日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

出雲とは縄文である

2013-03-31 05:23:08 | 日月神示の実践

<縄文と古代文明を探求しようより転載>

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 4月6日、7日 日本弥栄の会の出雲ツアーが開催されますので、出雲について少し学んでみたいと思います。

 

 

「出雲とは縄文である」

 

m282出雲は渡来人と縄文人の合流地

img_914973_28458679_3.jpg(画像はこちらから)


出雲地域は渡来人が入り込む前は、寒冷化に伴い東北から南下してきた縄文人が相当量住んでいました。
今も出雲地方にのみ東北弁が残っているのもそのためなのです。出雲の地は漁労採集を生業とする縄文人にとって安住の地となります。当然かつて東北でそうしたように、出雲を拠点に縄文(交易)ネットワークを形成していたであろうとは容易に想像できます。

そこに紀元前5世紀から渡来人が入り込んできます。地形を見ればわかりますが、朝鮮半島からは北九州を除けば最も近く、中海という良港を持つ出雲は必然的に、海を渡る渡来人が早くから辿り付く事になります。前5世紀、越滅亡に伴い朝鮮半島の弁韓と出雲に別れて渡来したのが越人です。越人は既に呉人が先行して渡来して集落を形成していた北九州を避け、出雲を拠点に日本海側に広がり北は新潟まで辿りつきます。それらの地域は現在でも越の国と呼ばれており、この越の国の基盤が後の出雲の国づくりの基盤となるのです。

つまり、北九州は沖積平野によってきできた平地が広く、そこに渡来人がコロニーを作る事は容易でしたが、出雲に入り込んだ越人は、既存の縄文人ネットワークを上手く利用させてもらうためにも、縄文人集落の間にどっぷり入り込まざるを得えなかったのです。

そこでできあがったのが大国主命信仰です m101

 

  

m282 全国に広がる大国主命信仰

img_1772632_49140410_0.jpg(画像はこちらから)

大国主命で有名な神話として『因幡の白兎』があります。優しく、誠実な大国主命が兄弟たちからの迫害や無理難題などを克服して幸せになるさまは、庶民を大いに励ましたことでしょう。また、後の大和朝廷が作った(神が天から降りてきて人になるという)天孫降臨とは異なり、大国主命はイノシシを追ったり、多くの女神を訪れ求婚したり、たくさんの鋤を用いて国つくりをしたりと平和な開拓神の姿をしています。大国主命は、首長クラスは当然として、広く庶民にまで支持されたとても親しみ深い神だったのです。

出雲でなぜこのような信仰が誕生したのでしょうか?
先ほども述べましたように、これは出雲が縄文晩期から既に多くの縄文人の居住地になっていた事と関連します。同様に弥生文化が発達した北九州、大和、吉備での勢力は縄文人が居住していない地域を選んで縄文文化と住み分けた形で登場していますが、出雲においては異なっていました。多くの縄文人の集落に渡来人が入り込んだのです。
従って天孫降臨の天照神話が全くの渡来人信仰であるのに対して、動物や自然との対話を神話に組み込んだ出雲神話=大国主命信仰は縄文人と渡来人との合作でもあり、少数の渡来人が縄文人の集団に融合するために作り出したオリジナルであるとも言えましょう。

この大国主命信仰は出雲の繁栄と共に全国に広がっていきます。

東は千葉県、西は宮崎、日本海側は秋田から九州、もちろん近畿、四国にも拡大した。この拡大は大和朝廷支配後も続き、天孫降臨の異文化信仰よりはるかに馴染みやすく庶民が受け入れやすい大国主命信仰が縄文人を従える首長に受け入れやすかった事を物語っている。(「古代出雲王国の謎」武光誠氏より)

 

出雲はまた銅の一大産地でもありましたし、中国や伽耶、北九州などとの交易の拠点でもありました。

出雲は日本では有数の銅の生産地で、自然銅が塊で露出していたと思われる。それを用いて、出雲の首長たちは独自に金属器文化を形成し、弥生後期には日本有数の青銅器生産地になっていく。(「古代出雲王国の謎」武光誠氏より)

 

弥生時代中期、出雲王国と呼ばれるほど出雲は人口が集中していましたが、それだけでなく、日本各地に出雲の銅製品、銅鐸が拡大し、併せて大国主命信仰も広がっていた事を示しています。文字通り出雲とは弥生時代前期には北九州と相並ぶ一大拠点だったのです。
北九州は縄文人との混融が少なく伽耶の衰弱と共に滅亡していきましたが、出雲は土着の縄文人と確実に混融しており、影響力と言う点でははるかに強いものでした。

m282 高句麗襲来

img_757235_54942854_0.jpg(画像はこちらから)

この出雲に突然襲来したのが高句麗です。3世紀半、巨大墳墓である四隅突出墓が登場し、その後33基の前方後方墳が登場しますが、このことはそれまでの勢力である出雲族が高句麗に支配されたことを示しています。(参考『弥生時代再考(2)渡来人が成した金属信仰~青銅に神が宿る』
高句麗の目的は朝鮮半島統一であり、出雲を拠点にして新羅、伽耶の逃げ場を押さえ込み、また日本を支配下に置く事でそこを拠点に半島を攻撃することだったのでしょう。
高句麗はそれまでの土着系出雲族をそのまま上から支配しますが、渡来系出雲族は大和に避難します。

m282 出雲族の大和への移動
高句麗襲来で慌てた大和は、時の国主であり最大の影響力を持っていた出雲の首長を招き、統合力を高めることを考えたことでしょう。もともと大和勢力は北九州や出雲を先に取られていたので仕方なく大和に入り込んだ経緯があります。当然、銅や鉄の資源産地でもあり、交易拠点でもある出雲の支配権を虎視眈々と狙っていたに違いありません。大和は高句麗に対抗して次々と古墳を築造し、弥生人を取り込んでいきますが、その際にも出雲の影響力、神通力は必要な力だったのです。大和に大国主命を祀る大神神社を建立、三輪山を背景に出雲神話を以って大衆の共認統合を図ります。(参考『弥生時代再考(3) 古墳の謎を一挙解明』

後に百済から応神天皇を招きいれ、天孫降臨神話を国の骨格にしていく大和ですが、出雲を否定する事はできず、国譲りという形で神話形態の中に組み込んでいきます。伊勢神宮が出雲大社から信仰を譲り受けたとする体系(支配権の委譲)はこの時に出来上がったのです。
大和は信仰とその成果である古墳により磐石な基盤を作り、高句麗の畿内進出を阻みます。
高句麗勢力は出雲の拠点は維持するものの、中心勢力は東国に移動。やがて高句麗本体の混乱により、その東国も大和勢力に占領されてしまいます。
そして高句麗滅亡を迎える7世紀に出雲族も出雲の地を取り戻すことになるのです。

m282スサノオ神話とは
出雲には大国主命信仰と重ねてスサノオ神話があります。暴れん坊スサノオが追放され、アマテラスが国を治めたという逸話です。しかしこのスサノオ、その実態は諸説があり実在したかどうかもわかっていません。私達はこのシリーズを追いかける中でスサノオとは高句麗の象徴であり、実在していないのではないかと思うようになりました。
暴れん坊の行為としての書かれている、灌漑水路の破壊や馬の皮を剥いで機織部屋に放り込むといった行為は、実はスサノオが弥生(稲作)の民ではなく騎馬遊牧民の象徴だからではないでしょうか。そう考えますと、騎馬遊牧民であり武力に強かった高句麗とも符合しますし、高句麗が出雲を結局譲り渡した結末とも一致するのです。

m282 出雲大社はなぜ巨大だったのか

tokusyu_main.jpg(画像はこちらから)
大和朝廷が出雲を取り返したのが高句麗滅亡の直前だすれば7世紀半頃のことです。出雲大社の巨大神殿が構築されたのが670年ごろで、斉明天皇の時代と言われています。高句麗滅亡が668年。非常に近しいですよね。出雲大社は高句麗への威嚇であり、見張り台だったのではないでしょうか。海からでも見える高さに建て、出雲の地は大和が押さえたことを誇示したのでしょう。

m282出雲とは縄文である
改めて出雲とは何かを考えてみたいと思います。

出雲は渡来人の最大の拠点でありましたが、そこで作られたものは縄文人と渡来人の合作である大国主命信仰でした。これが象徴されるように、渡来人が支配する際に必ず図ったのが縄文人との共認形成であり、出雲とはそれを真っ先に実現し、その後の日本に広げて行った本丸ではないでしょうか?だからこそ、大和は出雲をないがしろにできなかったのです。これは、武力だけでの統合にはそぐわなかった日本ならではであり、それ以後も、日本の「為政者の大衆への配慮」という点において引き継がれているようにも思うのです。

