた陸稲の草刈りをしました
もしかして草の中に元気の良い陸稲がいるか?と想いながらやるのですが、草が1mくらい伸びているところはさすがにわかりません


これが作業前の様子です

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道路側はそれほどでもないのですが、反対側は特に伸びていて、陸稲の姿すら見えません
また、カボチャやオクラなどが陸稲を植えた近くにあるのですが、草が高くなってしまったため、カボチャはおそらく陽を求めて、その草の上に蔓を伸ばしていました
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そんな状況でしたので、カボチャ付近の草刈りを中心に行いました
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ここのところずっと好天でしたので、地面はカラカラです
管理している方が水を撒いていますが、すぐに染みこみ、私の区画だとピーマンが元気がないです
大型の台風が近づいていますが、今回は恵みの雨くらいにして欲しいです
<転載終わり>
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 4月30日に中矢代表がひふみ赤城農園に来られまして、日本弥栄の会会員さん40名と一緒に、陸稲(おかぼ)の種を蒔きました。会員の皆さんが、赤米と緑米を育てたいということで、種子を用意したのですが、水田用の種しか手に入りませんでした。そもそも畑で栽培する赤米の種子は無いのかも知れません。仕方が無いので、水田用の種子で陸稲にチャレンジすることになりました。種子としては、昨年まで水田で水がたっぷりある中で、育ってきたのに、今年は畑での生育になってわけですから、戸惑っていることと思います。
 皆で横に並んで田植えのように、種子を蒔いたのですが、発芽して、生長するに従い、雑草もどんどん出て来たのです。いつのまにか、陸稲が10cmなのに、雑草は1mとなってしまいました。何度も雑草を取ったのですが、取っても取っても生えてくるので、とても無理と判断しました。もっと大勢で、毎日管理していれば、問題なくできたと思いますが、今回は課題の残る結果となってしまいました。ただ、来年は上手くやれる方法を考えましたので、来年は何とかできると思います。今年は、実験用として5坪くらいを残して、あとは草刈り機で刈ってしまおうということになりました。ひふみ農園では、会員の皆さんの意見を取り入れて運営されていますので、皆さんの総意で草刈りとなりました。
 そして、草刈りのプロのカニさんの出番となったわけです。さすがに何年も草刈りをやっているだけあって、違います。私も研修生のAさんも、カニさんの技を教わって、刈りました。ただ刈るのは誰でもできますが、効率よく、危険の無い刈り方がプロの技です。根っこごと刈るのが一番いいのですが、それには小石などを防護するマスクなどが必要です。エンジンで手もしびれますので、手袋などで対応もしなければなりません。草刈りは危険が伴う作業ですので、慎重にやる必要があります。農業をやる際には、特に怪我に注意が必要です。クワ、カマ、耕運機、トラクター、草刈り機など、取り扱いを間違えると、思わぬ怪我をすることがあります。疲れたり、体調が芳しくないときには、危険な作業はやらないことが肝心だと思います。怪我をしてしまっては、楽しい作業も台無しです。これは大事なことだと思います。
 ひふみ農園はカニさんやAさん、Hさん、Sさん・・・・など、大勢の皆さんの援農で支えられています。皆さんは自分の畑の草取りよりも、陸稲や他の会員さんの区画など、全体の草取りをしてくれます。この人たちの人生観が利他ということだと感じました。ひふみ農園が自給自足共同体の雛形になるのであれば、利他の精神を持った方たちの集まりということになると思います。誰でも自分がかわいいし、自分のことが大事なものです。ただ、それだけでは楽しい社会は築けないと思います。隣の人と仲良くしてこそ理想の社会なのだと思います。  
 日月神示に出会い、7月5日で丸三年が経ちました。三年で自分はかなり変わったなと思います。仕事に対する姿勢も変わりました。日月神示にあるように、人の五倍、十倍働けとあるように、自分のレベルですが、相当やってると思います。単に長く働けばいいとは思いませんが、先ずは月間300時間以上は働こうと思い、やってます。大学の体育会合気道部の時でもそうでしたが、稽古は最初から頭で考えてやっても習得は難しいのです。最初は何でもいいから、ガムシャラにバンバンやらなければ、身に付きません。もうダメだと思うところまでやらないと、答えは掴めないとその時思いました。今でも覚えているのは、私が一年部員のころ、受身や基本動作などのキツイ稽古をしている時に、当時の副将の船山現人先輩から、「倒れてもいいから、力を出し切れ。力を調整しながら小出しにしていては、身に付かない。」と言われました。それを実践するのは、難しいですが、それが本物を掴む王道なのだと、今は少し理解できました。日月神示を最初に読んだときに、何故かそれを思いました。これは本物に違いない、とにかく三年は一生懸命やってみようと。今、振り返れば、長かったようでもあるし、1年くらいにも思えます。今思うのは、やはり間違っていなかったということです。三年間徹底して実践したことが、多くの「理」を体得することにつながったと実感します。キーワードは「徹底的に」と「実践」です。
 日月神示は全ての法則であり、宇宙から、人間、微生物に至るまでの「理」を説いているように思います。ただ、抽象的に書かれていることが多いので、それを現実界で実践し、自分でその「理」を掴んでいかなければならないのだと思います。人間関係のことも書いてありますし、政治、宗教、科学、家庭、国、村、霊界、教育、親子、夫婦まで全て書かれています。日月神示に書かれていることを実践し、解った時には、この上ない充実感があります。なるほどそういうことかと。人は真理で変わり、真理によって動くと、自分を見て思いました。また、家内が一番私の行動を良く知っていますが、三年前とは別人のように優しくなりました(笑)。ビールを持ってきてくれたり、弁当を作ってくれたり、少しは休めと言ってくれたりと、とにかく身体のことを心配してくれます。両親や子供、妹なども同じように優しくしてくれます。日月神示を徹底的に実践していたら、いつの間にかみんな優しくなってました(笑)。まだまだ1%もできていませんので、今日も張り切って、元気に愛想も良く、挨拶もして、何より楽しくやりたいと思います。楽しくなければ、やる意味もないですので、自分が満足し、人も満足、動物や微生物、機械も満足できるよう、お役に立ちたいと思って、今日もやります。
・船山現人 自民党山形県議員
     

