日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

命生む歌 「ホ・オポノポノ」 瀬戸龍介&花世さん

2012-07-29 05:04:28 | 日月神示の実践

 5月26日の富士山ツアーの夕食後に、瀬戸龍介さんと娘の花世さんのコンサートを聴くことができました。あまりに素晴らしい歌に涙する人も多くいました。後から聞いてみると面白いことが分かりました。女性は瀬戸龍介さんの歌に癒され、男性は花世さんの声に癒されたと言います。見事に分かれました。女性は男性に、男性は女性に癒される傾向があるようです。この世に男女に分かれて、生まれてくる一つの理由のように感じました。(ホームビデオで遠くから撮影したものなので、あまり音質が良くありませんが)

 このような癒しと希望を与えてくれる歌というのはあまりありません。日月神示にある命を生む歌だと感じました。

 瀬戸龍介&花世さんの「ホ・オポノポノ」

 

 また、本田美奈子さんの「つばさ」も、同じように癒しと希望を与えてくれる歌だと感じました。プロが撮影したものなので、特に素晴らしく感じます。この人は「Temptation」のころから好きでよく聴いていましたが、アイドルを脱皮してからは「ミスサイゴン」など舞台でも才能を発揮していました。クラシックや演歌も上手くて、多彩な人でした。今世での修行を早々と切り上げて、高い次元に飛立って行ってしまいましたが、こうしてDVDなどで再現すると、まさに神を見る想いがします。

 本田美奈子さん「つばさ」

 


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「偶然」の真理」 

2012-07-27 06:20:11 | 日月神示の実践

<日本弥栄の会より転載>

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「偶然」の真理

私には、霊的なものを見たり、聞いたりする能力はまったくありません。

そういう、“妙な力”とは、無縁な人間と思っています。

でも、「なんとなく」感じたり、「ふと」思い浮かんだりすることなら、しょっちゅうあります。

そういうものが一種の霊的感受能力だというのなら、そうかもしれません。

でも、それくらいでしたら、誰にでもあることですよね。

 

ただ、自分の力や知恵では及ばないような、不思議な偶然が連続して起きると、これは偶然とは呼べないのではないか、必然なのではないかと思う時があります。

 

7月21日は、赤城の「ひふみ農園」の収穫祭が開催され、30名くらいの方々がお集まりくださいました。

自分たちで育てた作物を収穫し、みんなで味わうというのは、この上もなく楽しいことですね。

いつも収穫祭の時は、本当に皆さん楽しそうで、笑いの絶えない一日となります。

 

主催者側の私としては、こういう時に第一に気になるのが「天候」です。

とくに7月下旬に開催される夏の収穫祭は、暑すぎても困りますし、大雨が降っても、嵐が来ても困るのです。

先週は関東地方でも梅雨明けとなり、最高気温が36度前後にもなる猛暑日が続いていました。

“こんな炎天下で収穫祭をやるのも大変だ”と気が気ではありません。

ですが、ご存じのように、21日を前にして急に気温が下がり始めました。

これなら熱中症の心配はありませんが、雨マークがどうしても取れません。

当日朝の予報でも「雨」で、さいたま市の自宅を出る時は、かなりの大雨に。

 

「ひふみ農園」のイベントが雨で中止になったことは一度もないので、今回も心配ないだろうとは思っているのですが、車で関越道を走っている時も雨ですから、やはり心配は心配です。あと2時間後には収穫祭が始まるのです。

上里のサービスエリアに入った時も、まだ傘は手放せませんでした。

 

しかし、藤岡あたりを過ぎた頃・・・なんと、雨がピタリと止みました。

赤城山は雲か霧に隠れてまったく見えませんが、不思議なことに、「ひふみ農園」のある場所の上空あたりに、円形に雲が薄くなっているのが見えます。

いやこれは、高速を走りながら見たもので、「ひふみ農園」の上空ではなかったかもしれません。

ただ、方角的に言って、そのあたりのような気もしました。

 

最新の天気予報をウェザーニュースで調べても、現地の天気は、午後3時くらいまでは雨となっています。しかも午後2時には、本格的な雨という予報。

なのに、インターを降りても、実際には「曇り」で、雨はまったく降っていません。

「やっぱり、あがっちゃったようだね」

助手席の家内と、後部席にいる娘と共に、すっかり感心しました。

 

福島の田村「ひふみ農園」で田植えをやった時も、午前中は豪雨で、雷まで鳴ったのに、田植えを始める時には雨はすっかりあがり、やがて晴れてしまいました。

「ひふみ農園」のイベントをやる時は、ほぼ100%の確率でこういうことが起きます。

「ほぼ100%」ではなく「100%」と言っても言い過ぎではないかもしれません。

 

結局そのまま雨は降らず、大変過ごしやすいコンディションの中、和気あいあいと収穫祭は進み、オーナーさんはご自分の畑での作業もスムーズに出来て、滞りなく終了しました。

解散する時間が近くなってくると、晴れ間さえのぞきました。

思い返せば、去年の収穫祭も、似たような、過ごしやすい日になりました。

まあ、結果オーライなのですが、いつもヒヤヒヤします。

 

確かに、当日(21日)朝のおまいりの時(毎朝、自宅の神棚の前で礼拝をします)には、天候のご守護をお願いしました。

しかしそのせいかどうかなんてことは、わかりません。

たまたま、そういう天気になる日を私たちが選んだだけかもしれません。

ただ、偶然とは思えないと思ったのは、その先のことです。

 

収穫祭が終わった後、私たち家族は、赤城山麓の温泉宿に一泊しました。

翌日に赤城山の小沼というカルデラ湖に行き、赤城龍神さんにご挨拶をするつもりだったからです。

(赤城龍神については、6月11日の「今週の一言」をお読みください。)

『岡本天明の歩いた軌跡~北関東編~』DVD(8月1日発売)のロケで「小沼」を初めて訪れた私は、赤城小沼の、人の手のほとんど入っていないその神秘な姿に感動しました。

そして「なんとなく」ですが、「赤城龍神が居られる」と思いました。

 

今回、改めて小沼を訪れたのは、家族とともに、きちんとご挨拶に伺い、湖畔で「ひふみ祝詞」を奏上したいと思ったからでした。

ただ、赤城山は雲の中に入ったように深い霧に包まれており、旅館に着いてからもずっと霧で(それはそれで良い雰囲気だったのですが)、翌朝になっても霧が晴れません。

これじゃあ、小沼に行っても、ほとんど何も見えないだろうな・・・と思いましたが、その時、ふと、次のようなイメージがわきました。

それは、赤城龍神からそう言われたような「気がする」という程度のイメージでした。

 

(今は霧が深いが、何も心配することはない。小沼に着いた時も霧に包まれているだろうが、その時に、サーッと霧が晴れて、小沼の全貌が姿を現すであろう)

 

言ってみれば、霧をかけたのは演出だというのです。そして着いた時、ヴェールを脱ぐように霧を晴らせ、家内と娘が「ウワァ、綺麗!」と感動するであろうという・・・。

あくまで、そんなイメージ。イマジネーションです。

旅館のチェックアウト時間も近くなってきたので、まだ全然霧は晴れないけど、とりあえず行ってみようかということになり、車を走らせました。

赤城神社に参拝した後、小沼に至る狭い山道を、いくつものカーブを繰り返しながら登っていきます。

その間もずっと濃い霧で、私は対向車に注意しながら、運転に集中しました。

そしてようやく(といっても30分くらい)、小沼にたどりつきました。

でもやはり、霧が濃くて、湖面の一部しか見えません。

娘は、沼というか、湖がすぐそこに広がっていることさえ、近くに来るまでわからなかったそうです。

視界は悪いですが、湖畔の森で鳥の声があちこちからするので、妻と娘のバード・ウォッチングが始まりました。

遊歩道を歩きながら、木立から聞こえてくる鳥の声に耳を澄まし、双眼鏡で目を凝らします。

その間に、湖面を覆っていた霧がスーッと動き出して・・・。

アッという間に小沼の全貌が姿を現しました。

その間、およそ10分くらいでしょうか。

到着から10分くらいの間に、小沼にかかっていた霧が、文字通り雲散霧消、どこかへ消えてしまったのです。

あまりの短時間で小沼の様子が一変したため、妻と娘はバード・ウォッチングに夢中で、サーッと晴れ渡る瞬間を見ていませんでした・・・。

 