渡来人と言えども、縄文人との共認を無視できなかった。だから、出雲を祭りあげる必要がありました。それほど、縄文人の共認形成力、地場と結びついたネットワークは強力で、それをないがしろにして支配は成立しなかったのです。

<転載終わり>

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 この記事は大変興味深く、勉強になりました。先ず縄文人が多く住んでいたのは東北でした。(たくさんの縄文土器が出土しています。)地球の寒冷化に伴い東北の縄文人は南下し、出雲に移り住んだそうです。

 紀元前5世紀ころ、中国大陸から越人が出雲にやって来たそうです。確かに今でも北陸地方を越と呼んでます。越前は福井で、越後は新潟です。出雲の人たちは渡来人を受け入れたのだと思います。

 三世紀の中ごろ、今の中国と北朝鮮に亘り位置する高句麗が突如出雲に来襲しました。出雲は高句麗に支配されてしまったようですが、出雲に居た元越の渡来人たちは大和(今の奈良)に避難したそうです。それで大和は出雲の首長と話し合い、大和と出雲で協力して高句麗に対抗しようということになったそうです。それから奈良に大神神社を建て、大衆の統合を図ったようです。(これで大神神社が出雲であることが納得できました。)

 その後、大和は国譲りという形で神話を作り、出雲大社から伊勢神宮が信仰を譲り受けたという形にしたようです。国譲りを考えたのも、高句麗が攻めてきたからというわけです。なるほど、面白いですね。

 日本に攻めて来た高句麗は、本国の中国で混乱が起きてしまい、結局滅亡してしまったそうです。それで出雲の地を高句麗から取り戻すことができたそうです。

 この説が正しいかどうかは判りませんが、筋は通っているので納得はできます。竹内文書やガイアの法則では、日本に渡来した越などの渡来人は、元々日本人が世界に出て行き、シュメールやイスラエルまでたどり着き、そこから中央アジアや中国、朝鮮を通って、渡来人として日本に戻って来たと言っています。だから渡来人といっても、先祖は日本人ということです。これも面白い説ですね。でもその通りのように思います。出雲や大和の真実が少しづつ判って来ていますが、そろそろ天皇やイシヤについての真実も明かされる時が近づいたように思います。このように考えると、つくづく日本は奥が深く、世界の中枢にいることが判ります。

 4月6日、7日の出雲ツアーではどのような気付きがあるのでしょうか。楽しみですね。

 

 

・縄文と古代史を探求しよう


日中韓FTA 

2013-03-29 06:59:39 | 政治・社会

<天木直人ブログより転載>

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きのう3月27日の各紙が一斉に報じていた。日本、中国、韓国の三カ国が「自由貿易協定」(FTA)を結ぶための交渉をスタートさせたと。

 これは物凄く重要な動きだ。

 日本国民はこの協定交渉の進展状況を最大の関心を持って見守るべきだ。

 なぜならばこの交渉の成否こそが日本の閉塞状況を打開してくれるカギを握っているからだ。

 おりからTPP交渉の全貌が明らかになり、それにともなってTPP交渉の成立がそう簡単に行かない見通しがでてきた。

 もし日中韓FTAが先行するようになればTPPなど吹っ飛んでしまうだろう。

 いうまでもなく日本の最大の市場はすでに米国から中国に移っている。

 米国から不当な要求を飲まされるTPPよりも、日中韓の間における相互互恵的な自由貿易圏ができれば日本経済にとってはるかに有益である事は明らかである。

 そしてその事は、領土問題や歴史認識で動きがとれない日中韓の関係を雪解けさせてくれる効果を持つ。

 そしてそれは取りも直さずアジア全体を活気づける。

 マハティールがかつて提唱した東アジア経済共同体の実現である。

 米国が干渉してこなければアジアは結束し、繁栄するのだ。

 米国がもっとも見たくない現実だ。

 だから米国は日中韓FTAの実現を指を加えて見逃すはずは無い。

 様々な形で日本に圧力を加えてくるだろう。

 米国の圧力に屈してこの歴史的チャンスをみすみす潰すのか。

 それとも政治より経済を優先させて日本の対米自立を実現できるか。

 果たし安倍政権内にそれを言い出すブレーンは出てくるのか。

 それを実行する勇気が安倍首相にあるのか。

 日中韓FTA交渉の行方から目が離せない・・・

<転載終わり>

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 今はTPPの件で日本は大騒ぎになっていますが、その陰で日本、韓国、中国のFTA交渉が進んでいます。この件は何度かブログに書きましたが、テレビでも新聞、ネットでもあまり報じられていません。

 日本はこのままでいくと、TPPに参加することになると思います。日本にとってはほとんどいいことの無い条約ですが、国民の70%がアベノミクスを支持しています。アメリカに強制されたプラザ合意のように、日本にとってはいいことは何も無い条約です。でも、国民が支持するのであれば、TPPに参加することになります。

 TPPに参加するなら、まだ日中韓FTPの方がいいと思います。アメリカに一方的に有利なTPPよりも、対等の日中韓FTPの方がまだいいと思います。中国や韓国はいつまでも日本を非難していますので、あまり気分のいい相手ではありませんが、国民はそうでもありません。国家の方針としてやっている部分が多いです。知り合いの中国人は結構いい人が多いので、江沢民の反日教育を受けていても、全てがそのまま反日になっているとは思えません。たとえ経済規模は小さくても、親日の台湾やインドネシア、マレーシアなど東南アジアの国々と仲良くするのが一番いいと思いますが、現実的ではありませんね。どの国とも仲良くやっていけばいいのですが、それを邪魔する勢力もありますから、すんなりは行きません。でもいい方には向かっていると思います。

 

 

 

・天木直人ブログ


時代を敏感に受けとめる若者  世相を切る

2013-03-27 05:24:30 | 政治・社会

<世相を切るより転載>

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時代を敏感に受けとめる若者 


筆者の感想は、現代の若者は、強欲ではなくなったと云うことだ。無気力とか、草食とか、あきらめとか、その辺の類とは違うと云う点は、朝日の記事の言わんとしている部分もある。「さとり」と云うのは大袈裟かもしれないが、社会との関わりに達観した部分があるのは事実だ。身分相応の生き方をしようと、彼ら世代の多くが感じていれば、それが彼ら世代の生き方のメジャーになるのである。勿論、猛勉強でエリート集団に入ろうとする若者もいるだろうが、彼らは少数派に過ぎない。

 ただ、このような世代が生まれたのは「ゆとり教育世代」と云う概念で捉まえようとするのは些か無理がある。幾つかの社会的条件が出揃うことで起きる現象なのだと思う。一つは経済的ハングリーさが求められる条件が、殆どないのである。親世代だけでなく、祖父母世代も、彼らに経済的重荷を背負わせる必要のない世界を既に築き、孫子には生活の苦労をさせない家庭教育が行き届いた。彼ら自身は、自己実現等とは程遠い世界に生きてきたので、自己実現の世界が、暗中模索のカオスの世界であるかどうか知る由もない。一種、あこがれがあるだけに、推奨する傾向さえある。