 

 
     
     
  文教公安常任委員会  船山 現人 委員長
 
 現代日本は、過度に成熟した社会である。モノがあふれている。食べるものにも全く困らない。しかし、人々は充足感を感じることができない。病んだ社会であるという人も多い。そのなかで、学力の低下、犯罪の低年令化が生じていると言われている。
 子供の能力を伸ばし、道徳を植えつけるのが教育、過ちを犯したものを取り締まるのが警察であり、この両方の部門を所管するのが本委員会である。
 年々多様性の高まるこの社会、その流れに即応できる委員会運営に努めていきたい。
 
   
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土日、ひふみ農園に行ってきました。

2011-07-18 05:51:06 | 日月神示の実践

 土日にひふみ赤城農園に行ってきました。前橋、伊勢崎は37度、38度という猛暑でしたので、赤城も相当気温は上がったのかも知れませんが、常に赤城山から風が吹いてくれていたので、何とかしのぐことができました。

 東京、埼玉、群馬からオーナーさんが集まり、草取りや水遣り、植えかけ、土寄せなどを行いました。春に蒔いたナスやキュウリ、ピーマン、トマトが生長し、収穫することができ、皆さんとても嬉しそうでした。

 無農薬、無化学肥料でも、虫にも食われず実をつけてくれました。初めて農業をやった人が98%ですが、熱心に赤城まで来た結果が実りました。形はあまりよくはないですが、元気に実りました。収穫した時の、皆さんの笑顔がとても印象的でした。

 今の農家の方々は、無農薬、無化学肥料で野菜ができるとは思ってないそうです。ところが、農業は全く初めての方ばかりですが、立派な野性味ある野菜が育ってくれました。トマトやキュウリ、ナス、ピーマンだけでなく、カボチャ、ゴボウ、長ネギ、小松菜、キャベツ、ブロッコリー、オクラ、スイカが育っています。今月末の収穫祭では、50名の方々が赤城に来られます。また静かな村が、おおいに盛り上がると思います。

*今、なでしこジャパンがアメリカとPK戦をやってます。今、最後の選手がゴールを決めて、見事世界一になりました!!すごいです。


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見捨てられた人々:中流だったアメリカ人が今やテント暮らしに Rockway Express

2011-07-15 06:13:34 | 日月神示の実践

<Rockway Expressより記事転載>

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◆7月14日

 アメリカ経済はどんどん悪化している。中流だった人々が今や車上や路上で生活せざるを得なくなりだしている。まさかと思っていた事態が自分の身の上におきている。

 99週間の失業手当期間が来年初めに切れるというから、そうすると更に多くの貧窮者がホームレスとなるだろう。しかもアメリカの多くの市町村では車上や路上での生活を違法としているという。どこにも生きる場所がなくなりつつあるのだ。

 このまま進めば、アメリカは内乱状態に陥る危険性が高まる。しかもアメリカ国債の評価が下がったりすれば、混乱は更に増すだろう。アメリカが内乱状態になれば、世界的秩序も崩壊し、世界中が混乱状態に投げ込まれるだろう。

