貧々自適

仕事のかたわらデジカメを構えたり
季節のうつろいや人の優しさに触れ感激する
そんな貧乏オヤジのつれづれ帳です

想い出の味

2013-04-29 02:13:31 | 想い出話
これまた「大阪・難波へ」の続きです
中1まで住んでいた尼崎時代、母に連れられてまとまった買い物によく行ったのは、
通称「三和(商店街)※」という阪神尼崎駅~出屋敷駅まで続く商店街。
 ※正式には「尼崎中央・三和・出屋敷商店街」というそうです
阪神尼崎駅まで家から歩いて20分くらいだったかな?
母は姉と私を引っ張るようにスタスタ歩き、我々は必死で付いて行った記憶が…
母は自転車に乗れなかったので仕方なかったとはいえ、あまりいい想い出ではないけど
駅までの途中にあった大衆食堂でうどんや、夏場ならアイスキャンデーを楽しみに(笑)
この大衆食堂、屋号はラーメン屋みたいでしたがアイスキャンデーは自家製でした。
店に入ると一角に「アイスキャンデー製造マシーン」があって、コンプレッサーの音がうるさかったっけ。
買ってもらった記憶はほとんどないけど、当時まだ珍しかったソフトクリームもありました。

商店街の店の記憶はほとんどないのですが、憶えているのは2軒。
一軒はかなり出屋敷駅に近かった肉屋さんで、看板娘?(子どもの私から見るとオバサン)の
「客あしらいと手際のよさ」の記憶は50年以上経った今でも。
(地図検索するとそれらしい店が…)
もう一軒は、蒲鉾の老舗「枡千」という店。
先年亡くなった隣家のおばさんが、神戸時代の母を訪ねて来てくれた時の手土産だったとか。
先日、BSフジで阪神・近鉄相互乗り入れ開始直後の沿線紹介番組(再放送)が放映され、
この店も紹介されました。
阪神尼崎駅に車を置いて、の「もう一つの理由」がコレ。
商店街を歩いておよそ55年ぶりに蒲鉾とてんぷらをGET!
↑のサイトにあるように、蒲鉾の安い方でも650円!、てんぷらは1枚180円もするけど
懐かしい味に高いも安いもありません。
てんぷらは姉が好きだった「きくらげ天」をチョイス、妹と分け合って姉を偲びました。




ピントが甘い

2013-04-26 23:42:09 | 趣味
配達が終わって西の空を見るときれいな夕陽が。
高さからすると、沈むまでまだ15分以上はあるな…とアタリを付け、健康ランドの駐車場へ。
以前書いた、海(海峡部※)に沈むのが見られるこの時季を逃がすテはない。
 ※五色台・朝日町岸壁~女木島、屋島西岸の限られた範囲

冒頭の写真がそれですが、テレプラスを付けたせいかピントが甘い…。
ISOも200にしてたし、テレプラスをはずしてリトライします。

ちょうど沖を神戸~高松のフェリーが通ったので↓

'08年に「ふじ丸が来た時」撮ったこんぴら2の姉妹船「りつりん2」です。

同じ場所で撮影していたのが他に二人、一人は料理教室で一緒のおじさん※。
 ※70代半ばで自治会関係の役員。キャノンのデジ一眼に250ミリを装着
もう一人は、仕事帰りに時々来ている、と言っていた30過ぎ?の美女
今日はスマホで撮ってましたが、デジ一(ニコン)も持ってるそう。
『いつも「オート」で撮ってるので、宝の持ち腐れですよねぇ』って。
いい心掛けです

海抜0m地帯

2013-04-23 00:16:26 | よもやま話
「大阪・難波へ」の続きです。
阪神尼崎駅北広場で「おっ!、そういえば…」というのを発見。
冒頭の写真がそれで、横の説明を見ると『高潮標』。
目の高さにあるのが「平均満潮位」、ということは地面は「平均海水面より低い」ということです。
阪神尼崎駅横を流れる庄下川は海とつながっていますから、満潮時は川口の水門を閉じているのかな?
そしてその2メートルほど上にあるのが、私が生まれた翌年の「ジェーン台風」のときの高潮の高さ。
さらにその上80センチが昭和9年の「室戸台風」のものです。

