新塾長日記(魚歌水心)

魚歌水心

波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い雑魚は踊る。けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を、水の深さを。

渡を越すといふ事

2016-02-28 12:44:35 | 日記・エッセイ・コラム
今朝の新聞のコラムに、宮本武蔵の言葉が載っていました。五輪書をあらためて読み直しています。
上記の言葉は、火の巻に記載されています。

「とをこすといふ事」
航行の難所を越えて港に着くためには、航路を知り、船の性能、天候を把握し、横風や追い風を利用し、風がなくても櫓を漕いででも港に着くように、人生においても自分と相手のレベルを見極め難事に対応しなければいけない。

五輪書は、兵法について書かれていますが、生き方そのものに通じる内容です。

地の巻には、こうも書かれています。
朝鍛夕錬(ちょうたんせきれん)してみれば、をのづから兵法の道にあふ事、我五十歳の比(ころ)也。
論語にも、「五十而知天命(五十にして天命を知る)」とありますから、いい加減開眼しないといけないようですが・・・。

さて、今日は天気もいいし、日光浴がてら外をぶらぶら散歩して頭を活性化させるかな。


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年末が近づいてきました

2015-11-29 22:49:13 | 日記・エッセイ・コラム
はるかぜ診療所のレントゲン画像を映すモニターの設置をした後は、家でゴロゴロしながら今日も映画を観てました。

途中、運動不足解消のため、散歩してきました。

今年は、実のなる木は当たり年のようで、みかん、ゆず、柿がたわわになってます。

そよかぜ診療所の玄関には、クリスマスリースが飾られています。

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職員旅行

2015-11-27 21:11:09 | 日記・エッセイ・コラム
今週末に、医療法人そよかぜの第3陣職員旅行があります。
第1陣は神戸のラ・スイートでエステでした。
今回は、我々の行った第2陣の京都旅行を振り返ります。

まずは、診療所に集合。何とか荷物を1台に詰め込んで行きました。
出発前の集合写真

まずは、化野念仏寺

歩いて昼食場所の平野屋へ。
途中、保存館に立ち寄ると、平野屋の模型がありました。

ここが本物の平野屋です。一度来てみたかったので、今回の昼食場所に指定しました。
かまどでご飯を炊いてます。
雄雌の鮎。うまかった~。

そして今回のメインイベント、愛宕山登山です。駐車場のおばちゃんにあやうく止められるところでした・・・ちょっとゆっくりしすぎたかな?


くじけず神社に参ってきました。1時間ちょっとで登りきりました・・・ちょっと無理しすぎたかな。

着替えて下ります。

駐車場前の橋で集合写真。駐車場のおばちゃんも脱帽の速さの登山でした。来年はもっとゆったりしたトレッキングにしよう・・・。

運動後のご褒美の夕食です。宿泊先のウェスティンで、四川料理のコースでした。飲み放題プランにしてくれてありがとう、幹事の和巳のヒットでした。かんぱ~い



翌日は、国立京都博物館の琳派展です。俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一の風神雷神図が並べてある最終日でもあり、凄い人でした。
ポスター前でパチリ

近くのお寺を散策したのち、帰路につきました。

来年はのトレッキングはどこにするかな?


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苦しくてもチャレンジを続けてクリアする

2015-10-12 18:08:45 | 日記・エッセイ・コラム
静かな秋の1日でした。

連休は、東京に学会で行ってました。たまには都会の空気を吸って気分を変えないといけません。学会出席も、自分が正しい方向を向いているかの確認とともに、新しい情報を仕入れるのに役立ちます。

今日は、午前中訪問診療と診療所の雑用をしていました。更衣室のカーテンを付けたので、スタッフははじめびっくりするかもしれません。

夕方、ランニングのあと、ウェイトトレーニングをしました。170kgは無難にクリア。一度挙がると大丈夫です。180kgはやはり2㎝くらいで無理でした。精神的なものもあるだろうから、今日は190kgにもチャレンジしました・・・ちょっと動きました。このあたりの10kg変化はちょっと大きすぎるかもしれません。

