うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

ベツレヘムの星....(237)

2007年12月24日 10時54分37秒 | うべプラネタリアン
キリストが生まれたとき輝いたとされるベツレヘムの星は何だったのか、
毎年のように新説が現れる。
木星と土星の合だったとか、金星だとか、彗星だとか、超新星だったとか
まぁにぎやかなこと。
つい最近は、はるか彼方の銀河のなかの極超新星爆発だという説があらわれた。
キリストが生まれたとき、突然のように輝星が現れ、その星に導かれるように
東方より賢者3人が寿ぎにやってくる。
伝説的に美しいシーンだが、この星が何だったかなんて、そんなに大切なことなんだろうか。
だいたいキリストの誕生日からして、紀元前4年とか7年とか年があいまいな上に、誕生日に至っては、
12月25日なんて4~5世紀に無理やり決めたらしいので、
そのときの輝星を探るなんてどだいナンセンスだと思うのだ。
星と共に生まれるのは聖者の常だから、伝説だけでよいではないか。
まあしかし、後世の我々星虫には、その謎解きで楽しませて貰っているからありがたい話ではあるが。
画像は太陽(SOHO)。

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