新塾長日記(魚歌水心)

魚歌水心

波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い雑魚は踊る。けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を、水の深さを。

苦しくてもチャレンジを続けてクリアする

2015-10-12 18:08:45 | 日記・エッセイ・コラム
静かな秋の1日でした。

連休は、東京に学会で行ってました。たまには都会の空気を吸って気分を変えないといけません。学会出席も、自分が正しい方向を向いているかの確認とともに、新しい情報を仕入れるのに役立ちます。

今日は、午前中訪問診療と診療所の雑用をしていました。更衣室のカーテンを付けたので、スタッフははじめびっくりするかもしれません。

夕方、ランニングのあと、ウェイトトレーニングをしました。170kgは無難にクリア。一度挙がると大丈夫です。180kgはやはり2㎝くらいで無理でした。精神的なものもあるだろうから、今日は190kgにもチャレンジしました・・・ちょっと動きました。このあたりの10kg変化はちょっと大きすぎるかもしれません。

180kgを挙げるためには、毎回190kgにチャレンジします。目標よりさらに上を狙わないと気が緩みます。
大学時代は100kgすら到底挙がらないと思っていました。30歳になってさいたまのゴールドジムに行って、(ゴリラのような)凄い人たちを目にして、「バーがしなるほどの重さが挙がるものなんだな~。」と意識変革をすることで、アップできました。ちなみに、150kgを超えるくらいでバーはしなります。

息子は大学受験でもがいています。自分で設定した目標が無難過ぎると手が届きそうで届かないときの苦しみが大きいのではないかと思います。15人の募集人数に320人ほどが受験し、94人が通過した医学部の1次試験に合格しながら、「今は無理だから二次試験には行かない。」などと訳のわからないことを言っています。本当にその道に進みたいのかどうかも疑問に感じます。

自分よりレベルの高い人たちに囲まれて上がることもあるし、大山倍達の山籠もりのように、一人でやる不安のため、限界まで鍛え上げて超人的になることもあるでしょう。自分のウェイトトレーニングは前者だし、大学受験の成功は後者でうまくいった例でしょう。

自分の浪人時代は、家賃3万のボロアパートに住み、1か月の生活費は2万で、新聞配達を朝夕してなんとか生活していました。京都の市バスは当時160円だったと思いますが、もったいないのと運動不足解消のためよく歩きました。広告を見ては、安い鶏のムネ肉を買いに2kmくらい離れたスーパーまで歩き、昼はラーメンに栄養を取るためにウィンナーと卵とモヤシを入れて食べました。洗濯はお風呂でしていたので、Tシャツが徐々に黒ずんでいき、たまに来てくれた友人に「汚い雑巾が落ちとるわ。」と言われました。

近所の大衆食堂の明かりを見て、「大学に受かったら、定食を食いたいな~。」と眺めてました。受験浪人はつらいものです。社会に存在する価値がないのですから。予備校に行く人は、それでも友人がいるからいいでしょうが、宅浪すると話し相手も居ません。将来の保障はなく、結局進学できないこともあります。可能な限りの努力をしなければいけません。

この浪人時代のことを想えば、仕事の苦労など苦労のうちに入りません。がんばっただけ社会に評価してもらえますから。

夢をかなえることができれば、強い人間になれるでしょう。



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