偶然といえば、偶然です。

朝方に浮かんだ、赤城龍神の言葉というのも、私の勝手な想像から出たセリフなのだろうとも思えます。

 

しかし以前、榛名神社でジュード・カリヴァン博士と一緒にロケをした際、あの時もすごい霧だったのですが、「ひふみ祝詞」を奏上すると、みるみるうちに霧が動き出し、祝詞が終了した頃には参道の横を流れる川の向こう側までクリアに見えるようなってしまったという不思議な出来事もありました。

この時は、撮影スタッフの方々もびっくりしていました。

 

こういうことがあるんです。

これらの出来事はすべて偶然なんでしょうか。

そうかもしれませんが、日月神示の一節には、次のような言葉があります。

 

「上の、より高いところから来るから奇蹟と見え、偶然と見えるのぢゃ。神からの現われであるから、その手順がわからんから偶然と見えるのぢゃぞ。偶然の真理、悟れと申してあろう。これがわかれば大安心、立命」(『春の巻』第15帖)

 

世の中にはやはり、「偶然」などいうものはなく、すべては「必然」なのかもしれません。

 

とにもかくにも、収穫祭を大変過ごしやすい天候の中とり行わせて頂いたこと、そして濃霧の中から小沼がその全貌を表すという“演出”までご配慮くださったことを、赤城龍神さんに厚く厚く感謝御礼を申し上げつつ、帰路についたのでした。

<転載終わり>
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 7月21日に開催されたひふみ農園夏の収穫祭では、中矢代表が書かれた通り、午前中は雨でしたが、何と始まる1時間くらい前にあがりました。収穫祭の3日、2日前は赤城は36度もあり、農作業をしているとフラフラになってしまいました。(これでは危険と考え、今は日中の暑い時間帯は休むようにしています。)収穫祭のときに36度だったらどうしようかと考えていたところ、運よく当日は雨だったために気温は23度ととても過ごし易い状況になりました。そして始まる前には雨も上がって、その後は降りませんでした。
 
 今回も雨も降らず、23度というベストな状態で収穫祭を開催できたことは、本当に感謝しています。雨が降ったり、気温が36度では、予定していた農作業はできませんでしたが、運よく今回も最高の天気になってくれたお陰で、ジャガイモ掘りやひふみうどん、スイカの試食などを行えました。赤城龍神さんには今回も大変お世話になりました。ありがとうございます。
 
 そういえば、7月8日の福島の草取りのときにも、天気予報が外れて快晴になりましたし、丹波篠山の実習会もあまり暑くならずに丁度良い気候でした。6月3日の福島の田植えのときも、開催5分か10分前に雨が上がり、晴れ間も見えましたし、5月26日の富士山ツアーのときも初日は雲って富士山は見えませんでしたが、27日は朝から快晴で富士山が現れました。更に昨年9月の135度線ツアーのときも、前日まで台風で関西地方は大きな被害に遭ったにも拘わらず、当日は見事に晴れました。
 
 もう2年間くらいは、日本弥栄の会さんのイベントやひふみ農園の実習会・収穫祭で、雨で中止になったことはありません。共通しているのは、天気予報は雨なのに、当日は雨は降らず、丁度良い天気になるという点です。これはもう人間業ではありませんので、誰もが畏敬の念を抱いています。天気を自由に操れるのは、人間ではありませんので、参加している誰もが目に見えない存在に対して、感謝と畏れとを感じています。2010年のイベントのときには、当日の天気予報が雨の場合には、15人くらいから雨の場合は中止ですかと問い合わせがありましたが、今では雨の予報であっても、ベテランからは一切問い合わせはありません。7月8日の福島の草取りのときには、新人さんから天気予報では雨ですが、開催はどうなりますか、と問い合わせがありましたが、たぶん当日は雨は降りませんからそのまま福島に来てくださいと言いました。
 
 2年間も毎回天候の不思議を見せていただくと、誰もが人間ではない大きな存在を実感するようになります。縄文や江戸時代の人々も、天候などの不思議を見せられ、自然と神の存在を実感するようになったのだと思います。特に農業ではそれを多く感じます。自然の中に神を感じる仕事はとても面白いですし、自ずと感謝の日々になっていきます。ありがたいことです。
 
 
 
 
 
 

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トヨタは消費税を払ってない

2012-07-25 05:30:02 | 知られざる真実 & 真逆の世界

<真実は何?より転載>

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<転載終わり>

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 トヨタなどの超大手企業がまさか消費税を払ってないとは知りませんでした。しかも消費税を払ってないどころか、2106億円の還付金をもらっているとのことです。すごい金額をもらっているのですね。輸出分には消費税はかからないので、こういう逆転現象が起こるようです。

 このようなことは普通では知りえませんが、今は次々に暴露されてきています。隠しておきたいこともドンドン出てきてしまいます。これからも国民があっと驚くような事実が暴露されると思います。

 

 

・真実は何?

 


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共同体に立脚した江戸幕府と、共同体を破壊した明治国家

2012-07-23 05:00:43 | 知られざる真実 & 真逆の世界

<日本を守るのに右も左もない>

 

「共同体に立脚した江戸幕府と、共同体を破壊した明治国家」

 


日本の場合、末端の村落共同体は、田植えや稲刈りなどの共同作業、道路・用水路・入会地などの管理、年貢の割りあてと納入、そして集団としての規範など、村落集団を秩序化し統合する機能を有していた。
この自主管理能力を持つ村落共同体の上に、幕府や藩がのっかっていた。(同様のことは、座や仲間が機能していた商工業にもいえる。)
この末端の自主管理能力をもつ共同体の存在が、支配層が入れ替わろうとも日本の社会を秩序化させていた理由である。


中国の科挙官僚たちが、地位と職権を乱用して庶民から収奪の限りを尽くしたのに対して、日本では戦国時代でも、戦国大名の支配は民の生活が成り立つことを前提として成り立っていた。
例えば、豊臣秀吉は1593年、尾張国復興策の中で、尾張国領主秀次の家臣の軍役を半減し、村が負担する夫役(労働力負担)を免除しているが、これを「給人(家臣)も百姓(村)も成りたち候様」と述べている。


●そして、江戸時代のお上の「民の生活第一」とは、民の自主管理に任せることだった。


江戸時代までの権力者は、最低限必要な法度等を定めるのみで、後は大衆の共同体の自主管理に委ねていた。
その法度も富や権力の集中を防ぐことに焦点が置かれていた。
共同体における共認充足こそが民の最大の期待であり、それを破壊しないこと、制度や法律でがんじがらめにしないことが民にとっては何より望ましいことだった。
このように、日本の農民も商人も共同体性を残しており、自主管理能力が極めて高かったからこそ、社会が秩序化されていたのである。


