神社のある風景

山里の神社を中心に、歴史や建築等からの観点ではなく、風景という視点で巡ります。

二宮神社 その2

2009年03月20日 | 再訪

兵庫県篠山市大山新


以前に紅葉の美しい場所として紹介した神社である。
前回は一昨年の秋に撮影したもので、再掲載の今回は昨年の秋の撮影なのだけど、同じ場所を再掲載するのに、再び同じ季節の写真というのも芸が無いなぁと思わないでもない。
内容も似たり寄ったり、というか、光線状態、色付き共に一昨年の方が良かった気もするし、写真そのものの出来も、何かしら良くなったというような要素は見当たらず、いや、寧ろ悪くなったかな、なんて思えてきて少しばかり気落ちしたり・・・。
とはいえ、一般的には常緑樹の多い神社という空間が、このように鮮やかな落葉樹に彩られる場所も少ないので、私の中では「紅葉の神社」といえば、この二宮神社が最初に頭に浮かぶ。
今後も秋になれば訪ねたくなるだろうし、いちおう去年の秋の記録、ということで・・・。



社頭と境内とでは、紅葉のピークに10日前後の差がある。
鳥居前のモミジは色付きが早い。
周囲は杉や檜に覆われた山林だが、鳥居の周りだけは秋の装いで着飾っているかのよう。



前回と同じく、紅葉を愛でる人もおらず、静かな華やぎである。



鳥居をくぐれば、色付いているのは入り口付近だけで、参道奥はまだ緑色のままだ。



鳥居前の紅葉が散って寂しくなると、今度は参道奥が賑やかに色付く。



北向きの社殿、谷間の地形、ということで、太陽は正面左よりの山の端から顔を出し、まずは参道右手の木々を照らす。



やや日が翳る。



今度は参道左手の木々を照らす。



光の動きに注意していると、みるみる太陽が移動していくので驚く。
ゆっくりと時間が流れているようであったのに、何だか忙しなくなってくる。
撮影の方も忙しい。



参道から左へ分岐する境内社への道。



社務所前から社殿方向。



日が翳ったせいか、木々の色付きは、賑わいよりも静寂を際立たせるような・・・。



社務所と手水舎の屋根の上で、赤と黄の競演。



本殿の背後は、南天の実が彩を添える。


2万5千分1地形図 宮田
撮影日時 1~3枚目、13枚目 081119 13時10分~13時40分
               4~12枚目             081130  10時~11時10分

駐車場 あり
地図