日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

F1種の危険性:ミツバチはなぜ消えたのか?  新しい農のかたちより転載

2011-11-30 06:31:44 | 農業

<新しい農のかたちより転載>

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2011年11月29日

【コラム☆】~F1種の危険性:ミツバチはなぜ消えたのか?~

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こちらからお借りしました 
 
以前「【コラム☆】~世界初のF1種をつくったのは日本人だった☆~」では、F1種とは何か、そしてどうやってF1種を作っているのかについて説明しました。
(もう読んで頂けましたか? Very Happy

実はF1種の作り方には以前紹介した除雄(じょゆう:雄しべを取り除くこと)以外にもいくつか方法があります。
それらのうち現在最も広く利用されているのが雄性不稔植物(葯(やく)や雄しべが退化し花粉が機能不全になった植物)を利用した方法です。

雄性不稔植物を利用することで、除雄=手作業時とは比べ物にならないくらい効率的にF1種を作り出すことが可能になるため、現在既に多くの野菜や果物が雄性不稔植物によりF1化され(=雄性不稔F1種)、市場に出回っています。
 
「効率的に野菜が作れるなら、万々歳だね m028 m028 」とお思いになるかもしれません。
 
しかし雄性不稔の仕組みについて調べてみると、そうも言っていられない危険性を孕んでいることがわかってきました。


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1.雄性不稔植物を使ったF1種の作り方

まず改めて簡単に用語のおさらいです。
 
F1種:異なる性質を持つタネを、人為的に掛け合せてつくった、雑種の一代目のこと。異種を掛け合せてつくるイイとこ取りの種です。
除雄:作物が自家受粉(自分の花粉で受精すること)しないように雄しべを手で取り除くことを言います。

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こちらからお借りしました
 
F1種は「雑種」であるため、自家受粉されては目的の雑種がつくれないため、除雄が必要になります。
 
雄性不稔:植物の葯(やく)や雄しべが退化し、花粉が機能的に不完全になることを言います。人間で言えば、男性側に原因のある不妊症と同じです。


冒頭でも述べたように、元々除雄は人の手で行っていたこともあり膨大な人件費がかかっていましたが、この雄性不稔植物を利用することで大幅な人件費削減が可能になりました。
薄利多売の農家にとってこれほどありがたいことは無いと、雄性不稔形質を受け継いだ種の需要が高まり、今では多くの野菜や植物に利用されています。

例えば・・・稲、玉ねぎ、人参、トウモロコシ、ネギ、大根、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、白菜、シシトウ、ピーマン、ナス、オクラ、春菊、レタス、インゲン、テンサイ(砂糖の原料)など、ざっと挙げただけでも雄性不稔を利用した野菜はこれだけあります。
現在も研究はどんどん進められているため、近い将来ほぼ全てのものが雄性不稔植物を利用したF1種になっていくと考えられます

 
2.そもそも雄性不稔植物はどのように生まれるのか?
とても便利な雄性不稔植物ですが、どのように生まれてくるのでしょうか?

ズバリそれは突然変異によるミトコンドリア異常によって生まれてくるのです。


ミトコンドリアとは簡単に言えば、細胞のさまざまな活動に必要なエネルギーのほとんどを、直接あるいは間接的に供給する器官です。
この、生物にとって必要不可欠なミトコンドリアに異常をきたすことによって雄性不稔植物が生まれてくるのです。
 
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こちらからお借りしました
 
つまり、今私達が口にしているものの多くは、このようなミトコンドリアに異常のある野菜ということになります。
このような異常のあるものを食べて続けても体への影響は無いのでしょうか?
 
 
3.ミツバチはなぜ消えたのか
雄性不稔植物を口にすることが人体にどんな影響を与えるのか、実はまだまだ未解明です。
ただ未解明ではありますが、実はミツバチに関して気になる現象が起こっています。

<現象1>
2009年の日本農業新聞で「欧州ミツバチ報告 卵産まぬ女王が続々」という記事が。ヒマワリ、菜種、トウモロコシの単作農業地帯で産卵数が極度に少なくなる不妊症の女王バチが数多く見られた。※ミツバチは野菜を交配させる際の、花粉の運び役として世界各地で活用されている。

<現象2>
1960年代・2007年と世界各地の養蜂場から一夜にして蜂が大量に失踪するという現象が起きた。アメリカでは国全体の4分の1もの養蜂が一夜にして失踪した。
一方で、野生の蜂ではこうした現象は一切起こっておらず養蜂のみが大量に失踪した。

これらの原因についてはハチのエイズ説や携帯電話の電磁波説等を始めとして多くの仮説が立てられていますが、そのどれもがミツバチが巣を見捨てていなくなる原因には帰結せず、「複合的な原因」ということで犯人探しはストップしています。

しかし『タネが危ない』の著者である野口勲さんは、その著書の中でこれら現象の原因が雄性不稔野菜なのではないか、という仮説を立てられており、信憑性を感じさせるものになっています。

<仮説>
●ミツバチたちはミトコンドリア異常の蜜や花粉を集め、ローヤルゼリーにして次世代の女王バチの幼虫に与える。
●養蜂業者は一定の農家と契約しているはずだから、雄性不稔F1種子の受粉のために使われているミツバチは、世代が代わっても同じ季節には同じ採取農家の畑に行く。従って、この養蜂業者が所有するミツバチは代々雄性不稔の蜜と花粉を集めて次世代の女王バチと雄バチを育て続けていく。
●ミトコンドリア異常の餌(蜜)で育った女王バチは、世代を重ねるごとに異常ミトコンドリアの蓄積が多くなり、あるとき無精子症の雄バチを生む。
●巣の雄バチ全てが無精子症になっていることに気付いたメスの働きバチたちはパニックを起こし、巣の未来に絶望するとともに本能に基づく奉仕というアイデンティティを失い、集団で巣を見捨てて飛び去る。

これらは野口さんも著書で仰っている通り、仮説の域は出ませんが、逆に全く事実でないとも言い切れません。
むしろ、雄性不稔植物(やその蜜)という異常な作物を継続的に口にするということで生物に何の影響も無いと考える方が不自然でしょう。

もしミツバチへの影響が事実であるとすれば、このミツバチ同様に雄性不稔野菜を摂取している我々人間にも、影響が出る可能性は多分にあります。

昨今叫ばれている成人男性の精子数減少の原因について、農薬由来の環境ホルモンが主因であるという見方が一般的ですが、雄性不稔に原因がある可能性も十分に考えられるのではないでしょうか。


こちらからお借りしました


  
4.自然の摂理を踏み外してしまった農の市場原理化

全ての生物は自然圧力を始めとする外圧に適応するために、様々な進化を遂げてきました。
その中でもとりわけ雌雄分化は生物が外圧に適応するための非常に重要な進化です。

雄性不稔植物とは、その重要な進化機能である性を持たない不完全適応態を人工的に作り出していることになります。(その意味で除雄を用いたF1種とは明確に異なります)
そして、そうした雄性不稔F1種の使用が自然界及び現実場面に何らかのひずみを生むことは想像に難くありません。

なぜならば、全ての生物は外圧適応という軸でつながっており、それらが複合的にバランスすることによって適応を実現しているからです。

環境ホルモンにせよ、雄性不稔F1種にせよ、「市場社会で儲けるためには(食べていくには)どうする?」という軸から生まれています。
そういう意味では、農家の皆さんが雄性不稔F1種に頼るのもある意味仕方の無いことだと言えます。

しかし農を市場原理(自由競争)に委ねた結果、このような安全とは言いきれない食品群が生み出されてきたということも事実です。

勿論、市場原理からの脱却の実現は決して容易ではありませんが、今重要なのは、「今後の農業の可能性はどこにあり、それを引き出していくためにはどうすればよいか?」という視点と、そのために事実を追求し自然の摂理を学んでいくことなのではないでしょうか。

 

参考:『タネが危ない』野口勲 著

<転載終わり>

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 F1種とは人工的に自家受粉をさせずに、他の種類の雄しべの花粉を使って受粉させる方法です。最初にF1種を考えだしたのは、日本人だそうですが、今はアメリカのモンサント社などが広く行っています。日本の種メーカーであるサカタやタキイもほとんどF1種の種を販売していますし、農協でもF1種がほとんどです。

 このF1種は確かに育てやすいし、均一の野菜ができます。誰が、どんな畑で育てても、大体上手く生育してくれますので、メリットはたくさんあります。スーパーやデパート、八百屋、直売所で売られている野菜の90%はF1種と言われています。F1種はとても便利な種なのですが、この記事にもあるように、無理やり自家のおしべを受粉できないようにさせていますので、それを食べ続けた場合に、影響が出る可能性があるそうです。

『昨今叫ばれている成人男性の精子数減少の原因について、農薬由来の環境ホルモンが主因であるという見方が一般的ですが、雄性不稔に原因がある可能性も十分に考えられるのではないでしょうか。』 

 上記のようにF1種の野菜を食べ続けると、人間の男性の精子が少なくなる可能性も指摘されています。(あくまで仮説ですが)

