貧々自適

仕事のかたわらデジカメを構えたり
季節のうつろいや人の優しさに触れ感激する
そんな貧乏オヤジのつれづれ帳です

琴線と逆鱗

2011-04-28 21:12:44 | よもやま話
26日付で使った言葉「(心の)琴線に触れる」、念のためwebの辞書で調べてみました。
なんと、正しい意味で使っている人と間違った意味で使っている人とが「ほぼ同数」とか。
それ以外の3割弱の人は「そういう言葉がある」こと自体を知らないのか?(笑)
昔よく言われた「三無主義」の一つにあった「無感動」のなせる業なのか…、と書いたところで
また念のためチェック
三無主義は「無気力・無関心・無責任」で、無感動は『四無主義』で追加されたそう。
危ない危ない(笑)

間違った意味で使っている人は、おそらく「逆鱗に触れる」と混同しているのかな?。
ちなみに、「逆鱗に…」は目上の人を怒らせるという意なので、目下の人に使うのは誤り。

国語力のない人に限って、よく「日本語は難しい」という言い訳をするようですが、
辞書を引くまでもなく、ネットやケータイで検索すればすぐ分かること。
もちろん、私のブログをご覧になってくださる皆さんは文章がお上手だし、そんなことはありません。


初夏から春に逆戻り

2011-04-28 13:16:36 | 季節の話題
昨日の当地は晴れのち雨、最高気温29.7℃を記録。(歴代6位だそう)
ところが雨は上がったものの今日は一転、10℃以上も低く肌寒さを感じるほど。
風邪をひきそうなので仕舞いかけたセーターやズボン下が再登場(笑)

今朝のワイドショーで、東北・弘前の桜が連休中に満開になる、とか。
震災後の「自粛ムード」で、観光関連業が大打撃を受けているそう。
東北新幹線の全線復旧(29日予定)もあって、震災後キャンセルが相次いだ旅館などにも
予約が入り出し、少しずつ灯が見え出した、ということのようです。
旅行などで「お金を使う」ことが、巡り巡って被災地の復興支援にもなる、と。
旅行に行かない東京近辺の方は、被災地のアンテナショップなどで物産を買ってあげてね

点検に持って行ったバイク屋さんの有線で流れていた曲↓。(飛鳥【ASKA】がカヴァー)
『廃墟の鳩』~ザ・タイガース

グループサウンズ全盛だった昭和43年リリース、研修先の工場で聴いた記憶があります。
リードヴォーカルは「加橋かつみ」でしたね。
若い店員さんは当然「タイガース」も知りませんでした(笑)

微力だけど

2011-04-26 00:02:18 | よもやま話
年末~新年にかけ、わざわざ名古屋まで観に行った「今夜も生でさだまさし」。
9日に震災後の特番があったらしく、日曜日に再放送されていました。
例によって「私の琴線」に触れた言葉を…。

『我々は微力だけど無力じゃない』
ひとりひとりの力は小さいけれど、集めれば大きな力になる。
そして「それ」を長続きさせることが何より大切です。

番組の中で唄われた曲↓の歌詞にも…
『いのちの理由』~さだまさし

♪私が生まれてきた訳は、愛しいあなたに出逢うため
              私が生まれてきた訳は、愛しいあなたを守るため♪
 ※番組内の手書き歌詞では、守る⇒護る
どなたがUPしたのか分かりませんが、いい写真が集められています。

数日前の「天声人語」にもいい言葉が。
『素晴らしい人間に出会うのではなく、人間の素晴らしさに出会う』
ちなみに、原発事故報道が大本営発表に似ている、という批判を受けたかどうか不明ですが、
22日付けでは本社・幹部と現場との「落差」について触れています。
記者会見に出てくる東京電力幹部や保安院の話しぶりが、しっくりこない理由の一つかも…。

占いはウソ?

2011-04-19 23:32:14 | よもやま話
たまにはノンキな話でお茶を濁します
昨日の朝、ワイドショーで「11月生まれのアナタ、今日の運勢はサイコー」って。
最悪!と言われるより、いくら「占いなんて信じない」と公言する私でも気分が悪いわけはない。
案の定、配達中に私の前を走っていた軽四が、いきなりウィンカー(方向指示器)を出さずに左折
(左の焼き鳥屋兼居酒屋の駐車場へ入ろうとしたらしい)
急ブレーキをかけ、間一髪で衝突は回避したものの、あやうく巻き込まれて大ケガをするところでした。
『ウィンカー出してよ』と怒鳴ったのは言うまでもありません(笑)