180kgを挙げるためには、毎回190kgにチャレンジします。目標よりさらに上を狙わないと気が緩みます。
大学時代は100kgすら到底挙がらないと思っていました。30歳になってさいたまのゴールドジムに行って、(ゴリラのような)凄い人たちを目にして、「バーがしなるほどの重さが挙がるものなんだな~。」と意識変革をすることで、アップできました。ちなみに、150kgを超えるくらいでバーはしなります。

息子は大学受験でもがいています。自分で設定した目標が無難過ぎると手が届きそうで届かないときの苦しみが大きいのではないかと思います。15人の募集人数に320人ほどが受験し、94人が通過した医学部の1次試験に合格しながら、「今は無理だから二次試験には行かない。」などと訳のわからないことを言っています。本当にその道に進みたいのかどうかも疑問に感じます。

自分よりレベルの高い人たちに囲まれて上がることもあるし、大山倍達の山籠もりのように、一人でやる不安のため、限界まで鍛え上げて超人的になることもあるでしょう。自分のウェイトトレーニングは前者だし、大学受験の成功は後者でうまくいった例でしょう。

自分の浪人時代は、家賃3万のボロアパートに住み、1か月の生活費は2万で、新聞配達を朝夕してなんとか生活していました。京都の市バスは当時160円だったと思いますが、もったいないのと運動不足解消のためよく歩きました。広告を見ては、安い鶏のムネ肉を買いに2kmくらい離れたスーパーまで歩き、昼はラーメンに栄養を取るためにウィンナーと卵とモヤシを入れて食べました。洗濯はお風呂でしていたので、Tシャツが徐々に黒ずんでいき、たまに来てくれた友人に「汚い雑巾が落ちとるわ。」と言われました。

近所の大衆食堂の明かりを見て、「大学に受かったら、定食を食いたいな~。」と眺めてました。受験浪人はつらいものです。社会に存在する価値がないのですから。予備校に行く人は、それでも友人がいるからいいでしょうが、宅浪すると話し相手も居ません。将来の保障はなく、結局進学できないこともあります。可能な限りの努力をしなければいけません。

この浪人時代のことを想えば、仕事の苦労など苦労のうちに入りません。がんばっただけ社会に評価してもらえますから。

夢をかなえることができれば、強い人間になれるでしょう。




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秋の空気

2014-09-15 17:53:11 | 日記・エッセイ・コラム

この三連休は待機当番のため、自宅でノンビリしてました。

昨日は、ランニングとウェイトトレーニング、今日はサイクリングしてきました。

空気はすっかり秋です。稲刈りや野焼き、川の匂いを嗅ぐと、ふっと子供の頃の感覚が蘇ります。Aki

途中、稲刈り中の村上さんに出会いました。元気そうでしたが、なかなか体を動かせないとのことでした。

職場が変わって2ヶ月半経ち、気持ちのゆとりもできてきたので、藤本さんに借りている「壬生義士伝」の読書を再開しています。

主人公は吉村貫一郎というマイナーな人なので、これまであまり興味が無かったのですが、読みだすと面白いです。「義」に実直に生き、立場や肩書にこだわらず生き抜くことに執念をもやす男の話です。

「永遠のゼロ」はこの話を時代を替えただけではないかと思うくらい、同じ構成です。しかしこちらは、浅田次郎の作なので奥深いです。

新撰組をちょっと変わった目線で見ることができます。それでも土方歳三、斎藤一はやはりカッコよく描かれています。今日読んだ部分での土方のセリフが心に残りました。会津での戦いに敗れて考え方の違いから、互いに死地を求めているものの、袂を分かつ斎藤から俄侍と蔑まれてこう答えます。

「よおし。ならばその俄侍に、いってえどれだけのことができるか見せてやろうじゃあねえか。俺ァとことん働いて、天下の俄になってやる!」

薬屋が幕府御家人になり、旗本ですら薩長にしっぽを振る中で、徳川の殿(しんがり)を勤めて死んでやろうとする男気がカッコイイです。(もっとも、この作品は愚直な吉村を主人公に本当の義とは何か、を問いかけており、カッコよさを求めた時代ものではないですが。)


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