憩う、楽しむ 広島・湯来通信 

広島市中心部から1時間。新たな交流・体験エリアである湯来地区の最新情報。天然温泉と豊かな自然が皆様をお待ちしています。

お休み返上

2012年03月20日 06時56分41秒 | お知らせ
3/20(火)-0℃    

 おはようございます。

 久々の眩いばかりのに感謝。


 今日は、「春分の日・お彼岸の日」

 彼岸は春分の日と秋分の日の前3日と後3日の間の7日間(春・秋分も含み)。
 春分(秋分)の3日前の日を「彼岸の入り」と言い、3日後を「彼岸の明け」と言います。春分・秋分は、その中間に位置するので、「彼岸の中日」と呼ばれている由縁です。
 この彼岸は、仏教行事ですが、日本独特の行事で他の仏教国には無いものだそうです。因みに、「彼岸」とだけ言った場合は「春の彼岸」を指すんだそうで、秋の彼岸は「秋彼岸」等と言うのが本当のようです。
 昔から、彼岸には先祖の霊を敬い墓参りをする風習があります。私も手を引かれてお参りに行った記憶があります。

 彼岸のルーツは?
 「彼岸」は仏教用語。元々梵語(ぼんご)の波羅蜜多(はらみつた)を漢訳した「到彼岸(とうひがん)」からきています。(梵語も漢語も知らない私ですから言われたことを信じるしかないのが実態ですけどね・・・)。煩悩に満ちた世界「此岸(しがん)」から解脱した悟りの世界とは「涅槃」を指します。こちら(此方)の岸とあちら(彼方)の岸と言う意味だと考えるとわかりやすいですね。
 さらに煩悩に満ちたこちらの世界を現世、涅槃の世界を死後の極楽浄土ととらえ、あちらの世界と考えたところから、亡くなった先祖たちの霊が住む世界を「彼岸」と考えるようになりました。このことから「彼岸に墓参り」と言うことになったということです。
 なお、「彼岸会」という仏教の法会が開かれ、これが現在の「彼岸」の由来となったそうで、最初に行われた彼岸会は大同元年(AD806年) に平城天皇が霊を鎮めるために行ったと言われております。


 昼と夜の長さが同じ日

 仏教の説くところの「中道」の精神を昼夜を二分すると言う点で、春分の日・秋分の日があらわしていると考えられました。
(春分・秋分の日の日の出から日の入りまでの時間を計算してみると、実際は同じではありません。念のため。納得できない方は調べてみるとお分かりいただけると思います。)


 お休みの日(祝日)

 春分、秋分は祝日。主旨はそれぞれ、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」と「祖先をうやまい、亡くなった人々を偲ぶ」と書かれています(法令に)。特に秋分の日の趣旨は、まさに現在の彼岸そのもの。彼岸の中日を祝日にしたと言ってもよいようですね。
 ちなみに、戦前は同じ日が「春季皇霊祭」「秋季皇霊祭」という祭日で、これは皇室内の「もと仏式行事」が神事化し祭日になったものです。

 でもでも、年度末を控えた休日は仕事が溜まる一方。貴重な時間をロスした気分にならないように、充実した一日を過ごしたいものです。


 これから、似島の看板と眺望確保と登山道整備に出かけてきます。

 では、行って来まーす


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