●それどころか、江戸時代の法度は支配者発で民に押し付けられたものではなく、農民の規範を元に法制化されていた。


その代表が、歴史の教科書にも書かれている「慶安の触書」である。その原型は「百姓身持之事」という江戸時代の農民が自分たちでつくった規範である。それが甲府藩をはじめとして主に東日本の藩の法「触書」として採用され、幕法となっていった。
あるいは、1713年の分地制限令は、生産量10石、耕地1町より少なくなるような耕地分割相続をしてはならないという内容だが、村において農民自らが「このまま分地を続ければ我々は共倒れする」という危機意識から、分地制限を取り決めた村掟をつくり、幕府にその法制化を求めたのが分地制限令である。


明治以降、法律は民の知らぬ所で決定され、上から押し付けられるものになったが、江戸時代は全く逆で、農民自身がつくった規範が、そのまま幕府や藩に採用され法制化されていた。


にもかかわらず、明治以後の日本近世史の研究や学校教育で、江戸時代を「武士による激しい収奪の時代である」と規定されたのは、明治政府の四民平等→民主主義を正当化(美化)するためである。
戦後は農地改革による農民の自立という民主主義のプラス面を際だたせるため、封建領主の過酷な年貢収奪と共同体規制が厳しかったマイナス面を強調する目的で歴史の教科書に登場するに至った。


●このように、日本の江戸時代以前の社会の在り様は、歴史の教科書とは全く違ったものであったことが浮かび上がる。
西欧の中世と日本の鎌倉~江戸時代は、同じ「封建時代」という言葉で括られるが、その実態は全く異なる。


例えば、欧州の農民反乱が支配者と農民との間の血で血を争う殺し合いであったのに対して、江戸時代の百姓一揆のほとんどは年貢等についての陳情と交渉にすぎなかった。


にもかかわらず、日本の一揆が農民反乱であるかの如く語られるのは、「日本では反抗が無かった」となれば、ヨーロッパと違って日本人が卑屈な意志の弱い民族だと言われるので、日本の多くの歴史家は、あたかも百姓一揆が農民反乱であるかのように装ってきたのである。


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「地租改正反対一揆(伊勢 1876年)」
画像はこちらからお借りしました。


●むしろ、一揆について注目すべきは、日本では明治維新の後、地租改正や学校制度が導入された時に、それに反対する一揆が起こっていることである。
それは、地租改正という農地の私有制度や学校制度が共同体を破壊するものだったからである。


そもそも、江戸時代には農地の私有権は存在していなかった。 農地は村の共有財産であり、その上の大名も領地の管理者にすぎなかった。(それに対して西欧では、最初は国王から領土を貸し与えられた封建貴族が、貸し与えられた領地の所有権及び支配権を国王から奪っていった。)


日本では農地私有(個人所有)は、明治の地租改正によってはじめて確立した。


地租改正によって農民たちが「所有した」土地を自分の自由裁量で売却できるようになると同時に、これまで村全体で納めていた年貢に代わって、農民個人に地租が課税されることになった。
農地の個人所有というヨーロッパの概念の導入は、農業日本は、たちまちにして投機の渦の中に巻き込まれた。投資家たちは短期間の内に稲田だけでなく、漁業権や湾の使用権を買った。そして、江戸時代の日本には存在しなかった大地主が出現し、一般農民は小作に転落していった。
戦後の農地改革では、大地主は封建的な存在であり、それが日本が戦争に走った原因であるかの如くGHQなどによって喧伝されたが、事実は全く逆である。
日本における大地主は近代的な私権制度の下ではじめて登場したのである。


日本で私有権が制度化されてから、わずか150年しか経っていない


私有権が法制化されると私権の強制圧力によって人々は私権のことしか考えられなくなり、民主主義によって私権要求の塊になるのは必然である。こうして、民主主義によって大衆は自我・私権要求の塊となり、集団や社会の課題を捨象するように仕向けられてきた。
これが「民主主義が自我の暴走装置」「脱貧困の素朴な願いが民主主義を媒介して、自我・私権欠乏にスリ変わる」という構造である。


それに対して、江戸時代の日本には、私有権も民主主義も存在していなかった。
あったのは、武士も農民も商人も共同体の共認充足を母胎にした、集団や社会をどうする?という当事者意識である。


そして、明治時代の初期、学校一揆や学校焼き討ちが起こったのは、当時の庶民にとって学校教育は、現実の役に立たないどころか、村落共同体を破壊するものだったからである。


これら私権制度と民主主義と学校制度は近代国家(金貸し支配国家)の三点セットであり、その強制的な導入によってはじめて日本は金貸し支配国家になってしまったのである。そして、共同体を破壊して作り上げられた民主主義の制度下では、金貸しと手先である統合階級によって次々と大衆を縛り付ける法律が作られ、かつ庶民のその中身は全く知らないまま、支配され続ける。


しかし、日本において私有権と民主主義と学校が制度として確立したのはわずか150年前のことにすぎない。歴史的に考えれば、つい最近のことである。
それまでは、日本人は共同体を母胎にして共認原理にもとづく社会統合観念を構築しようとしていたのである。これが、来る共認原理の世界をリードする日本人の可能性の基盤の一つであろう。

 <転載終わり>

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 小学校、中学校、高校に亘り、江戸時代は封建的で、民衆は自由も無く、重税にいつも苦しんでいたと習ってきました。たぶん日本人ならほとんどの人がそのように信じていると思います。ところが、実際は逆で、とても自由で、民衆が自分たちで規則を決め、運営していたことが少しづつ判って来ました。先輩たちは世界で最も自由な国を作っていたようです。

 その事実を日本国民に知らせないように、GHQなどが江戸時代は封建的で、農民たちは重い年貢にいつも苦しめられて来たと洗脳して来たことが分かって来ました。本当にこの世の常識は真逆なことばかりです。

 江戸時代が封建的ではない自由な社会だったということは、水戸黄門や暴れん坊将軍に必ず出て来る悪代官は、ほとんどいなかったということになります。今の官僚や政治家のような悪人を、水戸黄門や暴れん坊将軍が成敗するというストーリーは実際はほとんど無かったことになります(笑)。

 こう考えると、江戸時代というかなりミロクの世に近い社会を既に400年も前に日本は実現していますので、先ずは江戸時代をよく研究することからだと思います。私たちは江戸時代より相当進歩していると誰もが思っていますが、実際は逆だということが判ります。確かに今は車や新幹線、飛行機もあるし、洗濯は洗濯機がやり、炊飯器が自動でご飯を炊いてくれますから外的には進歩はしていると思います。ただ、明治維新により、江戸時代の良い面が破壊され、アメリカの手下の官僚とマスコミ、経団連とグルの大企業による封建的な社会になっています。建前は民主主義なので、誰も今の日本は民主主義だと思っていますが、多くの国民が反対する原発は再稼動するし、消費税は上がるしでは、とても民主主義とはいえないと思います。尤も民主主義と私有財産制、学校制度がイシヤの三点セットと言われていますので、民主主義の落とし穴もあるわけです。

 日本では既に400年も前に素晴らしい社会を築いていますので、それを研究することが取っ掛かりだと思います。せっかく先輩方が作ってくれた江戸時代を、よく研究し見習うことからスタートだと思います。イシヤとしたら、江戸時代は悪なる社会だと思わせたいのでしょうが、大峠の今、全てが明るみに出てきています。

*今日はこれから大阪の枚岡神社に行き、8月4日の農業神事研修のための打合せとご相談をさせていただきます。その後はいつも大変お世話になっている方と難波で直会を行います。135度線地域は少しづつ動き出しているように思います。表面的にはそれほどでもありませんが、地下では大きな動きがあるように感じます。いずれ関西が世界の中心になるという「ガイアの法則」に沿って動いているよう思います。神社巡りサークルチーム関西135やひふみ農園丹波篠山、お笑い神事など、まだ大きな動きにはなっていませんが、その種であるようにも感じます。