 F1種の野菜は人体やミツバチなどに影響を及ぼす可能性が指摘されていますが、農家のなり手が減少し続けている現状では、工数をかけずに簡単に良い野菜が作れるため、プロの農家もほとんどF1を使うしかありません。農薬農法と同じで、就業数の少ない農家が、効率良く生産するにはF1に頼らざるを得ない面もあるように思います。そもそも農協でもコメリやカインズホームで販売されている種はほぼ100%F1種ですので、F1種以外を手に入れることが至難の業です。プロの農家がF1種を使っているのですから、私たちの口に入る野菜がF1種になるのは当たり前ですね。外国も日本と同じですからほとんどがF1です。つまり、世界中もうほぼ90%がF1ということです。

 ひふみ農園では、佐々木了雲先生のご指導の下、極力F1種は使っていません。もちろん農薬や化学肥料は一切使っていません。(肥料はほとんど使っていません。)農協やホームセンターで販売されていない固定種の種は、野口種苗さんや高木農園さんで購入しています。価格はサカタやタキイとほぼ同額です。ネットで簡単に注文できますので、家庭菜園やプランター菜園をやられるのであれば、一度試したらよいかと思います。固定種の種の場合は、農地との相性がありますので、初年度は上手くいかないケースもあります。種を採取して、2年目、3年目になると農地と種の相性が良くなりますので、F1にはない味や特性を持つ野菜を育てることができます。

 無農薬・無化学肥料の野菜は日本全体の0.2%しかありませんが、更にF1種でない固定種の野菜を手に入れるのは至難の業になります。無農薬・無化学肥料・固定種・硝酸態窒素無しの野菜は、木村秋則さんのグループかnicoの会、そしてひふみ農園で手に入れることができます。他にも手に入れるルートはあると思います。ひふみ赤城農園では、今はキャベツやブロッコリー、カリフラワーが旬です。ブロッコリーはスティックセニョールという種類ですので、茎も美味しくいただけます。先日の福島ツアーには、採れたてのキャベツを持っていったのですが、皆さんに柔らかくて瑞々しくて美味しいと言われました。ひふみ農園では野菜詰め合わせセットを日本弥栄の会の会員さん向けに販売していますが、「これが野菜の味ですね」、「昔の野菜の味を思い出した」、「野菜の甘さが何とも言えません」など喜びの声をいただいています。

 来春からは福島の田村市にもひふみ農園がオープンします。また、まだ決定ではありませんが、兵庫の丹波篠山や岡山、千葉でもひふみ農園の準備が始まっています。日本弥栄の会を中心として、全国に広がりつつあります。また、ひふみ農法でのプランター菜園や家庭菜園をされている方は、全国に400人を超えました。これも嬉しいことです。先ずはプランターでもいいので実際にやってみれば、いろいろと体験ができます。失敗しても勉強だと思えば、よい経験になります。

 ひふみ農園では農薬を使わないだけでなく、野菜を食べている虫を発見しても殺しません。プロの農家から見たら、アホとしか言いようがありませんが、長い目で見ると、実はこっちの方が得策なのです(笑)。虫に人間の気持ちが判るはずがないというのが普通ですが、実際は虫を駆除しなくなって半年くらいしてから、虫はいることはいますが、出荷に影響の出ない範囲でしか食いません。例えばキャベツにも青虫がいますが、周りの葉っぱは食いますが、人間が食べる丸い部分は食いません。ブロッコリーや白菜も葉っぱは少し食べますが、中は食べません。稀に虫のエサ専用になっているキャベツや白菜がありますが、それ1つだけが食われている状態です。上手く共生しているのです。虫は私たちの気持ちを判ってくれているように感じます。不思議なものです。農薬代や化学肥料代もかかりませんので、コストがほぼ0円です。縄文や江戸時代も同じようにやってたのでしょうね(笑)。

 27日から奈良県の神社を廻って来ました。中矢代表が以前ツアーで行かれた飛鳥を中心に廻りました。卑弥呼の墓ではないかと推測されている箸墓古墳は、柵で囲われていて中に入れませんでしたので、柵の近くで「ひふみ祝詞」を奏上しました。また、12月10日に関西神社巡りサークル「チーム135」で行く予定の大神神社(おおみわじんじゃ)にも参拝しました。なかなかの神社でした。今日からまた忙しい日々が始まりますが、ハリキッてやりたいと思います。

 

 

・新しい「農」のかたち

 


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日本弥栄の会 「福島ツアー 後編」 カニのブログ

2011-11-29 20:12:32 | 日月神示の実践

<カニのブログより記事転載>

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 福島ツアー後編

 

福島ツアーもほぼ目的が達成し、宿泊地である三春町に向かうのですが、旅館近くにある田村大元神社に参拝

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龍?や象?などちょっと変わった模様が彫られていますが、雰囲気もすごく良く、ここで全員でひふみ祝詞を奏上しました

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その後、旅館に到着し、各自ラジウム温泉につかったり、情報交換したりし、楽しいひとときを過ごしました
そうそう、旅館の食事はどれも美味しく、改めて福島の食の豊かさを実感しました

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翌朝、旅館近くの三春神社に参拝

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途中紅葉もきれいでした

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参拝が終わり、降りてくる途中、気になる場所発見

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ひっそりとした場所なので、気づきませんでしたが、参拝すると喜んでくれたようです
名残惜しくもバスに乗って、郡山駅へ向かう途中、色は薄いのですが、きれいな虹が出て、今回のツアーを歓迎してくれたように感じました

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今回も中矢代表をはじめスタッフの皆さん、Wさん、そして参加者の皆さんのおかげで有意義なツアーとなり、ありがとうございました

<転載終わり>

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 今回もカニさんのブログをご紹介させていただきます。カニさんの写真はいつでもどこでも綺麗に写っています。しかもほとんど綺麗な光が写っています。また、今回はツアーの最後に、大きな虹が出ました!これには、一同はびっくりしながらも、大喜びでした。本当に素晴らしいツアーでした。135度線ツアーも素晴らしかったですが、今回もとても満足できる旅でした。東光社さんのスタッフの皆さんのご配慮が、随所に現れていて、思いやり溢れるツアーでした。皆さん是非また参加したいと言われていましたが、私も次回是非参加したいと思います。

 

・カニのブログ


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「日本語が生み出す思いやり社会」 国際派日本人養成講座より

2011-11-27 06:39:50 | 日月神示関連の情報

<国際派日本人養成講座より記事転載>

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         国柄探訪: 日本語が生み出す思いやり社会

  日本語では子供が親に向かって「あなた」とは言わないのはなぜか。
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■1.グローバル化と「日本語放棄論」

 オンラインショッピングで有名な「楽天」が、社内の公用語を英語にすると発表して、話題を呼んでいる。「世界27カ国・地域への進出」「海外取扱高比率70%」といった大胆な国際戦略の一環だが、まず役員会議の英語化から始め、段階的に英語化を進めて、2012(平成14)年度までに楽天グループの公用語を英語にするという。

 グローバル化の波が押し寄せると、必ず「日本語でやっていてはダメだ」という議論が出てくる。言語社会学を専門とする鈴木孝夫・慶應義塾大学名誉教授は、これを「日本語放棄論」として、その系譜を紹介している。[1,p15]

 明治初期、初代の文部大臣になった森有礼(ありのり)は、遅れた日本語では、進んだ西洋文明を取り入れて国を進歩発展させることは難しいから、英語を国語にするべきだと主張した。そんな声は黙殺して、我が国は日本語を国語としたまま急速に科学技術、経済を発展させ、世界5大国の一つへと飛躍した。

 敗戦の翌年昭和21年には、文豪の志賀直哉が、愚かな戦争をして敗れた原因として、日本語の持つ不完全さ不便さ、漢字学習の効率の悪さを挙げ、フランス語を国語にすべきだと主張した。しかし我が国は、やはり日本語のまま急速な高度成長を続け、世界の経済大国となった。

 現在のグローバル化は3度目の波と言えるが、やはり「日本語放棄論」が出てきたわけである。どうもグローバル化というと、すぐに「日本語を捨てよう」という声が出てくるのが、我が民族の習性のようだ。


■2.絶望の中で母語への信頼を謳ったツルゲーネフ

 鈴木教授は、数多くの民族や国民が、自分たちの母語に対してどのような態度をもっているのか調べたところ、どの国民でも自分たちの母語に対しては絶大の信頼と愛情を寄せ、国語の持つ美しさ素晴らしさを歌い上げる詩人文学者に事欠かないという事がわかった、という。

 その好例として引用されているのが、帝政ロシアの混乱期に、ロシア社会の惨状に深い絶望を感じながらも、ロシア語の持つ根源的な力がやがてロシアを救う、と信じていた文豪ツルゲーネフの散文詩「ロシア語」である。

__________
 疑いの日にあっても、祖国の運命を思い悩む日々においても・・・・お前だけが私の杖であり、私の支えである。おお偉大にして力強く、真実にして自由なるロシア語よ、もしお前が無ければ、国内で行われているあらゆることを見るたびに、どうして絶望に陥らないでいられようか。私にはこのような言語が偉大なる民族に与えられないとはどうしても信じられないのだ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 前節で、志賀直哉の「悲惨な敗戦は不完全で不便な日本語が原因だ」とする日本語放棄論を紹介したが、深い絶望の中で母語への信頼を歌い上げたツルゲーネフと対比すると、文学者としての深みの違いを感ずる。