 アメリカが復興する最後の砦は、アメリカの建国の精神に立ち帰ることだ。神と共に、先ず教会を建て、道路や病院を建て、最後に自分達の家を建てた。ようするに神と共にある共同体を皆で建設しよう、という意識と意図である。

 そこには隣人に対する思いやりも当然存在する。教会で共に祈る、神の下で同じ兄弟姉妹としての隣人だ。お金よりもその隣人達との助け合いの精神の方がずっと大切なのだ。

 それにアメリカ人が気づき、立ち帰るまでは、アメリカの衰退は継続するだろう。そして世界もそれにつられて落ちていく。そして最後の最後、そのような世界に行くべき道を差し示すことができる内容を持つ国が日本である。ただし、今の政権では無理だろうが。

<転載終わり>

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 大学2年の時に、マックスウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を読みました。イギリスからアメリカに渡ったピルグリムファーザーズは、神の愛を実現するために、最初に教会を作り、次に学校を、そして最後に自分たちの家を作ったと書かれていました。古い記憶ですが、彼らの利他の精神や行いが、自分にはとても新鮮に映りました。

 今、アメリカや日本に足りないものは、我善しでは立ち行かないという認識だと思います。日本は震災を機に、我善しを反省し、皆で手を取り合い、頑張って生きていこうという機運が出てきたように思います。

 見事スウェーデンを破ったなでしこジャパンの選手達は、「苦しいときには、被災地の方々のことを思って頑張った」そうです。誰でも被災者の方々を思えば、自分の苦労など小さいものだと感じていると思います。震災が起きて4ヶ月が経ちましたが、被災者と共に頑張っていこうという気持ちは消えることはなく、むしろ大きくなっているほどです。仕事や生活の中での自分の不平不満など、被災地の皆さんからみれば、小さなことです。そして、頑張れば頑張っただけ、結局自分自身に対して納得がいきます。結果的には、自分に大きな満足をもたらしてくれることに気が付きます。

 なでしこジャパンの活躍は、これから来る女性の時代を象徴しているように思います。左脳と右脳が統合され、また男性性と女性性が統合され、イザナギとイザナミが相和して、やがてミロクの世を実現していけるのだと感じます。

 

・Rockway Express


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2012年、日本経済は大崩壊する!』 朝倉 慶氏

2011-07-14 06:01:52 | 日月神示の実践

<船井幸雄.comより記事転載>

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『2012年、日本経済は大崩壊する!』

朝倉 慶著 幻冬舎刊(2011年7月発行)1,575円(税込)

 

船井幸雄写真

 

 

―【緊急警告】 世界的な商品高騰、
日欧米の国債暴落により
世界連鎖危機が起こる。―
資本主義システムの破綻を前に、
個人がいかに資産を防衛すべきかがわかる!


「2011年、市場の混乱の予兆はすでに現れている。
借金まみれの先進国、インフレ爆発の新興国、
反体制デモが続発している中東・北アフリカ諸国…。
世界各国がこれほど行き詰ったのは人類史上、初めてだ。
我々は人類史に残る経済大崩壊の体験者となるだろう。」

はじめに

第1章 暴走するコンピューター支配で、市場の崩壊は加速する
・震災後の株暴落で膨大な数の投資家が大損した
・なぜ先物取引は株式市場で甚大な力を持つのか
・株式相場で大儲けをしていたのは得体のしれない無名の証券会社だった
・人間の頭脳を超えている! 驚異的な利益を手にした者の正体
・個人投資家が相場で損をし続ける本当の理由
・コンピューターに操られている株式市場に救いはあるのか
・ニューヨーク証券取引所が凋落したのはなぜか
・個人投資家がヘッジファンドのカモになるのは必然である
・3ヵ月間トレーディングで毎日確実に儲けるという完全試合が可能になった!
・リーマン・ショック後、米国の金融機関が莫大な収益を得ているのはなぜか
・日本でもコンピューターによる高速取り引きがブームになるのか
・コンピューターが市場を完全に支配する日

第2章 商品価格の高騰でインフレ爆発が起きる!
・中東や中国もインフレの波から逃れられない
・インフレの波が先進国に迫りくる
・金利上昇は止めようもない世界的な流れである
・マルサスの『人口論』の予言通りになった
・資源と食料価格が続伸。下がる要因は一つもない!
・地球最後の日のためび世界種子貯蔵庫の実態
・急騰するトウモロコシで、世界を牛耳る米国
・暴騰するトウモロコシは中国にとっては核爆弾である
・「のんびり構えている暇はない。世界の食料価格は危険水準に達している」
・日本ではエネルギー価格が暴騰し、危機的な状況になっていく
・早ければ秋には日本にインフレが到来する
・震災の影響で、農作物や魚の供給が止まるのは秋からだ
・日本経済にもいよいよ穀物高騰が襲ってくる
・仕掛けられた銀の暴落。それでも商品は上がり続ける
・政府と銀行、ヘッジファンド、取引所がグルになったとて、2012年インフレ爆発は避けられない
・ジョージ・ソロスの情報操作と裏の顔

