hiroの花便り

我が家に咲く花や日々の暮らしを綴っていきたいと思います

奥尻島・積丹の旅②

2018-06-23 | 国内旅行
2日目行程

奥尻島湯ノ浜温泉・ホテル緑館08:30→球島山展望台09:00~09:20→
賽の河原09:30~10:10→宮津弁天島10:20~10:35→
うにまる公園10:45~11:10→奥尻港11:15着(昼食・弁当)12:05発
瀬棚港13:40着13:48発→ヒルトンニセコビレッジ16:10



車窓より
奥尻島の魅力は澄んだ海と深い森。
海の色は「オクシリブルー」といわれ、透明度25mにもなり、
日本でも指折りの青く澄んだ海だそうです。
島にいる動物は野ウサギ、タヌキ、エゾリス、シマリス等で、
北海道で有名なクマやキツネはいないそうです。



車窓より
奥尻の森はブナが大半を占め、離島に生えるブナとしては北限にあたるそうです。
バスの中からはピンクのタニウツギが、あちこちで咲いているのが見え、
バスから降りて写真を撮りたかったほど綺麗でした。

球島山展望台(09:00~09:20)



約90段の階段りを上ると・・・



球島山頂(369.3m)
奥尻島で3番目に高い山です。
周りには視界を遮るものが無いので、360度のパノラマが楽しめます。



なべつる岩が下に見えます。



写真中央よりやや右の、尖った三角の山が奥尻島の最高峰・神威山(標高584m)
山頂には自衛隊の奥尻島分屯基地があり、
警戒管制レーダーにより24時間態勢で空の警戒監視にあたっています。



ツツジ
展望台に上る階段の脇や頂上付近に咲いていました。
人の手によって植えられたものだそうです。



トチノキ?



エゾヤマザクラ
山の中腹では花は終わり、山頂付近だけに咲いていました。
この時期に桜を見られるなんてほんとにラッキーでした。


賽の河原(09:30~10:10)
賽の河原は、奥尻島の最北端、稲穂岬にあります。
1993年7月12日に発生した北海道南西沖地震後に、賽の河原公園として整備され、
公園内にはキャンプ場、野球場、展望台、等があります。

賽の河原とは民間信仰で、死んだ子供の霊が集まると考えられたところ。
ここで子供は父母の供養のために小石を積み上げて塔を作ろうとするが、
絶えず鬼にくずされる。
そこへ地蔵菩薩が現れて子供を救うと言われている。

海岸には、石積みが延々と続いており、どれが積石で、
どれが元々ある海岸の石かわかないくらい沢山の石が積まれていました。
旅行者の中には、石を持ち帰り、良くないことが起こったからと、
送り返してくる人が毎年いるそうです。
なんで持ち帰るのか意味が分かりませんが、霊場の石を持ち帰るのは
良いことではないので、やめておいた方が良さそうです。



石碑



卒塔婆



地蔵



慰霊碑
北海道南西沖地震では、この稲穂地区に3分で津波が来たそうです。
これはその時に亡くなった方の慰霊碑で、17名の名前が記されていました。



ハマナス・白花



夏しか営業しない「さくらばな」というお店。
お店の半分が食堂で半分がお土産屋さん。
店頭でもほやをさばいて食べさせてくれます。
(大きさによって1つ 500~1000円)
何人かの男の方が食べていました。


宮津弁天宮(10:20~10:35)
1831年に島民が大漁祈願のためにお社を立てたのがはじまりですが、
その昔は番所が置かれ、対岸との連絡の拠点とし、
科人の逃亡監視の場所でもあったそうです。

ここに祀られている弁天様は弁財天とも呼ばれる福の神。
お社は海に突き出た岬の急斜面を登った頂上にあり、
対岸には北海道本島を見ることができます。



お社までの階段は164段。
急な階段を谷底まで下り、また上っていかなくてはお参りできません。



弁財天なのに家族一同の健康をお願いしてきました。
小さなお社ですが、すぐ後ろが崖なので、建物との距離が近すぎて、
全体像は写せません。



駐車場からパチリ!



階段わきに咲いていた
エゾスカシユリとエゾノシシウド



ハクサンハタザオ・アブラナ科


うにまる公園(10:45~11:10)
奥尻を代表する海の幸「キタムラサキウニ」をかたどっている
モニュメントがある公園です。
120本のトゲが夜にはライトアップされるそうです。

1989年のふるさと創生一億円事業で造られた公園。
ガイドさんから1億円と聞いて、「このモニュメントが1億円?」と、
皆さんビックリされていましたが、
モニュメントだけでなく公園の造成も含めての価格だそうです。

施設内にはアスレチック広場や展望施設、
元プロ野球投手佐藤義則氏の佐藤義則野球展示室などがありますが、
佐藤義則野球展示室は現在閉鎖されていました。



モニュメントを見た後は、何もすることがなく、
ただ海をボォ~と眺めていました。



夜のライトアップ
奥尻町のHPの写真をお借りしました。



これで奥尻観光は終わり。
「カランセ奥尻」に乗船して、瀬棚に戻りますが、
待ち時間が50分もあったので、フェリーターミナルでお弁当を食べたり
お土産を物色して過ごしました。



奥尻港フェリーターミナル
画像は奥尻観光協会さんのHPから拝借し加工しました。



お弁当

フェリーで1時間半、バスで瀬棚からニセコまで2時間20分。
宿泊先のヒルトンニセコビレッジには16:10に到着しました。





ヒルトンニセコビレッジ





夕食(ブッフェ)

夕食後は温泉に入りましたが、ヒルトンニセコビレッジの前身が
ニセコ東山プリンスホテルとのことで、大浴場の造りなどは、昔何度か利用した、
地方のプリンスホテルを彷彿とさせ、懐かしく感じました。

大浴場で聞こえてくるのは、中国語ばかり。
ロビーでも修学旅行生らしき若者でいっぱいだったので、
とても繁盛しているように思いました。

現在、ニコセの土地の上昇はすさまじく、その原因はオーストラリア人に加え、
香港などアジア系富裕層が買っているからだそうです。
今のうちに買っておいた方が良いですよ、とバスガイドさんが冗談交じりに
話されていましたが、シニア層にはそんな余力はありませんし、
いまさらお金を儲けてどうするのでしょう。
コメント (11)
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