 このような家庭環境や社会環境があり、他人と接するツールが行き届き、多くの情報に触れる機会も増えた21世紀は、濃密な人間関係が構築されるより、淡白な人間関係を浅く広くと云うものに変えていっても、何の不思議もない。 多くの情報が、彼らに知識への渇望と云うチャンスを奪った可能性もあるだろう。しかし、苦労して、知り得た情報が、単に傷つけられる現実に行きあたるのであれば、敢えて傷つく必要もないだろう。濃密な人間関係が人を育てると云う言説も、謂わば、実証不可能な幻想であり、他の世代に説教できるほど、確証を持って語れる人は少ないだろう。その上、彼らの育った世界には、成長しなければどうにもならない、切迫したニーズが存在しない。また、理論的考えても、過度の競争原理は、他人や他国の利益を横取りするようなもので、そこまで争って入手しなければならない必然性が、そこにはない。

 彼らが、マクロ経済において、日本や他の先進諸国の資本主義が限界に来ている、と悟っているかどうかまでは判らないが、肌感覚で知り得るものかもしれない。そして、ニューヨークやロンドンの若者用に、幾分しらけた目で、世間を第三者的に見ている部分もある。過度の物欲にも興味を示さず、人間関係の濃密さも求めず、時には性欲さえも、自己完結の方が好ましいと思うようになることも、時代性から読み解くことは可能なのだろう。スポーツもやってはみるが、苦痛を伴ってまでするべき魅力も感じず同好会のレベルを善しとしているようだ。

 その意味では、極めて時代の読みが正確な世代なのかもしれない。どのような世界が来ようとも、その時代に合わせて、身の丈を伸ばしたり縮めたり、大変器用にして、傷つかない生き方の知恵かもしれない。世代的な感情から言えば、色々と苦言の一つも言いたくなるのだが、彼らの時代の、彼らの決定であり、中年世代がとやかく言うべきことではないのだろう。見方によると、彼らは封建時代の商人や農民のように、その都度の不条理な政治にもめげず、強かに生き抜いた、封建庶民であるのかもしれない。少なくとも、他との比較において右往左往するのでもなく、自分なりに生き、他と争わず、逆にその時代の環境に大きく左右される事もないのかもしれない。

<転載終わり>

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 私が学生の頃は、勉強を一生懸命やり、いい学校に入って、いい会社に勤めるか政治家や社長になるという目標を持った同級生が多くいました。また、スポーツも人よりできるようになりたいと思う傾向がありました。テレビや雑誌では、巨人の星やアタックナンバーワンなどスポーツ根性漫画やドラマが全盛の時代でした。ヒーローを扱った番組が多かったので、自然と上昇志向になっていったのかも知れません。同時に勧善懲悪という意識もできあがっていったように思います。小学校では満点を取ると、先生も褒めてくれますし、運動会で1位になればちょっとしたヒーローです。頑張れば認められると信じていた時代でした。また、学園紛争が一段落した時代でしたので、私もカントやヘーゲル、ニーチェ、マルクス、聖書などを読み、同級生と語り合ったりしていました。そんな同級生が多かったです。左翼とも何度か話したこともありますが、平行線でした。

 ところが私の子供はこの記事にあるように、欲が少ないように思います。いい学校にも拘りませんでしたし、成績やスポーツにもそれほど関心がないように感じました。今でも車や海外旅行にも興味はなく、ファッションも全く関心がありません。着てればいいだろうと言ってます。私もファッションやブランドなどはどうでもよかったので、そこは同じです。

 ただ、面白いことに私の子供などの今の若い人たちの考え方に、自分の方が近づいて来ているように思います。いい学校に行くとかいい会社に入り出世することなどがそれほど大きな意味を持つとは思えません。事業で成功して、儲けて豪邸を建て、海外にもマンションを買いたいとは感じません。私は日月神示に出会い、変わった部分もありますが、今の若い人たちは日月神示などを読まなくても同じように感じているのはたいしたもんだと思います。魂の次元では上なのかも知れません。クラウドアトラスにあるように、人は何度も生まれ変わり、いろいろな体験を通して学んでいきます。今の若い人たちは、私たち 親世代よりも多く転生して、多く経験を積んで来た人たちなのかも知れません。だから最初から日月神示的な考えができる人が多いのかも知れません。そのように考えると、ミロクの世は近づいていると思います。皆が我欲を少なくし、仲良く暮らしていければ、今ある問題はほとんど解決するように思います。原発や環境問題、領土問題、エネルギー、食、経済、教育、医療、介護、高齢者などの問題は解決に向かうと思います。そういう意味では、今の日本はミロクの世に一番近い国かも知れません。

* ひふみ農園では今の時期は年間で最も忙しい時期です。種蒔きや畑の手入れなど、いくらでもやることがあります。12月くらいまでずっと忙しくなりますが、野菜の生長と共に四季の変化を感じることができ、楽しくもあります。ひふみ農園サークル千葉も種蒔きやジャガイモの植え付けなどが終わりました。ここで採れる野菜を使ってカレーとシチューの店「ひふみや」を運営しています。最近は千葉だけでなく、埼玉や東京からもお客さんが訪れるそうです。大豆ミートを使った100%植物性ですので、段々と広まっているようです。

 4月6日、7日は伊勢ツアーに続き、日本弥栄の会主催の出雲ツアーです。私たち関東組は前日の5日に羽田から米子まで行きます。川越のYさんがチケットを予約してくれました。米子には15時半くらいに着きますので、ホテルにチェックインして、その後みんなで地元の幸を肴に宴会をやりたいと思います。2月の伊勢ツアーでも本当に素晴らしい経験をさせていただきました。今回の出雲ツアーでも驚くようなことがあるようです。福島のWさんが言われていました。楽しみです。

 

 

・世相を切る


エネルギーは「輸入するもの」では無くなった  武田邦彦氏

2013-03-25 04:59:13 | 政治・社会

<武田邦彦氏ブログより>

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エネルギーは「輸入するもの」では無くなった

 

 

日本にはまだ1970年初頭の第一次石油ショックのトラウマが残っていて、石油は備蓄しなければならない、いったん事あればエネルギー資源を失う、等の話があります。

でも、すでにエネルギー資源は供給過多の状態にあり、産出国は多く、技術がポイントになっています。つまり、かつては「山」がある国が強かったのですが、いまでは「技術」が「資源」になったのです。

世界はこの40年で大きく変わったのですが、日本では主としてNHKなどが「世界は同じような状態にある」ということを基本とした報道が続いたので、「エネルギーは不足している」という認識が広まっています。

でも、すでに石油は、中東、ベネズエラ、北海、アメリカ、ロシアなど多くの場所で生産され、天然ガスはカナダ、ロシアなどを中心に生産量が伸び得ています。石炭は世界で広く存在し、資源量も豊富です。

これに加えて、シェールガス、シェールオイル、オイルサンド、オイルシェール等の新しいタイプの化石燃料が多く、その分布も世界に広く分布しています。

つまり、今や「化石燃料(炭素資源)」は、1)産出国が多い、2)供給過剰である、ということから「特殊な輸入品」ではなく、「一般的にどこからでも買うことができるもの」に変わっています。

それに加えて大きく変化したのが、「山から技術へ」の変化です。かつては「石炭の山」を持っていれば「お金持ち」だったのですが、今では「石炭の山」を持っていても「掘る技術」がなければ、石炭もないも同じになったのです。

石炭はかつて「つるはし」を使って掘ったので「炭坑夫」を雇えば石炭を売ることができたのですが、今では「劣った技術」で掘ったら大きな赤字になるので、「優れた掘削技術」を持っていなければ山は持ち腐れになるからです。

