うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

大地震....(132)

2007年07月16日 21時07分57秒 | うべプラネタリアン
新潟県中越沖地震が起きた。
被災された人々と地域にお見舞い申し上げます。

私は、平成7年の阪神淡路大震災のとき大阪に暮らしていて、単身赴任だったが、もろに地震にあっているので、
地震被災のこわさとつらさは人ごとではない。
このたびは、火災が起きていないので、不幸中の幸いだった。
しかし、私はその時、火だるまになっていたかもしれないのである。
....地震とは思えないような衝撃のあと、今何時だろうと思った。
そして、自分が意外と冷静なのに安心し、独り言をつぶやいた。「俺は冷静だ、冷静だぞ」と。
真っ暗の中で、転がったTVにつまづき、天上からざぁざぁと漏る水(11階建てマンションの8階に住んでいた)に
ぼんやりと何故かなぁと考えながら、ともかく時間が知りたかった。
停電、真っ暗、一人暮らしに懐中電灯などない、手探りで引き出しの中から、
マッチをさぐり当て、火を点けてその光を時計にかざし、6時前と知った。
明かり代わりに何度も火を点けて、電話機に寄り、宇部の留守宅に電話した。
直後は通じた(すぐあと不通になり、3日くらい通じなかった)。
「今こちらは大地震があったようだ、ともかく私は無事だから」と伝えたのだった....

どんな人でも、あんな時、冷静ではありえないと思う。
上記の行動でも、冷静と思いつつ、最もやってはいけないことをやっている。
そう、不用意にマッチを擦って火を点けているのだ。もし、ガス管が割れていたら...。

他にも 語り出したら、昨日のように話すことができる。
ただ、言えることは、そんな過酷なとき、“独り”はつらい。
足手まといのようでも、誰かいるのといないのとでは、心強さは天地ほどの差がある。



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
忘れられない午前5時46分。 (nao)
2007-07-18 22:23:02
大変な思いをなさったのですね。
大阪でも神戸に近い方だったのでしょうか。

ガス管が割れてなくて、ほんとによかった・・・。
冬のあの時間ですから、周囲の様子を知るために、明かりを光をと、まず思ってしまいますよね。


徹夜明けの早朝、TVの「今関西地方で地震があったもよう・・・」の第一報から続く画像。白々明けの街に立ち昇る、幾本もの黒い煙のすじ・・・。

淡路・神戸に親戚が集中してましたので、連絡の付かない三日間は、最悪を思いつつ、知り合いの無事を祈るのみでした。

それにしても
電話の使える内に、宇部のお家に無事を知らせる事が出来て、良かった。
でなかったら、どんなに心配なさったか・・・。


いつかわが身と思いつつ、今日の平安に感謝あるのみ・・・。

返信する

コメントを投稿