■3.2千年もの間、死語であったヘブライ語を復活させたユダヤ人

 もう一つ、日本人の母国語に対する劣等感と対照的な例が、ユダヤ人であると鈴木教授は指摘する。[1,p49]

__________
 第2次大戦後、無理に無理を重ねて自分たちの国を作ったユダヤ人は2千年もの間死語であった母語を、苦心して復活させるという奇跡に近いことまでやってのけたのです。そしてその文字として何と古代のヘブライ語を使うことにしたのです。

 そしてその文字として何と古代のヘブライ文字を使うことにしたのです。この文字が世界のどの文字とも違う独特なものであるのにもかかわらず、あえてこの文字を採用して国際性など微塵も考慮しないこの態度は、自分たちの便利を犠牲にしてまで<国際標準>に近づくことを望む日本人が、深く反省してみるに値する人間の生き方だと思います。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 言語を単なるコミュニケーションの手段だと割り切ってしまえば、それは国際的に広く通用し、学習が容易なものほど良い、ということになってしまう。日本語放棄論の前提となっているのは、こういう考え方なのだが、ユダヤ人の場合はまったく別である。

 国際性や学習の容易性などとは関係なく、ヘブライ語こそ、自分たちの生き様の核をなすものだ、という見事なまでの覚悟である。イスラエルは政治や科学技術の面で、英語を駆使して、国際社会で存在感を発揮しているが、その活力の源となっているのは、自らの言語、文化に対する誇りなのではないか。


■4.日本語では子供が親に向かって「あなた」とは言わない

 我々日本人は、理由もなく日本語に関して劣等感を持つ前に、日本語の個性をもっとよく知るべきではないだろうか。言語社会学という学問を通じて、鈴木氏は日本語の個性が日本社会の個性を形作っている様子を解き明かしている。

 その興味深い例に人称代名詞がある。一人称は「自分」を差し、英語では「I」、日本語では「私」、二人称は話の相手を指し「You」、「あなた」、三人称は第3者を指す「He、She」、「彼、彼女」と文法書は教える。

 しかし、小さな子供が自分の母親に向かって「I love you, mammy!」と英語では言えるが、日本語で「お母さん、私はあなたが好きです」と言ったら変だ。言うとしたら、たとえば「花子はお母さんが大好き!」だろう。この場合は、「花子」は自分のことを指しているので一人称代名詞「I」に相当し、「お母さん」は話の相手なので二人称代名詞「You」に相当する。

 同様に、親が子供に向かって英語では「You must come with me」とは言うが、日本語では「お前は私と一緒に来なさい」とは言わない。例えば「太郎はお父さんと一緒に来なさい」だろう。この場合、「太郎」は二人称の「You」にあたり、「お父さん」は自分のことを指す一人称として使われている。

 このように、英語では誰が誰に対して話していても、一人称は「I」、二人称は「You」の一点張りだ。しかし、日本語ではそれほど人称代名詞は使われず、「あなた」の代わりに「お母さん」を使ったり、「私」の代わりに「お父さん」と呼んだりする。


■5.「私」対「あなた」という対立関係を避ける

 日本語では、そもそも自分を「私」、相手を「あなた」というように人称代名詞で呼ぶことがほとんどない。「私」対「あなた」とは、自分と相手とを一種の対立関係に置くことで、日本人は心理的にそのような対立関係を避けようとする。

「花子はお母さんが大好き!」とか、「太郎はお父さんと一緒に来なさい」と言うのは、文法的には三人称を使って「私」対「あなた」という対立関係を避けているのである。

 息子が父親にキレて「あんたなんか嫌いだ」などと、ことさら人称代名詞を使う場合は、すでに親族関係が破綻している事を意味している。

 そもそも「あなた、あんた」とは「彼方(あなた)」という離れた場所を指す言葉であった。「そなた」とか「その方」も同じく場所を指す。「おまえ」は「御前」で、「自分の前」に「御」をつけて敬った言葉。相手を直接呼ばずに、相手のいる場所を示すことで、間接的に相手を指す語法である。

 英語でもごく一部このような語法があり、たとえば国王陛下に対しては、直接 "You"と話しかけるのではなく、"Your Majesty"(あなたの尊厳)に対して呼びかけるのが、礼儀である。さすがに国王に対しては、「I」対「You」という対等な関係に置くことが憚られるからであろう。日本語ではこの語法が高度に発達しているのである。

 興味深いことに、「御前」や「貴様」はかつては敬意のこもった呼び方であったが、頻繁に使われていると、だんだん敬意がすり減ってくるようで、現代では若者の仲間内や喧嘩の際にも使われるようになる。そのかわりに「あなた」という新たな言葉を使って、敬意を回復させようとする。しかし、喧嘩の時ですら、「貴っ様~」などと「元敬語」が使われる事を知れば、我が母国語のゆかしさに思い至るだろう。


■6.「お母さん」とは呼べても「娘さん」とは呼べない

 しかし、同じく人称代名詞を使わないとは言え、子供が「花子はお母さんが大好き!」とは言えても、親が自分の娘に向かって「私も娘が好き!」とは言えないのはなぜか。親族内での呼び方に関して、鈴木教授が解明した日本語のルールとは、こうだ。

 まず目上の人に対しては人称代名詞を使えない。父母、祖父母、おじおば、兄姉に対しては、「あなた」ではなく、お父さん、お祖父さん、叔父さん、兄さん、などと親族用語を使う。また、兄が複数いる場合は、「太郎兄さん」「次郎兄さん」と名前をつけて区別するが、「太郎さん」などと直接名前で呼ぶことはしない。

 逆に目下のものには人称代名詞は使えるが、親族用語は使わない。子、孫、弟妹、年下のいとこに対して、「おい、子供」とか、「お孫ちゃん」などとは言わない。レストランで親が子供に向かって「お前は何にする?」などと人称代名詞を使うことはできるが、それよりも「太郎は何にする?」などと、名前を直接使う方が親しみが籠もっている感じがする。

 こうして見ると、親族間では目上に対しては、人称代名詞は使えずに親族用語を使い、目下に対しては人称代名詞を使うことができるが、名前を直接使う方が多い。

 人称代名詞を避けるのは、前述のように対立的な関係をなるべく避けたいと言う意識が働いているからである。

 目上の人に対して、「お父さん」「お祖母さん」「お兄さん」などと親族用語を使うのは、それ自体に敬意が籠もっているので好ましい。逆に目下のものに対して「子供」「孫」などと親族用語を直接使ったら、相手を見下した態度となるので忌避される。


■7.なぜ自分の息子を「お兄ちゃん」と呼ぶのか?

 前述のように親が「太郎は何にする」などと名前を直接使うことはできるが、たとえば太郎に弟がいたら、「お兄ちゃんは何にする」と親族用語を使うことができる。親が自分の子供を「お兄ちゃん」などと呼ぶのは、外国人には理解不能な言い方であろう。

 この言い回しを鈴木氏は「親族用語の原点移動」という概念で説明している。家族のうちの最も目下の者(この場合は弟)に原点を移し、その弟から見て「お兄ちゃん」と呼ぶのである。これなら親族用語を使った親しみと共に、兄としての敬意も込められている。

 子供を持った夫婦が、互いを「お父さん」「お母さん」と呼ぶのも、子供に原点を移した「親族用語の原点移動」の例である。

 目上の人に対して、敬意の籠もった親族名称を使うという原則は、職場や学校でも拡張されて適用される。職場では「部長、お電話です」、学校では「校長先生、おはようございます」などと職名をそのまま使うのが、丁寧な用法である。

 知らない人に呼びかける時はどうだろうか。子供が、通りがかりの中年の婦人に「おばちゃん。ハンカチ落としたよ」などと言う。甥-叔母の関係でもないのに「叔母さん」という親族用語を使うのは、よく考えるとおかしい。しかし、これは相手を疑似親族と見なして、相手に親しみと敬意を込めた呼びかけ方なのである。

 逆に、中年の婦人が子供に声を掛けるときは、目下だから親族用語を使えない。だから、「親族用語の原点移動」を適用して、「そこのお兄ちゃん、ハンカチを落としたわよ」などと言う。相手の子に弟を想定し、それを原点として「お兄ちゃん」と呼ぶのである。

 親子の間でも、職場でも、通りがかりの人に対しても、「I」「You」の一本やりで通す英語に比べれば、相手への呼びかけ一つとっても、親しみや敬意など細やかな思いやりが我が国語には込められているのである。


■8.日本語が生み出す思いやり社会

 外国人が自然な日本語を話そうとすれば、自ずからこうした「人称代名詞による対立関係を避ける」「目上・目下に対する親族用語を使い分ける」「他人にも疑似親族用語を使う」といった語法を身につけなければならない。それによって、日本語社会におけるこまやかな人間関係のありようを理解し、身につけていく。