つまり、資源は「鉱山」から「技術」へと変貌したのです。その結果、日本のように掘削技術の部品に強い国やアメリカのように掘削システムを持っている国が「資源国」で、石炭やシェールガスの鉱山があるからと言っても、技術がなければ「資源国」とは言えないのです。

・・・・・・まとめ・・・・・・
1)資源の山を持っていても資源国では無い、
2)技術を持っていれば資源を持っていると同じ、
3)だから日本は資源国で、「国産資源」とは「技術」ということ。

また、省エネルギーというのは産出国にとってもとても辛いことだということを知っておく必要があります。怪しげで税金を狙った話に引っかからないようにしたいものです。エネルギーの専門家は現状を良く分析し、できるだけ正確な情報を提供していただくよう期待しています。

(平成25年3月3日)

<転載終わり>

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 日本には石油も石炭もほとんどありませんので、中東などから輸入をしていることは誰でも知っています。世界一の原油の埋蔵量はサウジアラビアで、イラン、イラクと続くそうです。ところが、単に原油の埋蔵量が多くても、掘削の技術がないと持っていないのと同じだということです。日本は資源はありませんが、掘削技術は世界でもトップクラスですので、結果的に資源国になるそうです。

 なるほど一理あるなと思いますが、掘削にかかる費用がどれくらいなのか分りませんので、一概に掘削技術を持っているから即資源国と言っていいのかは何とも言えないと思います。いずれにしても、日本には掘削技術があるので、資源がないといって悲観することはないようです。

 日本の掘削技術が更に進歩すれば、メタンハイドレートの掘削コストも安く押えられるかもしれません。現行の日本の技術では掘削にコストがかかり過ぎるので、メタンハイドレートは資源として使えるレベルではないそうですが、掘削にかかる費用が安くなれば日本は一気に資源国になるそうです。ただ、メタンハイドレートを燃焼させると二酸化炭素が出ますので、それをどう解決するかという問題もあります。まだまだ時間がかかりそうですから、フリーエネルギーの方が早く実現してしまうかも知れません。

 ただ、今の私たちの生活は電気を異常に使っています。1970年の倍以上となっています。確かに夏と冬にはエアコンを使いますから仕方がないとも言えます。江戸時代のような工夫も必要なのでしょうが、一旦快適な生活をしてしまうと、後には戻れないのが人間ですね。また、この他に工場など企業でも多量の電気を使っています。快適な生活はしたいけど、環境は破壊したくないというジレンマにあります。王任三郎が言っている生活であれば、電気はあまり必要ではないかも知れませんが、すぐに実現することは難しいと思います。

 

 

 

家庭部門用途別エネルギー消費量

出典:「原子力・エネルギー」図面集2012 1-2-12

エアコン・クーラーなどの家電製品の普及に伴い、家庭での電気の使用量は年々増加傾向にあります。また、家庭で使う電気の4割がエアコン・クーラーと冷蔵庫によるものとなっています。

 
 

 

 

・武田邦彦氏ブログ


キプロス問題は他人事ではない! 朝倉慶氏

2013-03-21 21:25:32 | 政治・社会

<朝倉慶氏HPより>

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キプロス問題は他人事ではない!

日本人はキプロス問題をしっかり観察しましょう

 ある日突然銀行が預金カットをするという、驚くべき事件は決して日本では起こらない、と空言のように考えるべきではないでしょう。

再三指摘してきたように日本は1000兆円を超える債務があり、これを返すことは不可能です。今、起こってきている怒涛の株式市場の上昇は今後の止まらないインフレの出現、並びにインフレの高進による国の借金の実質的な返済を目指したものです。

これまでの異常な株式市場の上昇速度をみて、異様なことが起こりつつあるということを感じている人も多いと思います。今回のキプロスの一件は明日の日本の姿であるという視点でしっかりとらえておいてください。

株、不動産、金、外貨への投資を改めてお勧めします。
 
 
<転載終わり>
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 2008年から2010年くらいまでは、金の高騰など朝倉氏の予測はかなり当たっていました。ところがハイパーインフレはいつまで経っても起こらないし、それどころかデフレはひどくなる一方です。10年物国債利回りは0.585%と極めて低い状況です。それで朝倉氏を支持して来た人からも最近は当たらないと言われています。
 
 確かに2012年くらいからはハイパーインフレになると言ってましたから、支持者も疑問を持っているのだと思います。それは仕方ありません。ただ、アメリカやEU、日本、中国などが揃って紙幣を印刷していますから、ハイパーインフレは延ばされている可能性もあります。これほど膨大な量の紙幣の印刷は、朝倉氏も副島氏も想定していなかったのかも知れません。
 
 ですから、現状のデフレは各国の紙幣印刷の効果で、ハイパーインフレが延ばされているのか、又はハイパーインフレなどはそもそも来ないのかどちらかかと思います。どちらにしても、今は円安と株高という動きが出てきたことは確かなので、年内にはある程度の方向性が見えると思います。
 
 
 
 

ついにユーロ加盟国 キプロスで預金封鎖が始まった。 副島隆彦氏

2013-03-20 07:01:06 | 政治・社会

<学問道場より転載>

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ついにユーロ加盟国 キプロスで預金封鎖(よきんふうさ)が始まった。
 
 

副島隆彦です。  以下に載せる記事のとおり、地中海のキプロス国(ギリシア系とトルコ系の人々からなる)で預金封鎖(よきんふうさ)が始まった。以下の記事にある通り「 キプロス、預金課税で混乱=銀行引き出し凍結 」である。

 今年の秋を待つまでもなく、ヨーロッパ国家債務(ソブリン)危機は再発するだろう。 ヨーロッパ危機は、ポルトガル、スペイン、イタリアが中心となる。キプロスは、EU27か国の加盟国で、さらにその中のユーロ通貨圏(ゾーン)に入っている17か国の一国である。

 キプロス国内のすべての銀行預金からの一律( 預金額に応じて3%から 12%)での 緊急の課税という手段で、国の財政破たんを回避しようとする法律の、緊急での議会議決が有って(現在、再審議中)、国民には寝耳に水で、18日(月)の朝から、それを実施しようとしていた。

 キプロス政府は、危機に陥っている自国の財政再建のために、EU委員会とECBヨーロッパ中央銀行の承認と後押しを受けて、今回の、不意打ちの、ファシズム的な電撃の政策を実施した。 この強制政策の秘密情報に事前に接近できなくて、(権力者層からつんぼ桟敷にされて、)銀行からの預金引き出しに失敗した人たちの 怒りが巻き起こっている。

 キプロス政府は、主にロシアの ”オリガリヒ(新興財閥、経営者たち)”を狙い撃ちにして、彼らがロシアから持ち出してキプロスの銀行に、タックスヘイブン(租税回避地)の低課税国の誘因に引かれて預けてある資金への強制課税を目論んだ。ロシアの”アルミ王”のロマン・アブラモビッチ、とオレグ・デリパスカの資金の凍結が隠された目的である。 

 これらの人物像は、私たちが書いて出版した『新興大国 権力者図鑑』(日本文芸社、2011年9月刊)に余(あま)すことなく出ています。勉強になりますから今からでも買って読んでください。 

 キプロスの預金封鎖 =銀行の引き出し規制、預金凍結は、近い将来の日本でも起きるだろう。現在、日本の金融当局は、アメリカに追従して、言いなりになって、 迫りくる世界金融恐慌(世界きんゆうきょうこう)を、「そんなものは起きていない」という振(ふ)りをするために、徹底した金融統制、銀行の引き出し規制(まさしく預金封鎖だ) を行う準備を、着々とやっている。

 気持ちが悪いぐらいに、不愉快極まりないぐらいに、財務省、金融庁、国税庁の 彼ら、「お金警察官」による 日本国民への統制、規制、生活干渉が、あらゆる手段を使って、日に日に、厳しくなっている。