 

 

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野田総理一派は日本民主党を転覆させるために潜入された傭兵だった

2012-07-22 17:45:42 | 日月神示の実践

<新ベンチャー革命より転載>

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「野田総理一派は日本民主党を転覆させるために潜入された傭兵だった」

 

4.シリア紛争との比較でみる米国戦争屋の対日戦略とは
 
 米戦争屋の対シリア戦略は傭兵潜入による内部からの国家転覆ですが、米戦争屋からすでにハイジャックされている日本(注4)はどうでしょうか。
 
 現代の日本はシリアと違って、現・野田政権はすでに米戦争屋にハイジャックされています。
 
 彼らにとって日本での転覆戦略とは何でしょうか、それは小沢・鳩山政権という米戦争屋および悪徳ペンタゴンにとって好ましくない政権を生んだ日本民主党の転覆です。
 
 彼らは日本民主党を消滅させたいということです。シリアにおける傭兵の潜入と同様に、民主党にも傭兵が潜入させられていたのです。それが、野田総理を筆頭とする松下政経塾系の傭兵議員たちだったということです。
 
 民主党内の傭兵(=トロイアの木馬議員)のミッションとは、最初から、民主党を転覆することだったのです、このことはすでに本ブログにて2006年時点で見破っていました。当時の前原・民主党代表は完全にトロイアの木馬(米戦争屋の傭兵)でした(注5)。だから、前原氏と同じ穴のムジナである野田総理は、民主党の未来をまったく考慮しない行動を平気でとっているし、国民の支持率は彼らにとってまったくどうでもよいのです。なぜなら、彼らは小沢・鳩山コンビのつくった民主党を壊すのを本来のミッションとしてきたからです。
 
 現在の日本はシリアと同様に、米戦争屋および悪徳ペンタゴン日本人勢力(=米戦争屋の傭兵)に完璧にメチャクチャにされているということです。その意味で、シリアと日本は同じ境遇の混乱国家であるとみなせます。
 
 さて、このところ盛り上がっている反原発を旗印にした国民デモは、日本の置かれた状況の異常さに漠然と気付いた良識ある国民の正しい行動ですが、シリアと同様に、逆手に取られて悪徳ペンタゴンに利用される危険もあります、われら国民は十分、注意しましょう。
 
<転載終わり>
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 イラクやリビアもアメリカにより国を転覆されてしまいましたが、日本も2009年に国民が選出した鳩山・小沢政権はアメリカの意のままの菅→野田政権に乗っ取られてしまったようです。もし鳩山・小沢政権が続いていたら、消費税増税はなかったはずです。ただ、外国人参政権を推進する可能性が高いので、それはそれで大きな問題ではあります。現在の政党では、このままアメリカの属国を続けるか、在日外国人の力の強い国になるかという選択しかありませんので、どちらでもない真に独立した日本国を作ることを目標とした政党がなくてはならないと思います。今のままでは九分九厘イシヤにやられていますので、先ずは自分から真に独立した国を作るという気概を持つことが大事だと、改めて思いました。
 
 
 
 
 

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「笑いは人類を救う」 村上和雄氏

2012-07-18 23:46:19 | 日月神示の実践

<健康デザインより>

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村上 和雄  聞き手:桐島 洋子

笑いは人類を救う

桐島 :

村上先生、お久しぶりです。本日はつくばからわざわざお出ましいただき有難うございます。
眠れる遺伝子を笑いで起こそうとはじめにおっしゃったときは冗談かと思いましたけど、本気で着々と実験を進めてこられたのですね。

村上 :

村上和雄そうなんです。あの吉本興業の協力を得て、「笑い」が遺伝子の働きにどのように影響するかを研究しています。
ふだん、我々は遺伝子のうちの、たった5%ほどしか使っておらず、残りの95%以上は休眠状態です。この使われていない遺伝子がどんな力を秘めているのかを探っています。
糖尿病の患者さんに漫才を聴いていただき、大いに笑っていただく。すると、食後の血糖値の上昇がぐっと抑えられることを発見しました。
笑いによってスイッチがオンになった遺伝子47個をDNAチップ法という検査で探ってみたところ、免疫向上に重要な役割を果たしている遺伝子が含まれていました。
笑いは体の免疫力を高めてくれる薬だということが明らかになりました。心の安定剤といってもいいですね。
「笑医(笑う医者)プロジェクト」というのを発足させて、「笑う」という陽気さが心身にもたらすさまざまな効果を研究しています。「笑い」を癌や脳卒中のリハビリにも役立てています。

桐島洋子

桐島 :

まさに「笑いは百薬の長」というわけですね。
しかも副作用のない安全な薬だし。
でも、私個人の趣味としては、吉本系のけたたましい馬鹿笑いの押し売りは苦手です。
イギリス的なほろ苦い知的なユーモアには思わずクスッと笑ってしまいますけど。

心と体はひとつ

桐島 :

昔から「病は気から」といいますが、心と体の関係を現代科学はどこまで明らかにしているのですか?

村上 :

心の持ち方ひとつで健康を損ねたり、病気を克服したりする。これこそ遺伝子が関係しているということなのです。精神作用と遺伝子の関係はまだはっきりしていませんが、自然治癒力を発揮する鍵は遺伝子が持っていると私は考えます。
大きな精神的ショックを受けると一夜にして髪を白くしてしまうほどの力が遺伝子にはあるのですから、よい刺激を遺伝子に与えてスイッチをオンにすればいいのです。
心と体は、今まで考えられていた以上に相互作用があるという状況証拠が、近年次々と出ています。

よい遺伝子を目覚めさせる秘訣

桐島 :

病気の遺伝子をオンにしたくはないですね。
よい遺伝子だけオンにするにはどうしたらよいでしょうか?

村上 :

遺伝子のスイッチを入れる要素は、火事場の馬鹿力のような「環境の変化」、そして「心の持ち方」です。
よい遺伝子のスイッチをオンにするには、「笑う」、「陽気な心をもつ」、「感動する」、「感謝する」ことです。
そして物ごとをよい方向に考える、つまりプラス思考になることです。
毎日がつまらないと思っていると、その人の人生はつまらなくなるし、毎日楽しいなと思えば、その人は楽しい人生を歩むことになります。

もし、ガンと宣告されたら?

桐島 :

「いつも陽気に、前向きに」と努めていても、もし「あなたはガンです、余命は3ヵ月です」と宣告を受けたら、なかなかプラス思考にはなれないでしょう。

村上 :

村 上 和 雄ガンという病気は、発ガン因子が多様なだけでなく、そこに精神作用を含めた環境因子が大きく関わっているので複雑だと思います。
環境といっても、空気が汚ないとか水が悪いといった物理的なことだけでなく、心の持ち方いかんが環境なんですね。ですから、心の持ち方を変えてみる。
この病気は天から授かった何かのメッセージだ、と受け止める。そして「あぁ、これは少し休めという合図だな」と捉えて、病気をきっかけにそれまでの生き方や生活習慣を変える。そして自分にとって本当に大切なものは何なのかと気づくことです。そうすれば、自分にとってよい方向へと展開する広い視野が見えてくる。
プラス発想すると、脳内では体によいホルモンが作られますから、治癒力にもよい影響を与えます。

桐島 :

ピンチはチャンスだ!と捉えるわけですね。
そういえば私も幾度となくピンチのお陰でチャンスを掴みました。

 

