今朝は雪がうっすらと積もってました。
今頃の雪はあっというまに溶けてしまいますが。
本日の稽古は、一般部2名(1名は後半自主稽古)、女子部1名、少年部7名でした。
本日も蘭丸の進行で稽古を進めました。今日はミット持ちもやってもらいました。うまく捌けてました。ただ、少年部全員に言えることですが、しっかりと腰を入れ、足の踏ん張りもしっかり効かせて体重の乗った突き蹴りができるようにならなければいけません。
今日はいくつか、技術面以外で叱った点がありました。
まずは、道場の出入りで戸をしっかり締めない道場生がいました。他の道場生も時々、最後まで閉まっていないことがあります。時間を守ること、靴を揃えること、など当たり前のコトをまずしっかりすべきです(言うまでもないことですが)。少年部の緑帯以上には、注意するように指導しました。今日は罰として暖房なしとしました(通常が甘すぎる?)。
もうひとつ、もっと大事なことで叱りました。
たとえ、兄弟といえども、稽古以外で人を殴ったり蹴ったりするのはもってのほかです。
大人なら即、破門です。本人たちはじゃれ合っているつもりかもしれませんが、決して許されません。当人はしばらく、見取り稽古(正座での見学)中心にします。
武仁塾空手の指導方針は、技術的に強くなるのは副産物のようなものです。単に相手を倒せばよいとは考えていません。
他の格闘技と違い、集団で稽古を行う意味は、他の稽古生が気持ちよく稽古できるように「常識を身につける」「相手の気持ちを考える」「相手に稽古をつけてもらう」ことにあります。
面白くもない単純な基本稽古を嫌というくらい繰り返すことで、根性をつけ、我慢強さを身につけるのです。そのことで、勉学や社会に出てからの「やりぬく力」を身につけるのです。
また、技の工夫は、勉学や仕事で困難に出会ったときの「克服法のひらめき」に役立ちます。
格闘技術を学ぶことは、単に稽古の一部に過ぎません。
武道をやり続けることの大切さは、もっと別のところにある大きなものです。