爺々のひとりごと

毎日目にする何気ない風景そして風物詩気ままに書き綴っていきたいな

新蕎麦誕生

2012年11月30日 | 蕎麦打ち

先日蕎麦の脱穀をしたが天日干しが不完全そして若干青味がかった実がありもう一度天日干しして唐箕がけすることに

          
                  三ー四日天日干し

乾燥して軽くなった実を吹き飛ばします。

          
                これがほんとの新蕎麦

さらに精米機で土や砂粒を除き実を磨きます
昔は 各家庭にあったものですが今では お宝仲間が探してくれました。
以前は お盆の上で蕎麦の実を転がして土塊や砂粒をさがしてましたが気の遠くなる作業でした。

          
                精米機でほんの数分

磨かれたそばを石臼で
贅沢に石臼を庭の敷石に使ってる家もありますが上下セットは 中々探し出せません

          
                ゆっくりゆっくり廻します

石臼での粉挽きは 熱がかからず最高の味だと言います
1kg挽くのに90分要する重労働
私たちは 蕎麦粉400g つなぎ100gの二八蕎麦
 
          
             練りあげました これが新蕎麦なのだ

蕎麦を茹でると湯が青味がかります
これが新蕎麦 香りも最高 仲間も最高

来週は 蕎麦打ち講習会が待っている いよいよ師走


庭木の手入れ作業

2012年11月27日 | 我が家

師走も近づくといつも知人の庭師さんがハサミを入れてくれる。
もうそなん時期なのかも知れない
母屋と蔵の間に私の子供の時分からある樹齢100年以上と推定される樫の木があるが十月の台風で一部枝が落下したことは ご紹介しました。

          
                      作業開始

右から左に枝が伸びてましたが折れました。
やはり樹齢が示すように枝が朽ちかけてるようで整理して一本々独立させるようにしたいとのことだった
でもご先祖様が手入れして風格のある枝を切るのは 忍びないとのことでなるべく枝を残すことにした。

          
                   左に伸びる枝

          
                  老木を物語ります

台風が心配なのですが
           
              なるべく面影が残るようにしました

これからもちの木 カナメなど二日間の作業となる
私の役目は 軽トラで落ちた枝葉を運ぶのみ

この作業が終われば数多いお正月を迎える準備の一つが終わったことになる。


収穫高は?

2012年11月23日 | 蕎麦打ち

蕎麦刈り取って十日間の天日干し
ようやく脱穀することに いつものように仲間が八人集まった。
先ずは 振り打ちや野球のバットで実を叩き落とす。
いざ始まると雨が続いてたせいかシートに乾いた落ちる音が例年だが 湿気があって音が響かないしかも実をつけないのが結構多く感じられる。

           
                       振り打ちで

昔は 大概の家にあったものですが資料館で見つけ手作り
天日干しが完璧でなかったようで最後は 手でむしり取りました。
叩き落とした実をふるいでゴミを振り分けます。

           
                  葉や茎を除きます

最後は 蕎麦の実を唐箕で
唐箕とは 回転羽を人力で回し風を起こしゴミを吹き飛ばします。

           
                     四人がかりで

我が家の宝物昭和二十八年購入とあった
回転羽を回し左の吹き出し口からゴミが飛ばされ向こう側から軽い実が手前の口から使える蕎麦が出てきます。

           
                    これが新蕎麦

もう一度唐箕をかけます。
さあ今年は はたして収穫高は? 昨年70kg 例年60kgなのだが
結果発表63kgでした。
ただ湿気が多いのと青い実が相当ありそうで最終的には 55-57kgとなりそうだ。

小父さんたちの熱い八十日間の闘いは 終わった
これからは 天日干しの後ちっちゃな石 土を取り除き実を磨けばいよいよ新蕎麦誕生だ。



晩秋の光景

2012年11月20日 | 我が家

夏猛暑しかも雨不足九月に入り一転大雨
先週我が県の紅葉も見ごろになったニュースが 紅葉前線も急速に南下中
我が家付近も木々の葉も舞い始め晩秋の装い
敷地内にハゼ 楓を植え込んでるがハゼが最盛期

