ヒロシの日記

たくさんの人たちの幸福を願いつつ、常に自然な生き方を望む私の日記です。

ポップをつけないと売れないインカのめざめの現実

2020-03-07 20:11:00 | 農産物直売所
私は農事法人組合に加入している生産者の一人ですが、北海道産のジャガイモを仕入れて直売所に卸す卸売業者の顔も持っています。
しかし、卸売業者としての儲けは全くなく、むしろ赤字というか実質的に逆ザヤで売っているのですが、それでも出荷すると即完売とはなりません。

今シーズンは、北海道産インカのめざめのネットでの出品が少なく、昨年の半分も注文出来なかったので、あまり売れ過ぎないようにポップを一切つけないで出荷した(直売所が)のですが、昨年は10キロが一週間もかからないで売れていたのですが、驚くべきことに今年は10キロが3週間かけてやっと売れるようなスローペースになってしまいました。
品物が少ないのでスローペースで売れても問題ないと思われる方もいらっしゃると思いますが、インカのめざめは店頭に長く置かれると緑化したり、他のジャガイモ以上に出芽しやすいため商品価値を損なう(買ってもらえなくなる)問題があるのです。

そんなことで一週間くらい前からポップを追加してS以下サイズの販売のペースはやや上がってきたのですが、先日に2Lサイズも含むサイズの選別のないものを20キロ購入してしまいましたので、それを売り切るためにポップを更に強化して追加することにしました。

   

イラスト付きのポップは私の妻に頼みましたが、妻は地元の広告宣伝紙に漫画を連載しています。


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2 コメント

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kh様 コメントありがとうございます (ヒロシ)
2020-03-25 16:30:32
インカのめざめの種芋は、年々販売店での扱いが少なくなっているのを感じます。
それはインカのめざめには、kh様の書いてある通りの欠点があるからだと思いますが、一方で北海道産のインカのめざめの人気は、依然とそう変わらないようで、ネット販売のサイトでは「SOLD OUT」の表示をよく見ます。
私がこの記事を書いたのは、その売れ行きからまだインカのめざめの認知度は低いのだと再認識したからであって、以前に試食販売をした時はその味がとても受けて、試食していただいた方の殆どが買っていかれました。
私が直売所でインカのめざめの取り扱いを推奨している理由は、一部でグルメな食材として珍重されていながら、他ではあまり扱いのないものを扱うことで、直売所としての特色を出したいのです。
そして後付けにはなりますが、地元栽培で採算がとれるようなものにするための方法は、目下研究中です。
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インカの目覚め (kh)
2020-03-23 23:04:59
販売農家です。10年ぐらい前にインカの目覚め、期待を持って高い種イモを買い作りました。
小粒、すぐ芽が出る。味に癖があり料理のレパートリーが少ない。直売所に出しても客がつかない。
誰も作る人がいなくなりました。
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