 逆に日本人が英語社会で暮らしていると、「I」対「You」の一本やりで、個人どうしの対立関係に慣れていく。相手との目上・目下関係、疑似親族関係など一切気にしなくてもよいので、知らない人にでも気軽に声をかけられるようになる。

 職場で英語が公用語になり、日常会話も英語で行われるようになると、日本企業では「部長からご指示頂いた件ですが」と言う所を、英語で「あなたから指示された件ですが」などと言うようになるだろう。

 それはそれで、外国人社員には働きやすい職場にはなるだろうが、日本語が生み出すこまやかな人間関係は失われていくだろう。たとえば、先輩が後輩を自分の弟のように手取り足取り仕事を教えたり、社内で家族のように力を合わせるという、目上・目下関係、疑似家族関係の中でこそ生まれる思いやりの世界は薄れていく。

 アメリカ企業のようになってグローバル競争社会を勝ち抜いていこうというのも立派な志ではあるが、二流の英語と二番煎じのアメリカ的経営では、だいぶハンディがある事は否めない。

 逆に、長期安定雇用のもとで、日本語社会の思いやりに満ちた人間関係を作り、その中で人を伸ばし、チームワークを発揮していく、という方向もある。外国人社員にも日本語を学ばせ、その関係の中に組み込んでいく、という事もできる。このような「人作り」と「人の和」こそ我が国の強味であった。

 明治以来、二度のグローバル化の波に際して、二度とも「日本語放棄論」が現れたが、そんな声は黙殺して、我が国は日本語が生み出す「人作り」と「人の和」によって乗り越えてきた。今が3度目の勝負である。
(文責:伊勢雅臣)


■リンク■

a. JOG(553)  国語の品格
 品格ある国語は、品格ある国民を作る。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogdb_h20/jog553.html

b.JOG(240) 日本語が作る脳
 虫の音や雨音などを日本人は左脳で受けとめ、西洋人は右脳で聞く!?
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h14/jog240.html

c. JOG(559) 大和言葉の世界観
 「鼻」は「花」、「目」は「芽」。大和言葉には古代日本人の世界観が息づいている。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h13/jog221.html

d. JOG(221) 漢字と格闘した古代日本人
 外来語を自在に取り込める開かれた国際派言語・日本語は漢字との国際的格闘を通じて作られた。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h13/jog221.html

e. JOG(514) 「ある」日本語と「する」英語
 なぜ日本人は「私はあなたを愛します」と言わないのか?
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogdb_h19/jog514.html

<転載終わり>

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 この記事を読むと、言語というものは、長い歴史の中の人間関係の中から生まれてきたものだということが判ります。英語では上司に向かって、「あなた」と言いますが、以前からそれには違和感がありました。尤も、外人からみれば、日本語は面倒くさいと感じると思います。以前、大塚で日本語講師をやっていたことがありますが、世界で一番習得が難しい言語は日本語だということでした。漢字、平仮名、カタカナ、外来語、尊敬語が混じっている上に、この記事にあるように人間関係で言い方を変えますので、一朝一夕には習得できないはずです。

  日本語学校の学生では、女性は概ね3ヶ月で日常会話なら覚えてしまいます。男性は1年経ってもあまり覚えない人もいます。女性はアルバイトで夜の仕事をやる人がいますので、すぐに日本語を覚えてしまいます(笑)。最近は男性もコンビニでアルバイトをしていますので、以前より早く習得できるようです。やはり生きた環境が一番なようですね。

  

・国際派日本人養成講座


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「行政による犬猫の殺処分ゼロを目指す」 公益財団法人どうぶつ基金 

2011-11-26 18:10:14 | 日月神示の実践

 

 行政による犬猫の薬殺処分を無くすための、法律の改正に対して、国民が意見を言うことができるそうです。それが5年に1回あるとのことで、正に今です。12月7日までにご賛同いただける方は、下記のURLから入力をお願いします。あくまで個人の判断でお願いします。     

*回答の際には、複数チェックしても問題ありません。

 *リンクフリーです。

<以下転載>

------------------------------------

2分でOK!動物の法律改正パブコメ1携帯メールも可 (注意:携帯からはcontact@doubutukikin.or.jpからのメールを受信許可してから入力してください。入力内容が自動返信メールで届きます。まれに対応していない機種があります。その場合はパソコンから入力ください。)
パブコメ記入はこちらから
  ↘↘

https://business.form-mailer.jp/fms/ca38d39c10097
https://business.form-mailer.jp/fms/8c161fcd9934
https://business.form-mailer.jp/fms/a06dd78710112
※どちらも同じ内容のパブリックコメント記入フォームです。混み合っている場合は別のフォームからお試しください。

本ブログはリンクフリーです。ブログ、ツイッター、SNSなどで広報いただければ幸いです。

公益財団法人どうぶつ基金 理事長 佐上邦久

※この記入は内閣府承認団体である公益財団法人どうぶつ基金が制作管理しています。正式にパブリックコメントとして受け付けられることは環境省の承諾済です。
公益財団法人どうぶつ基金は1988年に設立された「行政による犬猫の殺処分ゼロ」をめざす日本で唯一の公益財団法人です。

こんにちは、公益財団法人どうぶつ基金(内閣府承認)理事長の佐上邦久です。
本日は、あなたに緊急のお願いがあります。
今、環境省が動物愛護管理のあり方について私達の意見(パブリックコメント)を2件求めています。

私たち国民が法案改正について直接意見を届ける事が出来る、5年に1度しかないチャンスなのです。
そこで是非あなた様から環境省あて意見を送付していただきたいのです。
やり方はカンタンで、下記の空白を埋めて自分が同意できる意見にチェックを入れて送信ボタンを押すだけですどうか声なきどうぶつ達のために、あなたの貴重なお時間を少しだけください。

※このフォームによる意見提出が正式にパブリックコメントとして受け付けられることは環境省の承諾済です。
※下記のフォームでチェックを入れた意見があなたの意見(パブリックコメント)として環境省に送られます。(メールの差出人はこのフォームにあなたが記入したアドレスになります。)異なる意見の場合は上記環境省HPを参照して直接お送りください。
https://business.form-mailer.jp/fms/8c161fcd9934
https://business.form-mailer.jp/fms/ca38d39c10097
https://business.form-mailer.jp/fms/a06dd78710112

どちらも同じフォームです。混み合っている場合は別のフォームからお試しください。

締め切りは12月7日です。 

<転載終わり>

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 ご賛同いただける方には、どうぞパブコメ(パブリックコメント)を出してください。私も昨日出しました。

 よろしくお願いいたします。

 

 *リンクフリーです

・公益法人 どうぶつ基金

 

 

 


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「国民総”幸福”量」を重んじるブータン国王が国会で演説 全文

2011-11-26 17:18:10 | 日月神示の実践

<記事転載>

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「国民総”幸福”量」を重んじるブータン国王が国会で演説 全文

<script src="http://contents.adingo.jp.eimg.jp/0000000000000112/acs.js" type="text/javascript"></script>

  来日中のブータン王国ジグミ・ケサル国王は2011年11月17日、国会で演説を行った。ブータン王国は、国民の心理的幸福などを指標とする「国民総幸福量」(GNH)を重視する国として知られている。演説でケサル国王は、東日本大震災について「いかなる国の国民も決してこのような苦難を経験すべきではありません」とした上で、「しかし仮にこのような不幸からより強く、より大きく立ち上がれる国があるとすれば、それは日本と日本国民だ」と語り、ブータンの言葉「ゾンカ語」で祈りを捧げた。

 以下に国王の演説を全文書き起こして紹介する。

・[ニコニコ生放送] ブータン国王の演説から視聴 - 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv71103233?po=news&ref=news#14:28

■「皆様は大災害に静かな威厳をもって対処された」

ブータン国王: 天皇皇后両陛下、日本国民と皆さまに深い敬意を表しますとともにこのたび日本国国会で演説する機会を賜りましたことを謹んでお受けします。衆議院議長閣下、参議院議長閣下、内閣総理大臣閣下、国会議員の皆様、ご列席の皆様。世界史においてかくも傑出し、重要性を持つ機関である日本国国会のなかで、私は偉大なる叡智、経験および功績を持つ皆様の前に、ひとりの若者として立っております。皆様のお役に立てるようなことを私の口から多くを申しあげられるとは思いません。それどころか、この歴史的瞬間から多くを得ようとしているのは私のほうです。このことに対し、感謝いたします。

 妻ヅェチェンと私は、結婚のわずか1ヶ月後に日本にお招きいただき、ご厚情を賜りましたことに心から感謝申しあげます。ありがとうございます。これは両国間の長年の友情を支える皆さまの、寛大な精神の表れであり、特別のおもてなしであると認識しております。

 ご列席の皆様、演説を進める前に先代の国王ジグミ・シンゲ・ワンチュク陛下およびブータン政府およびブータン国民からの皆様への祈りと祝福の言葉をお伝えしなければなりません。ブータン国民は常に日本に強い愛着の心を持ち、何十年ものあいだ偉大な日本の成功を心情的に分かちあってまいりました。3月の壊滅的な地震と津波のあと、ブータンの至るところで大勢のブータン人が寺院や僧院を訪れ、日本国民になぐさめと支えを与えようと、供養のための灯明を捧げつつ、ささやかながらも心のこもった勤めを行うのを目にし、私は深く心を動かされました。