私が生まれた家はさらに下流にあり、地盤沈下のため敷地が道路より低くなっていました。
ちょっとまとまった雨が降ると水がどこからか浸み出してきて、台所が水浸しになっていました。
トラックが出入りする倉庫はかさ上げして道路面と揃えてましたが、家はそうはいかなかったらしい。
二階へ上がる階段の途中に黒いシミの線があり、「ジェーン台風のとき、ここまで浸かった」と
子どもの頃聞かされた記憶がよみがえりました。(尼崎に引っ越したのは昭和23年)
ちなみに、川に面した自宅前の道路には高さ1メートルあまりのコンクリートの堤防があり、
台風の高潮のときなど道路面より水面が高くなってヒヤヒヤしたもんです。

帰路神戸の上の妹宅へ寄り、食事の時にその話をしたら「へぇ~、初めて聞いた」って。
そりゃ、上の妹は小学校一年のとき尼崎を離れたので、尼崎の家の記憶はほとんどないはず。
姉が死に、母も死に、そんなことを憶えているのは私だけになってしまいました…

大阪・難波へ

2013-04-21 03:03:50 | よもやま話
日付が変わったので一昨日、妹の嫁ぎ先の葬儀に参列してきました。
お義父さんは84歳だったとのことですが、自宅で亡くなったため警察に調書を取られたとか。
誰かが首を絞めたわけじゃあるまいし…(笑)
まぁ、年齢的にも状況(要介護5でほとんど寝たきり)からしても「老衰」と言えるでしょう。
仕事の都合で前夜弔問に行った上の妹の話では、亡くなる数日前奥さん(妹からすると姑)に
「アンタや息子・嫁に世話になった。ありがとう」と言い残しておられたそう。
お姑さんは「またホレ直したワ」と仰っていたそうです。
おそらく、死期を悟っておられたのでしょう。

前回記事で書いた通り、出棺を見送ったあと家内を大阪まで送って行きました。
大阪市内まで車で行くのは時間もかかるし駐車料金も高いかも?、というので阪神尼崎の駐車場へ置いて
以前書いた阪神・近鉄相互乗り入れのなんば線で大阪難波へ。
名古屋へ行くなら新幹線(速くて本数が多いが高い)や高速バス(安いが本数が少ない)よりも
「近鉄特急※」やろ!(笑)
 ※近畿日本鉄道の略、♪き~んて~つ、とっきゅう~♪というCMソングが関西ローカルで
冒頭の写真は家内が乗った「名阪特急・アーバンライナー」21000系6連。
ちなみに、大阪~名古屋を2時間ちょっと、運賃は特急料金込みで4,150円です。
近鉄は日本最長の路線を持つ私鉄、お伊勢さんへも乗換なしで行けます。↓(12200系かな?)


帰りの列車表示板に面白い記載があったので↓
   
この快速急行(近鉄車両・10連)、そのままでは尼崎以西は入線できません。
(阪神本線は6連のホームしかないので、尼崎で切り離す)
さらに厳密に言うと一両の車長も少し近鉄車両の方が長く、扉の位置も微妙にずれるので乗車位置表示まで。
もちろん、ガラガラの最後尾車両に乗って帰ったのは言うまでもありません。
その理由のもう一つが↓

前に「私にはふるさとの山がない…」みたいなことを書いたのですが、よく考えたらありました。
中1まで住んでいた尼崎の自宅から眺めていた「六甲山」がそうだった…
淀川橋梁を渡っているときの車窓から、右に薄く写っているのが六甲連山。

