貧々自適

仕事のかたわらデジカメを構えたり
季節のうつろいや人の優しさに触れ感激する
そんな貧乏オヤジのつれづれ帳です

お灸

2014-06-18 09:27:41 | 想い出話
2年足らず前に記事にしたNHK-BSの「にっぽん縦断 こころ旅」。
今また放映していて、今週は山形県を旅してます。
今朝、視聴者からの投稿で「お灸」の話が出て唐突に思い出した話を。

11年前に死んだ2歳上の姉が、小児喘息で苦しんでいた話は何度か書きました。
尼崎⇒福崎へ引っ越したきっかけの一つだったことは、生前のオヤジから聞いていましたが、
生活の大変さ、長時間通勤を覚悟せざるを得ないほど、尼崎の大気汚染はひどかった。
公立の中学では、一度発作が起きると最低一週間は休むことになり、たいへんだろうと
姉は芦屋の私立中学へ通っていました。(3年の夏休みまで)

姉は幼いころから特に秋になると発作が起き、運動会には出たことがありませんでした。
かかっていたお医者さんから「この子は、二十歳まで生きられるかどうか…」とまで言われ
あらゆる「民間療法」も試したのを憶えています。
胎盤埋め込み・整体・○○を飲ませるなど、果ては新興宗教まで…。
その中に「お灸療法」があり、背中の気管支の真上にお灸をすえるというのでした。
確か須磨(神戸市西部)の方にその治療院があり、小学校低学年のころだったか
三宮から市電に乗って一緒に行った記憶がうっすら残っています。

そんな思いまでして苦しんだ姉も高校進学後は元気になって、運動会にも出られるようになり
就職・結婚・出産という普通の人生を歩むことができました。
昭和40年ころ、発作を抑える薬(エフェドリンといった)を服用、劇的な効果があったらしい。
姉の背中に残った小判状の大きな「やいと」(大阪弁でお灸のこと)の跡を憶えているのが
一人減り、二人減り、姉の家族以外ではごくわずか。
そんな想い出を書き記して残してやれるのは私だけです。

【おまけ・その1】
昨日夕方、帰宅した家内と買い物に出たついでに孫太郎宅へ(笑)。
高松駅を過ぎたところで信号待ちをしていたら前方から救急車が接近。
すると右の道路から路線バスが交差点内へ進入!
思わず『こらぁ~、青(信号)でも入ったらアカンやろ!』と叫んでました
よっぽどバス会社へナンバー控えて通報してやろうかと思ったくらい。
もちろん、乗客のひとりだったら運転手に文句言ってます。

【おまけ・その2】
ワールドカップ、緒戦は残念な結果に終わりましたが、その横に大事な記事(朝日)が。
首相が「同胞を避難・輸送中の米軍艦船を守れない!」と大ミエをきった「集団的自衛権」、
その根底の論議(日本の優先度が低い)がおざなりになっている、ともいえます。
第一、もし「朝鮮半島で有事」となったとき、同胞救出・避難のための民間機・船舶に対して
自衛隊機や艦船を派遣し警護することに『憲法違反だ!』と騒ぐバカがどこにいる?
そんな(アテにならない米軍の警護)ことより、世界中のどこへでも同胞を救出に行ける「部隊」を作れよ。
大多数の自衛隊員の「士気の高さ」は、東日本大震災で証明済み。
国連や赤十字のマークを付け、日の丸を背負って飛んで行くというのは「軍隊の派遣」ではない。
それこそが「自衛隊」、そんな飛行機・艦船を襲撃するなんて国や組織は世界中から相手にされません。

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