第3章 2012年に向け、日本経済はどうなるのか
・日本の債券暴落の予兆①最大の買い手がもはや購入できない
・日本の債券暴落の予兆②公的年金は購入どころか売却せざるをえない
・日本の債券暴落の予兆③国債安全説は盲点だらけ
・債券の仕組みを理解すれば、事の深刻さがわかる
・日本の債券暴落の予兆④郵政グループが直近1年で9兆円も売却!
・バブルとその崩壊は繰り返され、規模は巨大化する
・経済実験台の日本はいつまで罠に気づかないのか?
・国債を「リスクゼロ」とするBIS規制に踊らされている日本の銀行
・BIS規制に抜け穴をつくった欧米、財政破綻に向かう日本
・国際的な陰謀は日本の生命保険会社にも及んでいた!
・国家による金融抑制はすでに限界にきている
・市場の反乱は起こらないと頑なに信じる日本の金融機関
・「13倍のリスク」と言い放った日銀総裁に日本経済を任せられるのか
・想定外のことが起きる時に過去の数字を使う日銀総裁の愚行
・日本の国債暴落時に利益が出るオプション取引が人気の理由

第4章 2012年に向け、米国・EU・中国の経済はどうなるのか
・米国政府の上手をいく天才投資家たち
・QE2終了後の米国債はどうなるのか
・大恐慌オタクのバーナンキは米国経済に貢献しているのか
・2011年夏~2012年にかけて債券相場が大暴落する
・名だたる日本企業の株が中国に食い荒らされている
・価値の低下した日本株がなぜ中国にとっては魅力なのか?
・国家資本主義の中国に呑み込まれる日本
・中国バブルの崩壊を確信する世界の投資家たち
・中国の地方政府は莫大な債務を抱えていた!
・中国はバブル崩壊かインフレで沈むかの二者択一
・中国の巨大な胃袋が資源と商品の高騰に拍車をかける
・欧州危機はこれからが本番。あとは大波乱を待つのみ
・欧州の景気格差は悪化の一途、ユーロ圏は確実に崩壊する
・ギリシャ債務危機で露呈したヘッジファンドによる裏取引
・ギリシャ危機で露呈したS&Pの相場操縦法
・なぜECBの総裁にイタリア人のドラギが選ばれたのか
・ドラギ総裁選出からユーロの今後が明らかになった

第5章 日本人が資産を守るために知っておくべきこと
・世界銀行の総裁が金本位制への移行をほのめかした!
・世界主要国は金へとシフト。金を購入したら離すな
・プラチナが今こそ買い時の理由
・株はハイパーインフレ時には強い。ならば買ったほうがいいのか?
・ドル、ユーロ、円、元の中で保有したほうがいい通貨はどれか
・資源国の通貨に投資するFXや、不動産投資も悪くない
・海外に口座を開くという甘い誘惑、騙される日本人
・国家が破綻する前に、海外に口座を持つほうがいいのか

あとがき

 
 

<転載終わり>

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 今朝の読売新聞の朝刊の2面記事下に、大きく朝倉慶さんの著書の広告が載っていました。「2012年、日本経済は大崩壊する!」という文字が目を引きました。

 朝倉さんは3年前に船井会長に評価され、世に出てきた金融のアナリストですが、3年間一貫して日本や世界はハイパーインフレになると言っています。ところが日本では、今までずっと20年もデフレなので、朝倉さんの予測は当たっていないと言えます。ただ、朝倉さんは2012年にハイパーインフレになると予測していますので、来年になれば予測が当たったのか、ハズレたのか判ります。

 反対に高島ヤス先生は、日本はデフレになると言われています。そしてデフレの方がインフレよりも厄介だと言われています。現在は、中国はややインフレ気味ですが、日本は相変わらずデフレです。20年もデフレの中にいると、インフレなんて来ないと思いがちですが、その前はバブルだったわけですから、経済の動きには様々な可能性があると思います。

 日月神示には「金の要らぬ世」になるとありますから、破壊的なインフレかデフレを経て、50年後くらいには交換手段としての貨幣だけが残るのかも知れません。それまでは当然今のお金は必要ですので、働いて稼ぐことも大事になると思います。金の要らぬ世=働かなくていい社会、というのではないと思います。それどころか、日月神示には、人の五倍、十倍働けとあります。ただ、同じ働くなら楽しく働きたいですね。