 私自身は押し寄せる津波のニュースをなすすべもなく見つめていたことをおぼえております。そのときからずっと、私は愛する人々を失くした家族の痛みと苦しみ、生活基盤を失った人々、人生が完全に変わってしまった若者たち、そして大災害から復興しなければならない日本国民に対する私の深い同情を、直接お伝えできる日を待ち望んでまいりました。いかなる国の国民も決してこのような苦難を経験すべきではありません。しかし仮にこのような不幸からより強く、より大きく立ち上がれる国があるとすれば、それは日本と日本国民であります。私はそう確信しています。

 皆様が生活を再建し復興に向け歩まれるなかで、我々ブータン人は皆様とともにあります。我々の物質的支援はつましいものですが、我々の友情、連帯、思いやりは心からの真実味のあるものです。ご列席の皆様、我々ブータンに暮らす者は常に日本国民を親愛なる兄弟・姉妹であると考えてまいりました。両国民を結びつけるものは家族、誠実さ。そして名誉を守り個人の希望よりも地域社会や国家の望みを優先し、また自己よりも公益を高く位置づける強い気持ちなどであります。2011年は両国の国交樹立25周年にあたる特別な年であります。しかしブータン国民は常に、公式な関係を超えた特別な愛着を日本に対し抱いてまいりました。私は若き父とその世代の者が何十年も前から、日本がアジアを近代化に導くのを誇らしく見ていたのを知っています。すなわち日本は当時開発途上地域であったアジアに自信と進むべき道の自覚をもたらし、以降日本のあとについて世界経済の最先端に躍り出た数々の国々に希望を与えてきました。日本は過去にも、そして現代もリーダーであり続けます。

 このグローバル化した世界において、日本は技術と確信の力、勤勉さと責任、強固な伝統的価値における模範であり、これまで以上にリーダーにふさわしいのです。世界は常に日本のことを大変な名誉と誇り、そして規律を重んじる国民、歴史に裏打ちされた誇り高き伝統を持つ国民、不屈の精神、断固たる決意、そして秀でることへ願望を持って何事にも取り組む国民。知行合一、兄弟愛や友人との揺るぎない強さと気丈さを併せ持つ国民であると認識してまいりました。これは神話ではなく現実であると謹んで申しあげたいと思います。それは近年の不幸な経済不況や、3月の自然災害への皆様の対応にも示されています。

 皆様、日本および日本国民は素晴らしい資質を示されました。他の国であれば国家を打ち砕き、無秩序、大混乱、そして悲嘆をもたらしたであろう事態に、日本国民の皆様は最悪の状況下でさえ静かな尊厳、自信、規律、心の強さを持って対処されました。文化、伝統および価値にしっかりと根付いたこのような卓越した資質の組み合わせは、我々の現代の世界で見出すことはほぼ不可能です。すべての国がそうありたいと切望しますが、これは日本人特有の特性であり、不可分の要素です。このような価値観や資質が、昨日生まれたものではなく、何世紀もの歴史から生まれてきたものなのです。それは数年数十年で失われることはありません。そうした力を備えた日本には、非常に素晴らしい未来が待っていることでしょう。この力を通じて日本はあらゆる逆境から繰り返し立ち直り、世界で最も成功した国のひとつとして地位を築いてきました。さらに注目に値すべきは、日本がためらうことなく世界中の人々と自国の成功を常に分かち合ってきたということです。

■「ブータンは小さな国ではありますが強い国でもあります」

「ブータンには寺院、僧院、城砦が点在し何世代ものブータン人の精神性を反映しています」 ご列席の皆様。私はすべてのブータン人に代わり、心からいまお話をしています。私は専門家でも学者でもなく日本に深い親愛の情を抱くごく普通の人間に過ぎません。その私が申しあげたいのは、世界は日本から大きな恩恵を受けるであろうということです。卓越性や技術革新がなんたるかを体現する日本。偉大な決断と業績を成し遂げつつも、静かな尊厳と謙虚さとを兼ね備えた日本国民。他の国々の模範となるこの国から、世界は大きな恩恵を受けるでしょう。日本がアジアと世界を導き、また世界情勢における日本の存在が、日本国民の偉大な業績と歴史を反映するにつけ、ブータンは皆様を応援し支持してまいります。ブータンは国連安全保障理事会の議席拡大の必要性だけでなく、日本がそのなかで主導的な役割を果たさなければならないと確認しております。日本はブータンの全面的な約束と支持を得ております。

 ご列席の皆様、ブータンは人口約70万人の小さなヒマラヤの国です。国の魅力的な外形的特徴と、豊かで人の心をとらえて離さない歴史が、ブータン人の人格や性質を形作っています。ブータンは美しい国であり、面積が小さいながらも国土全体に拡がるさまざまな異なる地形に数々の寺院、僧院、城砦が点在し何世代ものブータン人の精神性を反映しています。手付かずの自然が残されており、我々の文化と伝統は今も強靭に活気を保っています。ブータン人は何世紀も続けてきたように人々のあいだに深い調和の精神を持ち、質素で謙虚な生活を続けています。

「両国民の絆をより強め深めるため不断の努力を行う」 今日のめまぐるしく変化する世界において、国民が何よりも調和を重んじる社会、若者が優れた才能、勇気や品位を持ち先祖の価値観によって導かれる社会。そうした思いやりのある社会で生きている我々のあり方を、私は最も誇りに思います。我が国は有能な若きブータン人の手のなかに委ねられています。我々は歴史ある価値観を持つ若々しい現代的な国民です。小さな美しい国ではありますが、強い国でもあります。それゆえブータンの成長と開発における日本の役割は大変特別なものです。我々が独自の願望を満たすべく努力するなかで、日本からは貴重な援助や支援だけでなく力強い励ましをいただいてきました。ブータン国民の寛大さ、両国民のあいだを結ぶより次元の高い大きな自然の絆。言葉には言い表せない非常に深い精神的な絆によってブータンは常に日本の友人であり続けます。日本はかねてよりブータンの最も重大な開発パートナーのひとつです。それゆえに日本政府、およびブータンで暮らし、我々とともに働いてきてくれた日本人の方々の、ブータン国民のゆるぎない支援と善意に対し、感謝の意を伝えることができて大変嬉しく思います。私はここに、両国民のあいだの絆をより強め深めるために不断の努力を行うことを誓います。

 改めてここで、ブータン国民からの祈りと祝福をお伝えします。ご列席の皆様。簡単ではありますが、(英語ではなく)ゾンカ語、国の言葉でお話したいと思います。

「(ゾンカ語での祈りが捧げられる)」

 ご列席の皆様。いま私は祈りを捧げました。小さな祈りですけれど、日本そして日本国民が常に平和と安定、調和を経験しそしてこれからも繁栄を享受されますようにという祈りです。ありがとうございました。

<転載終わり>

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 ブータン国王の演説は、私たち日本人の心に伝わるものがあり、感動しました。特に以下の部分は、社交辞令も多少はあると思いますが、本心からの言葉であるようにも思えました。

『皆様が生活を再建し復興に向け歩まれるなかで、我々ブータン人は皆様とともにあります。我々の物質的支援はつましいものですが、我々の友情、連帯、思いやりは心からの真実味のあるものです。ご列席の皆様、我々ブータンに暮らす者は常に日本国民を親愛なる兄弟・姉妹であると考えてまいりました。両国民を結びつけるものは家族、誠実さ。そして名誉を守り個人の希望よりも地域社会や国家の望みを優先し、また自己よりも公益を高く位置づける強い気持ちなどであります。2011年は両国の国交樹立25周年にあたる特別な年であります。しかしブータン国民は常に、公式な関係を超えた特別な愛着を日本に対し抱いてまいりました。私は若き父とその世代の者が何十年も前から、日本がアジアを近代化に導くのを誇らしく見ていたのを知っています。すなわち日本は当時開発途上地域であったアジアに自信と進むべき道の自覚をもたらし、以降日本のあとについて世界経済の最先端に躍り出た数々の国々に希望を与えてきました。日本は過去にも、そして現代もリーダーであり続けます。

 このグローバル化した世界において、日本は技術と確信の力、勤勉さと責任、強固な伝統的価値における模範であり、これまで以上にリーダーにふさわしいのです。世界は常に日本のことを大変な名誉と誇り、そして規律を重んじる国民、歴史に裏打ちされた誇り高き伝統を持つ国民、不屈の精神、断固たる決意、そして秀でることへ願望を持って何事にも取り組む国民。知行合一、兄弟愛や友人との揺るぎない強さと気丈さを併せ持つ国民であると認識してまいりました。これは神話ではなく現実であると謹んで申しあげたいと思います。それは近年の不幸な経済不況や、3月の自然災害への皆様の対応にも示されています。