<転載終わり>

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 20年くらい前、以前勤めていた会社の社員総会の際に、村上さんに来ていただき、1時間に亘る講演をしていただいたことがあります。 その時も心と遺伝子についてお話しくださいました。95%の眠っている遺伝子をONすることが大事、という内容が印象的でした。村上さん自身が明るい雰囲気の方で、とても謙虚な感じの方でした。

 笑いが遺伝子をONにしてくれると言われていますが、大阪の枚岡神社の「お笑い神事」と同じだと思いました。中東宮司は「笑いが心の岩戸を開く」と言われていますが、正に遺伝子のスイッチがONになるということだと思います。眠っている95%の遺伝子の20%でも覚醒できたら、すごいことになるのでしょうね。遺伝子が50%以上覚醒したら、もしかしたら半霊半物質になるのかもしれません(笑)。そして80%以上覚醒した人のことを、神と呼ぶのかも知れません。(あくまで妄想ですので。神様申しわけございません。)

 7月23日には奈良のSさんと一緒に、枚岡神社に行き、神職さんから農業神事の際の祝詞について教えていただきます。ひふみ農園で採れた野菜を神様に捧げるための神事を、8月4日に中東宮司から直接教えていただけることになりました。その前に予習として、農事の祝詞を教えていただくことになった次第です。日月神示には、農作物を収穫したら、先ず神に捧げよとありますので、農事の神事を習得したいと3年前から思っていました。Sさんのお陰で、それが何と実現してしまったのです。これは私にとっては奇跡的なことです。この農業神事の最後には「お笑い神事」と、「ひふみ祝詞」の奏上をします。

 8月4日にはその農業神事の特別研修会を大阪の枚岡神社で開催します。日本弥栄の会会員限定ですが、午後の部ならまだ少し空きがありますので、関心のある方はメールをください。11月のひふみ農園赤城の収穫祭では、本番を執り行います。川越の2名の方と八王子の方が巫女さんの役をしていただくことになると思います。その他関西からも応援が来るかも知れません。今からとても緊張しますが、喜んでやらせていただきたいと思います。

*8月5日の神社巡りの際には、リーダーの中野のSさんのご配慮で、11時から「お笑い神事」のデモンストレーションを行うことになりました。20分笑うのはかなり大変ですが、後半からは本当に笑えますので、病み付きになるかも知れません(笑)。関心のある方は神社巡りの前、11時に来てください。

 

 

・笑いは人類を救う

 

 


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塩は天然の抗うつ剤?

2012-07-16 05:13:33 | 日月神示の実践

< 塩は天然の抗うつ剤より>

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塩は天然の抗うつ剤?

 

 

 気分が落ち込んだときは塩分たっぷりの食事が効果的って本当ですか? その答えは、「おそらくね」とアメリカのアイオワ大学で生理学を研究するアラン・ジョンソン氏は言う。

塩は天然の抗うつ剤?

 

 <転載終わり>

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 数年前に父は脳梗塞のため救急で入院しました。発見が早かったため、後遺症はありますが、何とか一人で身の回りの世話はできるまで回復しました。入院当時は、食事制限がありました。病人食はみなそうですが、塩気がほとんどなく、味噌汁もおかずも塩抜きでした。合計で3ヶ月くらい入院したのですが、担当医からは自宅に戻っても、塩分の少ない食事療法を指導されました。母は生真面目に、医者の言う通り塩抜き料理を作りました。

 私も脳梗塞について調べましたが、そもそも動脈硬化が原因とのことでした。そして、塩分が一番良くないとあります。

あるサイトでは、
『脳梗塞の食事で気をつけたい物の代表格は、塩分ですね。そして動物性の油や刺激の強い物、タバコを吸う方は禁煙をしましょう。
これもよく言われる言葉ですが、低脂肪、低食塩、高タンパクの食事を出来るだけするのが望ましいといわれています。』

 このように塩分が一番悪いとされ、医者からも減塩を指導されました。ですので、日々の食事は病院と同じように塩抜きになりました。3ヶ月くらいすると、血圧はかなり安定してきたのですが、どうも父が元気がないように思えました。口数も少なくなり、寝てばかりでした。

 そのうちかなり良くなってきたので、医者の言うこともきかず、元の食事に戻ってしまいました。刺身や焼き魚に醤油をかけ過ぎると、母は心配していましたが、その心配をよそに父は以前のように気持ちに張りが出てきて、元気になってきました。

 今思えば、この記事のように、塩抜きの結果、気持ちが沈んでいたのかも知れません。うつとまでは行かないですが、落ち込んだ状態だったと言えます。中矢代表が著書で、日本は塩抜きにされていると警鐘を鳴らしておられますが、まさにその通りだと実感しました。塩=悪 みたいに思っている人は非常に多いです。過ぎたるは及ばざるが如しで、塩が少な過ぎても、多過ぎてもよくないですので、中庸が一番ということですね。

 

 

・塩は天然の抗うつ剤


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世界に最も良い影響を与えている国-日本

2012-07-15 21:29:35 | 日月神示の実践

<国際派日本人養成講座より転載>

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■1.世界に最も良い影響を与えている国-日本

 2006(平成18)年に英国のBBC放送が、世界33カ国、約4万人を対象に世論調査を行った結果、「世界に良い影響を与えている国」としてトップに挙げられたのが日本だった。

 全体では肯定が55%、否定は18%だった。この年は平成13(2001)年以来、靖国参拝を続けてきた小泉純一郎元総理が退任した年であり、靖国参拝で「日本は国際的に孤立する」と一部のマスコミは喧伝してきたが、それは事実でない事が判明した。

 確かに中国と韓国では否定が肯定を上回ったが、ともに大東亜戦争に巻き込まれたインドネシア、フィリピンの肯定が85%、79%という数字を見れば、中韓2カ国の方が世界の異常値であることが分かる。

 この調査は、その後、毎年実施され、日本はその後3年連続で「良い影響を与えている国」第1位を維持し、2009(平成21)年こそ4位に落ちたが、翌年は2位に返り咲くなど、世界のトップレベルを維持している。

 この調査で興味深いのは、日本人自身の自国に対する評価が極めて低いことだ。2010(平成22)年の調査結果では、日本人の日本に対する肯定的評価は43%だが、上述のインドネシア、フィリピンの70%以上、米国65%、ロシア58%、タイ66%、英国57%などと比べると段違いに低い。韓国でさえ、この年は64%も肯定的評価をしている。

 世界各国での日本に対する高い評価と、自国への際だった自虐的評価のギャップこそ、わが国の教育や報道の大きな偏向ぶりを表している。


■2.大繁盛のミラノの寿司屋さん

 海外でのこうした高い評価は一体どのように形成されているのだろう。外国の一般大衆が日本に対するイメージを持つ機会は、マスコミ報道、日本旅行、在留邦人との交流などいろいろありうるが、海外に展開されている日本料理もその一つだろう。

 実は、本稿はイタリアのミラノからトリノ、さらにアルプスを越えてフランスのリヨンからパリへという旅行中に執筆している。各地でイタリア料理、フランス料理はもちろんだが、数日に一回は現地での日本料理を試食してみた。そして行く先々で、日本料理が高級料理として受け入れられている様を見聞した。

 たとえばミラノの中心部にある寿司屋さん。店は10畳ほどで、テーブル席が10名、カウンター席が5名ほどで一杯になってしまう。板前は日本人で、鉢巻きをした禿げちゃびんのおじさんが「らっしゃい」という口調そのままで「チャオ、チャオ」とイタリア語で挨拶している。

 ちょうど、お昼時で、店内はイタリア人の客で一杯だった。日本のビジネス街の定食屋のように、4人掛けのテーブルに2組相席で座らされたりしている。

 さらに順番待ちの客が二、三十人、店の入り口から、ドアの外まであふれて立って待っている。私の前に待っていた女性は、当方が日本人だと知って、英語で話しかけてきた。今はスイスに留学中だが、実家がこの近くで、帰ってくるたびにここで食事をするという。