            
                 ハゼの赤と孟宗竹林の緑

孟宗竹は 厄介者物干し竿には 使われずかつて田んぼで稲干し竿に使われましたが今では 用無し
冬になれば葉っぱをまき散らし雨樋掃除も大変だ
筍大好き人間のため我慢我慢
ハゼは 種をまき散らし敷地内は ハゼ ハゼ ご近所さんに鳥が運んだらしくハゼが芽生えたとの話が

ユズが色づき隣のサザンカとのコラボが映えます。
    
            
                     ユズとサザンカ

毎年豊作今年も御近所さんからすでにリクエストが届いてます。
サザンカと言えば大川栄策の歌カラオケで歌ってましたが最近さっぱり外出は なくなりました。

少し前まで活躍してました富有柿高い所にぽつんと

            
                  雀が二羽つついてました

いつもは ヒヨドリの縄張りなんですがそれまでの天下
も少し寒くなるとメジロの優しい鳴き声が聞かれますが用心深くて撮影難しい

手入れが行き届かない桃源郷目指しての山です。

            
               ハゼが見ごろ右下の楓は まだ

染井吉野 河津桜 枝垂れ桜 アジサイ ハゼ 楓を植え込み四季折々楽しむ予定になってますが
どうなることやら

今週は 蕎麦の脱穀そして石臼での粉挽き新蕎麦がお目見えするころは 師走だ


蕎麦刈り取り

2012年11月16日 | 蕎麦打ち

猛暑と雨不足のため例年より二週間遅れの種まき育ちにばらつきがありしかも未だ一部花のままで残ってる。
霜の心配があり刈り取ることに

           
                  いよいよ始まりました

刈払機で刈り取る 束ねる 結ぶ 天日干しのため立てかける四つの仕事に分かれた
私は もっぱら報道担当 でも結び 立てかけることで精一杯の仕事

           
                     ほぼ完了近く

同級生しかも八人での作業楽しい会話の中ですすむ

           
           天日干し鳥の襲撃防止のためシートで被います

夕方から雨の予報なので一生懸命約600㎡の畑一時間半の作業で終わった。
予想収穫は 50kgだとかまちまちな意見 例年60kgなので失敗な年になるかも
刈り取りが終われば恒例の蕎麦打ちだ

           
               師匠代には 包丁が似合います

今回の出汁は 雉だ
でも半世紀以上前の出来事をつい昨日のように嬉々としてしゃべるこれが最高の出汁なのかも知れない

天日干しに十日ほど そうすれば脱穀だ
新蕎麦誕生は 十二月初旬?

 


日本の道百選を歩く

2012年11月13日 | 日記

つくば古道 三代将軍家光が江戸城鬼門の方角を守る筑波神社を造営するため北条から筑波までの資材運搬道路として整備したものです。
五月に半分のコースだが孫たちと歩き帰宅後北条地区であの竜巻の惨劇を知った
あれから半年北条地区の復興をこの目で確認したかったためと昨夜のニュースで袋田の滝と筑波山の紅葉が見ごろと放送され思い立った。
しかも一人参加だった
まだ竜巻の爪痕が残る街並みを歩く

              
                 これよりつくば道の道標

道標左折するとここから日本の道百選つくば道の始まり

           
                  古い街並みの神郡

観光パンレットにも紹介される風景で私の好きな場所

第一番目のチェックポイント白いテント ここで丁度半分くらい山の中腹まで歩きます。

           
              左男体山871m右女体山877m

このあたりから急になります。

           
                     息がぜいぜい

           
               石段を登れば筑波山神社折り返し

約一時間半のウォーキングでした
少々疲れましたがご褒美の光景が

           
                 真っ赤に映えてました

約三時間で8km完歩しました。

参加賞の筑波山温泉の入浴券と手ぬぐいには 万葉集より
我が面の 忘れもしだは筑波嶺を 振り放け見つつ 妹は偲ばね(私の顔を忘れてしまったら筑波の山を見て懐かしんでください)詩が書き込まれてた

