うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

星空かんさつ会 レポート...(150)

2007年08月13日 18時11分58秒 | うべプラネタリアン
みんな、安全に終わったので、100点の出来だったと自己評価したい。
参加してくれた皆さんの忌憚のない意見を聞きたいところだ。
53人の申し込み、直前2人のキャンセルで結局51人の参加。
3回目のリピーターが6人もいたが、一昨年参加して、昨年休んだ“復活”組もいて、リピーター群は多彩だ。
だから、高学年が多かったのも特色だった。
いつもは4年生が半数を占めるのに、今年は11人しかいなかった。
そんな星好きの子ども達は、てんで勝手な態度をとっているようでも、わたしの話をよく聞いてくれた。
びっくりするほどよく聞いてくれた。
こちらは、教育畑ではないから、“うけ狙い”はできない。
子ども達の心をひとつにつなぐこともできない(しない)。が、そんなことは露も必要ない。
星好きという一点に集中して、キラキラとした眼で挑んでくるのが愛おしい。
何も具体的な物(例えば釣果とかできた工作物とか)を手にしなくとも、知的好奇心だけで、
これだけ集中してくるとは、人間て、なんとすばらしいものかと大仰に思う。
この2日半の会の目的は、生の夜空にふれあうことにある。
初日の自由参加の天体観望会は、雲が多く不満足だった。
メインの2日目の夜は薄曇りながら、全体よく見通せて80点くらいの星空だった。
流れ星の出現は少なかった。流れ星ひとつも見えなかった人(0の人)も数人いたが、6個が最高だった。
それでも普段の生活では、夜外にいて、自由に星をながめていて、とがめられない(むしろそれがほめられる)という体験は絶対にない。
ドキドキするような体験だったに違いない。
物語も多く寄せられた。
一番得るものが多かったのは、結局、私だった。
準備も後始末もしない“ええとこ取りどり”の私を支えてくれたスタッフや参加の子ども達に感謝の一言である。