 やがて順番が来て、カウンター席に座れたので、板前のおじさんと話し始めた。もうこの地で開店して、30年以上になるらしい。そのおじさんが手際よく作る、活きのいいネタ山盛りのちらし寿司を、イタリア人の客たちは箸を器用に使って、いかにもうまそうに頬張っていた。


■3.日本食レストランの「看板に偽りあり」

 北イタリア経済の中心ミラノが大阪だとすれば、その西、列車で1時間半ほどの所にあるトリノは、京都を連想させる小さな美しい都市だ。

 ここでも日本食は大人気で、20~30軒ほどもある。ただし、日本人が料理しているレストランは1軒のみで、あとは中国人、韓国人、タイ人、フィリピン人、ベトナム人などが経営しており、「日本料理」と銘打ちながらも「看板に偽りあり」のレストランだ。

 なぜ彼らはそんな事をするのか、とトリノに住む日本人に聞いてみると、たとえば「中華料理」レストランでは、値段が安くないと客が入らないが、「日本料理」と銘打っただけで、値段が高くとも客が来るという。

 一流のイタリアン・レストランでは50~100ユーロ(5千円~1万円)はするが、中華料理だと30ユーロも出せば、食べきれないくらいの料理が出てくる。それが中華もやりながら、見よう見まねの和食も出して「日本料理」と看板を掛けると、イタリアンと同じくらいの値段設定で客が入る。

 イタリア人は西洋料理の本家本元はイタリア料理だと思っているので、街中にイタリアン・レストランはたくさんあるが、フレンチはほとんど見当たらない。あるイタリア人曰く、「フランス料理とはイタリアの片田舎の料理がフランスに伝わって崩れたもの」だそうだ。そんな中で、唯一外国料理として高いステイタスを持っているのが日本料理だと言う。

 しかし、中国人の経営する「日本食レストラン」で、試しに天丼を頼んでみたら、天ぷらを冷たい酢飯の上に載せた丼が出てきて、がっくりきた。

 こうした問題が世界中で起きているのであろう。農林水産省が、一時「海外日本食レストラン認証制度」を発足させようとしたが、アメリカの中国系、韓国系経営者の猛反発で断念した経緯もある。良かれ悪しかれ、「ジュード-」と同様、日本料理は日本人だけのものではなくなっているのである。


■4.世界一の美食都市・東京

 フランスに入って、美食都市として有名なリヨンでは、日本人の経営する日本食レストランで、エビの天丼に再挑戦した。さすがにネタもタレも衣も見事で、これならシーフードの好きなフランス人にも十分アピールするだろうと思われた。

 パリでは日本人の経営するラーメン屋に入ってみた。日本人はラーメンを中華料理だと思っているが、札幌ラーメン、博多とんこつ等々、現代日本の各地で食べられるラーメンは、実は中国各地の中華料理ではまったく味わえないもので、今や純然たる日本料理と言って良い。

 そのラーメン屋さんも、30人ほど入る店内がほぼ満員で、しかも8割方はフランス人の客だった。私の隣に座ったフランス人カップルと中高生くらいの二人の娘は常連のようで、4人で餃子二皿をとり、その後、父親はカツ丼とサッポロビール、母親は焼きそば、二人の娘はチャーハンに舌鼓を打っていた。

 そんなパリジャンたちに、改めて日本食のレベルの高さを知らしめて驚かせる事件があった。世界各都市のレストランの格付けを行っているミシュランが、初めて東京版『ミシュランガイド東京 2008』を出した時に、星付きの店の数が東京では150軒もあり、同年版のパリの74軒の2倍以上に上ったからだ。

 ミシュランガイドは毎年改訂されるが、東京とパリの差は年々広がり、10年版では、最高レベルの3つ星が東京11軒対パリ10軒、2つ星では42軒対14軒、一つ星では144軒対53軒。合計で197軒対77軒と、2.5倍以上にまでなっている。

 ミシュランガイドは専門家の匿名評価による公平性や妥当性によって、世界中の美食家たちにとって、最も信頼される指標となっている。毎年100万部も販売され、フランスでは星一つあがる毎に売上が30パーセントづつ上がるとも言われている。

 世界で最も権威あるレストランの格付け機関が、東京をパリ以上の美食都市として評価したわけで、こと料理に関しては誇り高いフランス人が、強い衝撃を受けたのも当然だろう。


■5.東京が高い評価を受けた理由

『ミシュランガイド』の社長ジャン・リュック・ナレ氏は、韓国の『中央日報』のインタビューで、東京が高い評価を受けた理由を次のように述べた。[1,p34]

__________
 パリを美食家の都市というが、東京は驚くほど素晴らしい飲食店が多かった。多くの人々が料理を楽しんでいるからだ。日本料理はクオリティーも素晴らしい。シェフのレベルもどの都市よりも高く、何よりシェフ固有の技術がよく伝授されていた。数世代、数百年かけて伝えられる技術と伝統は追跡が難しい(JOG注:追いつくことが難しい、の意か)。

特に私が高く評価したのは専門性だ。パリの日本飲食店に行けば、寿司、刺身、焼き鳥などメニューがたくさんある。このため日本でもそうだと思っていたが、私が行った飲食店はほとんど寿司店、刺し身店、焼き鳥店、うどん店など専門店に細分化されていた。

非常に印象的だった。こうした特性から日本の飲食店の相当数は誰も追いつけない専門性を確保していた。当然、いい評価につながる。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ちなみに、このインタビューでナレ氏は、韓国のシェフについて「まだ国際的なレベルには達していないようだ」と述べ、『ミシェランガイド・ソウル版』の計画は今のところない、と語っている。

 余談だが、昨年11月、韓国の李明博大統領夫妻が国賓としてホワイトハウスの晩餐会に招かれた際に、出された料理が日本料理だったので、韓国のマスコミが「失礼だ」「深刻なミス」などと批判した事件があった。

 最高級牛肉を「ワギュウ(和牛)」、付け合わせは「カボチャ」、サラダは「ダイコン」などと、メニューにも日本語がそのまま使われいた。韓国では「韓国料理の世界化」を目指して、官民挙げてのキャンペーンが展開されている矢先のことで、自尊心を傷つけられようだが、韓国人自身が海外で「看板に偽りあり」の日本食レストランで金儲けに励んでいるようでは、「笛吹けど踊らず」という所だろう。


■6.「専門性」と「数世代、数百年かけて伝えられる技術と伝統」

 ナレ氏の「専門性」、および「数世代、数百年かけて伝えられる技術と伝統」という言葉に注目したい。ナレ氏が驚いたように、フレンチやイタリアンでは、得意な料理、名物料理はあっても、たとえばシーフード・スパゲッティだけで一流店になるということはありえない。

 それに比べれば、日本料理は寿司から鍋物、揚げ物、焼き物など、いろいろなジャンルがあり、鍋物一つとっても、さらに寄せ鍋、ちゃんこ鍋、うどんすき、すっぽん鍋等々に分化して、それぞれ一流の専門店があったりする。

 たとえば、京都の「大市」という店は、元禄年間から三百年以上にわたってすっぽん料理を作り続けてきた。鍋も何百年も使い込んでいるので、湯を沸かすだけでスッポンスープができるほどだと言う。これがナレ氏の言う「専門性」と「数世代、数百年かけて伝えられる技術と伝統」である。