葬式に行ったのか、「鉄」をやりに行ったのか

一人減り、一人増え

2013-04-18 08:54:34 | 家族のこと
昨日、兵庫県・篠山市の下の妹から「お義父さんが亡くなった」との報せが。
享年は不明ですが、以前の話では80代半ばかな?
昨年暮れに結婚式を挙げた甥っ子のお嫁さんの「予定日」が近く、二人目の「ひ孫」を見ずに旅立たれました。
私はほとんど会ったことがなく、かなり変わった人だったそう。(母を連れて私らが行っても出てこなかった)
それでも、田舎に嫁いできた妹を可愛がってくれてた、と聞いています。
まぁ、ウチの妹のことですから、少々の「イビリ」なら跳ね返してたでしょうがね(笑)

私ら4人きょうだいの「親」とよぶ人が、今年また2人減りました。
家内の親を入れて8人※のうち、ブログを初めてからでも5人減り、
残るは家内の母と妹の義母の二人だけになってしまいました。
 ※神戸の妹のダンナさんのご両親は結婚時すでに亡くなっていた
一方で今年、新たな家族がまた二人増えます。(↑甥っ子のところが今月、ウチが9月)
まぁ「世代交代」と言ってしまえばそうなんでしょうが、さびしいことには変わりない。
残った二人(ともに昭和一ケタ)には、元気で長生きしてもらいたいもんです。
ウチの母みたいに30年以上…はいくらなんでもムリでしょうが(笑)

ということで明日は篠山へ、土・日名古屋へ行く家内を大阪で降ろし、帰ってくる予定です。(週末は独身!

飛行機雲と月

2013-04-16 23:13:20 | 趣味
今日の暦上の日没は18:36、ウチからは西の山に沈むため実際より10分ほど早くなります。
家の前に出ると西へ飛ぶ旅客機の飛行機雲が↑(18:32ごろ撮影)。
当然ながら「地上は日没、上空はまだ…」という微妙な時間帯ですから輝いている雲が撮れました。
どうせなら、とテレプラスつけて飛行機もねらいましたが、航空会社まではちょっと…(笑)

その直後の月(月齢6)

×1.4

2013-04-16 02:24:03 | 趣味

やっと半分払い終わった私のデジ一眼「ニコン・D3100Wズームセット」。
望遠ズームは200ミリまでなので、ちょっと物足りない感がしていました。
上位機種(D5100)なら55~300ミリのズームレンズがセットでしたが値段が…。
(旧型なので値段が下がった現在でも約2万円高い)
そこでテレプラスレンズ※で我慢することにして、検索するとありました。
ニコンの純正だと高いので、ケンコーの互換品を購入。(1.4倍タイプで1万円弱!)
これで280ミリ並みになり、冒頭の写真が試し撮り。

ただ難点がいくつか。
①レンズが一絞り分暗くなる
 200ミリ状態だとF5.6⇒F8になり、暗い被写体だとAF(オートフォーカス)の効きが落ちる
②手ブレ補正OFFを推奨
 画質は落ちるがISO感度を上げ、シャッタースピードを速くせざるを得ない
とまぁイロイロあるわけですが、折り合いのつくところで使わざるを得ないでしょう。
ちなみに、↑は絞りF9・1/160・ISO800で、モードはいつもの「シャッタースピード優先」。
7年前書いた、期間限定の海に沈む夕日のころだなぁ、とロケハンをかねて行ったのですが、
雲が出て途中で消えてしまった※(笑)

 ※画像追加しました。瀬戸大橋もうっすら

ここ何日か、配達が終わらなかった日に限って真っ赤な夕日でガックリ…

新日本風土記

2013-04-13 01:22:14 | よもやま話
ゆうべのNHK-BSプレミアムで放映された「新日本風土記」。
今回は沖縄から北海道まで、桜にまつわるエピソードや詩歌などで構成、見ごたえがありました。
若い頃はまったく感じなかった、「来年も観られるだろうか…」に刻一刻と近づく自分。
この一年見送った知人が多く、「そんな心情」に一番ピッタリくる花なのでしょう。
見逃した方は、17日(水)朝8時から再放送があります。
(BS契約がない方はDVDに焼いてお送りします