 副島隆彦の本の読者の皆さん。迫りくる危機の事態に、それぞれがしっかり厳しい自覚を持って、早め早めに対応、対処してください。甘い考えをしている人は痛い目に遭う。「安倍首相よ、ウソでもいいから、アベノミクスで、円安と株安、地価の上昇(もうすぐ25日に、大ウソの発表をするだろう)で、景気回復の夢を見せてくれ、少しは国民に、良い目を見せてくれ。やっぱり自民党に戻ってよかったね」 と 馬鹿な期待と願望をしてる人たちは、騙(だま)されて、絶望の底に突き落とされるだろう。

 しっかりした頭の人たちは、今のうちから、余分の(有れば、だが)銀行預金を下ろして現金で手元で保持するか実物資産(じつぶつしさん、タンジブル・アセット)にどんどん代えて(変えて)ください。

 私は、昨日、フーフー言いながら、私の新刊書の 『 浮かれバブル景気 から 衰退させられる日本』(徳間書店刊) を書き上げた。3月28日ぐらいから都市部の大手の書店には並ぶだろう。乞うご期待。

副島隆彦拝
<転載終わり>
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 キプロスで預金封鎖が行なわれているそうですが、政府が国民の怒りに押された格好で、収束に向かっているようです。預金封鎖や課金はやらない方向で決着するそうです。一先ず落ち着く形です。しかしながら、EUもアメリカ、日本、中国、ブラジル、インド、オーストラリアなども表面上は大きな問題はないように見えますが、財政は大きく悪化していますので、いつ第二リーマンが勃発するか分らない状態です。
 
 2008年のリーマンショックから5年も経つと、その時の状況を忘れるのが人間ですが、本質的な問題は変わっていないといえます。日本もアメリカ、EU、BRICsも問題点は多く、青息吐息という状態で、どこから爆発するか分らない状態です。今は楽観論が主流なので、副島氏や朝倉氏などの主張は以前ほど支持されてはいませんが、リーマンから5年後くらいに本質的な問題は噴出すようですので、注意しておいたほうがいいかも知れません。対応をするもしないも自由なので、その結果も平等になります。
 
*今日は9時半から日本弥栄の会主催の健康博が開催されますので、そろそろ出発します。今日は日向先生、鶴見先生、篠浦先生がご講演されますので、とても楽しみです。世界トップの内容を聴くことができますので、大変楽しみです。名古屋からも4名のひふみ仲間が来られますので、4月21日の神社巡りについてお話ししたいと思います。
 
 
  
 
 
 
・学問道場

貿易は国を滅ぼす 中矢伸一氏

2013-03-19 04:57:33 | 日月神示の実践

 

 

<今週のコラムより転載>

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貿易は国を滅ぼす

安倍総理がついに、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の交渉に参加することを正式に表明しました。

自民党は選挙前、この問題については微妙な姿勢を見せつつも、「TPP断固反対!」ということも言っていましたね。

ですが私は、この問題は、誰が政権につこうと、「必ず日本はTPPに参加することになる。なぜなら、それが世界支配層による決定事項だから」と言っていました。

世界支配層というのは、日月神示で言う「イシヤ」と見ていいです。

安倍さんとて、個人的には反対なのかもしれません。

しかし、日本の総理であろうが、なんであろうが、世界支配層が決定したことに対しては、これを受け入れる以外にないのです。それが現実です。

 

日本がTPPでメリットを受ける部分もあるという論者もいますが、それは非常に甘い。

かねてからお話ししているように、TPPとは日本から収奪する目的で作られたものです。

初めから日本狙いで、日本人の資産や食糧を“奪う”ことを目的としています。

一方、アメリカ経済はもうボロボロです。今年は米経済に大きな変動があるようですが、アメリカは再び“強いアメリカ”を目指しているようです。

その戦略の一環として、TPPがあるのです。

ただ、彼らが弱ってきていることは事実なので、今、骨のある総理が、TPPを受け入れるふりをしながら、断固として(たとえ殺されても)自分たちの主張を貫けば、流れを変えることも有り得ると思います。

それは可能性としてはあるのですが、限りなく「有り得ない」に近いですね。

なぜかというと、日本の政治は、アメリカ様の言いなりにならなければ生きていけないという呪縛にかかっているからです。

これをハネ返す力のある人材が、いないわけです。

戦後に仕掛けられた「イシヤの仕組」により、骨抜きにされてしまったからです。

安倍さんは、いくらかはまだ「脈」のある政治家だと思って期待しているのですが、どうでしょうか。

ここから日本魂は復活の方向に行くのでしょうか。今の段階では、かなり悲観的のように見えます。

 

TPPに話を戻しますが、これは「自由貿易こそが素晴らしいんだ」というリクツにもとづいているものです。

保護主義は悪だから、自由な交易を妨げている関税やら規制やらは撤廃しなければならないというわけです。

しかし本当は、自由貿易こそが、国を滅ぼし、世界を滅ぼすのです。

ラビ・バトラ教授の書かれた名著『貿易は国を滅ぼす』(光文社)という本を、ぜひお読み頂けたらと思うのですが、だいぶ前の本なので、入手は困難かもしれません。

この本の巻頭には、今は亡き小室直樹先生の「この恐るべき書を激推する」という推薦文がついています。

ただし、小室先生は保護主義論者ではありません。

この推薦文の中で、こう書かれています。

「ある日突然、アメリカが、もう自由貿易は止めましょう。おたがいに保護主義でいきましょう、なんて言ってきたらどうする。日本の息の根が止められる日である」

それはそうです。日本のように自給率の低い国は、貿易で成り立っているわけで、

「ああそうですか、じゃあ自由貿易、やめましょう。世界中の国々がそうなればいいんですね」

といって突然に世界中そういうルールにされたら、日本はたちまち大混乱、一気に食糧不足が現実化し、経済は大打撃を受け、立て直す間もなく滅びますね。

日本は、資源不足の国であり、貿易に頼らないと生きていけない。その通りです。

しかしそれは、ずっとそう思い込まされてきているからです。

これも実は幻想で、今、日本国民みんなでやろうと思えば、完全に自給自足の国になるのは可能なのです。

でも今、この段階で、いきなり保護主義に走るのは、現実的に無理です。

だから、「自由貿易がいいですよねえ」と言いながらも、水面下で早急に自給率を上げ、貿易に頼らずともやっていけるように、進めるべきです。

 

ところで、ラビ・バトラ教授の思想的根拠になっているのが、インドの哲学者、プラバット・ランジャン・サーカー氏の唱えた「プラウト(PROUT)」です。

それが、日月神示からイメージできる「ミロクの世」のあり方と共通しているということは、拙著『日月神示ミロクの世の到来』(徳間文庫)で書きました。

本のタイトルがオカルトっぽくなっているので、あまり一般には広まりませんが、ここに書いているのが経済社会のあり方の真実です。

つまり、自給自活型共同体を単位として、社会ユニットを作っていくことが基本なのです。自由貿易の思想は、それとは対極にある考え方です。

 

世界の流れは、今のところその反対方向に向かっています。

日本も、その交渉参加のテーブルに、ついにつかせられたわけです。

遺伝子組み換え食品も、モンサントも、フリーで入ってくる可能性があります。

だって、あらゆる規制は撤廃するのがTPPなんですから。

もしかすると、自然農法や有機農法さえ違法になるのかもしれません。

たとえ日本国内では合法であっても、アメリカから訴えられたら、有罪になる可能性があるのです。

聖域は設けてもいいようなニュアンスですが・・・どうなることやら。

しかし、こういうものを買うか買わないかは、消費者の判断であって、そこも自由なわけです。

いくら安くて見た目の良いものであっても、外国産のものは買わない、とくに食料については必ず国産のものを買う、しかも農薬や化学肥料や添加物を使わない、安全なものをできるだけ選ぶという意識に、国民全体がなればいいのです。