 昨日は、赤城農園で研修生のAさんと、第3農園にニンジンの種蒔きをしました。朝から夕方までがっちりやりましたが、猛暑なので身体にはなかなかこたえます。水分補給をまめにしろと言われなくても、喉が渇くので、水や麦茶をがぶ飲みしてしまいます(笑)。風呂に入るときに、体重を量ったら、2kg減っていました。ダイエットしたい人には、農業がおススメです。

 私は暑い中でも結構動ける方ですが、昨日はややバテました。前々日仕事で徹夜気味だったので、少々こたえました。それにしても、Aさんはたいしたもんだと思います。4月末から赤城農園に研修に来られて、農業も初めてなのに、よく35度の中で長時間動けるなと感心します。また、農業に対する姿勢が立派だとも思いました。農業への気合が普通とは違うのかもしれません。

 そもそも12時から16時までは、畑仕事をしているのはいつも私たちだけです。普通の農家の方は、早朝と夕方に作業をするのが当たり前ですが、私たちにはあまり時間がないので、一番暑いときにも作業をしなければならないのです。ニンジンの種を蒔いているとき、立ち上がった際に立ちくらみになりました。かなりマイッてるなと感じました。

 そんな過酷な仕事ですが、今までやってきた仕事の中で、最も楽しい仕事の一つです。農業は全然儲かりませんが、それでも楽しく感じます。バカなのかもしれません(笑)。炎天下の中、汗だらけ泥だらけになって、這いつくばるようにしてやってます。でも空には入道雲が浮いていますし、昨日は時期はずれのウグイスも鳴いてくれてました。土では、様々な虫たちも仕事をしています。すぐ近くには、雄大な赤城山がまるで私たちを見守るようにどっしりと居ます。すそ野の長さでは富士山よりも長い日本一の山です。上毛カルタに、「すそ野は長し赤城山」と読まれています。

 農業には、何ともいえない充実感があります。農業の理論、理屈も大事ですが、汗だらけ泥だらけになってやってみれば、自分の中に何か光るものが湧いて来るのが判ります。昨日あれだけやったのに、今日はまた元気に早起きしました。家内もびっくりしてました。人間の身体というのは、そんなにヤワではないですね(笑)。今日もまた一生懸命やりたいと思います。

 

・船井幸雄.com

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菅首相「原発政策見直しは責務」 脱原発社会目指すと強調

2011-07-14 05:50:37 | 日月神示の実践

 <産経新聞より転載>

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菅首相「原発政策見直しは責務」 脱原発社会目指すと強調

産経新聞 7月13日(水)22時26分配信

菅首相「原発政策見直しは責務」 脱原発社会目指すと強調
拡大写真
記者会見に臨む菅直人首相=13日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)(写真:産経新聞)
 菅直人首相は13日夕、官邸で記者会見し、エネルギー政策について「原発に依存しない社会を目指す段階に来た」と強調した。退陣時期は今回も明言せず、エネルギー政策を争点にした衆院解散・総選挙を行うかどうかには「国民が選択すべき大きな政治課題だが、この問題でやることは一切考えていない」と答えた。

 首相は「脱原発依存」について「計画的、段階的に依存度を下げ、将来はなくてもきちんとやっていける社会の実現を目指す」と表明した。同時に「原発政策の見直しを提起するのは、福島第1原発事故が起きた時代の首相としての責務だ」とも強調した。

 ただ、「脱原発依存」の具体策には「かなりの議論を必要とする。私の任期で見直しができると思っているわけではない」と述べるにとどめた。

 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働をめぐり今月6日になってストレステスト(耐性検査)を導入するよう関係閣僚に指示し混乱したことについては、「私の指示の遅れなどによって迷惑をかけたことは申し訳なかった」と改めて陳謝した。停止中の原発の再稼働については「私を含めた4人で判断しようとなっている。大丈夫となれば稼働を認めることは十分ある」と述べた。

 電力の需給対策については「今年夏と今度の冬については必要な電力供給が可能だとの中間的報告を受けている」としたものの、来年夏以降は「計画を立てていきたい」と答えるにとどめた。

<転載終わり>
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 昨日の夕刊と今日の朝刊には、菅首相の「脱原発」が一面トップで報じられていました。菅首相といえば、小泉元首相と同じでアメリカ従属の典型的な総理だと思っていましたが、どういう風の吹き回しなのでしょうか。何も期待していなかったため、ある意味呆然としてしまいました。
 アメリカが一時的なポーズとして脱原発を菅首相に命じたのかも知れませんが、とりあえず結果的には一歩前進というところかも知れません。すぐにひっくり返る可能性もあるので、ぬか喜びになるのかも知れませんが。
コメント (2)
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「中国インフレ深刻 6月 消費者物価6.4%上昇」産経新聞