桜前線は、現在新潟~東北南部にさしかかったところのようで、会津地方は来週末ごろ見ごろかな?
今年は「八重の桜」ブームで大賑わいになりそう(笑)
ついでに新日本風土記関連で検索したら、こんなのも弘前城
弘前は4月25日ごろ開花予想、GWには満開になりそうですね。
いつか桜前線を追いかけて行ってみたい…。

【おまけ】
金曜日、悪寒がしてまた熱が出ました。(MAX.38度6分)
咳や鼻水、のどの痛みなどはなく、風邪なんでしょうが…。
昨日の朝、平熱近くまで下がりましたが夕方また38度3分(今は平熱)
例によって食欲減退なんてことはないので、平気なんですけどね(笑)

遅かった

2013-04-10 00:45:31 | 季節の話題
日付が変わったので昨日、仕事を休み8年ぶりに徳島・旧木屋平村の川井峠(標高約700メートル)へ。
冒頭の写真は、途中にある閑定(かんてい)の滝、落差は30メートルくらいかな?
国道438号線のすぐわきにあるというラクチンのロケーション(笑)


5年前、母を連れて行った道の駅にある「鬱金」、まだ三分~五分咲きでしょうか。

旧木屋平村に入ると、国道沿いに植えられているシダレ桜が満開ではなく、ヤな予感が…。
案の定、土・日の強風で散ってしまったそう(地元の人の話)

↑は8年前、105円のケータイでも撮った峠下の大木。
スイセン・菜の花・シバザクラとのコラボで我慢(笑)

神社境内の桜も一段と大きくなっていて、参道路面に届きそう。

せっかくなので、寝っ転がって下からパチリ↓


ホント、今年の桜前線は大荒れ。東京/高松のみならず一週間以上もずれるなんて…。
来年リベンジです。

花散らしの雨風

2013-04-06 23:23:53 | よもやま話
今日の当地はいわゆる「花散らしの雨風」、お昼頃には瞬間最大風速20メートルを記録。
明日は日曜日というのに、満開の桜にとっては残念な一日となりました。
昔から『月に叢雲、花(華?)に風』といわれ、邪魔が入ったり思い通りにならないことの例えに使われて、
良いことは長続きしない、浮かれるな!という「諌め」の意味もあるのでしょう。
子どもの頃、「好きなあの娘にゃヒジ鉄くらい、嫌いな娘に惚れられる」という歌詞の曲※があり、
同級生と合唱してたっけ…
 ※坂本九「九ちゃん音頭
♪金があるときゃヒマがない、ヒマがあるときゃ金がない♪なんて、50年以上経っても変わらん(笑)
まぁ、この年になると「人生や世の中にはしょっちゅうあること」と達観してますけどね。

月曜日か火曜日、仕事を休み「旧木屋平村」へ花見に。('05年に行き、'08年に断念したシダレ桜です)

満開近し(2)

2013-04-03 20:56:44 | 季節の話題
一昨日のリベンジというわけではありませんが、屋島山腹の桜と下界の桜を。
電線のないところを探しまわり、ウチの子ども達の母校の小学校に思い当たりました。
(学校にはたいてい桜の木が植えられているし)

春休みのうえに、「部外者立入禁止」ですからフェンスに足をかけて撮りましたよ

【追記】前回の写真は、カラーバランスを補正してないので「青が勝っている」感じです。
    今回の写真は補正してあります。
    前のデジカメも私好みに調整して撮っていましたので、今度のD3100も直しました。

満開近し

2013-04-02 02:49:29 | 季節の話題
東京よりおよそ10日遅れで当地の桜も「満開近し」となりました↑
風が強かったのですが、1/800のハイスピードシャッターを切って何とか。
「屋島山腹の桜と一緒に」と思ったのですが、春霞がかかりイマイチ。
撮影場所は屋島の南、JR高徳線新川橋梁そばです。


なぜほぼ同じ気候のはずの東京とこんなに違うのでしょうか。
昨日のニュースによると、東京の3月の平均気温は歴代2位だったとか。(夏日が2日)
当地も歴代2位でしたが東京より2℃ほど低く、最低気温も氷点下の日がありました。
つまり「東京の方が暖かい」ってことのようで…