でも、これもまた望み薄ですね。

たいていの人が、質よりも値段で選びますし、市場に出回るものならそれなりに安全だろうと思い込んでいます。

こういう流れで、日本人は淘汰されていくのでしょう。

人口淘汰というのも、イシヤたちの重要な戦略の一環です。

人類を間引こうとしているのです。

何も考えずに、自分さえ良ければいいという人は、こういう食品を躊躇することなく買いますし、何の疑いもなく食べ続けます。

それで、淘汰されてしまうのなら、自業自得と彼らは思っています。

・・・うーむ、なるほど、それは確かに一理ありますよね。

書いていくうちに、だんだん「イシヤ」の気持ちになってきました。

 

これは以前、どこかに書いたかもしれませんが、「イシヤ」に属すると思われるある人が、縁ある周りの人に、「TPPは悪だということはわかっている。だから、今から自給自足が出来るように、準備を進めておきなさい」と言っているという話も聞きました。

だからこそ、身近なところから「農」を始めるべきであり、だからこそ「ひふみ農園」なんですね。

<転載終わり>

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 ついにTPPに参加する流れになって来ました。例によって、昨日の読売新聞のアンケートでは、TPPを評価する人は60%、安倍内閣を支持する人は72%とありました。かなり意図的な数字ですが、絶対反対という人は少数なのかも知れません。新聞やテレビしか見ていない人は、TPPに参加すれば輸出が伸びて景気が良くなるなどと、のん気なことを言ってますからね。日本のGDPは500兆円もあるのに、TPPに参加することによって増える輸出額はたったの3兆円だと読売新聞に出てましたので、ほとんどTPPの効果はないということになります。日本はとっくに貿易立国ではなくなっていますから、輸出で稼いではいないのです。

 中矢代表が言われるように安倍総理は多少脈があると思っていますが、どうなるかですね。孫崎享氏の「戦後史の正体」では安倍総理のお祖父さんの岸信介氏について、隷米に見えるがアメリカからの独立を狙っていたとあります。ここは評価の分かれるところですが、孫崎氏の言われるように愛国者だった可能性もあります。同じく中曽根氏も小泉氏と並んで隷米総理と言われていますが、岸信介氏同様にアメリカからの独立を水面下で画策していたという説もあります(日航機123便の墜落に謎があるらしい)。表立ってアメリカから独立しようとして動けば、田中元総理のように貶められてしまいます。また、中川一郎、昭一親子や竹下登、橋本龍太郎氏のように謀殺されてしまいますから、表向きは隷米にしていないと命が危うくなります。日本にもCIAと渡り合える中野学校のような諜報機関があれば、安倍総理も思い切った行動に出られるのですが、機密保護法すらない国ですから到底ムリですね。中矢代表の言われるように、TPPがアメリカの意向ですから、日本は参加するしか選択肢がないようです。情けないですが。

 このまま行くとTPPに参加することになりますので、中矢代表が言われているように自然農法などは違法になるようです。ひふみ農園で行なっている固定種から種を自家採種することも違法ですので、F1の種をモンサントから毎年買わなくてはなりません(泣)。F1種はいろいろと問題があるので、使いたくはありませんが、確かに育て易いです。素人でもラクに野菜を育てることができます。ホームセンターで販売されている種はほぼ100%F1ですから、既にF1に支配されています。固定種を探すほうが難しいので、既にモンサントの戦略は完了しているとも言えます。

 イシヤさんが親しい人に、これからは自給自足できるように準備しておきなさいと言っているのはびっくりです。つまり、次第に食糧難になって来るということですね。ソ連が崩壊した後、ロシアは国家破綻して、ひどい食糧難になったそうです。その時、ロシアにたくさんあるダーチャという家庭菜園で自給して食いつないだそうです。日本も食糧難になる可能性がありますので、今からベランダや庭で栽培してみたらいいと思います。やってみれば案外カンタンです。特にπの技術で栽培すれば、庭で大根やキャベツができますので、感動しますよ!まあ、食糧難になってからやってもいいですが、最初は失敗の可能性もあるので、焦ってしまうと思います。人間はピンチになってみないと動きませんから、ほとんどの人は焦るのかも知れませんが。(一応言っておきます。)

 

 

・日本弥栄の会


ここがすごいよ、日本

2013-03-18 21:20:38 | 日月神示の実践

<Pouchより転載>

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ここがすごいよ、日本

 

先日、「外国人に聞いた! 『ここが変だよ日本人』」という記事を書きましたが、記者の周りには日本LOVEな外国人がたくさんいます。そんな彼らに、なぜ日本好きなのかを聞いてみました。教えてくれたのは、フランス人、アメリカ人、チュニジア人、香港人、シンガポール人、スイス人、イギリス人、カナダ人、南アフリカ人、マルタ人、アイルランド人(全員男性)。壮大なものから小さいものまで織り交ぜて紹介しちゃいます!

■空港の入国審査の係員に「『日本人は礼儀正しい』のイメージ通りだ」と感動する!
空港の係員が非常に丁寧で礼儀正しいのが、まず日本にやってきて感動することだとか。他の国では非常に仕事が荒い係員も多く、顔を見ずにパスポートを投げて返されることもあるで、「日本の玄関」である空港の入国審査の対応にビックリする人も多いそう。

(抜粋)


■警察が威張っていない! 区役所などの公務員が丁寧で感じが良い!
海外だと、警察が自分の権威を見せるために職務質問をしたり、車を停めさせたりすることもあるそう。でも日本の警察官は、職務質問をするときも超丁寧、とのこと。また、区役所などの公務員は、さくさくと仕事を進め、感じが良いと感動するらしいです。

■料理がメチャうまい! 日本人シェフはアーティストである!
あるフランス人は、「フレンチレストランでシェフがフランス人だったら、その店には二度と行かない」というほど、日本人シェフに傾倒している模様。舌や指がとにかく繊細で、もともとの料理よりもさらに美味しくなっていることが多いと大絶賛。それに異論を唱える外国人はいませんでした。また、どの国の料理も本場よりおいしいと言う人もいました。

■日本人の価値観は世界最先端である!
記者が今までに聞いた中で一番うれしかったのがこの発言。シンガポール人からは、シンガポールはまだ「5C(コンドミニアム、車、クレジットカード、キャッシュ、キャリア)」を追求している人が多いが、日本は「4S(service=貢献、social=ソーシャル・社会的、sustainable=持続可能、share=共有)」の価値観を持っている人が多いと言われました。自分の生活を豊かにする発想から、社会のなかで豊かに生活する発想へ、日本人の価値観は転換しつつあるように見えるそう。ちょっと誇らしくないですか?

■枝豆がうますぎる!
「こんなシンプルな料理なのに、ビールが進む! 偉大だ!」と、皆さん大絶賛。枝豆は今や世界にEDAMAMEとして知られる有名な日本料理のようです。ビヨンセも大好きなんですって!

