うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

白い花2題....(E12-1)

2007年07月17日 21時46分27秒 | 水の存在
昨夜来の雨のしずくをたっぷりとうけて、りんと白い花が咲く。
これ何の花だろう。
オクラではないがその系統か?
ご存じの方は教えてほしい。
不確かだが、この花は、花より実の方が花屋さんで珍重されるのではないかな。
通りがかりにある花だからいつも観察しよう、やがてわかるだろう。

大地震....(132)

2007年07月16日 21時07分57秒 | うべプラネタリアン
新潟県中越沖地震が起きた。
被災された人々と地域にお見舞い申し上げます。

私は、平成7年の阪神淡路大震災のとき大阪に暮らしていて、単身赴任だったが、もろに地震にあっているので、
地震被災のこわさとつらさは人ごとではない。
このたびは、火災が起きていないので、不幸中の幸いだった。
しかし、私はその時、火だるまになっていたかもしれないのである。
....地震とは思えないような衝撃のあと、今何時だろうと思った。
そして、自分が意外と冷静なのに安心し、独り言をつぶやいた。「俺は冷静だ、冷静だぞ」と。
真っ暗の中で、転がったTVにつまづき、天上からざぁざぁと漏る水(11階建てマンションの8階に住んでいた)に
ぼんやりと何故かなぁと考えながら、ともかく時間が知りたかった。
停電、真っ暗、一人暮らしに懐中電灯などない、手探りで引き出しの中から、
マッチをさぐり当て、火を点けてその光を時計にかざし、6時前と知った。
明かり代わりに何度も火を点けて、電話機に寄り、宇部の留守宅に電話した。
直後は通じた(すぐあと不通になり、3日くらい通じなかった)。
「今こちらは大地震があったようだ、ともかく私は無事だから」と伝えたのだった....

どんな人でも、あんな時、冷静ではありえないと思う。
上記の行動でも、冷静と思いつつ、最もやってはいけないことをやっている。
そう、不用意にマッチを擦って火を点けているのだ。もし、ガス管が割れていたら...。

他にも 語り出したら、昨日のように話すことができる。
ただ、言えることは、そんな過酷なとき、“独り”はつらい。
足手まといのようでも、誰かいるのといないのとでは、心強さは天地ほどの差がある。



星空かんさつ会....(131)

2007年07月15日 20時44分50秒 | うべプラネタリアン
小学校4~6年生を集めての「星空かんさつ会」は、今年は8月10~12日である。
定員40人としているが、何人になっても受け入れるつもりだ。
いまのところ、30人くらいの申し込みがある。締め切りは7/20だからまだ集まるだろう。
今年は、徹底的に星に先鋭化する。星一筋だ。
自然観察やリクレーションゲームなどしない。
だから、参加者は少なく、学年は高い方に偏るだろうとみている。
ことに8/11の夜は合宿で、生の星空を観察する予定だが、ペルセウス流星群の極大期に当たるので、
プログラムは22時就寝としているが、好きな人は、自由参加で、いつまで星を見続けてもいいとしている。
極論すれば徹夜をしてもいいのだが、そうもゆくまい。日が変わったら納めるつもりだが、
市の教育委員会の主催にしては、こんな勝手を許すなんて 画期的なことだ。
よく認めてくれたものだと思う。この一件だけでも今年の意気込みは違うのである。

現在、その会のためにオリジナルなテキストを作っている。
今年のポイントは「流れ星」と「新星座物語」におこう。
できたてホヤホヤを今度の天文クラブで配布しよう。

画像は渦巻き銀河M101 (NASA)

花の名をたずねる...(E11-2)

2007年07月14日 22時32分28秒 | 水の存在
花の名のクイズコーナーをつくろうか、とコメントに応えたら、
パチンと弾けてくれたのはカナンだった。
私は、花は好きだが、詳しくはない。
福永さんのようにレアな花をさがし歩く力もない。
そこで、みなさんといっしょに花を尋ねるコーナーとしたい。

ご覧になったように、私は散歩の途中で見かけた身近な花を結構好んで撮っている。
何気なく見過ごす花も、見方によって、はっとするほど美しい。

さて、この花なんだろう。見るからに外来種。大木の花。
ひとつの花のサイズは、子どもの掌くらいあって、それが群れているから、
色といい形といい、何だか南の国のカーニバルみたい。
風情はない。風情のない花はちといただけない。が、おもしろい。
小野田・焼野海岸に多く植えられていたと思うが、これは、宇部球場の近くで撮った。

風雨が激しくなる気配....(129)

2007年07月13日 21時15分28秒 | うべプラネタリアン
台風4号が山口県に近づいている。
今宵、郊外の吉部子ども会に請われて、移動天文教室の予定だったが、星どころの騒ぎではない。
先日の万倉小学校といい、このたびといい、天候不順で流れることが多い。
曇りや多少の雨なら、屋内で星の話をするが、やはり夜のことだから、
安全に帰すとなると、「積極的な中止」が肝心だろう。
台風の近い夜は、独特だ。もわぁ~っと重苦しい雨。不安と不快。

この時期の台風は梅雨前線を押し上げて、一気に梅雨明けをもたらすことが多い。梅雨明けは近い。
待っていた夏の星夜はまもなくやってくる。

画像は太陽。99.7.22のダブルプロミネンスの様子(NASA)

連休のいいタイミングで...(128)

2007年07月12日 22時08分13秒 | うべプラネタリアン
台風が来る。
東京からの友人の来宇も蹴られそうだ。
そのまえに、明日は吉部小学校の移動天文教室の予定がある。
まず、星を見るのは無理だろう。
体育館で木星や流れ星の話をして、お茶を濁すしかない。
野外の天文教室は、実際運動量は晴れた夜の方が多いのだが、
疲れは雨の時の体育館での“お話”の方がはるかに大きい。
この時期何かと空に振り回されるが、仕方がない。

天気の変動は、成層圏の範囲。つまり、地上15㎞くらいまで。
15㌔といえばヒマラヤの倍くらいの高さだが、
例えば、地球を1㍍の球とすれば15㌔は1㍉である。
大気圏なんていかに薄っぺらで脆弱なものか。
いとおしさを通り越して、哀れですらある。

画像は月からの地球、アポロ8号(NASA)