2011-07-11 06:37:15 | 日月神示の実践

<産経新聞より転載>

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中国インフレ深刻 6月 消費者物価6.4%上昇

産経新聞 7月10日(日)7時55分配信

 【上海=河崎真澄】中国国家統計局が9日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比6・4%の上昇となり、北京五輪直前に景気が過熱した2008年6月以来3年ぶりの高水準を記録した。昨秋に金融引き締めに転じたにもかかわらず、中国のインフレは一段と深刻化。貧富の格差に苦しむ農村部などでは不満が暴発する懸念も強まっている。

 食品価格は14・4%もの上昇だった。なかでも中国人の食生活に欠かせない豚肉の価格は57・1%の異常なまでの高騰を示して食卓を直撃している。

 さらに、貧困層が集中する農村部のCPI上昇率は7・0%と、都市部の6・2%を上回った。

 中国は8日に昨年10月以降、5度目となる利上げを実施したばかり。ただ、引き締めの強化で今後、景気が失速する恐れもあり、中国政府は、物価抑制と成長持続の両立という難しい政策運営を迫られている。

 中国でインフレが止まらないのは、干魃(かんばつ)や洪水など天候不順による農畜産業の被害や賃金の大幅上昇といった国内要因に加え、穀物や原油などの国際商品市況の高騰が重なっているためだ。上昇率は3月に5%を超え、わずか3カ月で6%を突破。政府目標の4%を大きく上回ったままだ。

 インフレは、各地で多発している暴動など社会不安の要因にもなっている。中東・北アフリカの民主化も、インフレへの不満が背後にあり、民主化運動への発展を懸念する胡錦濤指導部は物価抑制に全力を挙げる考えだ。

<転載終わり>
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 中国では前年同月比で6.4%も消費者物価指数があがったそうです。干ばつや洪水の影響で農産物が値上がりしたことが大きいそうです。13億人もの人が毎日食しているわけですから、少しの天候異常でも、巨大な影響が出るようです。
 日本でも高度成長期には、物価が毎年上がっていきましたので、それと同じように見えますが、中国の場合はリーマンショック以来50兆円もの資金を投入したため、バブルの性格があることが当時の日本とは違っているように思います。だとすると、1980年台後半の日本と似ているのかも知れません。中国もアメリカもギリシャや欧州、日本も皆、いよいよ変革が起こる時期に来たように感じます。千賀一生さんの「ガイアの法則」にあるように、西洋から東洋へ文明が移動しつつある中で、激動は避けて通れないようです。

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8月2日債務上限引き上げ期限に仕組まれる米国の「自作自演」

2011-07-11 06:12:30 | 日月神示の実践

<船井幸雄.comより記事転載>

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8月2日債務上限引き上げ期限に仕組まれる米国の
               「自作自演」

米議会は8月2日が期限とされる債務上限引き上げに向けた道筋を模索している。

6月26日、債券ファンド最大手、米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のモハメド・エラリアン最高経営責任者(CEO)はCNNの番組のインタビューで、法定債務上限14兆3000億ドル(約1150兆円)の引き上げに合意できず、単に「技術的な」理由から国債を償還できなければ、「われわれは予測不可能な領域に入ることになろう」と語った。同氏は「中期改革計画を踏まえ、結束してこの問題に取り組んでほしいというのが私のアドバイスだ」とした上で、「それができなければ問題を先送りすることになる。問題を直視しないと法的契約という点で壊滅的な状況を招きかねない」と語った。    

                              (中略)

両氏(モハメド・エラリアン氏と、左派寄りのシンクタンク、経済政策研究センターの創設者でエコノミストのディーン・ベイカー氏)の予告には全く異論がない。ただ、期限である8月2日を日本の金融関係者誰もが知っている現状で、黙っていれば危機的状況に陥ることが米国人にも分かり切っているのに「座して・・・」のようなことを米国政府が選択するだろうか? 多分、ギリギリまで危機的状況を煽りながら、米国お得意の「自作自演」の何か仕掛けてくると考えるのは深読み過ぎるだろうか。

不気味にも世界的に衝撃を与え、ドル円の円高スタートの起点となった「ニクソン・ショック」から40年目が2011年8月15日と上限引き上げ期限の時期と重なる。また、11/05/30『1987年7月から届いた『米デフォルト警告する手紙』』のT-モデルコラムにおいて『17日にニューヨーク市内で講演したガイトナー財務長官は、「歴代長官で手本とするのは?」との質問を受け、1枚の手紙を取り出し読み上げた。「米政府がデフォルト(債務不履行)すれば市場は大混乱、金融機関は破たんして金利は急騰し、ドルの信認も失われて資金逃避が起きる。これは世界的な金融、経済の大惨事を招き、米国が200年にわたり築いた信頼は失墜する・・・」。1987年7月、当時のベーカー財務長官が、議会指導部にあてた手紙。』と指摘した。当時、このベーカー財務長官の手紙から3ヵ月後の87年10月こは『ブラックマンデー』が起きているが、ガイトナー財務長官がこの手紙を読み上げてから3ヵ月後はやはり8月。更に、今年は1945年のスケジュールで進んでいるとT-モデルコラムで何度も指摘したが、66年前の終戦日8月15日もこの8月(以下略)。