■ルールに他人への愛が宿っている!
外国人が日本に来て「ええっ何これ? 変じゃない?」と思ってしまうのが「何にでもルールがあること」と「他の人とコミュニケーションをとらないこと」。でも日本でしばらく生活してみると、コミュニケーションをとらないのは、恥ずかしがり屋だからだし、ルールがたくさんあるのは、お互いに恥ずかしがり屋でも気持ちよく生活するためだ、とわかるそう。「ルールに他人への愛が宿っている」とは名言だなあ、と記者は思いました。

■日本人はお金について上品である!
これもよく聞く言葉。お金があることを見せびらかすことが少ないし、お金についての質問も少なく上品だと感じるそう。お金を嫌悪しているわけでもなさそうなのに、好感が持てると多くの人が言っていました。

■清潔できちんとした身なりをしており、無臭。ゴミも落とさない!
日本人がこざっぱりしていることが良いと言う人もたくさんいました。不衛生な人がほとんど見当たらず、道にあまりゴミが落ちていないのも気持ちがいいそうです。

■我慢強く、大変な状況化でも落ち着いている!
東日本大震災の際、「整然と道を並んで道を歩く帰宅困難者」や「すぐに復旧作業が行われた道路」などが海外から賞賛をされていましたが、日本人の我慢強さは多くの人が指摘。残業が多くても、電車が満員で不快でも、文句も言わずに頑張る姿に「日本人ってすごすぎる。宇宙人なんじゃ……」なんて感想をもつ外国人もいました。
引用終わり

「最先端の価値観」「愛のあるルール」など、共認充足を第一とする日本人をしっかり見抜いている気もしました。一方、日本人が外国に行ったら、こういうことを言えるかな?とも少し感じました。

<転載終わり>

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 ここまで褒めてもらえると恐縮してしまいますが、確かに言われてみればその通りかも知れません。海外の空港の入国審査の係員は不親切だったり、横柄な態度な人が多いです。もちろん親切な係りの人もいましたが、概ねやる気があまりない感じで、不親切でした。パリでは同僚とおしゃべりばかりしている係員が多くて、時間ばかりかかりました。こちらが拙い英語で質問すると、フランス語で返って来るので、呆れました。バカにしているのでしょうね。ロンドンやアムステルダムはパリよりもマシでしたが、良い対応とまではいえませんでした。

 それに比べて、イスタンブールではとても日本人には親切でした!街の人も日本人だと分ると、親しみを持ってくれました。トルコは東郷ビールもあるほど、親日でした。反日の国に囲まれているので、どうしても親日のトルコや台湾に親しみが湧きます。また、イスラム圏や東南アジアの国々の人々も、日本にはわりと好意的だと思います。いくらなんでも、反日プロパガンダの銅像とか建てるのは勘弁してもらいたいですね。

 外国人のいろいろなコメントがありますが、日本人は我慢強くて、宇宙人ではないの、というのは面白いです。日月神示にあるように、イシヤの策略ですっかり骨抜きにされ、コンニャク腰になってしまいましたが、日本人に大和魂が復活すれば、本当に素晴らしい民族になると思います。昔は上に立つ武士がしっかりしていましたから、庶民は平和な生活ができましたが、今は官僚も政治家もイシヤの手下になってしまったので、国民は理不尽さばかり感じています。こういう理不尽な時代は長くは続きませんので、グレンとひっくり返る日も近いように思います。官僚も政治家も最低の今こそ、大きく変われる時期になって来たといえます。昨年は何もなく平和で能天気な一年でしたが、今年はいろいろあるようです。

 

 

・ここがすごいよ、日本


強烈な香水の匂いを漂わせた女性がバス運転手に乗車を拒否された

2013-03-16 04:33:32 | 日月神示の実践

<AFPBB NEWSより>

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【オタワ/カナダ 29日 AFP】カナダ西部の都市で、「強烈な」香水の匂いを漂わせた女性がバス運転手に乗車を拒否されるという事件が発生した。

■一度ならずも、二度の乗車拒否

 この女性が香水の付けすぎで乗車を拒否されたのは、それが2回目だったという。

 国内メディアが報じたところによると28日、金髪で豊満な25歳の女性はお気に入りの香水、ジバンシィ(Givenchy)の「ベリー・イレジスティブル(Very Irresistible)」を吹きかけて出勤した。

 カイロプラクティックの助手として働く女性が通勤のためバスに乗ったところ、運転手は「香水の匂いがきつすぎて運転できない」と主張、女性を降車させた。翌日、女性がやはり香水を付けてバスに乗車しようとすると、またしても同じ結果となった。

 ナショナル・ポスト(National Post)紙によると、乗車を拒否された女性が、バスを運営する会社に苦情を申し出たたところ、同社は「バス後部の空いた窓の横の座席に座るように」と勧めた。これを聞いた彼女は、現代の「ローザ・パークス(Rosa Parks)※注」になったような気がしたという。

 後日、女性はカナダのテレビ局CTVの取材に応じ、「大勢の乗客たちの前で侮辱され、とても恥ずかしい思いをしました。泣く泣くバスを降りたんですよ」と話している。

 ちなみに、彼女が愛用していている香水のコピーは「女性の持つ奔放さ、大胆さ、官能を引き出す」というもの。


■変化するカナダの人々の「香り」に対する意識 

 カナダでは、過去数十年間に公共の場での喫煙が「非常識」とされるようになったのと同じように、香水のつけすぎについての考え方も変わりつつある。カナダ西部の都市ハリファックス(Halifax)では2000年に、いわゆる「香水禁止条例」が制定された。現在同市では、学校、図書館、裁判所のほか、職場や劇場、店舗など、公共の建物すべてにおいて、香水の使用が禁止されている。

 この「事件」は、こうした香りに対する意識の変化を象徴するものだと、専門家は指摘する。Roedy Green氏はグローブ・アンド・メール(Globe and Mail)紙で次のように述べている。
「昔はタバコの煙が嫌な人は別の場所へ移るのが当たり前でした。でも今では、他人の吸う空気を汚染してはならないという考え方が常識となっています」。

 カナダ肺協会(Lung Association)によると、近年、空気汚染に敏感な、ぜんそくやその他の肺疾患を患う人の数が増えつつあることから、「香水禁止」の標識をはじめとする関連商品についての問い合わせが激増しているという。

 ※注: ローザ・パークス 米国で人種隔離法が施行されていた1950年代、バスの車中では白人と黒人の席にはっきりと分けられていた。黒人であるパークスはバスで帰宅する途中、白人が少なかったので中間席に座っていたが、運転手に席を立って後方に移るように命じられた。これを拒否したため、市条例違反で逮捕された。

<転載終わり>

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  香水の匂いが原因でバスを降ろされたという話しは日本では聞いたことがありませんが、喫煙に対してはカナダ並みに厳しくなってきているといえます。公共の場ではほとんど禁煙ですし、最近は居酒屋でも禁煙席を設置している店も多くなって来ています。確かにタバコの匂いで美味しい料理が台無しになってしまうこともありますし、衣服にタバコの匂いが付くと洗うしかありませんのでこの流れは当然かと思います。

 外国人は香水を付ける人が多いですし、しかもキツい匂いの人が多いです。女性だけでなく男性もかなりの割合で付けています。日本人でも外資系の会社に勤めている人は、影響されて香水をつけている人が多いです。以前外資系の会社にいたことがありますが、外国人は全て香水をつけていました。日本人でも役員や部長クラスは割りとつけていました。確かに香水もキツいと気分が悪くなりますので、あまり付け過ぎは勘弁してもらいたいです。

 タバコにしても香水にしても公共の場では非常識であるという認識から、禁煙の傾向に変わっていったわけですから、自動車の排気ガスやばい煙もいつかはなくなるのかも知れません。全て電気やフリーエネルギーで動く自動車になれば、排気ガスも出ませんので。また、食品添加物や水道の消毒の塩素なども発がん性が確認されているわけですから、徐々に無くす方向で動いて欲しいものです。ワクチンや薬なども毒ですから最低限の処方にすべきではないかと思います。農薬と化学肥料で作られた野菜も無農薬に切り替えていく方向がよいと思います。江戸時代までの長い歴史では、ずっと無農薬栽培だったわけですから、やればできるのです。現にひふみ農園は無農薬・無化学肥料で何の問題なく栽培できているのですから、方針を決めればいいだけです。

 人類の歴史の中でも、ここまで化学汚染されたのはわずか200年くらいだといえます。化学というマジックを手に入れたため、企業はラクに儲けることができるようになりましたし、私たちの暮らしも便利になりました。薬、食品添加物、消臭剤、化学調味料、化学的に作られた醤油やお酒、化学繊維、合成洗剤、芳香剤、化粧品、シャンプー、歯磨き、プラスチック、ビニール、塗料、農薬、除草剤など化学を使ったものしかないようにも思えます。全て化学が悪いというのではありませんが、ガンなどの現代病の原因の一つであることは間違いありません。有吉佐和子さんの著書「複合汚染」の社会が正に現代だといえます。化学は限界に来ています。有吉さんの予測した通りの社会になってしまいました。この汚染された社会を元に戻すことのできる技術がπだと思っています。実績や事例も数多くありますので、今年はπについて研究と実践を重ねて行きたいと考えています。3月20日のπの第一人者である日向先生の講演がとても楽しみです。

 

 『複合汚染』

工業廃液や合成洗剤で河川は汚濁し、化学肥料と除草剤で土壌は死に、有害物質は食物を通じて人体に蓄積され、生まれてくる子供たちまで蝕まれていく……。毒性物質の複合がもたらす汚染の実態は、現代科学をもってしても解明できない。おそるべき環境汚染を食い止めることは出来るのか? 小説家の直感と広汎な調査により、自然と生命の危機を訴え、世間を震撼させた衝撃の問題作!
   

