憩う、楽しむ 広島・湯来通信 

広島市中心部から1時間。新たな交流・体験エリアである湯来地区の最新情報。天然温泉と豊かな自然が皆様をお待ちしています。

地震・雷・火事・親父。災害は忘れぬうちにやってくる。

2006年09月26日 08時59分23秒 | お知らせ
9/26(火)

 今朝の地震はすごかったみたいですね。出勤途中の車の中では、よほどのことがない限り気づかないと思いますが、呉市倉橋にいる友達から携帯で「今、地震があって凄いゆれだった。慌てて外に飛び出したけど、怖かった。」って連絡が入りました。ラジオでは、震度M5.2で広島市内でもM2~3あったようですが、大きな被害無くてよかったですね。
 ちょうど、ホントに偶然ですが、ラジオの番組で先日発生した台風13号で、水内川の濁流に車ごと道路とともに転落、九死に一生を得て助かった湯来町の消防団員が当時を振り返って、災害に対する心構え「備えの重要性」をコメントしていました。彼の人柄と、現場の状況、助かることのできた経緯、昨年、台風14号で自分も危うく被災しそうになった経験もあるので、彼のコメントの重さを痛感するとともに、1人でも多くの方に伝えていきたいと思い、ブログに書き込むことにしました。
 
 救助された翌日、転落した現場で彼と奥さんと子供1人と会うことができ、今朝のラジオでは言ってない転落した瞬間と濁流を流される間の鬼気迫る「生への執念」を思い出してしまいました。もちろん、現場通過時間がほんの数分ズレていたら、ライフジャケットをつけていなかったら、奥さんの軽自動車で転落時に車の窓ガラスを開けていなかったら、水内川の堰堤の決壊している場所に漂着してなかったら・・・・、まさに、偶然が重なった奇跡だったように思います。濁流で浮き沈みしている時に子供の顔が浮かび「まだ子供が小さいので死ぬわけにはいかない」と薄れる意識の中で思ったそうです。奥さんも、前日を思い出し、もうダメだと時間の経過とともに観念した聞いたときには、言葉になりませんでした。一緒に流された車は漂着した場所近くで発見されましたが、原形をとどめないとはこの事を言うんだと感心(?)するくらい、例えようにも例えがない鉄の塊になってました。

 ホントに生きていてくれてよかった。ありがとう。(また、消防活動にも頑張ろうな。)

 一昔前、自分の父親やお爺さんたちから聞き教わった「災害は忘れた頃にやって来る。備えあれば憂いなし」の諺(ことわざ)が、最近では、「災害は忘れるまでにやってきてる。」ような気がします。「自然への感謝の念」を考え、ほんの些細なことから自分のできることに取り組んでいこうと思います。

 湯来の今朝の気温は13℃。日中は暖かくなります。今日も一日頑張りましょう。
コメント
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