憩う、楽しむ 広島・湯来通信 

広島市中心部から1時間。新たな交流・体験エリアである湯来地区の最新情報。天然温泉と豊かな自然が皆様をお待ちしています。

湯来に伝わる民話「峠のお水」

2012年11月22日 07時01分21秒 | 民話
11/22(木)5℃          

 おはようございます。

 風の無い、穏やかな朝を迎えました。今朝のお目覚めはいかがですか?風があると無いとでは体感温度が大違い。今夜遅くから明日にかけて天気は下り坂のような予報になっていますので、の準備だけはされてた方が良さそうです。一雨ごとに気温が下がってきて、体調管理が難しいとは思いますが、チョッと動いて汗をかける程度の『着膨れ』がちょうど善いみたいです。まだこれから2月末頃まで寒くなっていきますから、現時点での着膨れには充分御注意ください。

 鏡に映る我姿、成長してると思いきや、オットセイがトドに大変身。悲しくもあり、情けなくも有り。

 肉襦袢を一枚と言わず、数枚を脱ぎ捨てなきゃいけない・・・かな


 久しぶりに湯来に伝わる民話をお伝えします。今回は「峠のお水」。
 実際に、湯来の南部で国道433号線沿いに「峠」という集落があり、この話に出てくるお水の湧出場所もあるそうです。
 近くを通ったら、チョッと車を停めてご覧になってみてください。


 むかし、水内・上水内・砂谷でもお祭りやお祝い事があると、魚屋さんはその日の朝早く廿日市や五日市で魚を仕入れ、天秤に担いで、エッサ、ホッサとその日のうちに帰っていました。
 廿日市から砂谷の峠の里を越えるのが一番近道でしたが、急な峠があり難所となっていました。しかし、廿日市の役所へ行くにも買い物に行くにも近いので通る人が多く、重要な通路となっていました。
 また、この峠を登りきったところの眺めは格別で、南方を見れば廿日市の街並みと海岸線、その向こうに瀬戸内海の美しい景色が広がります。北の方を見れば、
 「あの山が阿弥陀ヶ峰、その向こうに見えるのが天上山、冠山、あれが東郷山で・・・・・」湯来の山々が一望に見渡せます。
 廿日市から魚屋さんが峠にたどり着き一休みしています。木末の方から炭や米俵を積んだ馬や人が登ってきます。
 この人達が峠を登りきって一番楽しみにしているのは、景色より「峠のお水」でした。頂上のすぐ近くにきれいな水が湧き出ていました。疲れきった体、喉がカラカラに渇ききった人馬にとって、まさに助けの水であり、命の水でした。
 村の人たちや往来の人たちは、
 「神様のお恵みの水じゃ」
 と峠のお水、峠の清水と言って大切にしました。その恩恵に感謝して、祠を建てて神様を祭りました。
 今でもその後が残っており、昔からの様子が偲ばれます。
 道粗神も祀られていたということですが、こちらは今では見当たりません。

 この地域一帯には、大きな杉の木があった「大杉」木を切り倒した際のその先になった「木末」など、日本昔話に出てきそうな民話も伝わっています。湯来に伝わる民話全63話のゆかりの地を巡ってみてはいかがでしょうか?

 次回の湯来に伝わる民話は「万次郎屋敷」です。お楽しみに。


 エッサ、ホッサ、エッサ、ホッサ。昔話によく出てくる掛け声。
 働かなきゃ、身体を動かさなきゃ余分な脂肪が蓄積するばかり。明日から、最大3連休の方もあると思います。ばかりじゃ私の二の舞になっちゃいますから、週末はお休みはでのんびりされてはいかがでしょう?
 温泉入浴はもちろん、コンニャクづくりの体験などもできますので、リフレッシュできると思います。そうそう、温水さんとのふれあいが放送されたNHKのテレビ番組を録画されたDVDが湯来交流体験センターにあるという情報もありますので、ロビーのテレビでご確認いただけたらと思います。
 私もまだ見てないんです。気になってました。レガシーさん、こんな情報でいかがでしょうか?明日見に行って来ます。お先に失礼~


神楽鑑賞会のお知らせ

 ◆日  時:11月25日(日)14:00-16:00(開演13:30)
 ◆場  所:湯来ロッジ二階多目的ホール
 ◆出演団体:飯室神楽団(安佐北区)
 ◆演  目:滝夜叉姫・恵比寿・戻り橋
 ◆観 賞 料:500円(未就学児無料)
 ◆問い合わせ先:広島市国民宿舎湯来ロッジ(0829)85-0111


 明日は勤労感謝の日で、このブログへの書き込みも一日繰り上げて今週は今日で終わり。DVDを見た感想や温泉でゆっくりできたかどうかの報告はまた来週させていただきたいと思っています。楽しい週末をお過ごしください。
 今週も最後までお付き合いいただきありがとうございました。でわ、また来週
コメント (1)
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