助手席の白髪頭の男性が「スミマセン…」
運転していたのは40歳くらいの女性、気が動転していたのかヒトコトもなし、別にいいけど。

ヤマトに戻ってこの話をしたら、仕事仲間の女性曰く、
「運勢がサイコーだったから、それぐらいで済んだのヨ」
言えてるかも(笑)
雨が上がったから停め切れた、とも言えるしね。(ほとんどスリップしなかった)

義援金第二弾:前回書いた「宮城県・南三陸町」へJA(農協)から送金してきました。
   窓口にいたのは「イケメンのおニイちゃん」、まだ新人かな?
   「手数料、420円いただきます」「志津川…って、何と読むんですか?」
   こんなこともあろうかと、WEBページをプリント(=手数料無料)して持って行って正解でした。
   何度も報道された地名なのに、彼はニュースを見てなかったのかな?(笑)

震災関連14

2011-04-15 01:14:48 | 東日本大震災
私の義捐金の候補である岩手県・大槌町、再放送ですが今NHKで特集が。(9日放映分)
報道でご存知と思いますが、今回の震災でもっとも被害を被った自治体のひとつです。
町長以下多数の役場職員の方が役場庁舎もろとも犠牲になられ、復興の糸口さえ掴めていない、
と言っていいほどの現状がルポされていました。
例えば急を要する「仮設住宅」建設についても、適地が少ない、整地・インフラ整備は町の負担、
私有地を借りようにも地権者がすぐ見つからない、などなど問題山積。
仮の役場に泊り込んで文字通り「不眠不休」で取り組んでおられる職員の皆さんには、頭が下がります。

日本は民主国家、私権が大幅に認められるという長所が、今回のような災害復旧に対しては、
逆に「足かせ」にもなっている、という側面があります。
瓦礫の撤去ひとつにしても、「ゴミ」なのか、「財産の一部」なのか、で分かれるところです。

二男が、瓦礫から材木だけ集め被災地に「合板製造プラント」を建設、仮設住宅の資材に使えば
一挙両得(雇用も生まれる)や!、と言ってましたがそう簡単には…。
ただ、これほどの被害が出ている現状から何らかの「超法規的措置」も検討する必要がありそうです。
避難所生活が長引くと、体調を崩し、最悪死に至る方が続出、という事態が懸念されます。

首相の「リーダーシップのなさ」を批判している政治家に、果たして「それ」が備わっているのか?
到底そういうふうには思えませんが…

※午後4時追記:↑の大槌町宛て、まず最初の義捐金を送金してきました。
     振込先は、「大槌町災害義援金・岩手銀行大槌支店・口座番号2037777」です。
     貧者の一灯です、お受け取り下さい
     営業時間を過ぎているので、南三陸町へは月曜日にJAから。

震災関連13

2011-04-09 02:27:59 | 東日本大震災
【3】で書いた、被災地への義捐金送金の手段の一つ「ふるさと納税」。
役場そのものが流出したり、職員の方が多数犠牲になった自治体では手が回らないせいか、
ふるさと納税の受付を停止しているところがあります。(ホームページにアクセスできないところも)
前回リンクを貼った南三陸町でも、「東北地方太平洋沖地震被災者救済義援金」へ、との案内が。
見てみると、七十七銀行やJAバンクからなら振込手数料無料で送金できる、とのことです。

ヒネクレ者の私のこととて、
・義捐金の送金に手数料(例えば現金書留)をとるのは趣旨に反する
  ⇒子どもがお小遣いから500円送ろうとしたら、420円かかって80円しか送れなかった、とか
・大きな団体等に託すのは、こちらの意図した使われ方がされるとは限らない
  ⇒言葉は悪いが「中間搾取」も存在するし、募金額の報告が正確かどうか分からない
という理由で、ダイレクトに被災地に100%送りたい。

誰かさんみたいに100億円(資産が6~7000億円とか)も寄付するわけではないけど、
いわゆる「貧者の一灯」なんですから。
一応3ヵ所に送ろうと思っていますが、もちろん寄付金控除を確定申告するつもりはありません。

震災関連12

2011-04-06 00:48:56 | 東日本大震災
東京電力が、放射能汚染された原発内の1万トン以上の大量の水を海洋投棄。
農業に続き、漁業も大打撃を被りそうです。

昨日、テレビで現場作業員の方へのインタビューがあり、原発事故収束の見通しについて質問され、
「(登山に見立てると)何合目どころか、麓から山を見上げている状態…」との答が。
政府・原子力保安院・東京電力から小出しに発表される「情報」。
一つ一つ分析するのは専門家に任せますが、冷静に考えて、今までの「情報の出方」からして、
政府などから発表されるほど「楽観的じゃない」というのは明々白々です。
一つ明るい見通しが出ると、それを打ち消してオツリがあるような事態が発表される、という繰り返し。
むしろマジな話「お手上げ宣言をいつ出すか?」に近いかも…

