うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

夏休みの自由研究...(137)

2007年07月22日 21時44分23秒 | うべプラネタリアン
いくつかアイデアはあるが、こんなことを考えてみた。
そもそも、恒星は、明るい星や暗い星があって、それらが星座を構成する重大要因なのだが、
明るい星はそれ自体が明るい実力を持っているから明るいのか、
たいした大きさではないが、近いから明るく見えるのか、
暗い星はそれ自体くらい星なのか、非常に遠いので暗くしか見えないのか、さまざままちまちだ。
そこで全ての星を32.6光年にいっせいに並べたら、
本当の星の実力が比較しやすいだろうという考え方である。絶対等級という。
太陽を32.6光年の指定位置に置くと、4.8等の目立たない星のひとつになってしまう。
この考え方を知っているだけでいいレポートになるのだが、星好きなら、
誰もやったことのない試みに挑戦しよう。
つまり、星座早見板などは明るい星が大きく描いてある。
この方法で、絶対等級に並べたオリオン座を描いて見るのだ。
明るい星は大きく描く。
するとリゲルなどは、普通の星図で一等星を2㍉の大きさに描くと、絶対等級ではどのくらいの大きさに描かねばならないか。
この難しさに音をあげるはずだ。でもやってみるといい。
例えば2㍉の1等星は、たしかリゲルの絶対等級は-6等。
これを表現するとき100倍にしなければならないだろう。
2㍉は20㌢になる。オリオン座にならない。OH MY GOD!

さて、この考え方でいいかな、星の友よ答えてほしい。