万葉集で筑波山を詠んだ詩は 富士山より多いという
筑波山が万葉の里と言われる由縁でもある。

日本の道百選


解体ショー

2012年11月10日 | 日記

マグロは 時々TVで見られる
我が北茨城特産のアンコウの吊るし切り旅番組で紹介されるが今春東日本大震災の被害が大きかった北茨城復興のためつくばで物産展が開催され初めてみることができた

ただ今蕎麦仲間のハンターが鹿を求めて北海道遠征中
道内でシカが旺盛な繁殖で農産物の被害が増えてるとのこと
ハンターの高齢化銃規制などでハンター半減してるようで我が県でもイノシシ シカの被害が急増中のようだ
先日その北海道から宅急便が届いた 差出地は 足寄になっていた。
初体験の解体ショーご紹介 二組のご夫婦の奮闘ぶりです。

包みを開けると

            
                       鹿肉です

話によれば射止めた獲物を解体し背負って山を下るようでその労力は 大変なものだそうだ
さあ仲間に感謝しつつ 解体ショーの始まり

            
               初めての割には 手慣れてる感じ

            
                    どんどん進みます

さあ終わりました 一時間の作業でした。

            
                   骨だけが残りました

食い物の恨みは 恐ろしいので平等に配分しました。

            
              チャーシューにしたりすき焼にしたり

どうやら今回は 熊に遭遇しなかったようですがハンターのお蔭で蕎麦の出汁には 事欠きません
鴨 雉 イノシシ 鳩等
最高の蕎麦を楽しんでます。

さあ近々蕎麦の刈り取り予定 どうなるのか気になりますが不作の予感


里の秋

2012年11月06日 | Weblog

朝刊全国版に日光いろは坂の紅葉が飾られた
これから紅葉前線一気に坂を駆け下るのかも知れない。
ブログ仲間も紅葉便りなど秋に関する話題が多いので我が家の秋をご紹介したいと思う。
先ずは 県の象徴筑波山県民であれば遠足などで必ず登山の経験があるものです。
877m気軽に登れます。

                 
                秋晴れの蕎麦畑からの筑波山

穏やかに微笑んでますが冬ともなれば筑波下しが吹き荒れ大暴れします。
周りは 大分様変りましたが筑波山は 昔のまんま 我が家も昔のまんま
その筑波山南山麓に広がるみかん畑は みかんの北限と言われます。
福来みかんは チンピとして使われ地元では 有名

           
                 我が家の温州みかん

二本植え込んであり毎年豊作
気軽に摘み取って口に
柑橘類今年も枝もたわわ

           
                 これから活躍のユズ

冬至の際お風呂に入れたり漬物 お吸い物の隠し味に使われます
我が家のユズ型がよくご近所さんにお配りして喜ばれます。

私は よく摘み取ってますが忘れられた富有柿があり秋が深まってることを感じさせます。

           
                  ぽつんと寂しそう

でも大活躍してたこともありました。
ご苦労様でした。

我が県の紅葉は 袋田の滝近辺が美しい
恐らく11月中旬頃かも知れない

         


一寸心配です

2012年11月03日 | 日記

月一回ほど集まってる蕎麦仲間
八人八色それぞれ特徴を持ち合わせた仲間たち
ご近所さんからもうらやましがれる。 よく集まってますねと
今回は 蕎麦の生育状況確認のため見てもらいたかったので緊急徴集
私ゃ毎日のようにカメラ片手に蕎麦畑を覗いてます。

            
                   これが蕎麦畑

猛暑と雨不足のため約二週間遅れの種まきでした
例年十月十日ごろの刈り取り予定なのですが みなさん分かりますか?
中央付近コの字型になってるところが一段低くなっており実が付き始めました その周囲は 花盛り
何だこれ 寒さで結実しない恐れが

            
             中には 予定通りこんな具合になってる所も

順調ですと60kgの収穫が予想されますが今年は 果たして

早くも好評な蕎麦打ち講習会依頼要望の連絡がありました。
恥ずかしながら先生と呼ばれる時期がやってきます(私は 挨拶のみでうろうろするだけなのですが)

念のためハンター仲間が北海道へ新蕎麦一袋手配 

今年は 心配した台風襲来は 無かったものの
想定外の出来事には 参りました。