実際のところ、メルトダウン(炉心溶融)が止められず原子炉が爆発、という事故が起こったら、
原発から30キロどころか半径数百キロの範囲は避難指示の区域になる、という学者さんも。
当地から福島第一原発までは700キロちょっとです。(ちなみに大阪で580キロほど)
私らも「大丈夫」でない可能性すらあります。

夏の停電を心配するどころじゃないかも…

追記:【】で触れた東京電力の「揚水式(水力)発電所」、自民党の河野太郎さんが
    経済産業省から説明を受けた際、供給量から除外されているとか。こちら
    ホントのところはどうなんでしょう?
    余ってる夜間※は、火力発電所(コストが高い、出力調整が原発より容易)の出力も
    下げてるのかな。
    原油高を見越してコストダウンにコレ努め、計画停電+節電のお願いというんじゃ
    「顧客軽視」も甚だしくない?
     ※通常は余剰電力を揚水動力に回す

銀行で

2011-04-02 01:21:17 | よもやま話
ウチは、母を含め全員から「家計費」を徴収しています。
もちろん、額は「その月の収入+諸事情」を考慮して増減(笑)
子ども3人には、悪代官よろしく「上納金」と言っていますが、助かっています。
上納金とはいえ、食費・光熱費・ガソリン代・各保険料・奨学金返済などに加えて、
マイカーの税金・維持費・修理代などが使途。(車検など高額なものは半額負担)
私と家内の懐が潤うわけではありません。
実際のところ赤字(個別に計算したことはない)かもしれませんが、
ヨソでは「一銭も(子どもから)もらってない!」という話を聞いたことがあり、
『出すだけマシ』かも…(笑)

昨日、地銀に二男の上納金を引き出しに行ったときのこと。
この地銀では、預金引き出しの用紙の金額欄に「¥」をつけなくてはいけません。
ケタを間違えたので訂正印を押し、そのまま窓口へ。
待つことしばし、呼ばれたので窓口に行くと、
「金額欄の訂正はできないので書き直しを…」にプチッ!
『なんで最初に言わんのや?!、ヨソでは「¥」なんか書かなくていいところがあるで』
「改ざんのおそれがありますから…」

よく考えてみると、「改ざん」というのは誰がするのか?
引き出しに行った人間は、用紙が戻るわけでなく、改ざんは不可能。
お金を受け取ったら、現金と通帳の記載を確認するだけです。
つまり、銀行内部の「不正防止」のため、預金者に片棒を担がせているようなもの。

以前、ある仕事で書類(領収書など)の金額欄末尾に「円」と書かれていたら、
金額の前に¥を付ける必要はない(=二重記載)、と言われたことがあります。
改ざん防止なら「--(横線)」で十分だ、と。
もちろん、その銀行の用紙には「円」が印刷されています。

以前から気に入らない対応が多かったその地銀、私は口座を4年前に解約しました。

震災関連11

2011-04-01 21:59:30 | 東日本大震災
震災発生から3週間、未だに行方不明の方の正確な数がつかめていない状態で、
いわゆる「犠牲者」の数は3万人を超えそうです。
なんとも痛ましいことになってしまいました。

ただ、不謹慎かもしれませんが「東北だからそれぐらいで済んだ」という側面もあるようです。
特に三陸沿岸は、地震・津波に対する備え・心構えが他の地方とは全く違い、避難方法一つとっても
本当に「イザというとき」にどう行動するか?、ということが↓のコラムに書かれています。
「ひとつになろう」より「てんでんこ」がいい』

この4ページ目の後半に、非常時には「集団で避難」するのが必ずしも正しいわけではなく、
「個人がそれぞれの判断で避難」することがよい場合もある、との記載があります。
たとえば、学校で校庭に集合し点呼をとっている間に「逃げ遅れる」ということもあり得ます。

もちろん、そういった判断ができない小学校低学年以下の子供たちには適切な指示・誘導が必要ですが、
非常時には、運動会の行進みたいな「統率のとれた避難」が必ずしも有効ではない、と肝に銘ずべき。

他の地方、例えば東海地震で同規模の津波が襲った場合、犠牲者の数は数倍になるおそれがあります。
(人口の集中度、地形などから)
耐震強度を上げる、避難場所を徹底することだけではなく、「逃げ方」にも考慮すべきでしょう。
そして「いかに短時間で避難するか?」という検討も必要で、こんな記事がありました。
 市議の遺言、非常通路が児童救う
近い将来必ず起こる「東海地震」「東南海地震」のとき、何万人も犠牲者を出してしまったら、
今回の震災で犠牲になった人々に申し訳がたちません。

また『想像力が大事』という話になってしまいました