<転載終わり>

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 塚澤健二さんは上記のレポートで、8月2日の米国債の発行限度額を引き上げる法案の最終日までに、アメリカが何か金融や経済の策略を仕掛けてくるのではないかと危惧しています。

 反対に高島ヤス先生は、米国債のデフォルトを望んでいるキリスト教原理主義者の集まりである「福音派」が、国債の引き上げに反対していると言われています。ですから、法案が通らないことを座して見ているという単純な話しではないようです。民主党や共和党の一部の議員が、法案を通したいと思っていても、福音派の支持で当選した議員が反対するので、国債の限度を上げる法案を通したくても通せないのが本当のところのようです。

 ただ、アメリカのことですから、塚澤さんが言われるように何かの策略を仕込んでいるということは、充分考えられると思います。いずれにしても、あと1ヶ月くらいでアメリカの行方が判るようです。

 また、ニクソン・ショックや終戦は8月に起きましたが、今年の8月も歴史に残る大きな出来事が起こる可能性が高くなって来ました。今までは、アメリカの経済は絶対大丈夫だと言い続けてきた日米のマスコミも、最近はアメリカはデフォルトするかもしれないというネガティブな記事が目立って来ました。このような記事が出始めたのも、3月9日以降のコルマン・インデックス第9サイクルに入ってからです。最終サイクルでは、まるで1日が1000日であるかのように時が高速に進んでいるように感じます。 政治も経済もそんな簡単に変わるわけない、と思っていますが、案外変わるのかも知れません。

 

・船井幸雄.com


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「肥田式強健術とは」船井幸雄.comより

2011-07-10 21:43:51 | 日月神示の実践

 <船井幸雄.comより記事転載>

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 皆様、こんにちは。
 蒸し暑い日が続いておりますが
いかがお過ごしですか?

 さて、今回は特別、いつもお世話になっている
聖中心道肥田式強健術・天真療法伝承師範
佐々木了雲先生からご寄稿をいただきましたので、それを届けさせていただきます。
 以下、どうぞお楽しみください。


 この原稿を「肥田式強健術普及の今日的意義付け」として書きたかったのですが、即、おもい直して没にしました。

 ともうしますのも、大震災以後のわたしは、「高齢者や主婦層や学生」など、これまで強健術を指導してきたことがない層への普及を!とのおもいから精力的に努力して
おります。
 そのこともあって、この頃は意識して、分かり易い強健術の紹介を心がけるようにしております。

 「強健術」という心身丸ごとの改造法は、その体系の中に魅力が溢れていて
語り尽くせないのです。ですからこの文でも、紹介できたのはほんの一面に過ぎません。
 お稽古は「みる阿呆」より「踊る阿呆」の方が楽しく、やがて実も花も成熟させます。
 あなたがその第一歩を踏み出す案内書として、この文をお読みいただければ幸とするところでございます。

 この度の東日本大震災を境に「日本全域が地震活動期に突入した」と、多くの地震学者が言っています。わたしの住む東京の近隣では、浜岡原発の直下を震源地とする震度8.5前後の大地震が三十年以内に発生すると警告されています。そのような不安な状況にあって多くの方々が強健術により人間力を高め、その能力をさまざまな場面で発現させられることは、絶対に、健康と、明日起きるかもしれない災害を乗り切るために必須のことだとおもうのです。
 
 強健術は目的と学びの体系がしっかりしていて、型が学びやすいという
特長があります。強健術が創り出す人間力はヒトが健康で長寿をはかり、人間の
魅力に富んだ人生をおくる一切の顕在能力(筋肉の発達・内臓の壮健・皮膚の
強靱・動作の敏活・気力の充実・体格の均整・姿勢の調和・精神の平静)を
活性化します。さらに、ヒトの内に秘められた摩訶不思議な透視や念力などと
いわれる潜在能力をも揺り起こし活用することも体系化されています。

 強健術という体系は、創始者が死を見ること数度といわれるほどの虚弱者で
あったことで、その鍛練に無理や無駄がなく、生理学・解剖学・力学に合理で
あって、老若男女だれでも学ぶことができます。

 わたし自身が強健術を学び、中に秘められた潜在力の一端を引き出して、
人生上のあらゆる場面で活用してきております。そのわたし自身の経験を
踏まえて皆様へ強健術を学ばれることを、お勧めさせていただいているのです。

