小腹以上。

もうそれは土曜日のことになってしまったが、宴会帰りでのこと。
飲み会をふたつ終わったところ、小腹を満たすべく「川わき」に寄り道をしたのだった。

酒を頼み、まずは願望として「何か食べたい」と。

するとマスター、冷凍庫をごそごそ。ちゃっちゃと何かを炒める音がする。
飯で酒を呑めるコタさんにはコレだなと出してくれたのは、炒飯。

たぶん多めなニンニクと焦がしたっぽい脂が、やたらと良いにおい。小腹どころか大腹（そんな腹はあるのか）をどんと刺激し食欲をそそる。
油のまわった熱々の焼き飯、その旨さたるや筆舌に尽くしがたし。なんて表現を今年は何度かしたようだが、「筆舌に尽くしがたき旨いものオブザイヤー」のかなり上位に入るな、これは。

おっとニオイで冷静さを失ったか、せっかくの画像を撮り忘れるところだった。

コンデジ出してぽちっとな。

何が冷凍庫から出てきたのか分からぬが、マスターが手製のチャーシュー、ニンニクの芽だの、見るからにスタミナありげな、いや待て、夜中にこれはありかよとも思うが、こんな旨いものを真夜中だからと遠慮できようか。

その日は、宴会があったか天ぷらの注文が多かったのか、帰りには天かすをお土産にいただき、それと、上等な利尻の昆布を分けていただき、ああ良い年だったなあとお腹も鞄の中も満足な帰り道なのだった（おいおい、まだ12月はまだたっぷりあるぞ）。

いよいよ今週。ああ、年をとるのか。気が重い。