 皆様、日本および日本国民は素晴らしい資質を示されました。他の国であれば国家を打ち砕き、無秩序、大混乱、そして悲嘆をもたらしたであろう事態に、日本国民の皆様は最悪の状況下でさえ静かな尊厳、自信、規律、心の強さを持って対処されました。文化、伝統および価値にしっかりと根付いたこのような卓越した資質の組み合わせは、我々の現代の世界で見出すことはほぼ不可能です。すべての国がそうありたいと切望しますが、これは日本人特有の特性であり、不可分の要素です。このような価値観や資質が、昨日生まれたものではなく、何世紀もの歴史から生まれてきたものなのです。それは数年数十年で失われることはありません。そうした力を備えた日本には、非常に素晴らしい未来が待っていることでしょう。この力を通じて日本はあらゆる逆境から繰り返し立ち直り、世界で最も成功した国のひとつとして地位を築いてきました。さらに注目に値すべきは、日本がためらうことなく世界中の人々と自国の成功を常に分かち合ってきたということです。』

 多少褒めすぎではありますが、ブータン国王が日本及び日本人に対して、尊敬の念を抱いていると感じました。今回の東日本大震災での東北の方々の秩序正しい行動には、特に畏敬の念すら持たれているようでした。

 そして、日本は世界のリーダーにふさわしいとも言っています。確かに、金と武力で世界を意のままにするアメリカや、同じ手法でそれに追随している中国を世界のリーダーにすれば、決して幸福を増量することはできないように思います。正に金で支配された今の世界の現状が、その結果であることを証明しています。

 欧米や中国とは対極に位置するブータン。そして、ブータンと同じ側に位置しているのが、日本であると言われています。尤も日本には改善しなければならない点も数多くあります。ただ、そうであっても、欧米や中国よりはずっとマシだと国王は考えているように思いました。こういうありがたい国王のお言葉は、新聞やテレビではほとんど報道されていませんでした。こういう元気の出るニュースをドンドン報道すべきですが、マスコミはいつもその逆をやっています。何とも情けないのですが、そんなマスコミも早晩変わるように思います。

 

・ガジェット通信


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「福島ツアーその1」 カニのブログより

2011-11-25 08:18:31 | 日月神示の実践

<カニのブログより転載>

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 福島ツアーその1

 

昨日、今日の2日間、たまゆらPREMIUM読者限定の福島ツアーに行ってきました
郡山駅に集合し、まず今回の目的の一つである、新ひふみ農園の所有者であるWさんと合流
その際、Wさんの奥様がわざわざおにぎりを作ってくれました

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テラで作ったお米だけでなく、具の梅も大変美味しく、皆さん大満足です
さあ、それではこれからもう一つの目的である、福島の実情を見に行きました
福島第一原発から20Km地点へ移動するのですが、その手前にあるここにバスを止めました

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そして、いざ20キロ地点へ

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0.6μSv以下でしたので、みんな肩すかしを食らいました
検問所の警察官の方に挨拶をし、浪江町や葛尾村を通り、途中確か3(?)μSv位まで上がりましたが、中矢代表もずいぶんと少なくなりましたねと話されていました
そして、昼食会場へ移動
特製菜食弁当、とても美味しかったのですが、漬物の準備で写真を取り忘れてしまいました
さて、昼食後、新ひふみ農園に移動

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これ↑が3反ある水田で、こちら↓が畑&ビニールハウス

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放射線量も0.5μSv以下でこちらもそれほど高くないですね
さらにこの畑の近くにはWさんの自宅や無料で着替えなどの利用ができる施設もあります

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<転載終わり>

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 23日、24日の日本弥栄の会福島ツアーには、カニさんも参加されていました。カニさんが綺麗な写真を貼り付けてくれたので、ご紹介します。

 来年から福島県田村市でもひふみ農園がスタートします。無農薬・無化学肥料の野菜の栽培だけでなく、無農薬・無化学肥料のお米も作っていますので、とても楽しい農園になると思います。先ずは、「たまゆら」の読者限定となりますが、どうぞご期待ください。カニさんも私も田村農園には頻繁に行きますので田村でお会いしましょう。

 そして、11月19日の中矢代表の大阪講演会で、奇跡的な出会いのあった方の農地を見学するために、12月6日に丹波篠山(たんばささやま)に行ってきます。丹波篠山には、9月23日から25日の日本弥栄の会の「135度線の神社・聖地を巡るツアー」でも行きましたが、日本の原風景のような素晴らしいところです。すぐにひふみ農園をスタートできるかどうかは行って見てみないと何とも言えませんが、こういう出会いがあることに感謝です。その他、千葉や岡山でもひふみ農園の準備が進んでいます。いよいよひふみ農園が全国にできていくことになるかも知れません(笑)。まだまだハードルは幾つもありますが、一つ一つクリアしていきたいと思います。

 

・カニのブログ


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「浪江の甲状腺被曝量、チェルノブイリの千分の1」 読売新聞

2011-11-25 07:16:17 | 政治・社会

<読売新聞より転載>

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浪江の甲状腺被曝量、チェルノブイリの千分の1

 東京電力福島第一原子力発電所から20キロ前後に位置する福島県浪江町の住民の甲状腺被曝(ひばく)量は、チェルノブイリ原発事故後の周辺住民の被曝に比べ、1万~1000分の1だったことが、札幌医大の高田純教授(放射線防護学)の調査でわかった。18日に神戸市内で開かれた日本放射線影響学会で発表した。 原発事故で施設外へ放出される放射性物質のうち、ヨウ素131(半減期約8日)は甲状腺にたまりやすく、被曝量が多ければ甲状腺がんを引き起こす可能性もある。

 高田教授は事故後の4月8、9日、同県内の避難所で、18歳~60歳代の浪江町民計40人の甲状腺被曝量を測定した。結果は3・6~7・8ミリ・シーベルトで、平均は約5ミリ・シーベルトだった。一方、チェルノブイリの周辺住民は、数シーベルトから50シーベルトとされている。

2011年11月19日00時31分  読売新聞
 
 
<転載終わり>
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 一昨日の23日に、福島県浪江町にも日本弥栄の会の視察ツアーで行きました。私は4月11日、12日(日月仲間と一緒)と9月6日、7日(中矢代表と一緒)にも浪江町で放射線量を計測しました。4月に測った時には、6.75μSvでしたが、9月の時には2.6μSvになっていました。そして、一昨日は3.2μSvでした。4月の時の約半分に減ってきていることが判ります。
 
 また、福島原発事故では当初政府はレベル5だと発表していましたが、その後何故かレベル7に上げてしまいました。事故で放出された放射線量はチェルノブイリの1/8と言われているのに、何故レベル7なのかと、今でもその意図は謎のままです。一般的にはスリーマイルと同等の放射線量であるにも拘わらず、何故レベル7なのかは、今でも疑問視されています。実際この読売の記事にあるように、甲状腺の被爆量の測定結果は、チェルノブイリの1/1000であったわけですから、今からでもレベル5に修正すべきだと思います。郡山市や田村市の放射線量は0.12μSv前後ですので、東京と同じです。原発20Km 地点でも一昨日は0.44μSvでしたので、柏や松戸、西新宿のホットスポットよりも少ない量です。
 
 3回に亘り福島県の放射線量を計測してみて判ったことは、浪江町など原発20Km 地点だけが今でも3μSvくらいありますが、それ以外の地域は郡山市や福島市でも0.12μSvと東京と同じくらいだということが判りました。東京や埼玉と同じ線量なのに、福島県は全て危ないと考えている人がとても多いのが現実です。福島県のことを気の毒だと思うなら、一度現地に行って放射線量を計測してみていただけるといいと思います。福島原発事故については、いろいろと評論する人が多いですが、実際に福島に行って、現状を見て来た人に会ったことはありません。行って、測れば真実が判るのですが。
 
 福島県の旅館は客数が減り、営業を継続できずに廃業や倒産する旅館も出て来ています。また、福島産の農産物は売れないので、耕作を放棄している農家もとても多いのが現状です。副島学問道場の周りの住民も、避難してしまって1/10に減ってしまいました。このままでは生活も立ち行きません。福島県は10%程度の一部の地域を除いて、東京や埼玉と同じ放射線量なのに、ほとんどの日本人は危険だと思っています。今回日本弥栄の会のツアーに参加した方々は、福島の実状が判り、一部を除いて全く安全だということに気が付いたと言われてました。また、思っていたことと、現実が逆だったと驚いている人もいました。今回の日本弥栄の会のツアーは大変貴重なツアーだったと思います。ありがとうございました。
 
 
  
 

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私の新刊「金(きん)・ドル体制の終わり もうすぐ大恐慌」の発売とその後の動き 副島隆彦学問道場より

2011-11-24 20:45:57 | 政治・社会

  <学問道場より転載>

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私の新刊 「金(きん)・ドル体制の終わり もうすぐ大恐慌」の発売とその後の動き
   

副島隆彦です。  すっかり冬に成りました。 季節の変わり目で、体調を崩している人も多いことでしょう。 お気をつけください。

 私も、先週、福島に行って活動本部で泊まって、寒い思いをしました。やはり福島は東北地方の一部です。 原発のある浜通り は、内陸部の会津ほどは寒くないと、地元で言われています。 会津の冬は大変のようです。

