憩う、楽しむ 広島・湯来通信 

広島市中心部から1時間。新たな交流・体験エリアである湯来地区の最新情報。天然温泉と豊かな自然が皆様をお待ちしています。

湯来に伝わる民話『阿南坊』

2013年04月23日 06時58分28秒 | 民話
4/23(火) 5℃     //



 おはようございます。今朝も冷え込んでいる湯来です。
 夕方から雨の予報になっていますので、外出予定のある方は雨傘の用意と置き忘れにご注意ください。


 今朝は久しぶりに湯来に伝わる民話『阿南坊』です。

 広島市佐伯区伏谷の湯来名水と言われる水の涌き出ているところの下流、伏谷川に沿って湯来出張所がある大橋に通じる道。その昔は昼間でも両側の木が生い茂って暗くなっている。
 昔から、まるで谷の底を通っているようなのでこのあたりを「阿南坊、穴ん坊」と言っています。そもそも阿南坊とは、その北側の山上に城跡があり、これを阿南坊城と言い、その名にちなんだものです。城主は「なばり将監(しょうげん)」と言うことです。
 昔、下伏に備前坊と言う者がいました。阿南坊城主が戦に負け逃げる時、鶴瓶(つるべ)と言う角力取(すもうとり)に背負ってもらって逃げました。その時、備前坊はその護衛に当たったと伝えられています。

 この阿南坊城跡は今も現存していて、湯来中学校のほぼ真裏の丘陵にあります。平成17年3月に発行された湯来町の文化財めぐりと言う冊子で次のような説明がされています。
 『丘陵先端の標高は270mで、比高は50m、城はL字型の郭と南西隅下の小郭からなっている。北東部に10m×5mの石積みの段があるが何の施設だったのかは不明である。中心部付近に五輪塔がある。』

 郷土史を本格的に調べていただける方があったら、未調査エリアでもあるので何かあるかも…。古銭でも見つけることができたらなんて考えるとロマン広がりますね。
 いつか、近々に行きたいなぁ


 次回の湯来に伝わる民話は『赤土地のこと』です。お楽しみに。


 昨夜ので、廣島蝶鮫パークのオープン当日撮影されたVTRが放送されたそうです。内容は見ていないので解りませんけど、私が出ていたとの連絡が入りました。イメージダウンになってなきゃいいけどと思った次第です。



 視られた方は、素直な感想をお願いします。


 今日も充実した一日になりますように。

 でわ、ハッスルハッスル
コメント
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