「大市」は極端な例にしても、親子数代にわたって寿司屋やうどん屋を続けてきた、という例はいくらでも見つかる。一つの専門にこだわり、数世代をかけて積み上げてきた技術と伝統こそが、日本料理を世界最高レベルに押し上げてきた秘密だと言える。


(文責:伊勢雅臣)

<転載終わり>

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 以前トルコのイスタンブールに仕事で行った時に、時間があったのでグランドバザールに寄ったり、ブルーモスクなどにも行きました。トルコ人から見れば、中国人も韓国人、日本人も同じに見えるようですが、私たちが日本人だと分かると、急に友好的に話しをしてくれました。多くのトルコの人が同じような反応をしたので、日本人は気に入られているのだろうなと思いました。昼食で入ったレストランには、「東郷ビール」が置いてあり、びっくりしました。漢字で東郷とありました。

 中国や韓国には反日的な人もいますが、マレーシアやインドネシアなどはとても親日です。そして忘れてはならないのが台湾です。とても日本びいきですね。以前読んだ高坂和導さんの竹内文書に大和(=ダイワ・日本のこと)が変形して、台湾になったとありました。「ダイワ(大和)」→「タイワ」→「タイワン(=台湾)」 思わず笑ってしまいましたが、そうだった可能性もあります。それが原因かどうかは分かりませんが、台湾の人は親日が多いです。

 日本人は謙虚なのか、イシヤの自虐史観の洗脳が効いたせいか、どうしても自国に対して否定的な傾向があるようです。でも世界では日本はとても人気があります。アニメや歌、映画、ゲームだけでなく、日本料理も世界一という評価もあるようです。ミシュランの評価はどうせイシヤの評価だからと、気にしていませんでしたが、フランスを圧倒しているとは知りませんでした。イシヤもびっくりです。

 無農薬・無化学肥料農法も日本が群を抜いています。外国では虫を殺すので、自然栽培は上手くいきません。虫や雑草と野菜が共生するという観点がないと、自然栽培は無理だと思います。キリスト教の万物という見方がそもそも傲慢です。山にも川にも海にも神がおられるという日本の考え方は、自然に対して優しさを生みます。

 7月21日はひふみ農園赤城の収穫祭です。7月29日はひふみ農園丹波篠山の収穫祭が開催されます。赤城ではジャガイモがたくさんできたので、みなさんに収穫してもらいます。また、恒例のひふみうどんも召し上がってください。採りたての大根をおろして、冷やしたうどんに乗せ、大根葉や長ねぎをトッピングして、更にゆずを絞っていただきます。田んぼの草取りも少しやっていただく予定です。ブヨなどの虫は居ませんから安心です。ご家族揃って、お楽しみください。 

 

・国際派日本人養成講座


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旱魃と熱波で全米のトウモロコシに壊滅的打撃 Rockway Express

2012-07-14 08:44:49 | 農業

<記事転載> 

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アメリカのトウモロコシが死滅しつつある・・・

◆7月12日

 7月5日号の「記録的な暑さと旱魃で全米で不作の危機」の続編である。トウモロコシの受粉の季節が6月から7月初めと言われており、その期間に発生したアメリカの熱波と旱魃で受粉はうまく行っていないため、トウモロコシの収穫量は大きく減少しそうである。

 従ってその影響が様々な方面で出てくることになりそうだ。トウモロコシは家畜の餌でもあるから、畜産、酪農にも影響がでてくる。アメリカのトウモロコシを輸入している他国も困ることになる。食料品の価格上昇は避けられない

 これが言われてきた、「食料自給率」の問題と繋がってくる。アメリカは小麦をロシアから購入しようとしているらしいが、ロシアも洪水などでそんな余裕はない。日本も家畜の餌を始めとしてアメリカのトウモロコシを大量に輸入してきているから、大きな影響が出てくる。こういうことがあることを「想定」して、もっと早くから日本政府は「食料自給率」を上げておくべきだったのだ。お金を出せば買える、と考えてはいけない。お金を出しても買えなくなる時代がもうすぐそこまで来ているのである。
 
 従って今回のこの問題を契機として、日本は本腰を入れて食糧自給率向上に努めなければならない。これから起きる世界的な天変地異は、もう待ったなしの状況に来ていると考えるべきなのだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●旱魃と熱波で全米のトウモロコシに壊滅的打撃
http://theeconomiccollapseblog.com/archives/the-corn-is-dying-all-over-america
【7月9日 The Economic Collapse】

 全米でトウモロコシが死滅しつつある。もしも旱魃が中部地帯で続けば、小麦と大豆が次にやられるだろう。何週間も続く厳しい暑さと極端に乾燥した状況のためアメリカのトウモロコシ生産者は全面的で壊滅的な状況に追いやられている。もしもすぐにも十分な降雨がなければ、多くの農業従事者は資金的に破産してしまうだろう。この季節はとりわけトウモロコシにとっては、受粉がなされる時なので重要な時期である。

 しかしかつてない暑さと極端に乾燥している状況で、この受粉がうまくいってない。日々事態は悪化している。トウモロコシの価格は6月14日から41%上昇している。これは驚くべき上昇率だ。我々はトウモロコシを直接にはそんなに食しないだろうが、いまどきはトウモロコシやコーンシロップはあらゆるものに使用されているのだ。アメリカでは加工食品の75%にトウモロコシが使用されている。従ってトウモロコシの価格の大幅な上昇はスーパーマーケットでその影響が出始めている。トウモロコシはまた家畜の餌に広く使用されている。もしもこの危機的状況が続けば、食肉と酪農製品の価格の上昇を見る事になるだろう。アメリカにおける食料品価格は既に着実な上昇を見せている。

<転載終わり>
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 先日からアメリカでは高温が続き、熱波と言われるくらい暑い毎日だそうです。当然毎日38℃が続き、雨が降らなければ作物は枯れてしまいます。その異常気象の影響で、とうもろこしがかなり枯れてしまったそうです。
 
 とうもろこしが輸入できなくなっても、日本にはあまり影響はないと思っている人もいるかも知れませんが、とうもろこしは牛などのエサになっています。日本は世界一のとうもろこし輸入国だそうです。ですからとうもろこしが輸入できなくなると、日本の畜産は大きな打撃を受けます。肉を食べない人間にとっては、別にどうということもないのですが、その業界では大変な問題になります。
 
 この熱波の報道を見て、動物の命を奪い、売り買いする行為は、いい加減に止めるべき時が来ているという警告のように思います。日月神示にあるように「四つ足を食ってはならん」というのはその通りだと思います。農作業をやっていると、小さな虫一匹でも殺すことはできなくなってきます。たとえ大切なキャベツを平気で食っている青虫も、殺さず、どこかに移動させることもなく、そのままにしています。自然と共に行う農業をやっていると、不思議とそうなります。
 
 
wikiによると、
 
日本はトウモロコシのほとんどを輸入に依存している。農水省や総務、財務省などの統計上の分類ではトウモロコシとは穀類の事であり、その殆どは飼料として、一部が澱粉や油脂原料として加工されるものである。その量は年間約1600万tで、これは日本のの年間生産量の約2倍である。日本は世界最大のトウモロコシ輸入国であり、その輸入量の9割をアメリカに依存している。また、日本国内で消費される75%は家畜の飼料用として使用されている。飼料用としては「青刈りとうもろこし」が国内の酪農家などで生産されており、年間450~500万t程の収量があるが、その殆どは自家消費され「流通」していないので統計上自給率は0.0%となる。一方未成熟状態で収穫する甘味種で一般的に小売され家庭や飲食店で消費されるものは統計上「スイートコーン」と呼び、野菜類に分類される。年間国内生産量25~30万tに対し輸入量は2000t前後で推移しており、こちらの自給率は99.9~100%となる。 国内で生産されているものは、缶詰めやそのまま食用にされるものがある。遺伝子組換えトウモロコシは、スーパーなどで一般的に市販されている食品に含まれる、植物性油脂、異性化液糖、アルコール、香料、デンプン、果糖などの原料として日本国内で流通している。(表示義務はない)
 
