貧々自適

仕事のかたわらデジカメを構えたり
季節のうつろいや人の優しさに触れ感激する
そんな貧乏オヤジのつれづれ帳です

不二家

2007-01-18 10:06:06 | 想い出話
「ペコちゃん・ポコちゃん」でおなじみの「不二家」がたいへんなことになっています。
今の日本のあらゆる業界に蔓延している「利益至上主義」がひき起こした「不祥事」と
バッサリ切っておこうか(笑)
こんなこと(賞味期限切れの食材を使ったり再販)は、どこでもやってる「ジョーシキ」
ですが、こと主に子ども達を対象にしている商品だけに風当たりが強いのでしょう。

不二家(変換すると候補7番目で出ました)のお菓子、古くは「ミルキー」。
それまでの森永ミルクキャラメル・カバヤココナツキャラメルやグリコとは全く違う!、
新鮮な味だったのを憶えています。あまり買えなかったけど(笑)
小学校高学年のころには、イチゴのケーキが食べたくて店の前で「ヨダレを垂らして」
見つめたことも…。一度だけ買ってもらったかな?


このことで私も同じような経験があります。
神戸時代、某量販店の店頭展示品のカラーテレビを新発売の機種に入れ替える
それも全店一斉に、ということがありました。
まぁ、それはよくあることなので仕方ないのですが、私の仕事だった「商品管理」では
不良在庫(すぐ売れない在庫)が大量に増加※することになり問題です。
 ※しかもほとんどが梱包材なしで返品されてきた
不良在庫は、故障している製品は別部門で修理、店頭品の返品などはホコリや汚れを
落とし付属品の欠品を補充、それぞれ再梱包後通常在庫に戻す、ということになります。

不良在庫の処理でそのときの営業所長に「刃向かった」ことがあります。
所長「不良在庫の再生費用がかかりすぎてる。店頭品の返品なら(他部門に)出さず、
オマエら(私のこと)が化学雑巾で拭いて売れるようにしたらいいんだ!」
若くて直情径行の私(当然ヒラ)『費用のかかる不良在庫を誰が作ったんですか?、
そんな商品(テキトーな再梱包品)を文句言わず売ってくれるんならやりますよ。
嫌がるから(別部門に)出してるんです!』
ナマイキなヤツだ、というお決まりのケース(笑)
在庫管理がコンピュータオンライン化※された後、3人分の仕事を1人でこなしてる!
という自負があったので、そんな向こう見ずな発言ができたものです。
今ならもっとうまくやる(笑)
 ※他営業所に先駆け「軌道に載せた」原動力が他ならぬ「師匠」

師匠はよくご存知ですが、当時再梱包品を嫌がる営業マンがほとんど。
まぁ、故障再発のリスクは確かに高いので、クレームになりやすいから当然ですが。
ただ、それよりなにより同価格で販売している商品が、片や工場出荷のまま、片や店頭で
1年以上もつけっ放しの上おざなりの再梱包品では、メーカーの「良心」が問われます。
不二家でも私のような(正論を吐く)人間は、閑職に追いやられた可能性大(笑)

目標とした利益が出なくとも、世間に顔向けできない不祥事をひき起こすよりマシ。
少々高くても良心的なメーカーの製品は、息長く消費者の支持を得られるはず。
こんな事件が表沙汰になるたびにそう思います。

最後にオヤジギャグを一発!(オリジナルではありません)
ペコちゃんが入浴中…
ポコちゃん「おフロに入ってるの?」
ペコちゃん『見る気ー?』


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