 強健術は「ひとりお稽古」をベースとしています。
 「気合」という息づかいを学びながら、姿勢・動作・呼吸により形成されている「強健術型」を覚え、日々くり返します。
 気合と型を身に付けることで、今までと異なる立ち居振る舞いが体得され、
この体得が色濃くなるほど心身の能力が自覚され、活用できるようになります。

 気合はスポーツなどで「気合いを入れろ!」や「気合だ!」で身近な言葉ですが、
その実体である威力や理論的なことを知る者は少数です。
 他人を倒したり、活かしたりできる威力のある気合習得は、オペラなどで
学ばれる歌を上手く歌うための「ベルカント唱法」に似ています。

 声と息づかいと精神集中とで形成された気合は、上達の程度により著しい
潜在力が産み出されます。気合による潜在力の高まりが諺にある
 「ヒトの一念岩をも通す」とか「どのような困難をも乗り切る力を生む」と
知られている念力を引き出すわけです。

 強健術の目的は明確で、心身を改造して顕在能力を引き出す。
さらにすすんで潜在能力も引き出す、学びです。
ここが豪快で美的動作ながら
武道や芸能との違いとなります。強健術型の実践で産み出した力をすこしも
外に出さず下腹丹田に蓄える、そのくり返しで徐々に裡(うち)に眠る能力を発現させます。

 このお稽古で生み出した力を外に出さないで下腹丹田に込めることは、
普通の運動がやっている筋力や体力で動く、ということから気合で動く、
中心力という力というまったく新しい力で動くということです。この新しい
力に目覚めた時から万物の霊長ヒトから神の子ヒトへと次元を昇華させた、というのです。

 わたしは二代目を継承された故肥田道夫先生から正確な型の全伝と
気合の基礎を指導され、七年目にして認可を頂いた強健術の学び人です。
 わたし自身は今まで自らのお稽古を優先してきて、世間への指導を
積極的にはしてはまいりませんでした。ですが東日本大震災以後の
世間を観察して「今後は強健術を社会人教育に加えさせよう」との思いが
強くなっております。

 強健術は名を知られている割には指導者が少ないこともあって
実際にはマイナーな学びとなっておりますが、明治から大正期にかけては
百科事典に「強健術」という項目が創られたほどメジャーだったのです。
 ですがこのメジャーは指導者による直接の指導ではなく、その多くが
「天覧(著書を天皇がご覧)」であった『実験簡易強健術(明治四十四年刊)』、
『腹力体育法(明治四十五年刊)』、『心身強健術(大正三年刊)』、
『強い身体を造る法(大正五年刊)』、『心身強健体格改造法(大正七年刊)』、
『活力増進強圧微動術(大正九年刊)』、『胃腸の強健法(大正十一年刊)』

 などでの写真とイラスト入り著書で学んだ独習者の数です。

 じつは戦前に強健術指導者から学ばれた方は青年時代の昭和天皇や
陸海軍の将官、実業家、有力政治家、などなどの指導層にかぎりました。

 強健術指導者は大正時代後半期に伊豆八幡野松ヶ岡山中に
隠棲され晴耕雨読の日々をおくりますが、その指導者の下へ
多くの当時の指導層が通い、主に事においての「ハラの据え方」を学んでおります。

 わたしは今の時期こそ強健術の積極普及を図り、全国民が心身安定の
ハラの据え方を学ぶことをプッシュすべきだとおもいました。このお稽古は
「西洋の生理学・解剖学に則った運動を東洋の修業のエッセンスたる
気合で学ぶ」と表現されております。

 文末にあたり、皆様が独特な風格と豪快かつ美的な型により構成されて
いる「聖中心道肥田式強健術」と、学びのご縁がございますようにと
おもっております。
                                  佐々木 了雲
                      
聖中心道肥田式強健術HP:http://www.buzentanden.com/



<転載終わり>

---------------------------

 私たち日本弥栄の会の会員にとって、佐々木了雲先生といえば、地球(テラ)サイエンス農法の先生ですが、もう一つの顔は、肥田式強健術の先生であるということです。先月のひふみ農園研修会で、農家の持病である腰痛、膝痛の改善や予防に、肥田式強健術を教えていただきましたが、身体がかなり柔らかくなってびっくりしたことがありました。今日のひふみ農園実習会に参加された越谷のGさんも、何度も千駄ヶ谷体育館で佐々木先生よりご指導をいただいたと言われていました。武道のようなキツい稽古ではないので、女性でも問題なく稽古について行くことができるそうです。関心のある方は、肥田式強健術のホームページをご覧ください。

 

 ・船井幸雄.com 


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