 
 
 

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ご飯を食べると痩せる不思議

2012-07-13 05:31:47 | 日月神示の実践

<米と糖尿病より>

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誤解の多い食事の内容


炭水化物は糖質とも呼ばれる。そのためであろうか、一般人
だけでなく糖尿病の専門家ですら、甘いもの(炭水化物)が糖
尿病の原因であると誤解している。炭水化物が増えると大量の
インスリンが必要になる、と思い違いをしているからである。
事実は逆で、炭水化物の多い食事を続けていると、インスリン
の効き目が高まるため、インスリンの分泌が少なくてすむ。高
炭水化物食はインスリンの分泌能の低い日本人には最適の食
事で、肥満を抑え、糖尿病を予防する。


×肉・牛乳や乳製品・卵を大量に摂取→インスリンの働き低下
○米などの穀物(炭水化物) →インスリンの働き上昇

日本人に糖尿病が増えたのは、肉・牛乳や乳製品・卵などか
らタンパク質や脂肪を大量に摂るようになったために、炭水化
物の摂取量が少なくなってしまったことに原因がある。炭水化物の摂取量が減ると、身体
のインスリン感受性が低下する。そのため、もっとインスリンを分泌せよと、身体は膵臓の
ランゲルハンス島にあるβ細胞に指令をだす。インスリンは体内に脂肪を貯めこむホルモン
のため、インスリンの分泌が増えると、内臓に脂肪が貯まって身体は肥満する。内臓脂肪に
よってインスリンの働きはさらに悪くなる(インスリン抵抗性)。身体はさらなるインスリ
ン分泌を要求する。β細胞はこの要求に応えようと必死に努力するが、やがて疲れ果ててダ
ウンしてしまう。これが糖尿病である。

日本人はもともとインスリンの分泌が少ない。日本人の膵臓のランゲルハンス島は小さ
く、さらにその数も少ない。日本人のインスリン分泌量は欧米人の1/2~2/3 と言われてい
る。これは日本人が古来、インスリンをあまり必要としない穀物中心の食生活を送ってきた
生理的適応の結果である。だから、私たち日本人は,米と雑穀を中心とする食生活で生き延
びて来られたのだ。「ごはん(炭水化物)をたくさん食べればインスリンがたくさん要るの
ではないか」と誤解している人もいるだろう。真実はその反対で、炭水化物中心の食生活
ならインスリンは少量で足りるのだ。炭水化物をたくさん食べるとインスリンの働きがよ
くなるからである。だからこそ、日本人は1000年以上の長きにわたって、インスリン分泌
が少なくてもなんの不都合もなく過ごしてきたのだ。肉や脂肪をたくさん食べるようになる
と、必然的に炭水化物の摂取量が減少してインスリンの働きが悪くなる。そのため、インス
リンの必要量が増える。もともとインスリン分泌能の低い日本人が、多量の肉や脂肪を食べ
ていると、β細胞が身体のインスリン分泌要求に応じられなくなり、インスリンが相対的に
不足して、やがて糖尿病になってしまうのである。

現在の欧米人は基本的に肉食で炭水化物の摂取量が少ない。したがってインスリン分泌の
要求が高い。彼らのインスリン分泌能力は高いから、膵臓ランゲルハンス島はどんどんイン
スリンを分泌する。インスリンは脂肪を貯めこむ働きがあるので、インスリンが多くなると
肥る。腹まわりが180cmを肥えるかと思われる男女がアメリカにたくさんいるのは彼らが
肉や乳製品をたくさん食べるからだ。お腹に脂肪が貯まるとインスリンの働きがさらに悪く
なる。そこで膵臓のランゲルハンス島が頑張ってもっとインスリンを分泌するようになる。
これが高インスリン血症である。こうなると、インスリンは内臓脂肪を蓄積する性質がある
ため、ますます肥る。欧米の糖尿病患者の多くは肥満と高インスリン血症を経験している。
ところが、インスリン分泌能の低い日本人・アジア人は、肥満と高インスリン血症を経験す
ることなく簡単に糖尿病になってしまうのだ。

<転載終わり>

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 この記事を読んだとき、やはりそうか!と膝を打ちました。2008年に日月神示に出合ってから、すぐに完全に肉食を止め(肉は元々嫌いなのでハムくらいしか食べませんでしたが)、五穀・野菜の食に変えました。7分づきの玄米を週に2回くらいで、あとは白米です。おかずは野菜の煮物や温野菜、サラダ、野菜炒め、鍋など。魚は食べていましたが、最近は魚もあまり美味しく感じない場合があります。なので、寿司も稲荷寿司が中心になってきました。嗜好が変わるのですね。あれだけ魚が好きで、伊豆に魚を食べに200回くらい東京から行ってたほどですが、今は食べに行く気になりません。ひふみ野菜が一番美味しいと感じています。こう言うと、原理主義っぽく聞こえるかも知れませんが、無理しているわけでもなく、自然とそうなるのです。努力とか根性など一切要りません。ひふみ邸のみんなも同じです。みんな痩せてきますね。同一の法則が働いているのだと思います。

 日月神示にあるような五穀・野菜の食生活を続け、3ヶ月くらい経つと、7Kg体重が落ちていました。完全に肉食は止めましたが、天ぷらや野菜フライは普通に食べてましたから、何故痩せるのかと自分でも不思議に思っていました。確かに肉食を止めたのと同時に、一時的にお酒も止めました。年間360日以上は飲んでましたから、夕飯はビールとつまみだけがほとんどで、ご飯は食べませんでした。ところが、日月神示以降は今まで夕飯にご飯など食べなかったのが、大盛りで2杯も食べるようになりました。ですからご飯の量が2倍以上増えたのに、体重は7Kg落ちました。その後お酒は復活したので、夕飯時にはビールの後、ご飯を普通盛りで2杯は今でも食べています。

 この体験から、炭水化物は痩せると直感しました。ですので、痩せたいならご飯を食べた方がいいと色々な人に言っていました。「ご飯ダイエット」と命名して、みんなに親切に教えてあげたのに、何逆のこと言ってんの?と、誰もがヘンな顔をしてました。誰でもご飯は太るを思っていますから、私の体験を話しても、誰も信じた人は居ませんでした。家内もそんなことあるはずないと言ってました。(家内はご飯もロクに食べないですが、体重は40kgもないので、そういう人も中にはいるのだと思いました。)

 痩せたい人は一度ご飯ダイエットをやったらいいと思います。これには2点注意が必要です。一つは肉食は止めること。もう1点はパンをあまり食べないことです。小麦粉なのでパンは良さそうなのですが、結構太ります。それだけです。あとは、ビールやワインを飲もうと、ご飯を3杯食べようと大丈夫です。天ぷらやフライもOkです。もちろん、限度はありますが(笑)。それと、1日2食です。私は元々年間360日飲んでたので、毎日朝は抜いていました。なので、若いころから1日2食でした(笑)。結果論ですが。

 若いころのズボンをはけるのはいいですよ。体型があまり変わらないのは衣服にコストがかからないので、経済的です。お腹まわりもすっきりするので、動き易いですし。4年前の最初の3ヶ月で7Kg減ってから、今までほとんど体重は変わりません。この体重が私にとってベストなのかも知れません。これは別に難しくないので、やってみるのもいいと思います。

 

 

・米と糖尿病


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