活動本部に出来ましたシャワーブースとそれから屋外に作りました、檜(ひのき)の露天風呂に入って来ました。満天の夜空の星を眺めながら風呂に入りましたが、出入りが寒い。 やっぱり風邪をひきました。吉見くんをはじめ福島の現地で活動している人たちは、十分冬の準備をしてください。

 


私の新刊書の 「金(きん)・ドル体制(=ブレトンウッズ体制)の終わり もうすぐ大恐慌」(祥伝社刊)が、18日の夜から発売になりました。もう全国すべての書店に並んでいるでしょう。

20日には、私たちの学問道場の秋の大会である 定例会での講演を、無事終えました。この日に間に合って、私の本を参加者の会員たちにいただいて良かった。





私が、この本を書き上げて、最後のゲラ(galley proof ガリー・プルーフ) の「手離れ」をしたのが、10月26日でした。その翌日27日に、ギリシャ国債のデフォルト(破綻)の回避、ギリシャ国救済のための 包括合意(コンプリヘンシブ・アグリーメント)がEU首脳会議で出来た。 日本のNHKでさえ、「(借金の)棒引き 50%で合意」と報じていた。 

 やれやれと思ったら、翌週の11月9日に、イタリア国債の暴落(利回りの急騰 7.46%へ)が始まった。これで 全ヨーロッパどころか、世界中が肝(きも)を冷やして、「いよいよヨーロッパはダメだ。世界恐慌は避けられない。次は、フランス国債の投売りだ」 という 空気になった。この雰囲気は、今も続いている。

 世界中に危険な空気がただよっている。 私、副島隆彦は、ここに至る全てを20冊以上の自分の金融・経済本で、冷酷に予測して書いてきた。まさに私が書いてきたとおりのことが起きつつある。 学問道場の会員たちは、それ以外の人たちも書店で、私のこの本を買って読んでください。すぐにビジネス書でのベストセラーの一位になるでしょうから、書店で見つかりやすいです。

 私が、「手離れ」してから、さらに多くの出来事が、バタバタと起きた。私自身の金融分析、情勢分析 の手が回らないぐらいに忙しい。私のこの本では、11月4日の金融統計の数値(株価、為替などの金額)を載せている。
 それが18日にはもう書店に並んでいる。 まるで週刊誌並の手早さである。 この技は、他の金融評論家たちでは真似ができない。 

 私は、事態の急変と、これから襲い来る世界恐慌、世界規模の信用危機(ヨーロッパの大銀行の次々の破綻と緊急の国有化、そして、不足分の資金の供給を理由とする 緊急での 資本注入=公的資金の投入 )が、年末から起きるだろう。 

 そして、”金融核爆弾(きんゆうかくばくだん)”である、CDS(シーディーエス)という 恐ろしい 店頭デリバティブとも呼ばれる、奇っ怪な金融工学が作った「人(大銀行、国も)殺しの保険商品」が大破裂して、それをたくさん組み立てて売ってきた アメリカの大銀行までがバタバタと、連鎖倒産(=緊急の国有化宣言)を来年の2月にかけて、することになるでしょう。

 この 恐怖のCDS の ことを、私の今度の本では、50ページ以上にわたって詳しく説明しました。私なりに苦心しました。 なんとか日本国民に、世界の現状で起きている悲劇の、大きな真実を伝えなければ、という気迫で書きました。 

 そのあとの、この一ヶ月の事態の恐ろしいまでの進展と変化に対応すべく、私は、すぐに次の金融・経済本の執筆に取り掛かりました。 その他に、「中国研究本 4」 と、「阿弥陀如来論」も書き続けています。 

 ヨーロッパとアメリカ発の巨大な金融危機と世界恐慌(=金融統制の体制へ)を阻止して、目くらましするために、ヨーロッパとアメリカの権力者たちは、やっぱり、戦争をする気だな。 war economy (ウォー・エコノミー、戦争刺激経済 )で、中東(ミドル・イースト)での戦争を実行することで、自分たちの大きな窮地からの脱出を図っている・・・。極悪人たちが考えることは、やっぱり人類史の定石(じょうせき)通りだ。

 私は、さらに自分の脳と体をフル回転しないでは済まない。 

副島隆彦拝


 <転載終わり>

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 昨日、今日と日本弥栄の会主催のツアーで、福島県に行ってきました。新ひふみ農園の見学と福島の実状を視察するのが目的です。

 23日の9時に会員の皆さんはJR郡山駅に集合しました。私と赤城農園のSさんは22日の晩に郡山に入っていましたので、当日はゆっくりホテルを出て集合場所に向かいました。誰も遅れることなく集合し、一行は観光バスに乗り込みました。バスの中では中矢代表から今回の福島ツアーの目的である新ひふみ農園と、福島の実状をご説明いただきました。 

  途中休憩を挟んで、10時半くらいに福島第一原発から20Km地点に到着しました。9月にも中矢代表と福島原発20Km地点に視察に来ましたが、その際20km地点にある「副島隆彦学問道場活動本部」を偶然にも見つけたので、ご挨拶をしました。今回も学問道場活動本部にご挨拶することにしました。一同はバスから降りて、常駐されている吉見さんにご挨拶をしました。残念ながら副島先生はおられませんでしたが、先週は来られたと吉見さんが言われていました。前回同様吉見さんはとても親切にご対応くださり、原発の状況や村の実状についてお話しくださいました。学問道場活動本部からは、村の小学校と中学校が見えるのですが、今はどちらの学校も閉鎖されているとのことでした。3月11日以前には3000人の村人たちが住んでいたそうですが、今は250人が残っているだけで、ほとんど避難してしまったということでした。また、学問道場から見える広大な田畑も、誰も農業をやっていないため、草ボウボウウでした。

 写真にあるように、吉見さんから作りたての檜風呂に入るよう言われたのですが、ツアーの途中でしたので、今回はご遠慮させていただきました(笑)。とても寒い外気の中、湯気が立ち上る露天風呂はなんともワイルドな感じでした。吉見さん、次回は入らせてくださいね! 吉見さんのご配慮で、全員がホカロンやポケットティッシュをいただきました。トイレまで貸していただき、まるで休憩所になってしまい、大変失礼しました。吉見さんの人柄に全員がほのぼのとした気分になりました。吉見さん、ありがとうございました。来年の春には、田村市にオープンする新ひふみ農園に遊びに来てくださいね!

 その後、学問道場から歩いて500メートルのところにある、機動隊のバリケードまで行きました。私たち20数人がぞろぞろ機動隊に向かって歩いて行ったので、待機していた機動隊員が全員出て来ました。不審な団体が来たと思ったのか、機動隊員はやや緊張して構えているように見えました。 すぐに日本弥栄の会のスタッフのFさんが機動隊員に視察について説明してくださったので、機動隊員は安心したようでした。9月に視察に来た時には、神奈川県警の機動隊の方が警備に当たっていましたが、今回は山形県警の方々が配備されているとのことでした。少し機動隊の皆さんとお話しをしてから、ガイガーカウンターで線量を測定したところ、0.44μSvでした。柏や松戸のホットスポット程度の線量だったので、一同は唖然としていました。バリケードの前で計測したので、皆は相当高い数値が出ると予想していたのですが、実際にはあまりに低い数値で、拍子抜けしたようでした。福島はチェルノブイリと同じくらい汚染されてしまったので、もう誰も住めない地域になってしまったと考えている人々が大多数だと思いますが、実際に福島に来て、20Km地点のバリケードの前で測ってみると、何と0.44μSvだったわけです。これが真実です。やはり自分で現地に来て、計測してみることが大事だと一同は口を揃えていました。この続きはまた書きたいと思います。

 

・学問道場

 


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中矢代表の大阪講演会が開催されました。

2011-11-20 07:39:05 | 日月神示の実践

 昨日19日(土)、大阪の梅田で中矢代表の講演会が開催されました。私は東京から8:47の新幹線で行きましたので、会場には12時過ぎに到着しました。講演会は13:30からですから今回は当然一番乗りだろうと思ってましたが、既に10名ほど先に来られていました。びっくりです。

 その後ぞくぞくと会員さんが集まり、開演前までには200名近い方々で会場は満席となりました。昨年の11月の大阪講演会よりも多いと思いました。

 講演会の概要は以下になります。

・コルマンインデックスがついに終了

・左脳と右脳のバランスが取れ、総合意識が出現する

・世界中の拡大するデモのゆくえ

・九分九厘になったところで、「一厘の仕組み」が発動する

・「最後の一厘は、悪の中に隠してある」

・放射線問題の真実

・「北光るぞ、北よくなるぞ」が現実になる

・「寿命が長くなる、体も大きくなる」

・太陽フレアと地震の関係

・「3.11」から意識が変化し始めた

・「135度線ツアー」の報告

・日本にはすでに未来型の革命的テクノロジーがある

・自給自足型「ジャパンモデル」が世界標準となる

・「考えるだけ」「情報を取るだけ」から「自ら実践する」時代

・苦しい時代だからこそ前向きに生きよう

これ以外にも約4時間に亘ってお話しをしていただきました。画像を交えてのお話しでしたので、とても判り易く、一同は食い入るように聴き入っていました。なるほどと、驚く内容も多かったです。