・AFPBB NEWS


はじめよう! 子どもの花粉症を防ぐ生活

2013-03-15 06:59:45 | 日月神示の実践

<all aboutより転載>

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はじめよう! 子どもの花粉症を防ぐ生活

◆先日、花粉症の薬を研究する理研横浜研究所の谷口克センター長より、子どもを花粉症にしないための9か条が紹介されました。

1、生後早期にBCGを接種させる
2、幼児期からヨーグルトなど乳酸菌飲食物を摂取させる
3、小児期にはなるべく抗生物質を使わない
4、早期に託児所などに預け、細菌感染の機会を増やす
5、適度に不衛生な環境を維持する
6、猫、犬を家の中で飼育する
7、狭い家で、子だくさんの状態で育てる
8、農家で育てる
9、手や顔を洗う回数を少なくする

具体的に見ていきましょう~

◆適度に不衛生な環境を維持する
肌の弱い子どものことを思うと、ハウスダストや雑菌に対して敏感になってしまうもの。ですが、きれい過ぎる環境は、子どもがばい菌に対しての抵抗力をつける機会を奪うことにもなるのです。松原も子どもの頃は「ごみも栄養のうち」なんて言って、落ちてしまったおやつを食べていたことがありますが、そこはご愛嬌。抵抗力の弱い赤ちゃんには配慮をしつつも、神経質になりすぎないことが大切です。お砂遊びや土いじりなどを通じ、成長とともに少しずつ菌に対する抵抗力をつけられる環境を体験させてあげましょう。

◆手や顔を洗う回数を少なくする
清潔を気にするあまり、つい何度も手を洗ってしまうこともあるのではないでしょうか。手についた汚れを落とす行動ではあるのですが、頻度が高くなると肌の表面にある油分や
天然の免疫成分をも流してしまう恐れがあります。お出かけから帰ってきたときや食事の前、汚れがひどい時だけ洗うようにし、普段から体内の免疫成分を高める工夫をしましょう。
こうしてみると、私たちは「よりよく生きたい」と願うあまりに文明の利器に頼り過ぎ、体の機能が低下してきているのかもしれません。自然や人・動物との触れ合いを通じて、人間が本来持っているはずの免疫力や抗体を取り戻すことが大切ですね。これを機会に自分たちの生活を見直しながら、花粉に負けない子どもを育てましょう。

◆猫、犬を家の中で飼育する
アレルギーを持っている子もいるため、抵抗力の弱い赤ちゃんのいる家庭では特に犬や猫は敬遠されがちなのではないでしょうか。敏感な赤ちゃんやアレルギー体質の子どもには配慮が必要ですね。ですが、ペットと共生することで生物に対しての免疫力がつき、命のかかわりを通して子どもの情緒を育むといった大切な学びをもたらしてくれる存在でもあるのです。敏感な時期を経て、外界の影響を受け入れられる2歳頃からは犬や猫など、動物と一緒の生活を取り入れてみてはいかがでしょうか。

また自宅でペットを飼うのが難しい方は、動物園などへお出かけをして、動物と触れ合う機会を作っていきましょう。楽しく遊んだ後には手洗いを忘れずに!

◆早期に託児所などに預け、細菌感染の機会を増やす
保育所など子どもの多いところでは、風邪やインフルエンザなどをもらいやすいこともありますが、小さいうちはさまざまな菌に対する免疫力をつける時期でもあります。そのため、「保育園に通い始めて、最初の2年ほどは病気ばかりしていたけれど、その後はほとんど体調を崩さなくなった」という声もよく聞かれます。
菌から隔離をするのではなく、免疫力をつけるのにも集団生活は最適なのです。

◆生後早期にBCGを接種させる
BCGの予防接種を受けるとナチュラルキラーT細胞が活性化し、喘息やアレルギーの反応を防ぐ働きがあります。そのため、BCGを受けておいたほうが花粉症になりにくいのです。
1歳を過ぎるとBCGの効果は薄れるという側面もあります。赤ちゃんを病気の可能性から守るためにも、生後6ヶ月以内に接種しておきましょう。

◆狭い家で、子だくさんの状態で育てる
今は一人っ子の家庭が増えましたが第一子のアレルギー発症率が6.3%なのに対し、第二子は4.9%、第三子は3.1%と発症率が下がっていくことが分かっています。これは、第一子の場合ママも手探りでいろいろと手を掛けて育てる傾向があるのに対し、第二子・第三子は子育ての感触が分かり、いい意味でゆるく育てることができるためと思われます。一人っ子の家庭は地域の子育て広場などを活用し、ほかの家庭の子育てを知ることで大らかな子育てを取り入れてみましょう。

◆農家で育てる
最近の研究から、インフラの整備された街よりも、あまり整備がされていない地域のほうが花粉症の発症率が低いことが分かっています。また、空気のよい場所で自然の環境と触れ合うことによって、子どもの体が強くなり、抵抗力もつきます。
実際には農家で育てることは難しい場合もあるでしょう。野や山などの自然の多い場所へお出かけをしたり、農業体験を活用するなど、自然との触れ合いを取り入れてみましょう。

これらのことから、子どもによかれと思って手を掛けすぎると、逆に子どもの中にある抵抗力を高める場面がなくなってしまう可能性があることが分かります。お外でのランチや遊びを普段から取り入れましょう。

◆◆まとめ
親が手をかければかけるほど子供は弱くなる。様々な環境条件や集団の中で育んでいくことで元気で花粉症にもかかりにくい子供を育んでいくことになる。

 

<転載終わり>

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 この記事にあるように花粉症というのは、除菌をすることで身体の免疫が弱くなってしまうため発症するということが分ります。「適度に不衛生な環境を維持する」、「手や顔を洗う回数を少なくする」というと、そんなバカなと思うかも知れませんね(笑)。

 人間というのは過保護に育てると弱くなるということだと思います。今月号の月刊『玉響』で「ストレスは人間を強くすると」篠浦先生が言われている通りだと思います。ホルミシスというのは放射線だけでなく、全てのストレスに対するものだそうです。そういう意味では、昭和40年代くらいまでの環境は、ある意味よい環境だったと言えます。皮肉なものですね。

 一点BCGを受けさせるというのは、いかがなもんかと思います。ワクチンは害の方が多いので、乳児にBCGを接種させるのは考えもんだと思いました。

 

*明日の昼からひふみ農園赤城の今年の第1回目の実習会が開催されます。オーナーさんはどうぞお越しください。土曜日は20度くらいまで気温が上がりますので、作業をするには丁度いいですね。ひふみ農園サークル千葉も作業をスタートしていますので、そちらにもまた行ってみたいと思います。ひふみやさんもだいぶ認知されて来ましたので、千葉は盛りあがってきています。

 

 

・all about