 その後、近くの野菜専門のレストランで、懇親会が開催されました。ここでは、劇的な出会いがありましたが、それはまた次回にご報告させていただきたいと思います。昨日は最終電車で帰って来ましたので、自宅に着いたのは午前0時を回っていました。そしてこれから8:21の武蔵野線に乗り、赤城農園に行きますので、もう家を出ないといけません。またご報告します。

 

 

 


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「龍」を見た時、時が止まった!?(2)~

2011-11-15 07:19:01 | 日月神示関連の情報

 

 

 

2011年11月14日

宇宙人はいるのか?パート2~「龍」を見た時、時が止まった!?(2)~

前々回からスタートした、「宇宙人はいるのか?パート2」シリーズ Very Happy
     
詳しくはこちら m118
■宇宙人はいるのか?パート2~大事なことは、目に見えるものだけじゃない~」
■宇宙人はいるのか?パート2~「龍」を見た時、時が止まった!?(1)~
    
    
龍をみたことがある、リンゴ栽培の木村さん。
なぜ、そういった現象が起きたのか、検証の続きを行いたいと思います。
    
以下の様な仮説の元、検証を行います。
     
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龍はものすごいスピードで動いて、通常の人間の感覚では感知できないけど、この時木村さんは、それを感知できたのではないか?つまり、スローモーションの状態になっていたのではないだろうか?
かなりスローで捉えていたからこそ、向かってくるおじさんは、止まっている様に見えたのではないか?

     
この状況認識で見てみると、いくつか現象が起きていた可能性があるので、検証してみたいと思います tikara
   
    
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<可能性②:スローモーション現象> 可能性①はこちら→リンク
      
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みなさん、自分が交通事故に遭遇する時、危機に瀕している時、「スローモーション」になったことはありませんか?
例えば、高い所から落下するとき、スローモーションになり、周りの風景が鮮明かつ詳細に見えたります。すごいスピードで落ちてくので、通常ではその風景を鮮明に捉えることは難しいのに、なぜかはっきりと見ることができるのです。
今回、「時が止まった」ように感じたのは、この現象が起きていた可能性はないでしょうか?
     

「スローモーション現象」とは?
    
これは別名を「タキサイキア現象」と呼ばれています。ギリシャ語で「頭の中の速度」を意味しています。通常、脳は、外界からたくさんの情報を受取っていますが、実際に処理している情報は限られています。
しかし、危機状況に直面すると、危機を回避するために、脳は通常より高速かつ大量に情報を処理します。(受取っている情報量は通常と同じです。)そのため、いつもより周りの風景は鮮明かつスローモーションになります。

      
この状態になるポイントは、「危機状況」に面すること。
      
これに、木村さんの状況を照らし合わせてみると・・・
       
木村さんは、ぼんやりと自転車をこいでいただけです。実際、龍を見終わった後、木村さんには何の外傷もありません。従って、危機状況に陥ったことはなさそうですね。
スローモーション現象は、「危機状況」に陥った時に起こるので、木村さんには当てはまらなそうですね。う~む Rolling Eyes
では、次の可能性を探っていきましょう。
   
    
<可能性③:ゾーン現象>
     
●通常では認識できない早さで動いている龍を見ることが出来た、りんごの木村さん。
●300キロで走っているときでもコース脇の看板が読めた、レーサーの片山右京さん。

   
この事象なんだか似ていませんか?
    
一流のスポーツ選手の中には、競技中に、じばしば、こういった通常では認識できないはずの状態を認識できたりすることがあります。それを「ゾーン体験」と言います。
   
   
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「ゾーン体験」とは?
ゾーン体験には、こんな事例があります。

■野球の川上哲治(打撃の神様)さん。かなり早い球なのに、「ボールが止まって」見えた。

■スピードスケートの清水宏保さん。(長野オリンピック500Mで)、スタートラインに立った時、「周りのすべての音が消えて自分の滑るコースが光って見えた」。

■一流のテニス選手。試合中、全てが流れるように進み、相手の選手の動きも面白いように分かった。風の動きや観客の声、審判の姿…。試合に100%集中しているにも関わらず、いろんなものが目に飛び込んできた。どこか別の場所から会場全体を見降ろし、自分の動きをコントロールしているかのような錯覚さえあった。

    
これらに共通しているのが、この時、競技者たちの心理には、全く不安や緊張などのストレス感情がないということなのです。
   
    
いったいどんなメカニズムで起こっているのでしょうか?
   
    
「ゾーン現象」のメカニズム
    
その秘密を解く鍵は「無意識の情報処理」にあります。
私たちは通常、いろんな情報をキャッチしています。さまざまな情報が常に五感を刺激しています。
しかし、全ての情報を「意識的」に処理できているわけではありません。私たちが意識的に処理できる情報には限界があり、多くの情報は、無意識的に処理されています。
この無意識の処理を瞬時に行い、体の動きと連動させると、通常以上の身体能力が生起します。
   
例えば、スポーツをしている時は、ボールの高さや速度、チームメイトの動き、風や湿度の状態、力の入れ加減、走る速度etc、自分の内部と外部の状況など、大量の情報を感じ取っています。
しかし、この時、不安や緊張などのストレス感情があると、その情報を処理することに脳は支配され、身体能力に結びつく情報の処理が少ししかできなくなってしまいます。
逆に、ストレス感情がひき起こす余計な情報処理を少なくし、身体感覚に極度に集中できると、体が直感的に動くことができ、的確で素早い「いい動き」が現れます。これが「ゾーンです。まさに、心と体が究極的に統一した状態なのです。
   
その時、体の状態は、どうなっているのでしょうか?
     
不安・緊張などのストレス感情を感じている時は、心拍数は速くなったり、遅くなったりして、心拍リズムが不規則になります。
反対に、ストレス感情から解放されて、集中できているときには、心拍数は、速くなったり、遅くなったりを安定的に繰り返し、心拍リズムは非常に規則的な波を描きます。この状態は、レゾナンス(resonance)と呼ばれています。
心拍数が上昇するということは、自律神経系の交感神経が高まり、体が緊張することであり、心拍数が下降するということは、副交感神経が高まり、体が弛緩(リラックス)するということです。
つまり、レゾナンスは、「体」を緊張させる交感神経の働きと、「体」をリラックスさせる副交感神経の働きが、交互に一定のリズムで繰り返している状態といえます。言ってみれば、アクセルとブレーキの動きがコントロールされ、一定のスピードを保っている、というような状態です。
    
レゾナンスとは「共鳴・同調」という意味ですが、レゾナンスに入ると、心拍リズムだけでなく、自律神経、循環器、脳神経など、私たちの生理機能の多くが、同じリズム(約0.1Hz=10秒)で同調することがわかっています。そして、この状態では、集中力・注意力・判断力・反応力が高まります。
参考:(http://www.zone-training.jp/zone-mechanism.html)
   
つまり、「ゾーン現象」とは、不安や緊張といったストレス感情を少なくすることで、身体感覚を高度化し、集中力・注意力・判断力・反応力を高めることなのですね Very Happy
この「ゾーン現象」が起こるかどうかは、どれだけ「リラックス状態」を作り出せるかにかかっていますね Shocked m051
   
    
これを木村さんの場合に、当てはめてみると・・・
     
木村さんの場合、ボーっとしながら自転車をこぐという単純な動きの中で、かなりリラックス状態になっていたというのは、考えられないでしょうか?
かなり、リラックス状態になっていたからこそ、身体感覚が開かれ、通常では認識できない早さで動く龍を目撃することができた。
そういった仮説が成立しそうかなと思いました。

 

あくまで、まだまだ仮説なので、他にも「この説は、どうか?」というのがありましたら教えて下さい Very Happy

<転載終わり>

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 木村秋則さんの著書を読みますと、龍を間近に見たことが何度かあるそうです。木村さんは巨大なワニのようだったと言ってます。その他にも木村さんは、交通事故に発展するような危機を避けたり、見えない世界を見たりと、かなり不思議な体験をされています。

「木村さんの場合、ボーっとしながら自転車をこぐという単純な動きの中で、かなりリラックス状態になっていたというのは、考えられないでしょうか?
かなり、リラックス状態になっていたからこそ、身体感覚が開かれ、通常では認識できない早さで動く龍を目撃することができた。
そういった仮説が成立しそうかなと思いました。」 

 草取りや種蒔き、間引き、土寄せなどの農作業をしていますと、確かに単純な作業の中で、とてもリラックスできていることが判ります。まるで修行僧のように、黙々と作業をしている自分たちにふと気が付きます。集中しているような、ぼーっとしているような、面白い感覚です。ただ、とても気持ちよく感じることが判ります。これは誰にでも体験したことのある感覚かと思います。

 私たちは木村さんのように龍は見たことはありませんが、龍神雲はよく赤城農園に出ます。先日の収穫祭の時にも、虹色に光輝く雲が二つ出たそうです。神社巡りで、麻賀多神社を参拝した帰りにも、レインボーに輝く雲が出ていました。とても不思議な光景に一同は釘付けになったものでした。不思議なことはたくさんありますが、こうした仮説を読むのは、とてもワクワクするものです。

 

・生物史から自然の摂理を読み解く

コメント (1)
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